出産に向けてのラストスパート!陣痛を上手に乗り切るための対策

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2015/05/14

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出産予定日が近づくにつれて、いつ陣痛が始まるのかと不安な気持ちになる妊婦さんもいますよね。特に初めてだと陣痛の痛みや出産の苦しみがわからず、考えるだけでとても怖いと思うのも無理はありません。

そんな妊婦さんの不安を少しでも和らげるために、陣痛の進み方や乗り切り方などを紹介するので、目を通してみましょう。

陣痛の進み方

陣痛というのは、赤ちゃんを子宮から子宮の入口付近である子宮頸部へ、そして産道である膣から外に向かって押し出すために、子宮が縮んだり膨らんだりする際に起こる腰から下腹部にかけての痛みのことです。

痛みを感じ始めてから出産に至るまで、痛みの間隔や持続時間などにより、陣痛はいくつかの段階に分かれています。

前駆陣痛

一般的に予定日に近づくと、お腹が頻繁に張っておへその当たりや下腹部時々痛くなることがあります。痛みの間隔は一定ではなく、不規則なので痛みを感じる時もあれば、長時間何も感じない時もあります。

こういった痛みは前駆陣痛と呼ばれ、本格的な陣痛の予兆だとされています。前駆陣痛が本陣痛になるまでの時間は短くて数時間、長い人だと1週間から10日間ほどかかることもあります。

個人差があるので一概には言えませんが、すぐに本陣痛が始まるかもしれないので心の準備をしておきましょう。

本陣痛

今までは不規則にお腹の痛みを感じていたのに、痛みの間隔が規則的になり、痛い時間も長く徐々に痛みの程度が強くなり始めたら、本陣痛の始まりだと言えます。 本陣痛になると、下腹部から腰のあたりに向かって徐々に痛みの範囲が広がってきます。

第一期(潜伏期)

痛みの間隔が大体5分から10分で、痛みを感じる時間が1分前後となると、陣痛の第一段階である潜伏期に入ります。 個人差はありますが、初産の場合は8時間から10時間程度続きます。

赤ちゃんが子宮の出口を通れるようにするために、子宮が強く収縮を始めますが、まだ動けなくなるというほどの激痛にはなっていません。この時で子宮口は最大4センチ位まで開きます。

第一期(活動期)

痛みの間隔が更に短く3分から5分になると、次の活動期に入ります 。初産婦は約7時間、経産婦は約4時間続きます。

赤ちゃんが子宮頸口まで降りてきて、子宮口を大きく広げようと押すため、痛みが少し激しくなり内側から強く押される感覚、いきみを感じます。子宮口は最大で10センチ程まで開いてきます。

第二期

痛みの間隔が1分から2分になると、いよいよ赤ちゃんが誕生する分娩期に入ります。 赤ちゃんが狭い産道つまり膣を通り抜けようと必死に中から強く押すため、下腹部から陰部に向かって激しい痛みを感じます。

子宮口は全開になり、初産婦は最大で1時間半、経産婦は最大1時間で赤ちゃんが外に出てきます。

第三期

赤ちゃんが誕生してから、子宮内に残された胎盤が外に出てくるまでの期間です。 通常数分ですが、長いと30分位かかることもあります。軽い下腹痛が起こります。

陣痛がきたらやること

本陣痛になると、いよいよ出産の時が近づきます。ただ、今すぐに産まれるというわけではないので、あせらなくても大丈夫です。落ち着いて動けるうちに、やっておいた方がよいことを進めていきましょう。

陣痛の間隔を測る

下腹部の痛みを頻繁に感じるようになったら、まずは痛みの間隔を把握することが大切です。

痛みを感じたら時間を記録し、痛みがおさまり再び来たらまた時間を記録すると、陣痛の間隔がわかります。 間隔が30分、20分と段々狭くなってくるとお産が近づいている証拠です。

家族への連絡

陣痛が規則的になってきたら、まずは旦那さんに連絡をしておきましょう。陣痛が激しくなると、連絡している余裕もなくなります。

特に立会い出産を希望している場合は、早めに知らせておいたほうが安心です。上の子を預ける経産婦さんなら、両親など面倒を見てもらう予定の親族や、預け先にも連絡しておきましょう。

病院へ連絡

陣痛が規則的になってきたと感じたら、病院へまず連絡しましょう。病院へ向かうタイミングとしては、初産婦だと陣痛の間隔が10分、経産婦は少し出産が早まる場合が多いので、間隔が15分になったらというのが一般的です。

ただ、病院によって向かうタイミングも異なる場合があるため、連絡時の指示に従いましょう。 また、自宅から病院まで一時間以上かかるなど、遠距離の場合は、少し早めに出発する必要があるので気をつけましょう。

