上の子に悩む人も、2人目が欲しい人も必見。2人目育児のコツ

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2015/05/10

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「子どもが2歳になって、ちょっと余裕が出てきた。そろそろ2人目が欲しいような気もするけど、せっかく楽になってきたのに、またあの0歳の育児を一からと思うと、ふんぎれないんだよね。」

「きょうだいがいると、楽しい?大変?」など、上の子の育児が少し落ち着いてきた頃、お母さんたちが口にする「2人目ってどうなの?」。

きょうだいは、必要なもの?

最初にキッパリ言ってしまいますが、きょうだいは、とてもいいものです。子どもにも、きょうだいがいたほうがいいと思うのはもちろんですが、親にとってもとても素晴らしいことです。なんといっても、子どもの人数分幸せと愛情が増えるんですからね。

複数の子供を持つ人の悩み

でも2人以上の子供がいるお母さんたち、ずいぶん悩みが多いみたいです。

  • 上の子がわがままばかり言う。
  • 赤ちゃん返りがひどい。
  • 上の子にイライラする。
  • 大したことでもないのに、上の子にばっかり怒ってしまう。

など。中には「下の子の方が、性格もよくてかわいい。上の子は、なんか可愛げがなくて好きじゃないんだよねー。何考えてるかわからなくて気持ち悪い。」とはっきり言うお母さんもいて、びっくりしたことがあります。

3歳と5歳の子どもを持つお母さんに「上の子、もう5歳なんですよ。いつまで甘えてくるんですかね?」とうんざりして聞かれたこともあります。まだ5歳なのに、です。

親が、上の子との接し方や気持ちをきちんと考えないと、特にお母さんと上の子の関係が悪くなってしまうことが多いようです。

お母さんからすると、一人子どもが増えて大変なんだから早く自立してほしい、お兄ちゃんお姉ちゃんらしくなってほしいと思ってしまうのは、自然のことかもしれませんね。

上の子のさみしい気持ち

でも子どもにとって、きょうだいが増えるのは一大事。今まで家族の愛情をひとりじめしていたのが、急に「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と言われても、そんなに突然お兄ちゃんやお姉ちゃんにはなれないよ、というのが正直な気持ちでしょう。

子供が生まれるたび家出した猫

うちの猫は、私に子供が生まれるたびに家出しました。1人目の時は、3ヶ月ぐらい帰ってきませんでした。それまで一番可愛がられていたのに、突然現れた小さい生き物に自分のポジションをとられて、へそを曲げてしまったのでしょうね。

2人目の時は、1ヶ月ちょっとで帰ってきました。3人目でも、やっぱり1ヶ月近く家出しました。

家出といっても猫ですから、ある日何食わぬ顔で帰ってきて、赤ちゃんをちらっと見て餌を食べたりします。子供が成長するに連れ、一緒に遊んだりするようになって仲良くなりましたが。

今思い出してみると、子どもたちがお昼寝していると、決まってだれかのお腹の上に座っていました。あれは、「俺が一番お兄ちゃんなんだからにゃ。」という意思表示だったのかもしれません。

猫と一緒にしないでと思われるかもしれませんね。でも上の子は、弟や妹ができてうれしい、お兄ちゃんお姉ちゃんになる誇らしさがある一面、家出したくなるほどのさみしい気持ちを心の中に持っているのではないでしょうか?

上の子に望む過剰な期待

よほど年の離れたきょうだいならともかく、上の子だってもっとお母さんに甘えたいのです。それなのに、お母さんが「早くしっかりしてほしい。」と、勝手に過剰な期待を持って上の子と接したとしましょう。

上の子は、ただでさえ、お母さんを全部赤ちゃんに取られたような気分になっている上に、お兄ちゃん・お姉ちゃんだから我慢しなさいと言われたり、早く早くと急き立てられて、怒られてばかり。

これでは、上の子がお母さんを信頼して安心して成長できませんね。おどおどしたり、わがままになったり、中には下の子に隠れて意地悪をする子もいるでしょう。

すると、お母さんは、「自分の望むようなお兄ちゃん・お姉ちゃんになってくれない子」だと、不満を持つようになってしまいます。親子でお互いにこんなことを思っていたら、いい関係はとても作れません。

