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妊娠中のお腹を守る効果ありの腹帯!おすすめの種類と選び方

2016/10/31

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妊娠中、特に安定期に入りお腹が目立ってくると腹帯を着ける方も多くいると思います。

腹帯を神社での安産祈願で頂いたり、縁起物として実際着用しない方もいますが、最近はあえて腹帯を着ける人も増えてきました。

現在様々な種類の腹帯があり、目的や用途によって使い分けることもできます。

では、腹帯にはどのようなものがあり、どんな効果が期待できるのでしょうか。腹帯の意味を知ることで、自分により合った物を選んで身に着けましょう。

なぜ腹帯をするの?戌の日に安産祈願!

腹帯をまく時期は、昔からの慣習の面と実用的な面との2つの意味合いでほぼ決まっています。

腹帯は妊娠5ヶ月目にあたる「戌の日」に巻き始め、安産を祈願する「帯祝い」の儀式を行うのが昔からの慣習です。

しかし「帯祝い」は全国の地域差や慣習が異なることや時代によっても様々な方法としきたりがあるため、現在では「妊娠5ヶ月頃の戌の日に腹帯を手にして安産祈願をする」という形式が広く行われています。
【戌の日】とは
十二支の11番目にあたる、12日に一度めぐってくる日のこと。
たくさんの子を産むだけでなくお産が軽い犬は、昔から安産の守り神として人々に愛され信仰されてきました。
その犬にあやかり、12日に一度訪れる戌の日に妊婦さんと赤ちゃんの無事の成長と出産を願って祈願を行うようになったと言われています。

実は安産祈願そのものは、5ヶ月・戌の日に限らずいつでも構わず神社やお寺で受けることができます。

しかし、妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日に行く場合が多いのは、「帯祝い」に合わせて安産祈願をする考えの方が多いからなのです。

お腹を守って安産祈願!

帯祝いが5ヶ月目である理由には諸説ありますが、つわりなどの体調不良が落ち着いていわゆる「安定期」に入ることと、丁度お腹が目立ってくる時期なので腹帯が必要だと考えられてきたからだと言われています。

このことからも、安産祈願の慣習としての意味合い以外でも、「目立ってきたお腹を守る」という大事な役割を腹帯は担っています。

妊婦さんが腹帯をする4つのメリットと注意点

お腹の赤ちゃんだけでなく、足腰に負担がかかる妊娠中のママの身体にとっても嬉しい効果がある物もあります。

  • 冷え防止
  • 腰痛の予防
  • 骨盤矯正
  • 皮膚のたるみ防止
  • 巻く強さに注意

一つずつ詳しく見ていきましょう。

冷え防止に最適!冷えからお腹を守ろう

腹帯はその名の通りお腹に巻き付ける帯です。

妊娠中は冷えが大敵です。冷えることでお腹が張りやすくなったり、手足がむくみやすくなったり、疲れやすくなることもあります。

腹帯を巻くことで、お腹が直接冷えることを防止することができます。

ただし、当たり前ですが手足の冷えには効きませんので、一緒にレッグウォーマーをするなどの対策をするようにしましょう。

妊娠中の悩みを予防!腰痛を事前阻止

妊娠週数が進むにつれお腹が大きくなっていくと、ママは自然と背中をそらすような姿勢となり、背中や腰の骨に大きな負荷がかかります。

知らず知らずのうちに体重をかけ、腰痛を発症することも珍しくありません。

しかし、腹帯でお腹を支えることにより、背骨や腰の骨への負担を軽減して痛みを防止することが期待できます。

産前産後のゆがんだ骨盤矯正にも効果あり!