食事とシャワー

陣痛の間隔が20分以上まだ空いているうちは、急激に痛みが激しくなることもないので体を動かすこともできます。

出産は体力を使うので、力を蓄えるためにも食事をとっておきましょう。 サンドウィッチやおにぎりなど、さっと食べられるものを準備して、痛みが収まっている間に少しずつでもお腹に入れましょう。

また、羊水が外に出る破水がまだ起きていなければ、入浴することもできます。 出産後は2日位入浴できないので、早めにシャワーを浴びて体を綺麗にし、メイクも落としてさっぱりとしておきましょう。

もしピアスなどのアクセサリーやコンタクトレンズをつけていれば、入浴時に外してメガネに変えておきましょう。

入院荷物の準備と戸締り

動けるうちに、病院に持っていくものを詰めたバックを玄関先などに準備し、 できれば必要なものが揃っているか再度確認しましょう。

貴重品だけ小さなバックに入れて持参し、大きなバックに入れた荷物は、分娩時には必要ないので、体が辛いのに無理して持参しなくても大丈夫です。置いた場所だけ伝えて、後から家族に持ってきてもらいましょう。

家を留守にする際は、家中の戸締りとキッチンやストーブなどの火の元はきちんと確認しておきましょう。

病院へ向かう

家を出る準備ができて、陣痛間隔が病院へ向かうタイミングになったら、再度病院へこれから行くと連絡を入れてから移動しましょう。

家族の送迎があればいいですが、自分一人で行く時車を運転するのは危険なのでやめましょう。 病院が近くても、いつ急変するかわからず母子の命にかかわったり、事故を起こす可能性もあります。自分で行く場合はタクシーを利用しましょう。

最近では出産間近の妊婦さん専用に、陣痛タクシーというサービスを行うタクシー会社も増えています。 あらかじめ登録しておけば、すぐに来てくれるので自宅で1人でいても、安心できます。

陣痛の痛みの程度

不規則な痛みが続く前駆陣痛の場合は、お腹の上の方から下腹部にかけて鈍い痛みがあります。

本陣になると、生理痛のようなドーンとした痛みが下腹部から腰にまで広がってきます。この時腸が刺激を受けて、お腹を下す妊婦さんもいます。陣痛の間隔が10分位になる潜伏期までは、生理痛位の痛みなのでまだ動けます。

活動期になると痛みが強くなり、外に押し出されるいきみもでてくるので、座っているのも辛くなります。

お産が始まる第二期に入ると、痛みが下の方に降りてきて狭い膣を内側から広げる力が働くので、痛みが強すぎて逆に感覚が麻痺してきて頭がボーっとしてきます。

赤ちゃんが外にでる分娩時の痛みは、まるで小玉すいかが出てくるようだ言う人もいますが、痛みにも個人差があるので一概には言えません。

呼吸法などをしっかり行い、できるだけ体をリラックスさせることでお産はスムーズに進みます。 妊娠中から痛みのことを考えすぎると、余計不安になります。

大丈夫、きっと乗り越えられると前向きな気持ちで過ごすように心がけましょう。

妊娠中からできる陣痛対策

陣痛に向けての準備は、妊娠中からできることもあります。さほど難しいことではないので体に負担のない範囲でやっておくと、いざという時に役立ちます。

体力作り

陣痛が長引いて、出産がなかなか進まないととても辛い状態になります。陣痛を最小限に抑え、出産をスムーズに進めるには、お産に耐えられるだけの体力をつけておくことも必要です。

安定期に入ったら、ウォーキングなどの軽い運動から始めてみましょう。最近では妊婦さん向けのマタニティスイミングやヨガなどを教えてもらえる教室もあるので、通ってみるとよいでしょう。

気持ちを強く持つ

妊娠してから無事出産するまでのおよそ10ヶ月間、どんなトラブルに見舞われるかわかりません。また、陣痛の痛みや出産への恐怖などで、不安な気持ちが増してしまうという妊婦さんもいるでしょう。

しかし、お腹の赤ちゃんを守れるのは母親の自分だからと言い聞かせ、気持ちを強く持ちましょう。

陣痛の痛みは、赤ちゃんが必死に生まれようと頑張っている証であるため、ママ自身もしっかりと踏ん張る覚悟を決めましょう。

出産までの流れを理解する

陣痛が起きてから出産までどのような体の変化があるか、赤ちゃんはどのような状態なのかを知っておくと、いざ陣痛が始まっても、この先何が起こるかある程度予想できるので慌てません。

