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学童保育はどんなところ?メリット・デメリットを入学前からリサーチ

2016/10/28

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もうすぐ小学校に上がる、現在年長クラスのお子さんをお持ちのパパ・ママのみなさん、「学童保育」はどんなところかご存知ですか?

「学童保育」という言葉は、子育て中のパパ・ママの方は、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

しかし実際、あまり身近ではない分、どんな所か見えづらい点も多いですよね。そんな学童保育について、お伝えしたいと思います。

学童保育って何?施設数や利用者数、今の小学生の放課後の実態

学童保育は、ものすごく簡単に言うと、小学生をお預かりする保育園のような児童福祉施設です。

パパ・ママがお仕事や病気などで日中子どもを家庭で保育することが困難な時に、家庭に代わって子どもたちを預かり、生活をサポートする施設です。

といっても、小学生は日中は小学校に行っているので、学童保育で過ごす時間は、基本的には放課後の数時間です。

夏休みなど長期休暇中や、土曜日には朝から夕方までの一日保育をおこなっている点は、保育園と似ていますね。(日曜、祝日、年末年始は基本的に休みです。)

学童保育は、「学童クラブ」「放課後児童クラブ」「児童館」など、地域や施設さまざまな呼び方をされるケースがありますが、いずれも「学童」 という通称で呼び親しまれています。

核家族化や、共働き世帯の増加によって、需要が高まってきている機関 であり、家庭での保育が困難な子どもを、日々安全に健やかに見守る居場所となることが、学童保育の役割です。

学童保育(国の施策名は放課後児童クラブ)は、保護者が就労などによって昼間家庭にいない小学生を対象にして、学校課業日の放課後と、土曜日や春・夏・冬休み等の学校長期休業日の子どもの生活を保障する事業です。全国学童保育連絡協議会は、学童保育の目的・役割をつぎのようにまとめています。
・共働き・ひとり親家庭等の小学生の放課後(土曜日・学校長期休業中は一日)の安心・安全な生活を継続的に保障すること
・毎日の生活を通して子どもの健やかな成長を図ること
・保護者の働く権利と家族の生活を守ること

学童保育はこのように、小学生の放課後の安心・安全な生活を守ることで、パパやママが安心して働ける環境や権利も保障するという、親も子をも守るために設置された機関 なのですね。

施設数と利用者数、激戦区では待機児童も!

全国学童保育協議会の最新の調査資料(2016年5月発表)によると、現在日本には学童保育施設は27638か所あり、利用者数(入所している子どもの数)は1076571人です。

また、利用希望数が施設の利用可能人数を超えている地域では、把握されているだけでも、15839人の待機児童がいるようです。

なかには、「子どもを学童保育に入れてまで働くことに罪悪感を感じる」と悩まれるパパ・ママも多いのですが、これらの数字に見える通り、たくさんの子どもが学童保育を利用していて、利用をしたくともできず待っているケースもある くらいです。

そのくらい、仕事も子どもの放課後の過ごし方を考えることにも一生懸命なパパ・ママが多いのですね!

しっかりと下調べをし、自信を持ってお子さんを預けられると良いと思います!

対象年齢は小学1年生から6年生まで!

可愛い我が子を学童保育に通わせるかを考える際、そこにどんな子たちが通っていて、どんな人が先生をしているのかも、気になりますよね。

学童保育は、小学生のための施設なので、対象年齢は小学1年生~6年生の児童 です。筆者の元勤務先は6年生の3月末までお預かりしていました。

しかし、施設によっては、3年生や4年生で卒所(保育園でいう卒園です)となるところもありますが、この基準は、地域の低年齢の待機児童の数や施設の方針によって異なります。

中学年で卒所となる施設が多く存在する理由は、子どもの成長や小学校生活に慣れてきたことに伴い、放課後保育を必要としなくなる(自宅で留守番ができるようになる)と考えられているからでしょう。

いずれの場合も、一般的には、学年が上がるにつれて、子どもたちも習い事や学校の友だちと過ごす時間が増えます。

学童保育と外の世界(ここでは学童保育以外の場所をさします)で過ごす時間とのバランスを、再度、家族で考えていく ことになると思います。

先生はどんな人?有資格者が配置されています!

