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確定申告の扶養控除は廃止なのに子供の名前を書く欄があるのは何故?

2014/05/26

政治のことには関心がなくても『児童手当』が『こども手当』に変わった時の騒動は覚えている、という方は多いと思います。そこからまた『児童手当』に引き継がれて、その間に『扶養控除廃止』のニュースが舞い込み、38万円の扶養控除がなくなったと知った時は「しっかりしてよ政府!」と思わず怒ってしまった親御さんも多いのではないでしょうか?

さて、お金の絡む法改正があるとすぐに変更があるのが『確定申告書』の様式。自営業や株のトレーダーさんなど、確定申告を毎年ご自分でされている方は、年度末に四苦八苦しながら領収証の整理や取引の内訳などを計算されていると思います。

さて、そんなふうにご自分で作成されている方はご存知だと思いますが、扶養控除が廃止された今でも、確定申告書には扶養家族の名前を書く欄があります。扶養控除はなくなったのに扶養者の名前を書く欄がある理由は、一体なんなのでしょうか?

扶養控除のところには書いちゃダメ!

確定申告書を見ると『扶養控除』という欄は特に但し書きもなく、様式も変わらずにあるので「じゃあここに子供の名前書けば控除が受けられるのでは?」と思ってしまいそうですが、ちょっとストップ!そこに書けるのは16歳以上の扶養家族です。

16歳以上の扶養家族はどういった方が対象かというと、手引きに書いてありますが、例えば高校生・大学生のお子さん、仕事をしていないおじいちゃんやおばあちゃんと生計を共にしている場合は、その方々について控除の対象になるということです。

しかし生計を共にしていても、パートや事業をして一定以上の所得がある場合は控除が受けられないので注意。また奥さまは『扶養控除』ではなく『配偶者控除』になります。

お子さんが全寮制の学校にいる、一人暮らしをしているなどの理由で、同居していなくても仕送りをしている、学費を払っているということであれば、生計を共にしているものとして取り扱われますから控除が受けられます。16歳までは『児童手当』で、それ以降は『扶養控除』でお子さんについて保護しますよ、ということのようですね。

16歳未満の扶養家族を書く欄は?

それでは16歳未満の子供は、確定申告紹書で申告することはないのかといえば、そういうわけではありません。『住民税、事業税に関する事項』の方に申告する欄があります。住民税に関係してくるので忘れずに書きましょう。

こちらは『16歳未満の扶養親族』と申告書に書いてあるので間違えないと思いますが、16歳以上のお子さんの名前は書かないように気をつけましょうね。というわけで、確定申告書に子供の名前を書く欄がある理由は『16歳以上の子供に対する扶養控除』と『住民税に関する申告』のためでした。

こうしてみると、意外と色々な控除や保護を受けていることが分かります。「政府、さっきはゴメン…」と謝りつつ、「こういったことにきちんと税金を使ってもらうためにも、選挙に行こう!」と、直接確定申告に関係のない決意まで改めてしまいそうですね。

税務署に提出する書類は、法改正などで申告する欄が変わるので、改正直後は戸惑うこともあります。良く分からない場合は、年度末が近付くと税務署や市役所などで、相談しながら書類を作成できる相談会を開催しているところもあります。大変ですがそういった相談会や手引書を利用して、間違いのないように書類を作成しましょうね。

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