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妊婦さんにとって辛い冬の時期。快適な過ごし方教えます!

2015/05/21

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寒い冬の時期は、体に不調を感じやすい妊婦さんにとって辛い季節でもあります。風邪などの病気にもかかりやすく、外出もしにくくなります。

そこで少しでも冬を快適に過ごせるためにも、妊婦さんが冬に抱えやすい体のトラブルと、その解消法を紹介していきます。

肌の乾燥予防には?

妊娠中はホルモンバランスが崩れやすいので、肌が敏感になって肌荒れしやすくなります。 特に冬は空気が乾燥するので肌がかさつきやすく、痒くなってかきむしって赤く腫れたり、傷ができることもあります。

また、寒い外から帰ってきて暖かい部屋に入ると、気温差で肌が刺激を受けてよりかゆみが増すこともあります。

室内の湿度を一定に保つ

室内でエアコンを使っている場合は特に乾燥しやすくなります。肌の乾燥を防ぐには、室内に加湿器を置いて、湿度を常時60パーセント前後に保ちましょう。

加湿器がない場合は、濡らした大きめのバスタオルをかけて置くだけでも、加湿効果があります。

肌の保湿ケア

特に入浴後や朝の洗顔後は肌の水分が奪われ、かさつきやすいのですぐに肌の保湿ケアをしたほうがよいでしょう。コラーゲンやヒアルロン酸などの、保湿成分入りの化粧水や乳液などをたっぷりなじませましょう。

膝やすね、肘やお腹周りはかさついて白い粉を吹きやすいので、朝夜2回はボディクリームをしっかり塗りましょう。日中も肌のかさつきが気になる前に、こまめにクリームなどで保湿しましょう。

痒くてかきむしって傷ができたり、湿疹になってしまったら市販の保湿クリームでは治りにくくなります。塗り薬を処方してもらうと治りが早くなるので、一度皮膚科を受診することをおすすめします。

体を清潔にする

妊娠中はホルモンバランスが乱れやすくなるため、体がほてって冬でも汗をかきやすく、汗をかいた部分がかゆみを感じたり、赤くかぶれることもあります。

汗をかいたらパウダーシートで拭いたり着替えたり、お風呂に入るなどして体を清潔に保ちましょう。

肌に優しい素材の肌着を

肌を刺激しやすいざらっとした素材、もしくは締めつけるタイプの下着や服を着ていると、ゴムの跡や肌に触れている生地が皮膚を刺激して、余計かゆみがひどくなります。

コットンなど肌触りがなめらかで、吸湿性や伸縮性のある素材でできており、ゆったりとした締めつけのないデザイン、サイズの下着や服を選んで身につけるようにしましょう。

温度差による血圧上昇の対策

妊娠中は、赤ちゃんに優先的に栄養分や酸素が送られるため、血液量が妊娠前よりも増えます。多量の血液を循環させるために、血管は広がった状態になっています。

冬の時期に暖かい室内もしくは屋内から、気温差が激しい寒い外に急に出ると、寒さで血管が収縮して血圧が一気に高くなることもあります。動悸や息苦しさを感じたり、めまいを起こす場合もあるので注意が必要です。

室温の上げすぎに注意

外の気温が低く寒いからといって、室内の温度を上げすぎると外との温度差が大きくなるので、出入りの際に血圧が一気にあがります。そのため、エアコンなどの温度をあまり上げすぎないようにしましょう。

湿度があれば、室温が多少低くても温かさを感じるので加湿器を使いましょう。寒い場合は、保温効果のある靴下を履いたり、首にマフラーを巻くなどして体を温めましょう。

脱衣場や浴室を温める

お風呂に入る時に、寒い脱衣場で服を脱いで、浴室に入り、一気に熱いお風呂につかると急激な温度の変化で血圧が上昇して、心臓に負担がかかりやすくなります。

脱衣場や浴室を暖房で暖めるか、なければ温かいシャワーをしばらく出しておくと室温があがります。

風邪予防には?

