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子供の便秘を治してあげたい!便秘の原因と症状、解消するコツ

2015/06/15

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赤ちゃんのときの便秘は、親が早めに気づいていろいろ対策をしてあげられます。ところが、少し大きくなってくると周りの大人がうっかり見過ごしてしまうことも…。

いろいろある便秘の症状や原因・解消法を知って、ひどくなる前に早めにサポートしてあげてくださいね。

正常な排便とは?

良い排便とは、もちろん個人差はありますが、以下の条件を満たしているものと考えられます。

  • 3日に1回以上ある。
  • 便意があって、楽にできる。
  • 排便後すっきりする。

これらが一つでも欠けると、便秘だと思ってください。

一時的な便秘と慢性の便秘

とはいえ、入園や入学・引越しなどの環境の変化があったときなど、一時的に便秘になるのはよくあることです。

大人でも、急に強いストレスを受けたり生活の変化があったりして、急性の便秘になることがありますよね。

このような場合の便秘は、環境を整えれば治ります。子どもの場合は、生活リズムをよくし、緊張を受け入れて安心させてあげることで治りやすくなります。

便秘を治す・ならないために

普段の生活からも、便秘にならないように気をつけてあげましょう。ポイントは

  • 早寝・早起き・朝ごはん。規則正しい生活を心がける。
  • バランスのとれた食事をとる。
  • 適度な運動をする。
  • 2~3日出ないぐらいで神経質にならず、リラックスすれば治ることを知りましょう。
  • 慢性化しそうだと思ったら、子どもの便秘に詳しい病院で受診しましょう。

などがあります。

腸のために何を食べればいい?

慢性の便秘でも、軽い場合は食べ物で治ることがあるので、試してみてください。何が合うかは、その子それぞれです。

嫌いなものを無理に食べさせると、それがまたストレスになってしまうので、くれぐれも無理はしないであげてくださいね。

便秘にいいと言われている食べ物は、次のようなものがあります。

  • 食物繊維…豆類・ごぼう・海藻・果物・イモ類・キャベツ・大根など
  • 水分…暖かいお味噌汁・野菜スープなど
  • 発酵食品…納豆・漬物・キムチ・ヨーグルトなど
  • オリゴ糖…玉ねぎ・ごぼう・味噌・大豆・とうもろこしなど

食物繊維は、みなさんご存知ですね。食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」があります。

「不溶性食物繊維」は穀物や豆類、ごぼうなどがあげられますが、これらを食べるときは水分を一緒にとるように心がけましょう。それだけ食べても、詰まるだけですよ!

発酵食品には、お腹の調子を整えてくれる効果があります。毎日食べると、腸の働きが良くなり便秘が改善されます。

本格的な漬物ではなくても、一夜漬けなら簡単にできますよ。キュウリやキャベツ、ダイコンやニンジンなどを一口サイズに切って、塩もみして一晩置いておくだけ。昆布を切って入れたり、塩の代わりに塩麹を使ってもおいしくなります。

また、幼い子どもには意外と納豆好きが多いです。朝は、納豆とお味噌汁にチャレンジしてみるのもいいですね。デザートに、ヨーグルト+フルーツもいいと思います。ヨーグルト好きな子どもは、喜んで食べてくれると思いますよ。

子どもの好きそうなものを工夫して、楽しく便秘解消の食事ができるようにしてあげてください。せっかくの食事の時間を、ストレスの時間にしないでくださいね。

やっかいな慢性の便秘

一時的な便秘は、早めに気づいてサポートしてあげることで治りますが、問題なのは慢性化した時です。
※慢性の便秘でも、軽い場合は食事内容や生活習慣の改善で治ることが多いです。

大人も子どもも便秘になる仕組みは同じですが、対処が全然違います。たいていの大人は便秘のままだと困るので、頑張るなり受診するなり薬を飲むなりして、なんとか出そうとします。

でも、子どもは違います。出すのが痛いから、我慢するのです。しかも慢性化した便秘の場合、腸がにぶくなっているのでなんとなく我慢できてしまうんですよね。

便秘で腸は伸びて太くなる!

大腸に便がたまっていくと、腸は伸びて太くなります。腸が伸びるとさらに便がたまりやすくなります。

伸びきったゴムを想像してもらうと分かりやすのですが、伸びた腸は便を押し出す「ぜん動運動」が起きにくくなるうえ、便意にも鈍くなるので、何日も便が出なくても平気になってくるのです。

そしてまた便がたまり、腸が伸び…という悪循環におちいる可能性が大きくなってきます。ひどくなると、大人でも自分で対処するのは難しいです。

病院へ行く目安となる症状

便秘でお医者さんに行く目安として

  • 便通が週に1回以下しかない。
  • 便のもれや出血(肛門が切れたりする)で、下着が汚れている。
  • いつも便秘で腹痛をうったえる。顔色が悪く元気がない。

などがあげられます。

受診するときは、なるべく「便秘外来」や「排便外来」のある病院を選びましょう。便秘の深刻さを理解している小児科医は、まだまだ少ないと聞いたことがありますから。

便のもれ。しつけ?心の問題?

慢性の便秘が長い間続いている子は、便がもれたり、コロコロの硬い便と下痢のような便が一緒に出たりすることはありませんか?