妊娠中はお腹の中の赤ちゃんの成長が進むにつれて、骨盤がどんどんと開き、固定されていない状態になります。

骨盤の開きは産後もしばらく続き、何もしないでおくと骨盤が開いたりゆがんだりしたまま固定してしまったり、グラグラと不安定なままになることもあります。

最近の高性能の腹帯の中には骨盤を支えたり矯正機能が重視されているものもあります。

産前は開いた骨盤を支え、ママの腰痛や関節痛の緩和に役立ちます。産後にも使い続けることが出来ます。その時は骨盤のゆがみの解消や矯正に力を発揮してくれます。

妊娠線防止にも!皮膚のたるみストップ

妊娠週数が進むにつれて赤ちゃんがどんどん成長し、お腹がますます大きくなっていきます。

お腹の大きさが大きくなるにつれてお腹の皮膚も伸びていきますが、出産まで何もしないと妊娠線や肉割れが出来る場合があります。

また、これらは放置しておくと産後に伸びきったお腹の皮膚がたるむ原因となります。

腹帯をしていれば、お腹をきゅっと締めた状態を保つことができるため、皮膚がたるむのを予防する効果も期待できます。

巻く強さと体型に注意して!締めるのではなく支えるのが目的

ここまで腹帯を巻く意味やメリットを中心に見てきましたが、注意すべきこともあります。

骨盤を開かせたくないから…ときつく締めようとする方もいますが、赤ちゃんの成長とともに骨盤は開くもので、それをあくまで「支える」のが腹帯の役目です。

腹帯をきつく締めすぎて骨盤や子宮を圧迫しすぎると、血行不良によってむくみがひどくなったり、貧血を起こしたり、動悸や息切れ、最悪の場合おなかの赤ちゃんの酸素不足を引き起こします。

また、下半身からの血液が心臓に戻りにくくなり静脈瘤ができやすい状況になることもあります。

ただし緩くしすぎても腹帯の意味がありませんので、巻く際には適切な強さを守るようにしましょう。

購入する際に販売員に聞くこともできますし、神社などで腹帯の適切な巻き方のレクチャーをしてくれたり、説明のパンフレットを配布している場所もあるようです。

妊娠中の体型は赤ちゃんの成長や自分の体調によって常に変わっていくものです。

今日この巻き方が良かったからと、妊娠期間中ずっと同じ巻き方や強さが適しているとは限りません。

自分の体型の変化と腹帯の巻き方の変化をうまく擦り合わせることが出来るように、巻いていて少しでも違和感があったら巻き方を変えるなどの工夫をしましょう。

自分に合った種類の腹帯を選ぼう

では、いざ腹帯を買ってお腹にまこうと思っても、現在たくさんの種類の腹帯があるためにどれが良いか迷ってしまうかもしれません。

それぞれの腹帯の特徴と効果を見ていきましょう。

古くから親しまれてきた定番…さらしタイプ

古くから親しまれてきた腹帯の形で、岩田帯とも呼ばれます。

一枚の長い布をお腹にくるくると巻いて使用するので、どんな体型の方でも使うことができます。

安産祈願を行っている有名な神社(水天宮など)では、このタイプの帯を祈祷時に頂けるように申込時に選択することもできますし、購入できる所もあります。

材質は綿や絹などが多いですが、伸縮性のために化学繊維の物も増えてきています。

お腹全体をすっぽり包むことが出来、自分のまき方次第で巻く範囲や強弱を調節できるのが大きな魅力です。

反面かなり長い帯なので巻くのが手間であり、また何重にもなると蒸れるために最近では選ぶ方が少ないとも言われています。

価格帯は素材によって異なりますが、1000円台から購入が可能です。

※主な商品名(メーカー):祝帯(ワコール)、腹帯・岩田帯タイプ(犬印本舗)など

手軽さが魅力!腹巻タイプ

下からでも上からでもさっと着用できる腹巻型の腹帯です。

なんと言っても手軽に装着でき、手間がかからないのが大きな魅力です。

材質は通年の物だと綿や絹が多いですが、季節によって麻が入っていたりウールやカシミヤ混になっているものもあります。

デパートの下着売り場のマタニティコーナーや赤ちゃんグッズ専門店のマタニティコーナーには必ず取り扱いがあります。

手軽であり比較的安価で1000円前後から購入できますが、伸縮性はあるもののサイズ調整もできないので、お腹の大きさの変化によって購入のし直しをする必要がある場合もあります。