子どもには、いつも、お母さんが自分のことを大好きだとわかっていることがとても大切です。ちょっとしたコツで、複数の子育てはとっても楽しいものになりますよ。今よりもっともっと子どもが可愛く思えるんですから。

楽しくなる上の子育てのコツ

下の子が産まれたら、上の子を思い切り可愛がってあげてください。赤ちゃんより、上の子を優先してあげてください。

上の子が赤ちゃん返りしたり、わがままになって甘えてきたりするのは当たり前。世界一大好きなお母さんを、突然現れた赤ちゃんにとられてしまったんですよ。生まれて初めての一大事に、不安になるのは仕方ないことです。

なんでも上の子からしてあげる

一番のコツは「なんでも上の子を優先する」こと。赤ちゃんより、上の子をよく見てあげてください。「見る」といっても、ただ見るのではなくて、子どもを見守るのです。

そして、遊んでほしがったら一緒に遊びましょう。起きあがるのがだるくて大変だったら、赤ちゃんの反対側で上の子も寝っ転がらせてください。ほっぺをくっつけたり、手遊びをしたり、寝たままでも上の子の方を見てあげてください。

赤ちゃんがちょっとぐらい泣いてても大丈夫です。「今は○○ちゃんと遊んでるんだから、赤ちゃんにはちょっと我慢してもらおうね。」そこで、上の子が喜んでくっついてきたら、そのままくっついててやればいいのです。

「お母さん、赤ちゃん泣いてるから、おっぱいあげてよ。」って言ってくれたらチャンスです!「あなたは、なんて優しい子なの。ありがとうね。大好きよ。」とおおげさなぐらいにほめてあげてください。

そうです。ここで、お兄ちゃん、お姉ちゃんの気持ちが芽生えるのです。人から「あなたの方が大きいんだから、ちゃんとして!」こんなふうに言われたから上の子らしくなるのではありません。

むしろ、こんなことを言うと逆効果。赤ちゃん返りが加速するだけです。

上の子が女の子だったら、赤ちゃんにおっぱいをやる真似をしたがるかもしれません。そんなときは「危ないからダメでしょ!」など言わずに、サポートしながらやらせてあげてください。添い寝での授乳のまねもいいですね。

うちでは、上の子たちがおっぱいをやりたがったので、小さい哺乳瓶を使いました。薬を飲むとき用の、20mlぐらいのものがあったので、そこに母乳をしぼりいれ、順番に赤ちゃんを抱っこして、飲ませてもらいました。

何回もやりたいというのでしぼるのが大変でしたが、あれはどういう心の動きなのでしょうか。真剣に、でも、優しくて愛情のこもった子どもたちの眼差しや手つきには、赤ちゃんをかわいいと思う気持ちがあふれていたと思います。

それから、おむつ替えの時にはおむつ替えセットが入っているかごを持ってきてもらって、お尻ふきをだしてもらったり、ビニール袋を出してもらったり、お手伝いしてもらいました。

自分が仲間はずれにされているように感じられると、さみしいものなのでしょうね。だから、おむつ替えの間、頭の上の方で、赤ちゃんに「いないないばぁ」をしたり、おもちゃであやしてくれるのもお願いしました。はりきる様子が愛おしかったです。

上の子があやしてくれて、赤ちゃんが笑った時、上の子が赤ちゃんを大好きになったのがわかりますよ。だって、かわいいでしょう、赤ちゃん。

そして、笑う赤ちゃんを見て嬉しそうに笑う子どもたちの可愛いことといったらありません。お母さんの幸せは、これなんです。

勝手な願い「上の子の自立」

もうひとつのコツは、「お兄ちゃんでしょ。お姉ちゃんでしょ。」と言わないことです。これは、すごく気をつけました。

私自身長女なのですが、「大きいんだから我慢しなさい」とか「お姉ちゃんでしょ」と言われるのがすごく嫌だったんです。妹のことは可愛かったですが、なんで私ばっかり怒られるんだろうって思いましたよ。

