いつから切り替える?「フォローアップミルク」効果的な飲ませ方

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2015/10/23

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離乳食が進んでくると「そろそろフォローアップミルクに切り替えた方がいいのかな?」という疑問が湧いてきますね。

フォローアップミルクの缶には9カ月頃からと書いてあることが多いのですが、その時期からは育児用ミルクではいけないの?1歳からは牛乳を飲ませることが出来るけど、フォローアップミルクの方がいい?と「?」だらけかもしれませんね。

そこで今回はフォローアップミルクの役割と赤ちゃんの成長にとって効果的な飲ませ方を解説していきます。

フォローアップミルク・育児用ミルク・牛乳の違いを比較

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そもそもフォローアップミルクってどんなものなんでしょう?育児用ミルク・牛乳とその成分や特徴を比べてみましょう。

フォローアップミルクは「食事で足りない栄養を補う」ためのもの

離乳食が進んでくると、赤ちゃんはかなりの栄養を授乳ではなく食事から摂取するようになってきます。

ただ9~10か月くらいになると「鉄欠乏性貧血」という病気になるリスクが増えてきます。これは赤血球の中にあるヘモグロビンというタンパク質を作るために必要な鉄が足りなくなることが原因。

そこで食事で足りない栄養(特に鉄分)を補うためにフォローアップミルクが作られました。ですから離乳食を始めていないような時期に育児用ミルクや母乳の代わりに飲ませるものではありません。

フォローアップミルクは、母乳または育児用ミルクの代替品ではない。必要に応じて(離乳食が順調に進まず、鉄の不足のリスクが高い場合など)使用するのであれば、9か月以降とする。

ということは離乳食をしっかり食べて栄養にも問題がなさそうなら、飲ませる必要はないんですね。

育児用ミルク・牛乳と成分比較!フォローアップミルクは鉄分強化

では育児用ミルク・牛乳とは成分にどのような違いがあるのでしょうか。

例として和光堂の育児用ミルク「はいはい」とフォローアップミルク「ぐんぐん」、普通牛乳(日本食品標準成分表2010より算出)の成分を比べてみましょう。特徴的な3つの成分だけ抜粋して下に表示しました。(表は200ml中の含有量)

育児用ミルク フォローアップミルク 普通牛乳
鉄(mg) 1.8 2.6 0.04
亜鉛(mg) なし 0.8
銅(μg) 83 なし 20

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フォローアップミルクと牛乳を比べてみるととても大きな差があるのがやはり鉄分。主に鉄分補給を目的として作られていることが良く分かりますね。

ただフォローアップミルクには銅や亜鉛のような大切な栄養分が入っていませんので、これらはしっかり食事から摂る必要があります。

表には入れていませんが、DHA・ヌクレオチド・オリゴ糖といった赤ちゃんに摂らせたい栄養は育児用ミルクより少ないですが含まれています。こういったものは牛乳には入っていません。

牛乳は高タンパクでカリウムやマグネシウムといった重要なミネラルもたくさん入っています。食事の栄養を補うものとして飲むことが勧められる理由がよく分かりますね。

でも牛乳のタンパク質はで赤ちゃんには消化しにくく、アレルギーの心配もあるため「1歳前の赤ちゃん向け」としてはフォローアップミルクの方が適しているんですね。

効果的な飲ませ方は「ミルク育児」と「母乳育児」では違う

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成分にどのような違いがあるのか分かったところで、次に赤ちゃんがすくすく育つために効果的な飲ませ方を見ていきましょう。

「ミルク・混合育児」ミルクと併用して飲ませる

母子手帳などにある離乳食の進め方を見てみると、離乳食後期には基本的に1日3回の離乳食後に赤ちゃんが欲しがるだけ+2回となっています。

飲ませる量は目安としてこのくらい。

  • ミルクのみの2回…200ml
  • 離乳食後の3回…80~120ml
まだまだたくさん飲むということが分かりますね。もしフォローアップミルクを飲ませるのであれば食後の3回にする、あるいは食後以外の2回にするなど育児用ミルクと併用するとバランス良く栄養を補うことができそうです。

離乳食をあまり食べたがらないという赤ちゃんの場合には、ミルクの飲み過ぎが原因かもしれませんね。赤ちゃんの体格によってちょうどいい量は違ってくると思います。

「離乳食をしっかり食べたから少な目にしよう」「鉄分の豊富なレバーを残したからフォローアップミルクにしよう」とその場で柔軟に判断できるといいですね。

また、あまりたくさん飲みたがらないという赤ちゃんには、離乳食(野菜とミルクのポタージュやフレンチトーストなど、色々作れますね)の材料としても取り入れてみると栄養満点になります。

育児用ミルクより価格が安いので上手に取り入れていくことで経済的な負担も減らすことが出来ますね。

「完全母乳育児」鉄分不足・断乳を考えるなら飲ませても良い

完全母乳の場合、どのくらい飲んでいるか分からないので離乳食後期での鉄分不足は心配なところです。だからといってわざわざフォローアップミルクを買う必要もありません。

レバー・ほうれん草・小松菜など鉄分の豊富な食材を離乳食に積極的に取り入れましょう。鉄分の吸収を助けるビタミンCもしっかり摂るようにするといいですよ。

「母乳だと貧血になる」とよく言われるのを聞きますが、母乳の鉄分はミルクより吸収率が非常にいいんです。1歳前後はどうしても貧血になりやすいもの。母乳は離乳食を補う重要な役割を果たすものとして自信を持って与えてください。

もし徐々に断乳しようと考えているなら離乳食後をフォローアップミルクにするなど、授乳回数を減らすのに役に立ちます。育児用ミルクより安く手に入り1歳未満の赤ちゃんにも安心して飲ませることが出来ますね。

基本は離乳食!鉄分不足が心配なら専門家の指示を仰ごう

離乳食期はミルク・母乳からだけだった栄養を全て食事から摂るようになるための準備期間。目安の量や回数を色々と調べてみても、目の前の赤ちゃんに本当に充分足りているのかは不安ですよね。

ただもし栄養不足なら成長曲線から下にはみ出て(生まれた時が小さいなど栄養不足以外の原因もあります)いたり、顔色があまり良くない、何だか元気がないといった目に見える症状が出ていたりするものです。

健診で問題ないと言われ、毎日元気そうに過ごしているなら心配しなくて大丈夫。あまり神経質になることはありませんよ。もし心配な症状が見られたらかかりつけの小児科や保健師さんに相談してみましょう。

「必ず切り替える」わけじゃない!赤ちゃんを見て判断しよう

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何となくフォローアップミルクに切り替えるのが当たり前と思っていた方も、必要に応じて使えばいいということが分かっていただけたでしょうか?

離乳食も「作ったものがどのくらいの栄養か簡単に分かればいいのに」と思っちゃいますよね。赤ちゃんに必要な分に対してどのくらいの割合なのかも。

でも赤ちゃんが食べた分だけ全て体に吸収されるわけでもないので、いろいろな食材を離乳食に取り入れつつ足りないものをミルクやフォローアップミルク、母乳で補っていくといいですね。

この食材を何グラム…ときっちり量って離乳食を作るよりも、それを食べた赤ちゃんがどう育っているかをいっぱい触れて、抱っこして、遊びながら感じ取っていきましょう。ぜひ気を張らずに離乳食期を楽しんでくださいね!

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