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子供の話を聞く時に気をつけたいこと…耳を傾けるだけではダメ?

2014/09/30

言葉をたくさん覚えて、おしゃべりをするのが楽しくて仕方がない時期から、内容を伴った話ができるようになる時期がきます。特に小学生頃から、学校での出来事や友達のこと、勉強のことなど、話すジャンルも増えてきます。そういった子どもの話をうまく聴いてやるには、どうしたらよいのでしょう。

(音や声を漠然と聞くことと、話をしっかり聴くことを区別したいと思いますので、子どもの話は『聴く』と表記させてくださいね。)

先生に叱られた時

幼稚園児でも小学生でも、先生に叱られたことや、友達とケンカしたことなどを聴いて欲しいと思うようになります。「今日、先生に叱られた…」としょんぼりしていたら、どう答えますか?「そりゃ、叱られるような事したからでしょ?」って、結論を言ってしまいますか?

子どもから話し始めた時は、今どんな気持ちなのかな…ということをまず考えましょう。しょんぼりしているのだから、悲しいとか悔しい等の感情があると思います。悲しい時に「あなたが悪い!」なんて言われたら、余計に悲しくなってしまいますよね。

確かに、何か良くないことをして叱られたのでしょうが、そこが重要ではないんです。もう先生に叱られたのだから、見てもいないお母さんから叱られるのは納得がいきません。同じことで2度も叱られるなんて…イヤになっちゃいます。

子どもは、してしまった悪い事を聴いてほしのではありません。その結果、叱られて『悲しい気持ちになった』ことを聴いて欲しいんです。そんな時は、子どもの言葉を繰り返しながら、お母さんの気持ちも込めて「今日は先生に叱られちゃったんだね」と、悲しそうに返すだけでOKなんです。

すると、「聴いてもらえる」と感じた子どもは、次の言葉を話し出します。「うん、遊んでる時ボクがおもちゃを投げちゃったから…」と、罪も自白(?)するでしょう。そこでも、「それはいけないよね」とは言わないでくださいね。

また同じように、繰り返して言えば大丈夫です。「おもちゃを投げちゃったんだ…それで叱られちゃったんだね」…と。せっかく、子どもから話を始めたのに、否定されると話すこと自体を否定されてる気分になるものです。これは、年齢に関係なく大人でもそうだと思います。

どんな内容でも、叱られた後なら、追い打ちをかけるような言葉は控えたいですね。「お母さんが聴いてくれた」「ボクの悲しい気持ちが伝わった」…それだけで、たいていは満足してスッキリすることが多いようです。

ゆっくり聴けない時は?

毎日の家事や仕事で、バタバタしている時には適当に聞いてしまうことも多々あります。私自身もそうでした。「ああ、そうなの?」「ふーん…」なんて、適当にあしらってると黙ってしまって、その後は返事をしなくなった事もありました。

態度で示せば分かってくれると思って、バタバタ忙しく動きまわっていたのですが、子どもには全然伝わりませんでした。お母さんが忙しくても、それどころじゃない…きっと子どもにとっては、気持ちを聴いてもらうことの方が大事だったんでしょうね。

その時は聴いてあげられないけど、後でちゃんと聴くことをうまく伝えましょう。「今、おかず作ってて顔見て話せないの。ご飯食べる時でもいい?」「ちゃんと聴くから、待っててくれる?」とか、「5分だけ待ってね」とか、状況を見せるだけでなく、きちんと言葉で伝えます。

自分から話さない子

あまり学校の出来事や、嫌なことは話さない子もいます。話したくないわけではないと思いますが、タイミングや話し方を考えてしまう子は、なかなか話せないでいる場合があります。そんな時はお母さんから声をかけましょう。

「今日は誰と話したの?」「何か面白いことあったかな?」などでOK。きっかけとしては、お母さんの出来事を簡単に話すのもよいと思います。「今日ね、買い物に行ったら昔の友達に会ったよ」なんて、他愛もない話を聴いてもらいましょう。

できるだけ、「あなたの話が聴きたい」という気持ちが伝わるように、顔を見て話します。子どもが話し始めたら、子どもの話の途中で自分の意見を入れたりせず、相槌を打ちながら最後まで聴いてあげましょう。

先ほどのように、オウム返し的な受け答えで「解ってくれてる」「ちゃんと聴いてくれてる」と思えるんです。どんな内容であれ、子どもの全てを受け入れる心構えでいましょうね。何だか難しいことのようですが、「聴いてやろう」と思う気持ちがあれば大丈夫。

失敗しながらも繰り返していくうちに、「お母さんに話したら、スッキリする」…そんな気持ちが芽生えてきて、色々話してくれるようになります。『オウム返しの方法』は、慣れたらすごく楽ちんです。できるだけ子どもを傷つけず、お母さんもストレスにならない聴き方が見つけられるといいですね。

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