学童保育の先生は、通称「指導員」 と呼ばれます。

指導員は、正規指導員が核施設1名以上、非常勤やパートの指導員も含め、施設の規模によりますが、3~10名程度の指導員が勤務している施設が多いようです。

指導員は、「教員(教諭)」「保育士」のように指導員という資格そのものは今まではありませんでした。

しかし、近年、学童保育職員の専門性を高めよりよい保育ができるようにと、「保育士」や「社会福祉士」など一定の資格をもった職員が各施設に配置されています。

また、現在もまだ途上ですが、2015年度より、各施設に新資格「放課後児童支援員」という資格研修を修了した職員の配置が義務づけられています。

「保育士」や「社会福祉士」などの専門資格の有資格者や、一定期間福祉施設で勤務した実績があるなど、専門性をもった人たちが、さらに学童保育への理解や実務を学ぶために研修を受けています。

認定研修は、一定の知識・技能を有すると考えられる基準第10条第3項の各号のいずれかに該当する者が、放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)に従事する放課後児童支援員として必要な知識・技能を補完するため、業務を遂行する上で必要最低限の知識・技能の習得とそれを実践する際の基本的な考え方や心得を認識してもらうことを目的として実施するもの。

これまである意味施設任せだった指導員の基準ですが、保育の質の向上を目指し、専門職員の育成に向けて国が動きはじめているというのが現状です。

またそれ以外では、保育を勉強中の学生や、子育て経験者の主婦の方などが、指導員(パートなど)をしているケースも多く、指導員は皆子どもが好きで子どもと遊ぶのが得意です。

子どもたちは、指導員のことを、学校や保育園のように「○○先生」と呼ぶ施設もありますが、多くの場合は、「○○ちゃん・くん」のように、愛称で呼び合います。

子どもたち、そしてパパ・ママとの距離の近さを感じますね。

毎日どんなことをしているの?土曜日や長期休暇中の過ごし方

学童保育は、「第二の家庭」です。

特別なスキルを身につけることを目的とした習い事とは、根本的に異なります。

しかし、日々の生活の中で、自主性や協調性を育むことをねらい、さまざまな取り組みがおこなわれていますので、その一例を紹介します。(筆者の元勤務先とその周辺の学童保育の例です。)

基本的なデイリープログラム(学校がある日の放課後の過ごし方)

  • 学校の制服から私服に着替える
  • 宿題をする(わからないところは指導員と一緒に考えます。)
  • 好きな遊びをする(おもちゃや本がいろいろあります。)
  • おやつを食べる(時にはみんなでクッキングもします。)
  • 集団遊びをする(異年齢数十人で大規模な遊びをするので、ここでしかできない迫力のある経験ができます。)
  • 行事に向けた練習や話し合いなどをする

といったプログラムになっています。

着替えて宿題をしておやつを食べて遊んで…といった、家庭的な流れのなかに、集団保育ならではの取り組みも経験してもらう、といった感じでしょうか。

また、別途料金がかかったり、プログラムに組み込まれていたりと施設ごとにサービス内容は異なりますが、学習サービス(学習塾や英語教室への習い事のようなサービスを学童保育で受けることができるサービス)や、スポーツ指導を平日夕方におこなっている施設もあります。

子どもがさまざまな教育や文化活動に触れる機会の提供も、一部の学童保育では積極的におこなわれています。

共働きでなかなか子どもに習い事をさせてあげられない、というパパ・ママの悩みや要望から生まれたサービスですね。

土曜日や長期休暇中の一般的なプログラム

土曜日や長期休暇中の、行事以外の日のデイリープログラムは、筆者の元勤務先の場合、以下のようになっていました。施設によってさまざまですが、一例として参考にしてください。

【 デイリープログラム 】
8:00 開所・順次登所・自由遊び
10:00 学習(学校の宿題、持参したの問題集など)、読書
11:00 昼食用意(弁当・みんなでクッキング・昼食買い出しなど)係活動
12:00 昼食・片付け・自由遊び
13:00~15:00 夏季休暇中は低学年は午睡・高学年は学習
15:00 おやつ・係活動・清掃
16:00 行事に向けての話し合いや練習・全員(集団)遊び
18:00 自由遊び・順次お迎え・帰宅
19:00 閉所(延長保育)

