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二人目出産後の育児が上手くいく!上の子に寄り添った接し方

2016/03/23

2人育児をするママ
待望の二人目を授かり、家族皆でその誕生を心待ちにしていたと思います。しかし赤ちゃんが誕生後、上の子は初めて、自分以外の存在に対して「やきもち」をやき始めます。

「赤ちゃん返り」とも言われ、誰にでも起こりうる感情であり、「甘えたい」「自分への愛情を確かめたい」などの感情の表れであると言われています。

二人育児は大変な時もありますが、実はうまくいくポイントは上の子への接し方にありました。

ママが上の子にイライラしてしまう原因をまず知ろう!

ママはどのようなことで、上の子に対してイライラしてしまうのでしょうか?ありがちなその原因をまとめてみました。

  • 授乳時間に限って、上の子が甘えてくる
  • 上の子が下の子に対していじめる(叩くなど)
  • より小さい下の子を守らなければという気分になる
  • 赤ちゃん返りをする
  • 出産後でいっぱいいっぱい
  • 「上の子可愛くない症候群」

どんなことなのか?詳しく説明します。

授乳しようとすると、上の子がアピールしてくる

授乳の時間は、ママと赤ちゃんの命をつなぐ大切な時間です。

その時間を狙ったかのように、今まで機嫌良く一人でも遊んでいた上の子が、その時間に限って上の子がアピールをしてくることがあります。

「お腹空いた」「喉が渇いた」など、手間がかかることばかり言ってきます。

「ごめんね。ママは今手が離せないの」となだめても、不機嫌になるばかりです。

「自分でコップにお水をついで、飲んでくれるかな?」と優しく言っても、「できない!」「いやだ!」の繰り返し。

しまいには泣き出し、手がつけられない状態になってしまうとママは困ってしまいますよね。

上の子が叩くなどして下の子をいじめてしまう

「ようやくお昼寝してくれた…」とホッとしたのもつかの間、上の子がわざと大声を出して起こし、泣かせてしまうということはありませんか?

また、静かに仲良く遊んでいるなと思えば、叩いたり押したりなど、子供は手加減を知らない分、こちらもヒヤヒヤします。

注意すればますますムキになってやり続け、しまいには上の子まで泣き出すなど、ママもお手上げ状態です。

下の子を「守らなければ」と思ってしまう

「小さくて無力な存在」である小さな赤ちゃんを、守らなければいけないという気分になるのは、産後のホルモンバランスの作用もあるでしょう。

上の子も、確かに今までは一番小さな存在ではありましたが、下の子が誕生したことで、無条件にという強い感情が沸き起こるまではいかないのかもしれません。

また、ママの頭の中で上の子は「お姉ちゃん(お兄ちゃん)なのだから」という思いが、無意識に存在しているのかもしれませんね。

今までできていたのに、急に赤ちゃん返り!

産後のママは、赤ちゃんのお世話で忙しいものです。特に、自分では何もできない赤ちゃんには、ママが何でもやってあげなくてはなりません。

そのような猫の手も借りたい状態のところで、上の子の赤ちゃん返りが始まります。

おむつを換えている時に上の子が「ママー、おしっこー」と言ったり、早く食事を終わらせたいのに「ママ、食べさせてー」などいい始めたり。

どれも一人でできることばかりを、要求してきませんか?しまいにはどちらも泣き出してしまい、ママも一緒に泣きたい気分になってしまいますよね。

産後のママは、日々を過ごすだけでいっぱいいっぱいに!

ホルモンバランスの変化、生活の変化、体調の変化など、出産後のママは様々な変化で余裕がありません。寝不足でも赤ちゃんのお世話や家事をこなさなくてはなりません。

必然的に、上の子に構ってあげられる時間も、心にも余裕がなくなってしまいます。

してあげたくても、上の子になかなか構ってあげられない状況になってしまっているのです。

誰にでもある!?「上の子可愛くない症候群」

上の子に対してイライラしてしまったり、可愛くない!と思う感情は、実は二人目以降を出産されたママなら誰にでも起こりうる感情なのだそうです。

本能的なものですので、決してママが悪い母親だからとか、子供が悪い子だからなのではありません。

誰もがイライラしてしまい、そして同じように悩んでいるのですよ。

ただ、誰もが同じように悩んでいるとは分かっても悩んでしまいますよね。どうしたらそのイライラを抑えることができるのでしょうか?