これは本当にだめです。「下の子ばっかりかわいがられる」「自分より、下の子の方がかわいいんだ」と思ってしまいます。

あまりひどいと、上の子の欲求不満は爆発します。きょうだいげんかは、いいんですよ。うちの子どもたちも、いつも誰かと誰かがけんかしています。よほどひどくない限り、きょうだいげんかには口を挟まないことにしているので、けんかし放題です。

でもいつの間にかけろっとして、一緒におやつを食べていたりするんですから、きょうだいって不思議ですね。

問題は、陰険な意地悪をしたり、相手がひどく泣いているのにひどい暴力を振るったり、親の目から見えないところで、下の子に意地悪をしたりする時です。これは「お母さん助けて」のサインです。

気づいて欲しい子どものSOS

息子の友達の家族と大きな公園に遊びに行ったときのこと。友達には、歩き始めの弟がいます。お母さんは、目が離せない弟にかかりきりなのですが、上の子が目に入ると、いちいちびっくりするような厳しい調子で怒りつけてばかりいました。

息子と友達は、池でザリガニとりを始めましたが、これもお母さんは気に入らないのです。あまりのヒステリックさに、吹き出してしまうほど。

  • 池の周りは危ない。
  • ヘタクソ!
  • 早くつかまえなさい。
  • 下の子にも見せなさい。

こんな調子で、ずっとヒステリックに怒りっぱなし。でも、上の子は慣れているのか、知らん顔でザリガニを捕まえています。

「あっ。」お母さんの帽子が風で飛ばされました。お母さんは慌てて帽子を追いかけて走っていきました。その時です。息子の友達は、よたよた近寄ってきた弟の腕を、ぎゅーっとつねったのです。

強い攻撃性や赤ちゃん返り

上の子の「お母さんは自分のことが嫌いなんだ。」「お母さんは弟ばっかり可愛がる。」「怒られるのは、いつだって自分だけ。」という欲求不満は、攻撃性や赤ちゃん返りという行動で出てきます。

どうか、「下の子を可愛がってくれない意地悪な子」とか「いつまでもわがままばかり言いう甘えんぼ」と思わないであげてください。

上の子は、大人が思う以上に我慢しているし、さみしい思いもしているのです。例えば、出産時のお母さんの入院中だって、それまで一緒にいてくれたお母さんと離れ離れになる、辛い体験です。

お母さんが変われば、変わる

下の子の育児で手いっぱいという気持ちはわかりますが、上の子もまだ幼い子どもだということを忘れないでください。

そして、我慢している思い、下の子にお母さんをとられてしまったというさみしさを忘れるほどに、上の子を気にかけ、手をかけてあげてください。子どもが2人以上の場合も一緒です。

それぞれ、好きなおやつや好きなことは違いますから、その子の好きなことで特別扱いしてあげてください。例えば、「ナイショね」と言って、口の中にそっと飴玉をいれるのでもいいんです。

上の子のさみしい気持ちを満たしてあげれば、2人目以降の育児は、びっくりするほど楽しくなります。

一人目の時は、授乳するのもおむつをかえるのもおっかなびっくり、要領がわからないから、3時間ごとの授乳に追いかけられるみたいでしたね。でも、2人目の時は、沐浴も授乳も慣れたもの。

私は甥や姪のおむつもかえたので、今では、横を向いて子どもたちとしゃべりながらでも、おむつを替えられるようになりました!一人目の時、あんなに苦労したおむつがえが、片手間にちょちょいのちょいです。

いい親子関係と仲良しのきょうだいは、子どもたちへの素敵なプレゼントです。一人ひとりの子どもに、たくさん愛情を伝えてください。

きょうだいがいると、愛情が増えます。子どもをひとりひとりよく見ると、いろんな子がいるんだな、と理屈ではなくわかります。そうしたら、自然にそれぞれの子どもを尊重できるようになります。

お母さんが子供をちゃんと尊重してくれると、子どもは自然に自立してくれますよ。そうやって、愛情の中で自立できた子は、お母さんへの信頼がしっかりありますから、大きくなってからも、きょうだいや友達を大切にできるはずです。

2人目育児のコツを覚えて、育児を楽しんでくださいね。

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