といった感じでした。

(一見すると自由時間が少なく見えますが、それぞれのプログラムが早めに終了した際には、基本的に自由時間となります。)

一日の中で、 集中する時間、個々に楽しむ時間、全体で楽しんだり話し合いをする時間、分担された仕事をする時間 があります。

学校ほど厳密ではありませんが、学童保育に来てただ毎日長時間だらだらと過ごすのではなく、メリハリのある生活になるよう、各施設指導員はデイリープログラムを考えています。

一般的なプログラムだけでなく、長期休暇中はお楽しみも盛りだくさん!

一方、学校の長期休暇中は、多くの子どもたちは一日の大半を学童保育で過ごすことになります。

毎日同じプログラムだともてあましてしまいそう…。しかし、そこは心配ご無用です。長期休暇ならではのお楽しみも盛りだくさんです。

  • 野外クッキング活動
  • 運動会
  • キャンプ
  • プールや映画館へのお出かけ
  • 防災体験など社会見学
  • お楽しみ会
  • 初詣
  • 高学年旅行
  • 送別会&歓迎会

など、なかなかレジャーに連れて行ってあげることの難しいパパ・ママに代わっての行楽地引率をはじめ、 みんなでワイワイ楽しめるイベントもたくさんありますよ!

長期休暇中以外にも、年に何度か大きなお楽しみイベントもあります。

もちろん、予定が合わない際などは参加は強制ではないので、パパやママがお休みの日は家族での時間を大切にする子どもたちもいました。

お楽しみ活動もうまく活用してくださいね!

学童保育って誰でも入れるの?入るまでの流れや手続き

では、保育園・幼稚園を卒園し、小学生になる子どもは、誰でも入ることができるのでしょうか。

これも、正直なところ、施設によりますが、ざっくりと説明したいと思います。

子どもが学童保育に入るための条件!

学童保育は、最初の項目でも触れましたが、基本的には 日中(放課後)の家庭での保育に欠ける子どもをお預かりする施設 です。

しかし、これも地域によっては待機児童が多く、このような状況でも入所が難しい場合もあります。

一方、空きがあれば、親子の希望によって「多くの子と関わる経験をしたい」などの目的で、習い事感覚で入所できるケースもありますが、まれです。

両親が「共働き」や「病気」など、「家庭での保育が欠ける子ども」ということが条件になりますね。

入所前の見学~入所までの手続きについて

入所をしたい、見学をしたいという場合は、まずは各施設に連絡をしてみる のが良いと思います。

多くの場合は、小学校の学区ごとに対象施設があります。該当施設を調べ、連絡をしてみてください。(わからなければ役所で聞いてくださいね。)

学童保育指導員の出勤時間は、一般的に正午前後からであるケースが多いです。お昼以降に電話をすると確実です。

秋になり、ちょうど、これからのシーズンが、各施設見学会や入所の説明会を始めるころでしょう。

ある意味、保育園の保活と一緒ですね。

  • パパ・ママは見学をし、説明を聞き、書類を出す(場合によっては入所の可否の連絡を待つ)という流れを。
  • お子さんは、学童保育を含む地域の行事や体験保育に参加をしてみるなどを。

一例であり、これも強制ではありませんが、やはり、 親子でしっかりと雰囲気を見てから、入所を検討されるのが良いと思います。

※ここでは保育園・幼稚園年長児(来春小学1年生)を対象とした説明をしていますが、年度途中の入所や2年生以降の入所も可能な場合がほとんどです。

なので、途中からでも家庭での保育が困難になった場合は、遠慮なく学童保育に問い合わせてみてくださいね。

ちなみに、学童保育は公設(学校の空き教室の利用などが多い)・民間(一軒家、アパートの一室なども多い)とありますが、どちらの場合でも、対象学区が決まっていることが多いようです。

(対象施設が学区内になく、指定の学区外の学童保育を利用することもあります。)

学校へのお迎えや家への帰り方はまた後に説明をしますが、基本的には子どもの安全面や学校行事(学校代休日の一日開所など)との兼ね合いなどから、まずは対象学区の学童保育を利用するように手続きを進めてくださいね。

保育料や必要経費、保護者の役割、会議や行事参加について

子どもが入学をしても安心して仕事を続けていくために、学童保育への入所は検討をするものの…。

実際にパパ・ママ(保護者)にかかってくる保育料や必要経費などの経済的負担、そして自分たちの出る幕はどのくらいなのか、ということもとても気になりますよね。

保育料や必要経費は施設によってさまざま!