園から、「下着が便で汚れているようなので、おうちで、排便のあときちんとふくように教えてください。」と言われたり、「トイレでできない、ダメな子」「心の病かも。」と思われたりすることもあるかもしれません。

親も先生も便秘に気づいてあげられない場合、こんな風にさらに、子どもを追い詰めてしまうことがあります。

実は、便がもれるのは便秘が慢性化したため、腸内細菌のバランスが悪くなって溜まっている便の上の方が下痢状になるからです。体が、便を出そうとしているのですね。

そのため、硬い便のまわりから下痢便がもれ出てきてしまうことがあるのです。これは、子どもにとっても恥ずかしいしイヤなことですから、知らん顔しようとします。実際、便秘だと親が気づいていないことも多いのです。

気づいて!その症状は便秘かも

イヤなことは言いたくないし、なるべく知らんふりして過ごそうと思うのが子どもです。ですから、園の先生や、親でさえ見過ごしてしまうことがよくあるのです。

便秘が続くと

  • お腹がいつも、はっている。
  • トイレに行くのを嫌がる。(お尻が痛い)
  • 食欲がない。
  • そわそわして落ち着きがない。
  • 顔色が悪く、元気がない。

などという症状がでてきます。

でも、親が子どもの便通に無関心だったりすると、「もともと、あまり食べない子だから。」とか「落ち着きが無いんだから。」と、便秘に気づかないままになってしまうのです。

幼児や小学生の間は、環境の変化があったりストレスなどでも簡単に便秘になります。まれに腸や神経の病気もありますが、たいてい小さいうちに発見されます。

たまたま出ない日が続いて慢性化してしまい悪循環になることが、ほとんどのひどい慢性便秘の原因なのです。

家庭で便秘を見過ごさない!

便秘にならないように、見過ごさないようにするためには、周りの大人の協力が欠かせません。

排便の大切さを機会を見ながら子どもに伝えてあげてください。幼児から小学校の低学年ぐらいまでは、「今日は、ばななうんち出た?」など、詰問するのではなく、明るい感じで問いかけてあげましょう。

大便は汚いもの、ということだけででなく、体のいらないものを外に出してくれる大切な体の機能だということを、幼いうちにしっかり教えてください。便通の話をオープンにしておけば、便に異常があったら子どもの方から相談してくれます。

うんちが出にくいようだったら、食生活や生活習慣の改善などのほかにお腹を時計回りにマッサージしてあげてください。足の裏をもむのもいいですよ。

お母さんの手でマッサージしてもらうと、マッサージの効果ももちろんありますが、子どもはリラックスして安心できます。

あなどれない「姿勢の正しさ」

大人になってもそうなのですが、「姿勢を正しくする」というのはとても大切なことです。実は、便秘とも無関係ではありません。

「正しい姿勢」をとるときは、肩の力を抜いて背筋を伸ばし、おへその下あたりに力を入れます。

そうすると、自然にお腹がへこみ腹筋に力がかかって、内臓を支えてくれます。すると、腸の形や位置が整えられて便が出やすくなるんです。

これは、大人でもそうなので親子で姿勢をよくするように気をつけてみましょう。最近、スマホを見たりして、長時間前かがみになっている人を多く見かけますが、

背中が丸い

頭が下がる

腸が圧迫される

腸の形や位置がずれたりする

便秘になる

ポッコリお腹になる

という悪循環の、原因になってしまいますよ。正しい姿勢は、血液の循環が良くなったり冷え性が改善されたり、基礎代謝が高まるので痩せやすい体になったり、いいことがたくさんあります。

おまけに、2割増ぐらいでスタイルよく美人に見えます!年齢が上がってくると、姿勢の良し悪しでずいぶん見た目の若々しさに差がつくものです。正しい姿勢は、体の中身も外見も美しくしてくれるんですね。

子どもに「姿勢を正しくしなさい!」とがみがみ怒るのではなく、お互いに姿勢をチェックし合えるようになれたらいいですね。

便秘が辛くて苦しんでるかも

小学校の高学年ぐらいになると、ずいぶんひどい便秘でも人に言えなくて、辛い思いをしている子がたくさんいると思います。

私もそうでした。夜ふかしばかりして、生活リズムがガタガタだったため、低体温だったし頭痛にも悩まされていました。今思えば、小学生があんな夜更かししていたら、そうなってもしょうがないと思います。

いつも便秘で、1週間以上排便が無いのは当たり前。ある日突然お腹が痛くなって冷や汗をかく、の繰り返しでした。

学校であまりの痛みに保健室に行っても、恥ずかしくて「便秘でお腹が痛い。」と言えないのです。

顔色の悪さに驚いた保健の先生に「脳貧血を起こしているわよ。」と言われ、無理やりベッドに寝かされて、痛みと、便秘でお腹が痛いんだとわかってもらえない心細さに涙が出てきたこともありました。

こんなふうになる前に、幼いうちにいい生活リズムを身につけて、便秘にならないようにサポートしてあげてください。

便秘になったことに気づいたら、生活習慣や食生活、子どもに過剰なストレスを与えていないかなど、生活全体を振り返ってみてください。

便秘薬をのんだり浣腸したりすれば、その時は治るでしょう。でも、それでは根本的な解決にはなりません。

便秘薬を飲み続けていると、だんだん効かなくなってくるので強い薬へと変えていかなければいけないと聞いたこともあります。そして、多かれ少なかれ、薬には必ず副作用がつきものです。

  • 生活のリズムを整える。
  • バランスのいい食事をする。
  • 姿勢をよくする。
  • 体を温める。

一つずつでいいので、できることから改善していきましょう。「便秘」がこわいのではありません。本当にこわいのは、便秘にさせている食生活や生活習慣なのですから。

そのうち、便秘は治ります。今の私は、なるべく早く寝るようにして、体を温める食べものを食べたりウォーキングをしたりして、便秘からは解放されました!

一人で便秘で苦しむ子が減りますように。幼いうちに心と身体の両方から、ケアしてあげてくださいね。

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