ママと赤ちゃんを守るために!妊娠したら「妊婦健診」へ行こう

妊婦健診

健診は妊娠期間中、定期的にママや赤ちゃんの状態を調べるとても重要なものです。時にママの子宮の病気や赤ちゃんの異常の発見に繋がることもあるので必ず受けましょう。

病院の方針やママや赤ちゃんの容体にもよりますが、1週間〜4週間に1回の頻度で、出産までに15回ほど受診します。

健診ではどんなことをするの?

健診の目的は母体の検査と胎児の観察を行うことです。

毎回行うのは体重測定、血圧測定、尿検査で、大半の病院が超音波検査も毎回実施しています。

主に妊婦健診で行うことは、

  • 体重測定
  • 血圧測定
  • 尿検査
  • 血液検査
  • 超音波検査(エコー)

などで、待ち時間も含めると1時間〜数時間ほどかかります。

健診は健康保険適用外ですが、自治体が費用の一部を負担してくれます。

年間の医療費が10万円を超えた場合はお金がいくらか戻ってくる制度もありますので、事前に申請方法などを確認しておきましょう。

妊婦健診はいつから行くの?

検査薬で陽性反応が出るなど妊娠の可能性があったら、まずは産婦人科を受診しましょう。

産婦人科は分娩設備がないクリニックなどの小規模施設から、緊急手術にも対応可能な総合病院まで様々です。

分娩設備がないところでは妊娠中期まで健診を実施し、その後は他の病院へ引き継ぐケースがほとんどです。

また、医師ではなく助産師が分娩まで担当する助産院もあります。

産婦人科を選ぶ際にはまず自分がどんなスタイルで出産したいかを考え、それに合った方針や設備を備えた病院を選ぶと良いでしょう。

また頻繁に通うことになりますので、自宅から近い場所がおすすめです。

健診で赤ちゃんの心拍を確認できれば妊娠確定!

1回目の健診ではまず問診票を記入し、尿検査を受けます。

さらに子宮内に経膣プローブというスティックタイプの超音波機器を挿入し、モニターに映し出された映像を見ながら中の様子を調べます。

「痛くないの?」と不安に思われるかもしれませんが、入っていることに気がつかない人もいるくらいですのでご安心を。

超音波検査で子宮内に胎のう(赤ちゃんの袋)や胎芽が確認できれば、妊娠は「ほぼ確定」です。

さらに、胎児心拍が確認できれば「妊娠確定」となります。妊娠6週目までは心拍が確認できないことが多く、その場合翌週や2週間後に改めて受診するよう指示されます。

妊娠が確定したら母子手帳と補助券の交付を受けましょう

母子手帳は市区町村が交付しています。

病院で妊娠確定の判定が下ったら、すぐに役所の窓口で母子手帳を申請しましょう。

母子手帳は就学前まで使うものですので、大切に保管しましょう。また、母子手帳と一緒に健診の補助券も受け取りましょう。

補助券の枚数は自治体によって異なり、例えば東京都の場合は14回分の冊子を受け取ることができ、自治体によっては母子手帳と一緒にマタニティマークをもらえるところもあります。

窓口では妊婦歯科検診やプレママ教室、保健師の家庭訪問、家事サポートなど、妊娠中や産後に受けられる自治体のサービスについても確認しておきましょう。

健診はどれくらいの頻度で受けるの?

厚生労働省は1週間〜4週間に1回の受診を推奨しています。

「妊娠初期から妊娠23週までは4週間に1回、妊娠24週 から妊娠35週までは2週間に1回、妊娠36週から出産までは週1回の受診をおすすめしています。1 回目が妊娠8週頃とした場合、受診回数は合計14 回くらいになりますね。」

しかし、健診の頻度は病院の方針や母子の容体によって異なるため、医師と相談しながら適切な回数を受けましょう。

妊娠初期は1ヶ月に1回と間が空く上、胎動もまだ感じられない時期なので、赤ちゃんが順調に育っているのか不安になるでしょう。

ストレスは赤ちゃんの成育の妨げになります。「不安なのでもう少し早めに健診を受けたい」という人は病院に相談しましょう。

また少しでも不安を感じるような症状(腹痛、下痢、嘔吐、出血、発熱など)があれば、次の健診を待たずにすぐに病院へ行きましょう。

赤ちゃんの姿をママも見られる!超音波検査

妊娠初期の超音波検査は経膣プローブという先端が丸くなったスティックタイプの機器を子宮内に挿入して行います。

妊娠中期からはお腹の上にプローブをあて、様々な角度から赤ちゃんの様子を調べます。

モニターには子宮内の様子が映し出され、ママも赤ちゃんの姿を見ることができます。回を重ねるごとに顔や体の形がはっきりしてくるので、次の健診が待ち遠しくなりますよ。

以前は白黒のエコー写真しかもらえませんでしたが、最近では3Dのカラー写真や4Dの動画をくれる病院も増えてきています。

写真使ってアルバムを作ったり、動画をつなげて記録ムービーを制作したりして、赤ちゃんの成長を楽しみましょう。

内部の異常やお産のタイミングを測る「内診」

初診時や妊娠中期以降、医師が膣内に指を挿入し診察する「内診(触診)」があります。子宮筋腫や子宮外妊娠などの異常がないかを確認したり、子宮口を調べるために行う検査です。

特に臨月に入ると、子宮口がどの程度開いていて、出産がいつ頃になるかを予測するために毎回行われます。

不快に感じたり、痛みを感じたりする人もいますが、母子の状態を把握するための大事な検査ですので落ち着いて受診しましょう。力を抜いてリラックスするとスムーズに進みますよ。

「小さく産んで大きく育てる」は古い?