厚生労働省の調査によると、公設の学童保育の月々の保育料は、4000~6000円と設定されているところが多いようです。

多少幅はありますが、全体の7割以上が月2000~8000円という価格帯で利用できています。

保育料に、さまざまな経費を合計した実質負担額は、 1ヶ月あたり4000~8000円くらい だと考えられます。

厚生労働省によって行われた平成26年の地域児童福祉事業等調査によると、利用料金が必要な学童保育の32%が月額の利用料金を4,000円~6,000円と設定しています。次いで2,000円~4,000円、6,000円~8,000円がそれぞれ20%あまりとなっており、全体の7割以上が月額2,000円~8,000円という価格帯で利用できることがわかります。また、さまざまな活動にともなう実費徴収を行っている学童保育も多く、こちらは月に1,000円~2,000円が平均的な価格です。利用料金と実費を合計すると、学童保育に必要な金額の平均は1ヶ月あたり4,000円~8,000円であると言えるでしょう。

一方、民間の学童保育の保育料は、施設ごとに異なってきます。

学童保育のなかには、月に10万円近くの保育料がかかる施設もあります。

自治体の方針によるところや、公設か民間か、また施設によっても万単位の差が出るほど、利用料金は施設によってまちまちです。

必要経費は、行事の参加費や旅行への積み立てなど、その都度かかるものとコンスタントにかかるものがありますが、こちらも月々の平均金額でみると1000~2000円ほど となるでしょう。

参考までに、筆者の元勤務先と近隣の学童保育(関西地区、いずれも民間)の保育料の平均です。

  • 保育料月額…低学年:約20000円、高学年:約10000円 +諸経費
  • 兄弟姉妹…上の子の保育料が半額
  • 単身家庭(母子家庭・父子家庭)…保育料半額でした。

保護者の役割は、会議への参加と行事運営・補助がメイン!

学童保育は、指導員(職員)が日々の保育の主導者ではありますが、その運営自体は保護者の力に大きくかかっています。

今は、保育園や幼稚園でもよく聞く話ですが、民間の施設を中心に、職員がすべてを担い保護者の方の負担を減らすといったサービス形態をとっている施設もあるでしょう。

しかし、ほとんどの施設では、学童保育に通う子どもたちの保護者は、保護者会(父母会などとも言います)に所属し、定期的な会議への出席や行事への参加を促されます。

保護者会の会議は、基本的には月に一回程度、指導員から保育の現状を聞いたり、行事や運営についての確認や役割決めなどがおこなわれます。

時には、懇談会などで、各保護者が子育ての悩みを共有したり、学童保育の先輩パパ・ママが1年生のパパ・ママの不安や疑問に寄り添うような、アットホームな集会もあります。

保護者会は全世帯の保護者が属しますが、その中でも、会長(保護者会の司会や打ち合わせ・決定など)・会計・行事担当など、役割を担う保護者もいます。

ある程度の規模の学童保育であれば、1年生で入所して早々保護者が役員を任されることはまれだとは思いますが、何年も通う間に、何らかの役員を担当することになるケースが多い です。

学童保育の現状を知るためにも円滑な運営をサポートしていくためにも、会議には積極的に参加するのが好ましいでしょう。

また、行事に関しては、学童保育全体として見ると上記のように行事は多いですが、保護者の方が参加するべき行事の頻度は、それほど多くはありません。

運動会・キャンプ・歓迎会・送別会など、保護者の参加行事も施設によるところが大きいですが、大きな行事の際に保護者の力が子どもたちのためになることが多いのが現状です。

