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妊娠中の腹帯は賛否あるけど結局必要?母子それぞれへの影響は?

2014/10/02

日本では妊娠5ヶ月になってからの最初の戌の日に、腹帯を巻いて神社やお寺へ安産祈願のお参りをするという風習があります。この時から妊娠中はずっと腹帯を付ける方もおられます。

でも腹帯って何のためにつけているのか、良く知らない方が多いのではないでしょうか。今回は腹帯に注目して、その効果と、正しく巻かないことでの悪影響をみていきましょう。

戌の日に腹帯ってなぜ

戌(いぬ)は十二支の11番目であることはご存知ですよね。十二支は年だけでなく月・日・時間・方位などに使われています。つまり12日でネズミからイノシシまで1回りするんですね。当然戌の日も12日に1度めぐってきます。

犬はとてもお産が軽いため、それにあやかって安定期の5ヶ月に入ってからの最初の戌の日に、犬のように安産で健康な赤ちゃんを産めますようにと安産祈願をするわけです。今のように医学の発達していない昔からある風習で、海外では見られない大切にしたい日本の文化とも言えますね。

腹帯をしない人も多い?

という私ですが、安産祈願には行っていませんし、戌の日がいつか調べることもありませんでした。一般的な腹帯とは違い、トコちゃんベルトという骨盤に巻くベルトを妊娠中期から使いました。

お医者さんによっては腹帯はしないようにと指導する方も多いようですし、どっちでもいいよと言われたという話もよく聞きます。

持っているけどなんだか窮屈だから使わないという方、楽だから巻いているという方、私のように骨盤を支えるベルトを愛用している方とさまざまです。腹帯を巻くのが当たり前、巻かなくてはいけないというものではないんですね。

巻き方によっては悪影響も

腹帯を使う場合に気をつけなければならないのは、その巻き方です。とにかくお腹を圧迫するようなキツイ巻き方は絶対にしないこと。日本人は外国と比べて妊娠中毒症になる妊婦さんの割合が多いんですって。

その原因が腹帯にあるのではないかという説もあるようで、病院で腹帯をつけないようにと言われることがあるのはそのためです。何がいけないのかというと、

腹帯をきつく巻く
→赤ちゃんが母体の背骨に押し付けられる
 →母体の大静脈が圧迫される
  →むくみ、静脈瘤になりやすい
  →血の巡りが悪いため、もっと血を送ろうと高血圧
   →腎臓に負担がかかり機能が低下、尿たんぱくが出やすい

といったように様々な影響が出てきます。妊娠中毒症(現在では妊娠高血圧症候群という名称)の症状、高血圧と尿たんぱくの原因となっていることが良く分かりますね。

血の巡りが悪くなるということは胎盤へも十分に血液が送られず、そこからしか栄養を受け取ることのできない赤ちゃんが栄養不足になってしまいます。

メリットももちろんある

正しく巻けば腹帯にももちろんメリットはあります。

・姿勢を良くし、腰痛を緩和
・お腹の保温
・妊婦であるという意識を高め、胎児を愛おしく感じるようになる

最後は精神的なものですが、お腹を大事にしよう、赤ちゃんを大事にしようという意識を持つようになるというのは意外と大切なことです。またお腹の保温は腹帯でなくても、お腹をふんわりとすっぽり覆うような下着をつけることで十分効果があります。

腹帯を巻いていた方が楽だというのは正しい使い方ができている証拠。決してお腹を圧迫しない、そのことだけには注意してくださいね。

迷ったら専門家に相談を!

様々なタイプの腹帯がありますので、使ってみたいという場合には先輩ママに聞いてみるといいでしょう。私は今でも骨盤を締めるベルトをよく使っています。産後の骨盤ケアやその後も使えるのでオススメです。

せっかく買ってみても、窮屈に感じたり違和感がある場合には使うのをやめましょう。もったいないと思ってしまいますが、上で述べたような悪影響を考えると恐ろしくなってしまいますよね。

巻き方がよく分からない、どんなものを選べば良いか困った場合には、まず病院で相談してみてはいかがでしょうか。たくさんの妊婦さんを診ていて、医学的な面からも的確な指導をしてくださるので安心ですね。

腹帯は巻かなければならないものではありませんが、だんだん大きくなってくるお腹を支えるには良いものです。ご自身に合ったものを正しく使って、ハツラツとしたマタニティライフを送ってくださいね!

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