- 育児に対する理想と現実に挟まれて、疲れてしまったママへ | MARCH(マーチ)

育児に対する理想と現実に挟まれて、疲れてしまったママへ

2015/05/24

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妊娠が分かった時、お腹に芽生えた小さな命の尊さと、これからスタートする新しい生活に夢をたくさん思い描き、希望に胸を膨らませたことでしょう。つわりがとても辛い時も、我が子のためならと乗り越えてきました。

月日が経ち、お腹が大きくなるにつれて出産の準備をし始めて、とても小さな赤ちゃんの靴下や衣類に目を細めて、その誕生を家族と語らいながら楽しみにしていたのではないでしょうか。

皆も同じように悩んでいます

母親となり、育児がスタートしていかがでしょうか?頭の中で思い描いていた母親像と、それほど大差は感じていないでしょうか。もしかしたら頑張り屋さんのママほど、とまどいを感じているかもしれませんね。

母乳や抜け毛に関しての悩みであったり、骨盤の歪みから体型が戻りにくかったり、一日中赤ちゃんのお世話に追われて家事が進まず、家の中が片付かなくてうんざりしてしまったり。数え挙げればきりがないほどたくさん出てきます。

今だから笑い話になりますが、私もとても悩んでいたことがあります。こらえきれず、赤ちゃんに隠れて泣いたこともありました。

どちらが母親なのか分からない

里帰り出産だったのですが、我が子が泣いても私の抱っこでは泣き止まず、私の実母の抱っこでしか泣き止まないことが、当時の大きな悩みでした。

産後の情緒不安定な時期と重なっていたことも、とても大きかったと思います。

それが主人の待つ自宅に戻るまでの3ヶ月間、ずっと続きました。赤ちゃんの機嫌がいい時は、誰が抱っこしていても大丈夫なのですが、一度泣き出すと実母しかダメ。夜泣きも、実母しか対処できませんでした。

すっかり実母の方が寝不足になってしまい、どちらが母親なのか分からない状態でした。

私は真剣に悩んでいたので、育児書を何度も読み直し、家にあった古ぼけたクマのぬいぐるみを相手に、抱っこの仕方を何度も練習しました。写真と自分を鏡で見比べながら、腕はこの位置で角度は・・・など。

ですが、その努力も全く効果なしで、こんな状態で自宅へ戻ってから大丈夫なのだろうかと不安でいっぱいになり、ますます落ち込みました。暗い気持ちのまま、主人の待つ自宅へ我が子と戻りました。

ありのままの自分を受け止める

ところが、自宅へ戻った日の夜から、さすがに我が子も諦めたのか、私が抱っこしても泣き止むようになりました。これには驚きました。

実母は「魔法をかけたから」と電話の向こうで笑っていましたが、私は実母が我が子にそっと言い聞かせていたのを知っていました。

「○○ちゃんのお家に帰ったら、ママをよろしくね。頑張り屋さんのママだからよく泣いてしまうかもしれないけど、その時は○○ちゃんの笑顔を見せてあげてね」

母親になったのだから泣くのはよくないと思い、ずっと我慢していました。ですが、そういう自分なんだとまるごと受け止めることによって、気持ちが楽になりました。我慢していたことが逆にストレスになっていたのです。

赤ちゃんの無邪気な笑顔は、最上の癒しです。悲しみや怒り、どんな時にも心が癒され、こちらも自然と笑みがこぼれます。

他と自分を比べない

辛いと感じるのは、他と自分を比べてしまうことが原因である場合もあります。家事がなんなくこなせていた出産前の生活と比べてみたり、育児書に書かれていることや他人と比べるのは止めましょう。

出産前と今では、立場も環境も違いますので生活が変わって当然です。また、育児書はあくまで理想ですので、絶対にその通りにしなくてはいけないと自分を苦しめないことです。

子供はロボットではありませんので、こちらがこうしたから皆同じようにこういう反応が返ってくるということはありません。逆に、自分が望む反応ではないとストレスを感じてしまいます。

他人の話も同じです。参考程度にしましょう。

経験から喜びやつらさをかみしめることによって、人は成長していきます。 理想を追い求めるあまりに自分を苦しめるのではなく、ありのままの自分を受け止めましょう。悩んでいるのは、皆も同じです。子供と一緒に、ゆっくりと成長していきましょう。

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