たとえば、運動会やキャンプであれば、指導員とともに子どもの引率や見守りなど、仕事の休日を使って肉体的にもハードな役割を担うことにもなり、正直なところ、大変です。

しかし、日頃我が子と関わりのある子どもたちの名前を覚えたり親しくなれたりと、やってみると「楽しかった」と言われる保護者の方も多いです。

もちろん、各家庭いろいろな都合や事情があることが前提のため、会議や行事への参加は必須ではないところが多いですが、あまりに参加できない場合は、理由も含めあらかじめ指導員に相談しておくと良いと思います。

元指導員から見た学童保育に我が子を入所させるメリット8つ

学童保育で過ごす6年間(施設によっては3~4年間)には、その後の人生にも活きてくる学童保育に通ったからこそのメリットがあります。

学年や男女を問わず、幅広い友だちができる!

学童保育では、毎日数十人の学年の異なる子どもたちが遊びや生活を共にします。

全員で遊ぶ機会も多く、また、係活動や生活班などの構成も適宜変わっていくことで、自然と幅広い友だちができていきます。

いろいろな遊びや行事に触れることができる!

学童っ子(学童保育に通っている子)の代名詞とも言えるけん玉やこま。

これらの伝統遊びや、全員でパワフルに遊ぶ集団遊びなど、家庭や学校での生活の中ではなかなか触れる機会のない遊びに積極的に取り組むことができます。

キャンプなどの行事への参加も、当日を楽しむだけでなく、行事に向けて練習や話し合いを繰り返して取り組むため、子どもの満足度が高いです。

好奇心やリーダーシップが芽生える!

低学年は高学年のしていることに憧れ、高学年は自然と「集団の中でのお兄ちゃん・お姉ちゃん」としての自覚が芽生え、リーダーとしての言動が身についてきます。

遊び一つをとっても、ゲームや携帯電話を使わない空間で、誰もが楽しめる企画を考えみんなで共有する、という、現代の大人も見習いたい思いやりや統率力が育ちます。

自ら考え行動する力が身に付く!

学童保育での生活の中では、たくさん考えたり意見を述べる機会があります。自分のためだけでなく、みんなのためにどうするのが良いのかを考え行動する力が、自然とついてきます。

生活にメリハリがつく!

土曜日や長期休暇中も定期的に学童保育に通い、体を動かしたり活動をすることで、生活リズムが乱れることなく整います。

学童保育では、子どもの体力づくりや習慣づくりのための遊びや活動も、たくさん取り入れられています。

毎日の宿題をチェックしてもらえる!

学校の宿題は、基本的には学童保育で済ませて帰宅します。

わからない箇所を指導員や上級生に教わったり、しっかりとできているかチェックをしてもらえるので、帰りが遅くなっても宿題で慌てることがありません。

(宿題の正誤チェックや音読のチェックなどをしてもらえるかは、施設によって異なります。)

習い事とも両立できる!

事前に保護者が指導員に伝えておくことで、学童保育の時間内に習い事に行ったり、習い事を終わらせてから学童保育へ行くなどの対応もしてもらえます。

(※施設によって方針は異なります。子どもの安全が第一のため、お迎えが必須のところや、複数人で向かうよう伝えられている施設もあります。)

また、前項でも少し触れましたが、独自に学習サービスなど習い事に近いプログラムを取り入れている学童保育もあります。

それらを利用するかしないか、どんな習い事をさせるかということを、子どもが学童保育の生活に慣れる時期を見て検討し始める保護者も多いです。

習い事に関しても、保護者同士で情報共有や相談をしあえるのも心強いですね。

保護者同士のつながりも増える!

日々のお迎えや、会議や行事への参加で顔を合わせることが増えると、自然と保護者同士のつながりも深まってきます。

みんな同じ「働きながら小学生の子育てをしているパパ・ママ」です。

共通の話題も多く、また子ども同士が仲が良いと保護者間の仲も深まることが多いようです。

上の習い事の相談や、時には(仕事が遅くなりお迎えが間に合わないときなど)お互いの子どもを預かったりと、保護者同士も状況や悩みが同じ立場であるからこそ、子ども以上に友情が芽生えることも…!?

