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買うか…借りるか…子どもへ絵本を与えるとき正しいのはどっち?

2014/12/20

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「絵本の読み聞かせ」は、子どもによい影響を与えます。だから、たくさん読んで聞かせてあげましょう。それはよく聞くことなのですが、お家で読み聞かせをする際、その絵本は、「買った」ものでしょうか、それとも「借りた」ものでしょうか。

子どもにとって、よりよい影響を与えるのはどちらなのか、ちょっと探っていきましょう。

図書館で「借りた」場合

メリット

・本代の節約…1冊1000円近い絵本を何十冊も揃えるのは大変。借りればその分、費用が浮きますよね。

・場所をとらない…1度に借りる量は多くても10冊くらいではないでしょうか。借りるときに入れてきたバッグなどにまとめておけば場所もとりません。

・選択の幅が広い…対して面白くなくても、期間が来れば返せばいいので、「なんとなく見てみたい」という軽い気持ちで選ぶことができます。ジャンルも様々、古いものから新しいものまで選ぶことができます。

デメリット

・記憶に残りにくい…返してしまえば、目に触れる機会も少なくなりますから、読んだことを忘れてしまうことも。

・好きな時に読めない…記憶に残っていたとして、「読みたいな」と思ったときにすぐに本を開くことができません。

書店などで「買った」場合

メリット

・いつでも手にとることができる…「読みたい」と思ったその時に、すぐにページを開くことができます。

・読んだ時の思い出が残せる…感想や落書きなど、そのときに感じたことを記すことができ、それを後々見返すことができます。

デメリット

・費用がかかる…雑誌などと比べ、表紙のしっかりした、1ページ1ページが厚い絵本はお値段も結構するものです。

・置き場所の確保が大変…重さもありますし、大きさもあります。専用の棚や置場を作らなければなりませんよね。

2つのいいとこどりがおススメ!

どちらにも、メリット、デメリットがありますが、それをうまく利用して、子どもたちにとって最良の環境をつくってみましょう。

「借りて」興味のあるものを探そう!

図書館には、それはもう数えきれないほどの絵本があることでしょう。迷ったら、棚を決めて片っ端から見てゆけばよいのです。そして、インスピレーションで選びましょう。直接子どもに選んでもらってもいいし、大人の独断で決めても構いません。

大丈夫。面白くなかったら返せます。

買ってしまってからだと、大人の方には「せっかく買ったから」という気持ちが少なからずありますよね。だから、子どもの方では全然興味がないのに、無理やりにでも読ませようとしてしまう…でも、そんな風に見たって、絵本が嫌いになるだけなのです。

だから、まずは図書館で「面白そう」と感じたものを借りて見てみるのです。店頭でパラパラ見るのとは違って、お家に持って帰り、じっくり目を通すことができます。

興味を持ったなら「買って」何度も楽しもう!

じっくり読める環境で本を開いたときに、子どもが最後まで目を離さずに見ていたり、何度も「読んで」と言うようであれば、その絵本は手元に置いておく価値があります。

図書館のものは返して、書店などでお家用を購入しましょう。amazonやオークションなどで探せば、店頭よりだいぶ安く手に入れることができるかもしれません。

子どもは気にいると、毎晩のようにその1冊だけを選んで持ってくるのです。そして、お家の人が読んであげた回数分、同じ絵を見て、同じ言葉を聞きます。大人には退屈に思えるこの繰り返しが、子どもの成長には必要なことなのだそうです。そうすることで、言葉を覚え、登場人物の行動について子どもなりに考えているのですね。

そして、大人になった時に改めてその絵本を手にし、子どものときに感じたことを思い出し、今度はその子どもへ託すこともできるのです。

図書館でマナーを学ばせよう!

図書館の本は公共のもの。自分が好き勝手に扱っていいものではありませんよね。汚したり、折ったりしてはいけなくて、気をつけて触らなければいけないということを教えてあげましょう。

また、一緒に借りに来た場合には、図書館という場所がどういうところかも知ってもらいましょう。静かに本を読みたい人がいるから、騒いだり走ったりしてはならないし、お菓子を食べながら読むこともできないということを、小さいうちからきちんとしつけておくことが大切です。

購入の際に気をつけたいこと

実際に子どもたちが興味を持った本はどういったものだったでしょうか。いくらお気に入りといっても、実は読み聞かせに向かない本もあるようなのです。

ダイジェスト版やシリーズ本はさけるべし!

1冊の中に何話もお話が入っているもの、シリーズになっているものには落とし穴があるかもしれませんよ。

1冊にまとめるには、1つのお話を短くしてページに収める必要が出てきます。そうすると、絵も少なくなりますし、細かい部分や時には重要な部分がはしょられてしまうことがあり、つじつまが合わないお話になってしまうのです。

また、シリーズものではすべてを同じテイストの絵にしてしまい、お話の雰囲気と合わなくなっていることがあります。

極度のキラキラやカラフルは避けるべし!

とにかく目立たせるために、過度にキラキラさせたり、やたらめったら色を使っているような絵本も読み聞かせにはむかないようです。「キラキラ」と「カラフル」の印象が強すぎて、お話が入ってこないのです。

また、全ての登場人物の目が大きくキラキラしてアニメ仕様になっているものも、お話のイメージを大きく損ねる心配があります。

読み聞かせは「感性を育てる」こと!

絵本を読んであげることは、そこに添えられた絵を楽しみながら、言葉の響きや物語を心に刻んでいく作業です。それが、子どもの感性が磨かれ、育っていくために大きな役割を果たしてくれるのです。

だから、「絵」も大切、「お話」も大切、そして、子どもが「興味」を持って向き合えることが大切なのです。ただ「買い与える」のではなく、子どもと一緒になって「選びぬいて」あげるのが、大人の務めと言えそうです。

さあ、我が子はどんな絵本を選んでくれるのでしょう。早速、図書館に足を向けてみませんか。

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