妊娠中は、赤ちゃんに栄養を取られるため母体の免疫力はかなり低下します。 妊娠前は丈夫だったのに、妊娠したとたん体調を崩しやすくなったという妊婦さんもいます。

特に冬の寒い時期は、ちょっと寝冷えしたり、寒いところに出かけただけでも風邪をひいてしまうものです。また、毎年12月に入ると、インフルエンザも流行してきます。

妊娠中にインフルエンザに感染すると、肺炎や脳症になるなど重症化しやすいので、感染らないように気をつける必要があります。

免疫力アップの食事

風邪やインフルエンザを予防するには、食事にも気をつけましょう。体に入ってくるウイルスを排除するために、免疫力を高める食品を食事に取り入れましょう。

免疫力アップのためには、人参やレバーなどに含まれるビタミンAやいちごやホウレン草に含まれるビタミンC、レバーに含まれる亜鉛などのビタミンやミネラルをたっぷり摂ることが大事です。

更に、のどの粘膜などをカバーするには納豆や里芋などのネバネバとした食品も効果的です。

また、風邪をひいた時に体を温めたり、咳を鎮めるのによいとされるしょうがや、ウイルスの侵入を防ぐとされる乳酸菌を含んだ、今話題のヨーグルトなども積極的に食べるようにしましょう。

適度な運動と十分な睡眠

体を動かすと血の巡りがよくなって、体内の免疫細胞は全身に行き渡りやすくなり、免疫力アップにつながります。

妊娠中なので無理は禁物ですが、寒いからといって部屋の中ばかりにこもっていないで、体調が良い時はウォーキングなど軽めの運動や、ストレッチなどを行いましょう。

更に、睡眠中は免疫細胞が作られやすいのでゆっくり体を安め、しっかり寝ることも大事です。寒さでよく眠れない時は、湯たんぽなどで足元を温めてみましょう。

手洗いうがい・消毒

外から帰宅したり、来客が帰った際は手洗いとうがいはしっかり行いましょう。うがいはできれば市販のうがい薬を使い、まず口の中のバイキンを排除するために口を軽くすすぎ、喉の奥まで水を含んで3回以上は行いましょう。

手洗いはできれば泡の出るハンドソープを使い、手のひらや手の甲、指の間や手首もしっかり洗い、指先を手のひらの上でこするようして爪の間も丁寧に洗いましょう。手洗い後はアルコール消毒もしておくと安心です。

外出時の注意

人の多い場所はそれだけウイルスが浮遊している可能性も高いので、人ごみへの外出はできるだけ控えましょう。

外出時は近場であっても、念のため常にマスクを着用しましょう。マスクは顔にしっかり密着させて、ウイルスを吸わないように鼻と口をしっかり覆いましょう。使い捨てのものを着用し、帰宅したらマスクの外側に触れないようにして捨てましょう。

体調が悪くなったら

熱っぽくて体がだるかったり、喉がイガイガして咳が出るなど体調が悪くなったら、早めに病院にかかりましょう。

妊娠中は赤ちゃんに影響を及ぼす薬もあるので、市販の風邪薬を安易に飲むのだけはやめましょう。妊婦さんにも処方できる薬を常備しているので、できればかかりつけの産院を受診したほうがよいでしょう。

冷え症対策には?

妊娠中はホルモンバランスの乱れや運動不足による筋肉の衰え、子宮が血管を圧迫することによる血流が悪くなりがちです。それに加え、冬は気温の低下による寒さで血行が悪くなり、体が冷えやすくなります。

体が冷えると、妊娠初期はつわり症状が悪化したり、お腹が頻繁に張る、腰痛が起きたり便秘になる、足がむくみやすくなるなど体に悪影響もたらすので、できるだけ体を冷やさないようにしたほうがよいでしょう。

首と下半身を冷やさない服装

妊娠中は下半身の血流が特に悪くなるので、足元から冷えやすくなります。そのため、特に腰周りや足元を温めることが大切です。

腹巻や毛糸のパンツを履いたり、保温性の高い靴下やタイツ、スパッツを履く、レッグウォーマーをするなどあったかアイテムを活用しましょう。

また、首元が空いていると寒さを感じやすいので、マフラーやストールを巻いたり、ハイネックのヒートテックを着るなどして首周りも保温しましょう。

カイロを使う

特に寒い日などは、貼るタイプのカイロを使うのもおすすめです。やけどする恐れがあるので、下着の上から腰やおしりなどに貼りましょう。

足元が冷えるなら、靴下の上から足の裏やつま先に貼って、ブーツタイプのルームシューズを履くと保温性が高まります。

体を温める食事

食べ物には、体を温める食材と冷やす食材があります。

    体を温める食材

  • 野菜類  人参やじゃがいも、ごぼうや大根などの根菜類。血流を促す作用のあるかぼちゃなど
  • 果物   りんごやさくらんぼ、ぶどうやドライフルーツ全般
  • 肉や魚  赤身や白身の魚やタコ、いかなど
  • 調味料  ごま油や味噌、しょうゆやきなこなど
    体を冷やす食材