実は、学童保育に我が子を入れることには、デメリットもある…5つ紹介!

メリットがたくさんある一方、学童保育に入所したからこそ悩むことになる、デメリットもあります。

ホームページや説明会などでは、デメリットはほぼ伝えられませんよね…。実際に入所する前には情報も少なく、見えにくい部分でもあることも実情です…。

集団生活の中での我慢が多い!

やはり、放課後自宅に帰る友だちに比べ

  • 好きな遊びができない
  • 係活動が面倒くさい
  • 一人でゆっくりできない

といった子どもたちの声は少なからずありました。

たしかに学童保育での生活は、その時その時では子どもたちに我慢をさせてしまう場面が多く感じられます。

しかし、高学年になり自宅で留守番ができるようになっても、自分の意思で学童保育へ通うことを選択している子どもが多いことを考えると、我慢の連続の中にも、それ以上の楽しみを見つけているように感じます。

乱暴な言葉を覚えて使ってしまうことがある!

学校のように同学年の友だちでなく、自分より上の子どもたちがいる環境で生活をしている学童っ子の中には、言葉の影響を受けてしまう子も少なくありません。

しかし、それを優しく指摘してくれる仲間や先生がそばにいるので、子ども自身が自分や友だちの言葉遣いを考えるきっかけにもなります。

子ども同士のトラブルが起こった際、つらい思いをしてしまうことがある!

小学生同士のトラブルは、ちょっとした言い合いがきっかけでも、何日も修復できなかったり、集団から外されて追い詰められてしまったりと、時として深刻なこともあります。

それが学童保育で起こってしまうと、毎日長い時間を過ごす場所だけに、子どもがとてもつらい思いをしてしまうことも親としては心配になりますね。

上級生の様子や、指導員の力量によってその後が大きく左右される場面です。

保育料がかかる!

先にも述べたとおり、特に民間の学童保育所では毎月万単位の保育料がかかります。子どもが放課後自宅で留守番ができそうな状況であれば、出費は確かに悩めるポイントです。

役員や行事参加など、保護者が分担をすることも多い!

仕事が忙しい、人前に出るのが苦手など、保護者にもそれぞれ悩むポイントがあると思います。

とりあえずは年度初めの会議に出席し、自分のできそう・出られそうな係や行事を担当するなど、保護者自身も無理をしないことが大切です。

預けることに不安…学童保育にまつわる疑問を解決!

学童保育に我が子を預けるにあたって、気になる、子どもの「体調不良時の対応」、「集団ならではの悪影響」、「登下校時の安全」 について見ていきます。

体調不良時には、様子を見ながら静養やお迎えのお願いをすることも!

保育園や幼稚園では、体調不良時の対応などがある程度マニュアル化されていることが多いですが、学童保育での子どもの体調不良に関しては、明らかな高熱や感染症などを除いては、対応は基本的に施設次第です。

子どものかかりやすい病気や心配事があれば、入所前に事前に(もしくは問題が発生したタイミングで)指導員に相談をしておきましょう。

学童保育で子どもが体調を崩した場合、ほとんどの施設では、学校でいう保健室のような静養用の部屋はありません。指導員の事務スペースや、保育室の一画に静養スペースを設けて休ませるなどの対応が多いでしょう。

少し様子を見てまた子どもが元気になれば、活動を再開しお迎えの際や後に電話で保護者に不調の旨を伝えるというケースも多いですが、 子どもがぐったりしていたり、何か症状を訴えている際には、保護者の方に連絡を取りお迎えをお願いすることもあります。

また、感染症が流行している時期などは、普段以上に少しの変化でもすぐにお迎えをお願いすることもあります。

とはいっても、なかなか仕事を抜けられないという保護者も多いです。

保護者の指示で子どもを先に帰宅させたり(あまりにつらそうな時は指導員が送ることも)、ファミリーサポートの方が代わりに迎えに来られることもあります。

学童保育内での怪我などを除いて、 基本的には通院や投薬などはおこなわれません。

悪い影響は受けてこないかな…話し合いを繰り返し、相手の気持ちを考える力もつく!

