良い歯医者さんって?子供の矯正治療におすすめの歯科の選び方

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2017/02/17

子供に矯正しよう(させよう)と考えたとき、最初にするのが矯正の歯医者さん探しでしょう。

インターネットで通える範囲を検索してみると、何軒もヒット。その場合、まずは矯正相談に行く歯医者さんを絞らなくてはなりません。

ここで、最初の難関です。矯正の歯医者さんは、何を基準に選んだら良いのか?さっぱりわからず途方にくれてしまうかもしれません。

はじめての矯正相談から治療先の決定まで、治療を始めて後悔しない、矯正の歯医者さんの選び方を考えてみました。

どうやって探す?まずは近所の口コミから

矯正の歯医者さんの探し方には、いくつかあります。

  1. 近所の人、保育園、幼稚園の保護者の間の口コミ
  2. かかりつけの歯医者さんの紹介
  3. インターネットなどで自力で探す

1.で評判が良いなら、その土地で長く愛されている医院だからでしょう。そういった情報がある場合は、まず相談先に入れておきましょう。治療結果も、近所の患者さんから直接きけるかもしれません。

2.かかりつけの歯医者さん(一般歯科)は、その医院で矯正治療を行っていないとき、矯正をしている他の歯科者さんを紹介してもらえます。

何軒か比較検討したい場合は、いくつか歯医者さんをみつけねばならないので、3.の自力で探す、が必要でしょう。

ネットの口コミを探すのは、ほどほどに~気になったら実際に見に行こう

ネットでどんな商品を選ぶ場合でも、使用感の良し悪しを知りたいとき、「口コミ」の評価を参考にすることがあると思います。

しかし、通常どこのだれともわからないのが口コミ。賛否両論あるとき、どちらか一方しかないとき、どちらにしても、何に信を置いたらよいのかわからず混乱してしまうことがあります。

ネットの口コミチェックはほどほどにして、違う面から選び方を考えてみましょう。

気になる医院があったら、矯正相談の予約に医院へ足を運んでみるのも良いと思います。実際に受付や雰囲気や待合室を見るのは、医院全体の雰囲気を知るための参考になります。

何か違うの?矯正治療をしている歯医者さんは3種類

矯正している歯医者さんには、次の3つの種類があります。

  1. 一般歯科で矯正治療も行っている
  2. 歯科大学の附属病院の矯正科
  3. 矯正専門の歯科医院

矯正治療の歯医者さんを探す前に、まず知っておきたいことがあります。一般歯科の看板にある「診療科目」についてです。

一般歯科でも診療科目「矯正歯科」と看板に書くのは自由です.

歯科医師免許を持つお医者さんは、次の4つの診療科名を自由に標榜(外部に広告、看板などに表示すること)し、治療を行うことができます。

  • 歯科
  • 小児歯科
  • 矯正歯科
  • 歯科口腔外科

必ずしも、矯正治療の十分な専門技術や治療経験もつ歯医者さんでなくても、矯正の治療ができる!患者としては、ちょっとびっくりです。

今やコンビニの数を上回るほど、数が多いといわれる歯医者さん。2006年に厚生労働省と文部科学省から、大学歯学部への定員削減要請や歯科医師国家試験の合格基準引き上げが示されています。

競争の激しさからか、患者の「囲い込み」ともとられかねない、早期治療の勧めなども聞かれます。

矯正の相談は、一つの医院でなくいくつか訪ねて治療方針を聞き、慎重に考えましょう。

1.一般歯科での矯正治療

通常、虫歯、歯周病の治療、インプラントなどを行っています。また、矯正担当のお医者さんが常勤でなく、非常勤の場合があります。

一般歯科での矯正の特徴

  • 矯正についての知識、技術、治療経験が必ずしも十分でない場合があります。
  • 矯正中の虫歯や歯周病の治療を同じ医院でできる。
  • 高度な矯正治療技術が必要になった場合、矯正専門医院へ転院になる場合がある。
  • 矯正担当が非常勤の場合、装置装着中に外れた、などの急患に対応できない場合があります。

2.大学の附属病院での矯正治療

大学病院の付属医院は、研修中の歯科医師の研修機関でもあります。

大学付属病院での矯正の特徴

  • 特殊な治療に対応できる。
  • 診療時間は、遅くても18:00ごろまでの場合が多い。
  • 指導医の監督の元で、研修医が治療にあたることがある。

3.矯正専門医院での矯正

一般歯科医院の歯医者さんと同じく歯科医師免許を取得し、大学卒業後に矯正の専門技術を学んでいます。矯正を専門に治療し、虫歯治療などはほとんどが行っていません。

矯正専門医院での矯正の特徴

  • 矯正の治療経験が豊富で、治療技術が高い場合が多い。
  • 装置の故障など急な受診にも対応できる場合が多い。
  • 矯正中の虫歯治療や矯正のための抜歯の時、一般歯科へ通わなくてはならない場合がある

矯正を専門の歯医者さんは、歯科医師免許を取ってから、さらに大学病院などで5~6年、矯正の専門的な研修を受けており、「認定医」や「専門医」などの資格を持っていることが多いです。

矯正歯科を選ぶ客観的な目安~矯正専門医とは

「小児歯科専門医」など、「~専門医」という看板をみかけることがないでしょうか?

