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エコー写真の難しそうな英数字を解説!見方を覚えると見えてくるもの

2014/12/23

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エコー写真は、赤ちゃんの存在を目にすることができる貴重な資料です。小さな命が自分のお腹の中にあるということを、多くのお母さんはエコー写真によって改めて実感するのではないでしょうか。

このエコー写真、わかるのは赤ちゃんの姿だけではありません。そこには、様々な情報が記されています。知っていると、ますます赤ちゃんが愛おしくなるはずですよ。

エコー写真ってどんなもの?

エコーとは、「反響、こだま」のことです。山に行って、「ヤッホー」とさけぶと「ヤッホー」とかえってきますよね。

エコー写真をとるときに用いられる「超音波検査」では、人の耳に聞こえることはありませんが、それと同じ現象が利用されているのです。

対象物に超音波を飛ばして、どのように跳ね返ってくるかにより、距離や大きさを割り出せるのですね。

妊婦さんのエコー検査では、超音波に強く反応する赤ちゃんの「骨」が白く、反響しにくい「血液や羊水」が黒く映し出されます。

いつから使われているの?

超音波は1950年代から医療の現場でも用いられるようになったそうです。1960年代からは飛躍的な発展をとげ、今のおばあちゃん世代が出産する際にも、用いられていました。

しかし、現代の3Dや4Dに比べれば見にくい画像であり、妊婦さんが写真を手に入れるためには費用がかかったのです。そのため、「そんな写真、私のときは無かったわ~」と驚かれることが多いのでしょう。

どうやって検査するの?

妊娠の時期によって撮影方法が変わります。

妊娠初期のころは、まだ赤ちゃんが小さいので、お腹の外からエコーをかけてもはっきりとは見えません。そのため、膣からプローブとよばれる機械を入れる方法がとられます。

そして、プローブを当てた場所から輪切りにした断面が映し出されます。これにより、胎児の心拍数、子宮外妊娠ではないかなどの確認がなされるのです。

そして、赤ちゃんがだいぶ大きくなる妊娠12週目以降からは、お腹にジェルを塗り、その上からプローブを当てる方法が用いられます。

膣に入れて行うよりも、広い範囲を移動させて色んな方向から見ることができるので、お母さんも一段とエコー検査が楽しみになることでしょう。

エコー検査は何のため?

赤ちゃんの姿が確認できますから、そりゃあ、お母さんにとっては記念になりますよね。でも、それ以外に大切な役割があるのです。

赤ちゃんの存在を知る

まず、「妊娠をしているかどうか」がわかります。そして、妊娠している場合にはそれが「正常な妊娠であるかどうか」を確認することができるのです。

赤ちゃんの成長を知る

エコーをかけることにより、お腹の赤ちゃんの色んな部位を測定できます。頭の幅、頭からおしりまでの長さなど、検査のたびにどのくらい大きくなっているのかを知ることができるのです。

赤ちゃんとお母さんの健康を知る

以前に比べ、超音波検査装置の精度が上がり、赤ちゃんの外観だけでなく内部の様子までも調べられるようになったといいます。

脳や心臓に異常があった場合にも、見つけることができるのです。お母さんの体においては、胎盤の位置、羊水量などを確認することができます。

赤ちゃんの性別を知る

赤ちゃんの向きなどにもよりますが、おちんちんがあるかどうかを確認することができます。時期としては、早くて16週ごろ。おちんちんが見えず、割れ目が見えたら女の子と判断されます。

しかし、検査のたびに赤ちゃんが足を閉じていたり、向きがよくなかったりすると、出てくるまでどちらかわからないということもあるようです。

たくさんの数字は何?

赤ちゃんの周りに記された数字は何を意味しているのでしょう。お母さんが知りたい情報をアルファベットとともにみていきましょう。

・GS
赤ちゃんを包んでいる胎嚢の大きさを表します。この胎嚢は、妊娠初期に見られる特徴なので、確認できれば「妊娠している」と確定されます。そして、子宮外妊娠している可能性は少なくなります。

・DEL
赤ちゃんの出産予定日です。胎児の頭からおしりまでの長さもしくは、胎児の頭の左右幅を計測して割り出されます。あくまでも予定日なので、検査のたびに日付は前後することがあります。

最後に生理があった日から算出された出産予定日とも数日違うことがあるので、おぼえておきましょう。

・AGE
妊娠週数が示されています。赤ちゃんの年齢ということですね。DELと同じ方法で割り出される数値なので、毎回ちょっとずつずれるかもしれません。

「w」は週数、「d」は日数を表します。12w3dであれば、妊娠した日から12週と3日経っているということです。

・CRL
頭殿長といわれる数値です。赤ちゃんの頭からおしりまでの長さを測定したものです。8~11週目ころは赤ちゃんの大きさに差がなく、頭殿長の長さが出産予定日を決める目安となります。

・BPD
赤ちゃんの頭の幅を測定したものです。12週以降になると、CRLから出産予定日を算出するのが難しくなるため、赤ちゃんの頭の幅から割り出すようになります。

・FL
大腿骨長といって、赤ちゃんの太ももの付け根からひざまでの長さを表します。赤ちゃんが大きくなるにつれ、モニター画面からはみ出す部分が多くなり、全体像を把握できなくなってきます。

そのため、この大腿骨長から順調に発育してるかどうかを判断していきます。

・APTD
腹部前後径といって、赤ちゃんのお腹の厚みを表します。妊娠中期以降になると、赤ちゃんの体重や発育具合も調べられるようになります。

・TTD
腹部横径という、赤ちゃんのお腹の左右幅をさします。APTDと合わせ、妊娠中期以降の赤ちゃんの発育具合を知る際に用いります。

・AFI
羊水の量を表しています。羊水が多すぎたり、少なすぎたりすると出産のリスクが高くなるため、適量であるかどうかの確認をします。

・EFBW(FWまたはEFW)
撮影時点での赤ちゃんの推定体重を示しています。BPD、FL、APTD、TTDをもとにして、計算されます。

・AC
腹部周囲長を表します。APTDとTTDからわかる赤ちゃんのお腹周りの長さです。

きれいにとって置くためには…

自分のお腹にいたときの我が子の姿ですから、大切に残しておきたいですよね。しかし、エコー写真は、手に持った感じからもわかるように薄くてペラペラ…熱や紫外線にさらされたり、こすれたりすることで段々見えづらくなっていきます。

長く残しておくなら、適度な温度、湿度、そして暗い場所で保管しておきましょう。画像をDVDやUSBにおとし、デジタル化しておくともっと安心です。

我が子が大きくなった時に一緒に見て、その成長を感じながら、お腹の中にいたときのことを話してあげられたら素敵ですよね。

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