上の子にイライラしない!接し方のポイント9つ

ママは、上の子へのイライラをどうにかしたい…でもどうやってと悩んでいる方が多いと思います。

そこで、上の子に寄り添った接し方のポイントを9つご紹介します。

  1. まず、上の子を優先させる
  2. 危ない事は注意しながら、気持ちは受け止める
  3. 叱らずに手伝ってあげる
  4. たくさん「抱きしめる」ことで子供は満たされる
  5. 上の子との「二人の時間」を持つ
  6. 時には「程よい距離感」も大切にする
  7. 上の子の「新しい魅力探し」
  8. 「お姉ちゃん(お兄ちゃん)だから」は使わない
  9. スキンシップは多すぎても困らない!

どうやって取り組んでいけばいいのか?説明していきますね。

1.上の子を優先して安心させる

同時に泣かれたり、何かを要求された場合には、ひとまず上の子を優先させましょう。「あなたのことも赤ちゃんと同じように大切」ということを伝えましょう。

危険が伴う場合ではない限り、少しの時間でしたら赤ちゃんは泣かせておいても大丈夫です。

もし授乳前の事でしたら、上の子が満足した後で授乳をしながらゆっくりお話をしてもいいですね。

2.いけない事はきちんと注意して、子供の気持ちは受け止める

たとえふざけていても、子供は力加減がまだ分からないために思わぬ事故につながる危険があります。

ドンと押したり、叩いたり、顔をふさぐことや上に乗ったりすることなどは命にかかわる場合もあります。そのような場面では、きちんといけないことと教えて叱りましょう。

その上で、なぜそのような行動をしたのか、上の子の気持ちもしっかりと受け止めましょう。

今まではパパやママの視線を独り占めしていたのに、赤ちゃんが家に来てから自分を見てくれなくなった…。そんなふうに誤解をして、寂しさを感じているのかもしれません。

3.「どうしてできないの!」ではなく手伝ってあげましょう

着替えも一人でできるようになり、ご飯もきちんと食べられるのに「着替えさせて!」「ご飯食べさせて!」と甘えてくることがあります。

このような時には「一人でできるでしょう!」と突き放すのではなく、手を差し伸べてあげましょう。これも「赤ちゃん返り」の一つであり、一時のことですから心配いりません。

とはいえ、赤ちゃんのお世話で疲れているママにとって、毎回これでは大変ですよね。

そのような時には、手を貸しながらも「〇〇は、本当はとっても上手にできるんだよね。お母さんは知ってるよ」と言葉の魔法の力を借りましょう。上の子のやる気が出て、自分でやろうという気になるかもしれません。

お手伝いをしながら、いつも見ているよというメッセージを添えましょう。

4.「抱きしめる」ことは最上のスキンシップ

イライラしたり上の子のわがままを聞いてあげられない時ほど、子供をギュッと抱きしめましょう。

上の子は、なぜ自分を優先してくれないのかがまだ理解できません。

抱っこすることで、子供は安心します。言葉はなくても、抱きしめることで子供の心を安定させてあげることができるのです。

また、それはママにとっても同じこと。

子供をギュッと抱きしめると、とても愛おしく感じ、イライラしてしまった心も落ち着いてくるでしょう。

5.「二人で過ごす」時間を持ちましょう

赤ちゃんがいると難しいかもしれませんが、もし可能ならば赤ちゃんを預けて上の子と二人の時間を持ちましょう。

忙しい日々の中ではなかなか見る余裕がなかった、上の子のちょっとした成長や変化を感じる事ができるかもしれません。

ママ自身も、家事や育児から少しだけ離れることで、リフレッシュする良い機会になるかもしれませんね。

6.余裕がない時は無理せず「程よい距離感」を持つ

たくさん述べさせていただいておりますが、一番大切にしていただきたいのがママ自身の気持ちや体力です。

ママも人間ですので限界があります。

疲れたなと思ったら、旦那さんや家族に子供のお世話をお願いしましょう。子供がたっぷりと甘えられる存在をママとは別に作ってもらいます。

外出もいいですね。その間はママも休むことができますし、一人の時間を持つことで子供への愛情を再確認できるでしょう。

7.上の子への意識を変えて「新しい魅力」を探そう

ママに二人目の子供が誕生するということは、上の子にとっても兄弟(姉妹)が増えて「お姉ちゃん(お兄ちゃん)」になるということです。

そこの切り替えがママの中でまだできずに、イライラしてしまうのかもしれません。でも実は、新しい家族の形になると上の子に対しても「今までとは違った可愛さ」を感じるもの。

上の子は下に兄弟ができることによって、きっと変わる部分が出てくるでしょう。

ママが気がつかなかっただけで、泣いているとそっとあやしてくれていたりお世話好きな一面もあるかもしれません。

まずは意識を変えて上の子の新しい魅力を発見しようと、向き合うことも大切です。

8.「お姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだから!」と言い過ぎない

ただし、「お姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだから」という言葉を使いすぎないようにしましょう。