これは通常、厚生労働省に届け出た団体が認定する専門性資格を持っていることを指し、看板に掲げられる「専門医」の資格です。しかし、「矯正歯科専門医」は、まだこの中にはいっていません。

現在は、下記の3つの団体それぞれの審査基準で、「専門医」、「指導医」、「認定医」などの資格の認定を行っています。

矯正専門医の資格を認定している団体の名称/認定資格
  • 日本矯正歯科学会(JOS)専門医/指導医/認定医
  • 日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)指導医・臨床指導医/専門医
  • 日本成人矯正歯科学会(JAAO)指導医/専門医/認定医

ただし、先の理由で看板や広告に「矯正歯科専門医」とは表示していません。お医者さんのプロフィールなどで、「日本○○学会、専門医(指導医/認定医)」などの記載があるか見てみましょう。

各団体のHPでは、専門医や認定医のお医者さんを検索できます。通える範囲に専門医や認定医の先生がいるか?探してみましょう。

矯正専門医、指導医、認定医。違いは何?臨床経験の豊富さや技術力

ところで、この資格、専門医、指導医、認定医に分かれていまが。何がちがうのでしょうか。日本矯正歯科学会の専門医、指導医、認定医の資格をみてみましょう。

認定医
学会に入会し、研修機関で5年以上矯正歯科の研修をするなど、一定の審査に合格すると認定医の資格が授与されます。
指導医
認定医の資格をもち、大学病院などで教育指導の経験、研究実績など、一定の審査に合格すると指導医と認定されます。矯正医の指導役としての資格です。
専門医
認定医の資格をもち、課題症例にあたる10の症例を自身が治療し、学会へ結果を提出するなど、一定の審査に合格すると資格が認定されます。

資格の取得条件につきましては、こちらを参考にさせていただきました。

日本矯正歯科専門医名鑑制作委員会様のサイト
http://www.nichikyosen.com/index.html
「矯正歯科医の種類/日本矯正歯科学会専門医の位置づけ」

まず認定医となり、さらに指導医と専門医、二つの資格を持つ歯医者さんもいます。

専門医の審査では、治療した患者の治療結果を学会へ提出する際には、患者本人の同意をとらなければいけないそうです。

患者と信頼関係が築けるかどうかも、認定基準のようですね。

予約して矯正相談へ~たくさん情報を仕入れよう

矯正相談にかかる費用は、無料~5,000円程度です。ぜひチェックしておきたいポイントがいくつかあります。

  1. 受付周りや待合室の雰囲気
  2. 受付の対応
  3. 歯医者さんとスタッフのコミュニケーション
  4. 歯医者さん自身と話したときの印象
  5. わが子の症状での一般的な治療方針

詳しい個別の治療計画は、検査、診断を受けないとわからないです。しかし、その医院では一般的にどのように治療をするのか、聞いてみましょう。

相談結果は持ち帰り、他の情報などもあわせ比較検討して、次の検査へ進む医院を決めましょう。

ゴールをどこに置く?矯正の目標を、はっきりさせると選びやすい

ある矯正の歯医者さんで相談の時に、「矯正は、大人になってもできるから。慌てなくていいんですよ。」といわれたことがあります。

この歯医者さんは、専門医と指導医の資格を持っていて、長く同じ場所で、矯正歯科専門医院を経営しています。でも、ネットや最寄り駅で広告を見ることはなく、医院自体はかなり地味な印象。

いくつか他の矯正歯科で相談したのち、うちの子供はこちらの医院で、治療を開始することにしました。

この時、この矯正医院を選んだ決め手は、症状によっては慌てて治療を開始する必要はないと、教えてもらったことだったと思います。

矯正はゴールをどこするか考えることで、歯医者さんを選ぶ決め手がみえてきます。例えばこんなゴールがあります。

  • 一期治療である程度永久歯を良い歯並びに誘導できたら、その後のある程度のデコボコは気にしない。
  • とにかく、永久歯をきれいなアーチにしたい。
  • なるべく抜歯を避けて、なるべくきれいなアーチにしたい。
  • 今のうちに、歯に悪いクセだけ止めさせたい。

目指しているゴールを、相談の時に歯医者さんに伝えられると良いですが、決めかねる場合は相談してみましょう。

時期を区切るとゴールは設定しやすいです。例えば、「前歯の永久歯が、4本生えそろうまで」や、「親知らず以外の永久歯が生えそろうまで」など、歯医者さんと一緒に、期間ごとのゴールを考えてみましょう。

相談すれば知識が増えます~矯正相談を利用しよう

今は、インターネットなどでいろいろな情報が手に入れやすく便利な反面、何を基準にその情報信じたらよいのか、わからなくなってしまうこともあります。

そんな時、専門医などの資格は、技術や治療経験の面で、安心して矯正歯科医院を選ぶ目安の一つになります。

資格をもつ医院を含め、いくつかの矯正歯科医院へ足を運んでみましょう。きっと、相談で質問を重ねるごとに、矯正に関する理解が深まり、治療先を選ぶ助けになります。

長期にわたる治療には、歯医者さんとの関係も大事。親子とお医者さんで、良いかみ合わせ、良い歯ならびを目標に、気持ち良いゴール目指しましょう。
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