先に述べた言葉遣いの面でもそうですが、集団生活や保護者の目の届かないところで、子どもが悪い影響を受けてこないかという不安はありますよね。

正直、ルールを破ることがカッコイイと思ってしまう男の子、グループを作ってコソコソと手紙のやり取りなどをする女の子など、 小学生の発達段階で特有の、「憧れ」のような心理が出てしまう場面が多いことは否定できません。

しかし、放課後自宅に戻り、友だちと遊びに行っても、これらの可能性はあるわけです。

そこで、学童保育では、 少なくともそこに大人の目があり、些細なことでも相談し合える保護者の仲間や指導員がいるということは、情報を共有したり家族や友だち同士でしっかりと話し合うきっかけにもなる のではないでしょうか。

もちろん、学童保育内でも、適宜「なにがいけなかったか」「なぜしてしまったのか」など、指導や話し合いを重ね、 トラブルをきっかけに子どもたちの人を思いやる心が育っていく場面も多数あります。

学校終了後の学童保育までの行き帰りは、安全第一で様子を見ながら決定!

「学校から学童保育まで一人で行くの?」「帰りはどうするの?」といった保護者の不安はとても多いです。

これらにも、明確な基準はなく施設ごとの対応にはなりますが、多くの施設の指導員が、 1年生の利用児童たちを学校まで迎えに行っています。

はじめの数ヶ月だけというところから、1年間を通してというところまでさまざまですが、小学校に上がって間もない子どもたちの安全な帰所をサポートするとともに、学童保育に通う子どもたちの集合場所(学校内)の確認や、交通ルール、学童保育のルールなどを伝えながら、安全に学童保育に向かえるよう指導を繰り返していきます。

その他の学年も、できるだけ単独での下校は避け、学童保育に通う子どもたち同士が声をかけ合って一緒に帰所できるよう、安全に配慮しています。

(※道路での飛び出しが気になる子どもがいる場合などは、2年生以上の子どもも迎えに行くこともあります。状況に応じた対応となります。)

また、習い事や、先に自宅にいったん帰る場合など、各家庭によって、さまざまな事情や学童への行き方があります。

その場合は、保護者が指導員に、子どもは周りの友だちに伝えておくなどをし、確実に誰がどこにいるのかを把握、不明な場合は学校や保護者と連絡を取り合い、子どもの安全を守ることができるよう努めています。

また、夕方学童保育から自宅に帰る場合は、一定の時間を超える場合は保護者の方のお迎えをお願いするなど、保護者の協力をお願いしているところが多いです。

パパ・ママも助け合える場所、それが学童保育です

学童保育では、保育園・幼稚園ほど毎日の送り迎えや参観会のようなものはありません。

しかし、学童保育は、指導員はもちろんですが、パパ・ママ主体で、みんなで子どもたちを育てていく施設です。

保護者会や役員会があったり、休日の行事に親子で参加をしたり、時には出店し売り子や店番をしたり…と、パパ・ママ自身もなかなか家庭と仕事だけでは経験することのないような人との関わりも増えると思います。