妊娠中、多くの人が頭を悩ませるのが体重管理です。

「妊娠前と食べる量は変わっていないのに、なぜかぶくぶく太っていく」「臨月に入ってから1週間に1キロずつ重くなった」などといった声がよく聞かれます。

体重管理に関しては厳しい病院とそうでない病院とがあります。

以前は「小さく産んで、大きく育てる」という考え方が主流でしたが、最近は低出生体重児(2500g未満)のリスクを考慮し、厳しく管理しすぎない病院が増えています。

しかし、欲するがままに暴飲暴食を続けていると妊娠糖尿病などになり、最悪の場合、ママや胎児の命に関わることもあるので注意が必要です。適量をバランス良く摂取するよう心掛けましょう。

また体重の急増を防ぎ、心身を健康に保つためにも、適度に運動しましょう。雑巾がけや散歩、階段の昇り降りなどがおすすめです。

健診費用はいくらかかるの?

妊婦健診は保健適用外ですが、費用の一部を自治体が助成してくれます。

厚生労働省によると、助成回数の全国平均は14.04回 (平成25年)。 受診回数は15回程度なので、ほぼ全ての健診を助成してもらえると考えて良いでしょう。

助成額の全国平均は9万7494円(平成25年)で、36.6%の自治体が9万円〜9万9999円を負担しています。(各自治体の助成状況は下記を参照)

自治体によっては超音波検査の補助券を出しているところもあります。

健診の内容によっては自己負担がゼロ円の時もありますが、血液検査などで1万円を超えることもあります。健診に行くときはある程度まとまったお金を持っていくことを忘れずに。

また、年間の医療費が10万円を超えた場合は「医療費控除」制度でいくらかお金が返ってきます。

健診や出産費用の領収証や通院時の交通費(メモでもOK)は年度末まで保管しておきましょう。

健診にはどんな服装で行けばいいの?

健診では内診をしたりお腹に超音波をあてたりするので、ワンピースなどではなく、上下別々の服で行きましょう。

特に内診の時は下の服を全て脱ぐので、脱ぎやすい格好で行くと良いでしょう。念のため下着やおりものシートの替えを持って行くと安心です。

また体重を測ったり診察台に乗ったりするため、靴も脱着しやすいものを履いていきましょう。転ぶ危険性があるので高いヒールはNG、つっかけなどもやめましょう。

夏場の屋内や冬場の屋外は寒いので、体を冷やさないように腹巻きやレッグウォーマーを活用すると良いでしょう。

家族の付き添いはOK?

健診にパートナーや親などの家族と一緒に行っても問題ありません。

実際、私が通っていた産院にはパートナー同伴で健診に来るママが多くいました。待っている間に雑誌の妊娠特集を読んだり、産後の生活について話し合ったりして、「二人で子供を育てる」という意識を高く持っているように見えました。

医師の問診や血圧測定などの時は同席OKですが、内診や経膣プローブを使用する時は別室で待っていてもらいましょう。

妊娠中期以降、お腹の上からプローブをあてるようになると、モニターで赤ちゃんの様子を一緒に見ることができるのでおすすめです。

一般的に、お腹の中で赤ちゃんを育てているママと比べて、パートナーは親になる実感が湧きにくいと言われます。お腹の中の様子を一緒に見ることで我が子への愛着が増し、「親になるんだ」という実感が湧いてくるかもしれません。

またパートナーや家族と一緒に受診することのメリットの1つに、何か異常が見つかった時にその場で医師の説明を一緒に聞くことができる点が挙げられます。

ママ一人で不安を抱えこむのは好ましくありません。問題を共有、共感できる人が隣にいることでママの不安が軽減され、過剰なストレスを受けずに済むでしょう。

健診は必ず受診しましょう

妊婦健診はママの体の状態を把握し、赤ちゃんの成育を観察するとても大切なものなので必ず受診しましょう。

健診費用の助成を受けるためには自治体への申請が必要です。妊娠が確定したらすぐに役所で手続きをしましょう。

検査の種類も多く、毎回病院まで行くのも大変と感じる人もいるかもしれません。

しかし、行く度に成長した赤ちゃんの姿を見ることができるので、次の健診が待ち遠しくなりますよ。

元気な赤ちゃんを産むためにも、きちんと健診を受けて心身を健康に保ちましょう。

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