  • 野菜類  なすやトマト、レタスやインゲン、ピーマンなどの夏野菜
  • 果物   南国の暖かい地域で収穫されるバナナやメロン、キウイやみかんなど
  • 肉や魚  かまぼこやちくわ、ハムやベーコン
  • 調味料  酢やこしょう、カレー粉やわさびなど

血流を良くして、体を内側から温めるためには、体を冷やすものを少し控え、温めるものを食事に取り入れようにしましょう。といっても、体を冷やす食材にも栄養価の高いものや、個人の好みで食べたいというものもありますよね。

体を冷やす食べ物は、生ではなくできるだけ火を通したり、漬物や干物にすると性質が変わるので、調理法を工夫してみましょう。

また、しょうがやキムチなどの発酵食品は、血流を促し体をポカポカにしてくれるので食事にとりいれましょう。

入浴&足浴

冬場はぬるま湯にゆっくり浸かると、血流が良くなって体が温まります。ただ、妊娠中はほてりやすいので休憩を挟むようにし、長時間の入浴は控えるなど無理しないように気をつけましょう。

冷えは足元から来るので、室内でも桶にお湯を入れて足浴をするのもおすすめです。

食べ過ぎ・体重増加予防には?

暑い夏の間は夏バテで食欲がなかったという妊婦さんも、秋から冬に入ると食欲が出てきて、つい食べ過ぎてしまい体重が急激に増えてしまうという人も多いでしょう。

また、寒いからといって家の中に閉じこもりがちになり、室内でも横になってあまり動かないでいるとカロリー消費が少なくなり、短期間で体重が増えすぎてしまいます。

食べ過ぎに気をつける

お腹がすくと、つい食事の量や間食の回数が増えてしまいがちです。日頃から腹八分目になるように心がけ、間食も時間を決めるように習慣づけましょう。

また、肉や野菜などはできるだけ油を使わないフライパンを使ったり、オーブンで焼く、スチーマーで蒸すなど調理法も工夫しましょう。

それでも、口寂しくなってつい何か食べたくなってしまったら、カロリー控えめで、お腹を満たしやすい食べ物でしのぎましょう。

    おすすめの食べ物

  • するめやおしゃぶり昆布
    固いので歯ごたえがあって、少量を食べるのに時間がかかるので食べ過ぎを予防にもなります。ヘルシーなのでカロリーオーバーの心配はないですが、塩分を含むので大量に食べないように気をつけましょう。
  • 野菜
    ブロッコリーや枝豆などは少し硬めにゆでておけば、食べる際に歯ごたえが出ます。じゃがいもやさつまいもなどは薄く切って、油をできるだけ使わないで焼き、調味料も控えめにしましょう。ポテトチップス風になって美味しく食べられます。
  • ナッツ類
    落花生など殻付きのものを準備し、殻を取りながら食べると食べ過ぎずに済みます。
  • ドライフルーツ
    フルーツでも生のままだとすぐに食べ終わってしまい、つい食べ過ぎます。ドライタイプのものなら噛みごたえがあるので、時間をかけて食べられます。

体を動かす

お腹が大きくなってくると動くのが辛かったり、寒くて外に出るのが億劫になると体を動かさなくなります。でも、安定期に入り医師の許可が出れば、妊婦さんでも適度な運動をしたほうが却って体にはよいものです。

動かずにいると筋力がなくなったり、つい食べ物に手が伸びてしまいがちになります。急に運動を始めても体がついていかないので、まずは室内で体を伸ばしたり、テレビをみながらでも足踏みするところからスタートしましょう。

体が慣れたら、昼間の太陽が出ている暖かいうちに家の回りを散歩しましょう。また、家だとなかなか腰が上がらないという妊婦さんなら、スイミングやヨガなどマタニティ向けのレッスンに通ってみるのもよいでしょう。

何かに集中する

家でテレビをみながら横になるなど、特に何もしていないとつい食べ物のことを考えて、必要ないのに間食してしまうこともあるでしょう。

ベビーアイテムの準備や部屋の片付け、編み物などの手芸や資格取得の勉強など、自分が苦にならずに何か集中してできることを、毎日の生活に取り入れましょう。

産後はやりたくても、しばらくは赤ちゃんのお世話に追われてしまいとにかく自分の時間がなくなるので何もできません。時間のある今だからこそ、やっておきたいことを無理のない範囲で計画的に進めましょう。

病気や冷えなど冬にありがちなトラブルに注意しながら、冬のマタニティライフを充実させましょう。

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