もちろん、「仕事で疲れてやっとの休日に学童行事…」と時にはため息が出てしまうかもしれません。

しかし、学童保育のパパ・ママたちには、子どもたち同様助け合いの精神をもち、協力的な方が本当に多いです。

学童新米1年生パパ・ママにとって、学童ベテラン高学年パパ・ママのサポートが本当に心強かったり、我が子以外のことも真剣に考えてくれるパパ・ママが多かったり。

そして、パパ・ママ同士の距離も近づき何でも相談し合える仲間にであることもできる。

筆者は、退職後自分自身も母となり、それも学童保育のとても素敵な一面だと改めて思うようになりました。

学童保育は、子どもにとってもパパ・ママにとっても、「安心・安全」で「ここでしかできない経験」にあふれた場所だと感じます。

入所を検討されている方々に、少しでも参考になると嬉しく思います。

みんなのコメント
  • さくらさん

    初めてコメントをさせて頂きます。
    学童について、不満を持っております。
    どうしたら、 良いか悩んでおります。
    小学一年生を預けてる親ですが、学童の対応に不満があり、話し合いをしましたが全く解決ならず、学童のルールだけを言ってくるだけです。
    学童のルールの中でどうしたら良いかを相談しても、自分達で考えて学童のルールに合わせるように、としか言われません。
    朝は8時からしか預かって貰えないのは分かってますが、仕事も朝からあり、8時数分前に一人で学童のドアの前に待たせてたら、8時になってもドアを開けてくれず、子供は大泣きしてたそうで、
    泣いてましたよ!8時前には待たせないで下さい!と怒られ。それ以降、子供はトラウマで数分前でも待つ事が出来なくなり、
    8時ギリギリまで一緒にドアの前で待って、ドアを開けて子供を入れてたら、勝ってにドアは開けるな、と言われ、
    8時にはピッタリ、ドアを開けて欲しいと要望したら、8時にはいつも開けてます!と言われましたが、この数ヶ月、8時にドアを開けにきた事がありません。
    その事を伝えても、いつも開けてますが、今後は8時一分前にはドアのところに行き、8時には開けるようにします!と不満そうな顔で言うのです。
    一分前でも数分前でも何でもいいから、8時には開けて欲しいだけなのに、
    朝の忙しく、時間に余裕のない時間に8時過ぎても来ない学童の先生を待ってる時間の余裕もないから、学童に要望しただけなのに、不服そうな態度で言われ、腹が立ちました!
    普段から、対応が良くないから、不信感だらけの中で、仕方なく子供を預けてるのですが、
    このまま数年もこの学童にいかないといけないのが悔しくて!
    どうしたら良いでしょうか?
    学童は、期待したらダメ、こんなもんよ、と言う意見も多いですが、
    このままでは、我慢の限界です!
    市役所に連絡して通達した事もありますが、変わりません。
    ご意見を頂ければ幸いです。

  • はるかママさん

    決まりは決まりじゃないでしょうか?
    大丸の開店前に10時まで皆さん待ちませんか?きつい言い方かもしれませんが、お子さん相手とはいえ、親御さんが連れてこられるなら、一緒に待つしかないのでは?

  • はるかママさん

    読み返しましたら、ぴったり開かない!とありますが、時計によって1分くらいの誤差は出るものですよね、ですから、子供さんに言い聞かせて少しくらいは待てるようにされたらいかがでしょうか?お母さんが付いていなくても待てるように。社会に出れば、待つことは日常茶飯事、小さい頃からそれができれば、他の子の何倍も得をしますよ〜。
    偉そうにすみません

  • 森のきのこさん

    学童の支援員をしております。朝の忙しい時間、開所前に子供をドアの前に置いて行くのは、保護者の方からしたら心配なのはわかります。でも私達は8時からと決まりがある以上8時に開けるのがやはり望ましいと思います。なぜならそれより前にドアを開け、子供達を受け入れた場合、もし怪我などさせたら時間前に開け受け入れた私達の責任になります。ドアの前で待っている子供達を見ると1分でも早く中に入れてあげたい気持ちはありますが、規約がある以上それを守れない方は、本来なら受け入れ出来ない事になっております。1分くらいはそれぞれの時計のズレもありますが、毎回続くようでしたら保護者会でとりあげてもらってはどおでしょう?

    ひとつ言いたいのが、学童は期待したらダメこんなもんよと言う人の意見を鵜呑みにして欲しくないです。身を削って一生懸命他人の子供に尽くしている支援員もたくさんいますよ!

  • マリオさん

    学童の支援員をしています。保護者の方の朝の忙しさもわかりますが、一人だけ特別扱いをするわけには、いかないのが現実だと思います。さくらさんは、少しくらい融通をきかせてくれても…と思うかもしれませんが、ひとりに対応したら、8時前に、学童を開けなければならなくなります。そうすると、支援員は、ほぼ、時給などが発生しない時間に子供の安全を考えないといけなくなります。延長料金を払って預かる訳ではないので、支援員のことをあれこれコメントするのではなく、冷たい言い方かもしれませんが、まずは自分の子供に我慢することを教えて、学童が嫌なら、留守番などできる子供に育ててはいかがでしょうか?

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