特に初産婦だと、初めてのお産なので不安も大きいでしょう。出産までの流れを理解し、頭に入れておきましょう。

呼吸法をマスターする

陣痛が始まると、痛みを和らげて出産をスムーズに進めるために、呼吸法を行います。陣痛中はただでさえ焦ってしまうので、落ち着いてゆっくり呼吸するためには妊娠中から呼吸法を練習し、マスターしておくことをおすすめします。

出産時の呼吸はゆっくり吸い込んで、お腹を膨らませる腹式呼吸が一般的です。あぐらをかいて床に座り、お腹を前にせり出して背筋を伸ばすようにして、ゆっくり鼻から酸素を吸い込み、お腹をふくらませます。

吐くときは、少し前かがみになってできるだけ少しずつ長く息を出しましょう。腹式呼吸をゆっくり行うことで、新鮮な酸素が母体と赤ちゃんにたっぷり送り届けられ、リラックスした状態で出産が進められます。

赤ちゃんに話しかける

お腹の赤ちゃんに話しかけたり、おはようなどの挨拶をするなど、妊娠中から赤ちゃんとコミュニケーションをとることも大切です。耳が形成されると、赤ちゃんは外の音もよく聞こえるようになります。

ママが話しかける声を聞くと安心するし、話しかけは脳の形成にもよい影響を与えると言われています。また親子の絆が育まれるので、出産時の苦しみも一緒に乗り越えようというパワーが生まれます。

陣痛が来てからの対策

陣痛が本格的になると気持ちが焦ったり、痛みが激しくなると辛い気持ちになります。そんな陣痛な痛みや不安な気持ちを少しでも和らげるために、できることをやってみましょう。

会話する

お腹の痛みのことばかり考えると、余計に痛みを強く感じます。家族や看護師さんなどと会話することも痛みを紛らわせることもできるし、気持ちもほぐれてきます。

歩く

動けるようであれば、少しでもよいの歩きましょう。ちょうど赤ちゃんが下に向かって降りてきてるので、歩けば重力がかかるため、赤ちゃんが外に出やすくなります。 また歩くことで、痛みを多少は紛らわせることもできます。

水分補給

 
痛みを我慢することで汗が出たり、呼吸でのどがカラカラになりやすいので、お茶など口当たりのよい飲み物をこまめに飲みましょう。

また、食べられるようなら果物やゼリーを食べるなど、水分補給をすると気分もさっぱりとします。そして、呼吸法で唇が乾いてくるのでリップを持参してこまめに塗りましょう。

暑さをしのぐ

陣痛中は痛みをこらえるので、体力を使うため体温が上がって暑く感じます。濡れタオルで顔を拭いたり、うちわで煽ってもらうだけでも爽快な気分になって気持ちも和らぎます。

下半身を温める

陣痛中は体は暑いですが、逆に足や腰周りは冷えを感じるという妊婦さんも多いようです。腰周りには下着にカイロを貼って温めたり、靴下を履くと下半身が血行が良くなって痛みが和らぐこともあります。

楽な姿勢をとる

強い痛みを感じている時は、自分が少しでも楽になれる姿勢をとりましょう。横向きに寝て、クッションを足の間に挟んでみましょう。

また、クッションや枕に顔を伏せてうつ伏せになり、膝を立てて少しお尻を突き出すようなポーズも比較的楽です。ただ同じ姿勢を取り続けると、血行が悪くなって体に負担がかかるので、時々は向きを変えましょう。

マッサージといきみのがし

仰向けに寝て両手を脇腹において、ゆっくり円を描くようなイメージで下から上へと優しく、ゆっくりとマッサージしましょう。

家族がいれば、ウエストラインを手で上下にゆっくりさすってもらい、痛みが強まったら腰のあたりを指の腹を使ってぐっと強めに押してもらうなど、サポートをお願いしましょう。

陣痛の間隔が短くなると膣から外に押される力が強くなり、いきみが出てきます。このいきみをのがすには、テニスボールやゴルフボールなどを準備して、腰の当たりをグリグリと押してみましょう。

自分でできないくらいいきみが強くなったら、家族に肛門のあたりをぐっと強めに押してもらうとだいぶ楽になります。

呼吸法

痛みが辛いと呼吸は早くなって、十分な酸素が体内に送り込まれず、赤ちゃんも余計苦しくなります。

痛みを乗り切るには、ゆっくりお腹を膨らませるように大きく息をすって吐くという腹式呼吸を焦らず行いましょう。酸素が十分満たされると、体の緊張もほぐれて気持ちもリラックスしてきます。

陣痛が始まれば、愛しい我が子との対面までもう少しです。赤ちゃんも一生懸命産まれようと頑張っているので、妊婦さんも力を振り絞って一緒に辛い状況を乗り越えましょう

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