※主な商品名(メーカー):妊婦帯腹巻タイプ(ワコール)、クロスでサポート妊婦帯(ピジョン)、すずか(犬印本舗)、妊婦帯はらまきタイプ(ニッセン)など

しっかりと支えたい人に最適!ガードルタイプ

よりお腹をしっかりと支えてくれるのがガードルタイプです。コルセットタイプという呼ばれ方の場合もあります。

パンツと一体型になっており、さらにテープでガードルの強さを調節できるものとガードルそのものが縫い込まれているものとがあります。

テープ付きのガードルタイプは自分で強さを変えられるのが魅力ですが、縫込みタイプはパンツスタイルでもすっきりと見せることができます。

お手洗いに行く際にまき直す手間がないのも大きな特徴です。

材質は多くの場合化学繊維が使われていますが、肌に触れるところは綿になっているなどの工夫があるものもあります。

お腹全体と骨盤をしっかり支えてくれますが、緩く支えるものからかなり強く押さえつけるものまで、メーカーによってサイズ感がまちまちです。

購入の際は出来るだけ試着できるようなマタニティ下着専門店や販売コーナーだと安心です。

通販での購入の場合は、目安となる各体のパーツのサイズを計ったり着用感の口コミを参考にしましょう。

価格は材質によって2000円前後から6000円台まで幅があります。

※主な商品名(メーカー):マミングサポート(ワコール)、ベルトコントロールタイプ産前ガードル(ベルメゾン)、お腹サポートフィットガードル(犬印本舗)など

簡単装着でしっかりサポート!幅広帯タイプ

マタニティサポーターとも言われる、マジックテープで巻く強さをワンタッチで調節するタイプの腹帯です。

マジックテープタイプとも呼ばれ、ちょうどお腹のふくらみを下から支える形で装着します。

幅広帯と前述のガードルとを組み合わせて使っている方も多く、セットで販売されていることもあります。

妊娠初期はガードルのみを使用し、お腹が大きくなってきたら下からお腹を支える幅広帯をプラスして使えます。

セットで購入しておけば買い足しをすることなく、出産まで使えるのが大きな魅力です。
ガードルと補助帯が一体化しているタイプ

ガードルを履いて帯をマジックテープで留めるだけと簡単で、二重にお腹がカバーできる上にお腹周りももたつきにくいので、シルエットが気になるパンツスタイルなどにおすすめです。

材質は夏用だとメッシュ素材、冬用だとウール素材などたくさんの種類があります。

簡単に装着できるうえにサイズ調節も簡単ですが、ズボンで過ごしている時にお手洗いに行く際に毎回外すのが手間と感じる方もいます。

また、ある程度きつく締めないとマジックテープが緩まり外れやすくなることもあります。

単体だと2000円前後から購入できます。ガードルとセットだと4000円前後が多いようです。

※主な商品名(メーカー):ワンタッチ妊婦帯(ローズマダム)、らくらく調節マタニティサポーター(ピジョン)など

骨盤を支えてくれる!骨盤ベルト

お腹にまくというよりも、骨盤を支えることに焦点を絞っているベルトタイプの腹帯です。

骨盤ベルトと先述の腹帯とを組み合わせて使うこともできますし、多くの骨盤ベルトが産後も使い続けることができます。

材質は化学繊維がほとんどです。

何よりも長く使い続けることができ、妊娠中の腰痛や関節痛には効果てきめんです。

装着にコツがいりますが、多くの場合購入時にレクチャーを受けたり、専用サイトで装着方法の動画を見ることもできます。

病院や助産院で販売されていることも多く、待合室にサンプルがある所も多いようです。

しかし、巻き方を間違えるとかえって逆効果となる場合もあり、注意が必要です。

価格は比較的高めで5000円台以上が多いですが、長く使えるものなので愛用している方が多いのも特徴です。

※主な商品名(メーカー):トコちゃんベルト(トコちゃん)、産前産後骨盤ベルト(ワコール)など

腹帯の効果的な使い分け

腹帯は妊娠中という限られた期間のアイテムですが、大事な赤ちゃんを守ってくれるものなので後悔のないように選びたいものです。

また、目的によっては効果的な腹帯を使い分けていくこともできます。

  • 妊娠週数
  • 生活場面
  • 季節
  • 洗い替え

一つずつ詳しく見ていきましょう。

妊娠週数によって使い分ける

妊娠週数によってお腹の大きさやママの足腰にかかる負担は大きく変わります。

まだそこまでお腹が大きくない頃には腹巻きタイプ、大きくなってきて腰が痛くなって来たら骨盤ベルトをプラスして…というように、その時のお腹の状態と自分の体調に合わせて柔軟に変えていきましょう。