上の子は、とてもプレッシャーを感じてしまいます。

特に叱る時にそれを乱用していると、好きでお姉ちゃん(お兄ちゃん)として生まれてきているのではない!と、反発を招いてしまうことになりかねません。

「お兄ちゃん(お姉ちゃん)じゃないもん、◯◯だもん!」と言うようになってしまいますよ。上の子に対しても、きちんと名前で呼ぶようにしてあげましょう。

ただ、下の子に対しては「お兄ちゃん(お姉ちゃん)が先だよ」と「上」であることを伝えていきましょう。

9.スキンシップはこちらから、積極的にしましょう

赤ちゃんに対しては抱っこをする回数が多いので、ママの腕を占領してしまいます。

それをうらやましく思って、そのまま「抱っこして!」と伝えられる子もいればなかなか表現できない子もいます。

その感情が時にはいたずらやわがままとして出てくる場合もあります。

そのような時は叱らずに、まずはギュッと抱きしめてあげましょう。

「私のこともきちんと見ていてくれているんだ」と分かれば、子供も安心して落ち着いてくるでしょう。

子供への愛情表現は、しすぎて困ることはありません。気がついたら、こちらから積極的にアプローチしましょう。

もしも上の子が可愛いと思えなくなってしまったら…

産後はホルモンバランスの影響もありますので、ママも情緒不安定になりやすいものです。頭では分かっていても、上の子への接し方に気を配れない時も当然あります。

もしもそのような気持ち(上の子が可愛いと思えない…)が芽生えてしまったら、まずはその感情をありのまま受け止めましょう。

「どうして自分の子供なのに、可愛いと思えないのか」と悩むことこそ愛している証拠です。愛しているからこそ、自分の感情とのギャップに悩んでしまうのです。

赤ちゃんのお世話で精一杯なママは、心身共にとても疲れています。赤ちゃんが眠っている時に自分も休みたいと思う日だってありますよね。

上の子が「遊んで!」と甘えて来た時に、上手に対応できない時があって当然です。「母親なんだから!」と何もかも頑張ってしまうから、辛くなってしまうのです。

休みたい時には、素直に子供に話してみましょう。「ごめんね、とても疲れているから少し横になりたいの…一緒にちょっとコロンとしてみない?」と、上の子も一緒に誘ってお昼寝をしてみるのもいいかもしれません。

自分の気持ちを話せただけですっきりするものです。疲れすぎて心が弱っていると、自分の好きな事や人に対して、愛情が沸かなくなることもあります。

上の子に対して「可愛くない」と思ったら、今自分は疲れているのだというメッセージとして受け止めそれを上の子に伝えて甘えてみましょう。

お手伝いをさせて、自覚を持たせましょう

人の役に立てるという自信は、人を成長させます。

上の子も、自分はお兄ちゃん(お姉ちゃん)だという自覚が芽生えてきます。少しずつ、簡単なお手伝いをさせてみましょう。

おむつを持ってくる(捨てる)、泣いていれば優しくトントンしてあげるなど、無理なく続けられそうなことがいいですね。

もし嫌がってやらない時には無理にさせることはありません。上の子の気が向いたときで十分です。お手伝いができた時には、思いっきり褒めてあげましょう。

あなたがそれをしてくれて、ママがどんなに助かって嬉しいかということや、赤ちゃんがとても喜んでいることを、笑顔で伝えてあげてください。

慣れてきたら、赤ちゃんにミルクや離乳食をあげるなどのお手伝いもお願いしてみましょう。おむつ交換などもできるようになるかもしれません。

そうなれば、ママも助かりますね。

大好きなママが喜んでくれたということが上の子の自信になり、誰かの役に立てることに喜びを感じるようになります。

そして、自分以外の存在を認めて、優しくいたわる心を育てることへとつながります。

ママからの愛情で、上の子は下の子へ優しくすることを学びます

上の子に寂しい思いをさせてしまうことはとても心が苦しいですよね。二人きりの時間を作りたいと思っても、なかなかそれも難しいものです。

特別にどこかへ出かけたりしなくても、抱っこの回数を増やしたり絵本を読むなどのちょっとした間にできることで十分だと思います。

大切なのは時間の長さではなく、気持ちのこめ方です。下の子が眠っているほんの少しの間、抱っこしながらお話をするだけでもいいのです。

疲れているのに無理に時間を作り、険しい顔で遊びの相手をするよりも、ママが心の底から笑顔で接してくれるだけで、子供はとても安心します。ママの愛情を確認できるのです。

ママも子供を抱きしめることで、心にたくさんのパワーをもらいますよね。心が満たされると人に優しくなれるものです。

人の優しさを知っている人は、人にも優しくしてあげられます。ママからの愛情を感じることで、上の子も下の子へ優しくすることができるようになるでしょう。

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