【使用例】

  • 妊娠5ヶ月:腹巻きタイプ、ガードルタイプ
  • 妊娠6ヶ月、7ヶ月:腹巻きタイプ+骨盤ベルト、ガードルタイプ、幅広帯タイプ
  • 妊娠8ヶ月~臨月:幅広帯タイプ+骨盤ベルト

※あくまで例です。自身の体型や生活や好みで選びましょう。

妊娠途中まで使っていた腹帯を手放してしまっても全然良いですし、産後に普通の腹巻きやガードルとして使う方もいます。

生活場面で使い分ける

生活のシーンによってお腹をどれだけ支えたいかは変わっていきます。

家の中では強い締め付けは必要ないので腹巻きタイプと骨盤ベルト、外出時にはしっかりお腹を支えたいしお手洗いで手こずりたくないのでガードルタイプと骨盤ベルト…というような使い分けもできます。

また、就寝時は苦しいので腹帯を外す方も多いですが、あえて1サイズ大きい腹帯をして冷え防止をするという方もいます。

好みの問題ですのでこうしなければいけないという決まりはありませんが、もし腹帯をフル活用したいのであれば参考にしてください。

季節によって使い分ける

腹帯はお腹に巻くものですので、夏場は蒸れてしまうからと敬遠する方もいるようです。

しかし、腹帯のメリットを鑑みて本当は腹帯をしたい!という方もいます。そんな時はぜひ材質に注目してみましょう。

腹帯のタイプ別説明の際にも先述していますが、特に腹巻タイプ・幅広帯タイプは季節ごとの材質のバリエーションが豊富です。

季節に合った素材で快適に過ごせるように工夫してみましょう。

【暑い季節のおすすめ素材】

  • 綿(汗をよく吸う、肌に優しい)
  • 麻(汗を吸ってもサラサラした肌触りを保てる)
【寒い季節のおすすめ素材】

  • ウール(保温性があり装着感が暖かい)
  • カシミヤ(暖かくて軽量、肌触りがなめらか)

洗い替えを考えて必要数を入手しよう

腹帯は1枚で十分と考える方もいるようですが、毎日身に着けるものですし、肌に直接触れることもあります。

妊娠中は体温も上がりやすいのでその分汗もかきやすいですので、出来るだけ洗い替えを考えて購入枚数を決定しましょう。

【購入枚数の目安(参考)】

  • さらしタイプの場合…2~3枚
  • 腹巻タイプの場合…素材違いで各1~2枚
  • ガードルタイプの場合…2~3枚
  • 幅広帯タイプの場合…素材違いで1枚ずつor同じ素材で2枚
  • 骨盤ベルト…1本

※複数タイプを使い分ける場合は少なめでも大丈夫な場合あり

腹帯が出来る期間を快適に過ごそう

腹帯は探してみると様々なタイプがあり迷ってしまうこともあるでしょう。

そんな時は最小限必要なタイプだけをまず揃えてから、あとは使ってみて考えるというのも一つの方法です。

この時期や場面では必ずこれ!と決めつけなくてもOK。

たくさんのタイプがあるのでそれぞれの特性があります。自分のライフスタイルに合わせて腹帯を選ぶことを、ぜひ楽しんでください。

そして、始めにも書きましたが腹帯は安産祈願の意味から始まりました。

実用的な効果ももちろん大事ですが、現在の機能的な腹帯を上手に活用することで快適な妊娠生活を送り、安産を祈願しましょう。

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