子供の吃音(どもり)に対して親ができる対処法や付き合い方

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2017/05/15

言葉を話し始める時期に現われる一次性吃音であれば、そのうちなくなっていきます。ですが聞いている方はもどかしくて、注意したり言い直しをさせたりしたくなりますよね。

すぐに治らないからこそ対処法や付き合い方を知って、子供にも負担がないようにしましょう。

基本、幼児の吃音は気にしなくて良いとされています。いずれなくなってくからです。しかし子供との関り方によってひどくしてしまうこともあります。

そうならない為の対処法をご紹介します。

自分の子はどのタイプ?吃音の種類を知ろう

人によって出現のタイプはさまざまです。

  • 「お、お、お、おはよう」と始めの言葉が連続する。(連続型)
  • 「おーーはよう」と言葉が伸びる。(伸発型)
  • 話の出だしの部分が出てこない。話をしている最中に間が空く。(難発型)
  • 話をしている最中に言葉が出なくなってしまう。(中阻型)
  • 様々な種類の吃音症が混合している。(混合型)

幼児期に多く見られるのは連続型と伸発型です。

  • 本人に自覚がなく吃音が見られる場合:一次性吃音
  • 本人に自覚がある場合:二次性吃音

この2つの吃音について詳しく見ていきましょう。

幼児期に多い一次性吃音の付き合い方

2~5歳の頃は言葉を話せるようになり、パパやママ、先生や友達の言葉もどんどん吸収しています。そして話をしたいという気持ちがいっぱいです。

次から次へと話したいことや言葉が溢れどもってしまいます。成長段階なので治療法などはありません。なので家庭での対処の仕方、子供との付き合い方が大事になってきます。

どもっているのに気が付いた、どもる要因があるかも?と思い当たることがあるのであれば、まずは子供の心に寄り添うようにしてみてください。

甘えさせてあげよう・安心させてあげよう!

環境的要因(下の子が生まれたなど)で寂しさを感じているような様子に気が付いたら、他の家族に下の子のお世話を頼めることは頼んで『上の子と過ごす時間を増やして』みましょう。

最近上の子を抱っこすることも少なくなってきていませんでしたか?思い返してみると、上の子が話をしている時に、途中で下の子の所へ行ってしまったり、下の子の世話をしながら聞いていることもありませんでしたか?

上の子と話をする時は少し手を休めて、上の子の目を見て話をするようにできるといいですね。

また、入園などで不安という場合は、どんなことを不安に感じているのか?子供の様子を観察してみましょう。

沢山の園児を相手にしていて忙しそうにしている先生に、子供が自分の言いたいことを伝えるのはとても難しいことです。

「困ったら先生に言いに行くんだよ!」と教えてあげるのと同時に、小さいうちは「先生に言いにくかったらママに教えてね。」と、子供が言い出せずにいたことを少しずつ聞き出してあげれたらいいですね。

親が出来る対処方はもどかしさを我慢するしかない!

聞いている方は違和感やもどかしさを感じてしまいますが、本人は気にしていないことがほとんどなので以下の事に気を付けましょう。

  • 言葉が続かないからと言って話をさえぎらず、最後まで話を聞いてあげる。
  • 言葉がでなくて苦しそうであれば、苦しそうな時だけ変わりに言ってあげて手助けをしてあげる。
  • 「お、お、お、おはよう」と子供が言ったのに対し「おはようでしょ」など言い直しをさせない。

注意点は、毎回言ってあげたりすぐに言ってしまうと、子供が話すのを止めたり言葉が余計出てこなくなるので『苦しそうな時だけ』手助けしてあげるという点です。

子供の話がよく分からなかったり、話が聞き取れなかった場合は、正直に子供に伝え聞き直しましょう。

「き、き、き、今日ね、え、え、園庭で〇×△□…」と途中で聞き取れなくなった場合は、「もう一回言って」というより「園庭で何したの?」とちゃんと途中まで聞こえていた事が伝わるように聞き返しましょう。

聞き返したら傷つくかも、言い直させてる事になるのかなと気にし過ぎないでください。

先回りして話をしてしまったり質問攻めにしてしまうことのないようにしましょう。
子供の言いたいことをわかっていないのに、適当なあいづちを打って返事をすることは子供が一番傷つくことです。

ただし、先回りして話をしてしまったり質問攻めにしてしまうことのないようにしましょう。

子供のペースで話ができる環境に持って行ってあげることが大事ですよ。

また、「ゆっくりでいいよ」「今のはうまく言えたね」など、『言い方がおかしいのかな?』と気にさせるきっかけになる言葉がけはやめましょう。

子供に「もっとゆっくりしゃべりなさい!」と声をかけたくなったら、ママ自身がいつもよりゆっくり話かけるようにしてみましょう。

頻繁にどもるようなことがあると、子供の言葉を何度も訂正したり、場合によっては叱ってしまいがち。

でも、どもっていることを本人が意識してしまうと、ますます言葉が出にくくなったり、ひどくなってしまうことがあります。

子供がどもることを気にすることなく話やすい環境にしてあげることで、いつの間にかどもりが治ってきますよ!

上手な付き合い方はみんなでリラックス!

心配だとは思いすが神経質になりすぎず、親のもどかしい気持ちはぐっとこらえ、会話を楽しんでください。

  • 最後まで話を聞いてあげる。
  • その子のペースで話をさせてあげる。
  • ちゃんと伝わっていることを伝えてあげる。

会話をする中で言葉の順番や伝えたいことを頭の中でまとめて話せるようになってきます。

聞いてもらえるとわかっていれば、緊張せずリラックスしながら自然とゆっくり話すことも出来ます。

体を動かして汗をかくことは体の緊張をほぐすのでリラックスに繋がります。

  • スポーツ
  • 唄を歌う
  • 家族で出かける
  • パパと2人の時間・ママと2人の時間を作る

家族でカラオケに行くのも良いですね。歌うと吃音が出ない事が多いので、周りも気になりません。

思いっきり体を動かし、心身ともにリラックスできる環境を作ってあげることで家族もリフレッシュすることができます。

吃音を自覚をするようになってきたら(二次性吃音)

年長や小学生になると、周りの友達に吃音を指摘され「自分の話し方はおかしいのかも」と自覚するようになってきます。

そうなると、上手くしゃべろうと意識するようになったり、しゃべることが恥ずかしくなったりと『話すこと』に抵抗を感じるようになってしまいます。

親が出来る対処法

この場合も上記で述べたように無理に治そうとしないことが対処法です。「こういう風にしゃべったら?」と話し方や呼吸法など安易に指導すると、不自然な話し方になってしまいます。

周りになんと言われても親・家族は普通に接してくれる・味方でいてくれると安心感を持たせることが大事です。

吃音を指摘され悩んでいる子に対してうわべの慰め方はやめましょう。
「話し方へんじゃないよ」「普通だとおもうけど」と言ったらママのうそつきと言われてしまうかもしれません。

慰めるのではなく、吃音を受け入れるために子供と向き合って話をしましょう。

  • 吃音でも会話は出来る。
  • うまく話そうとしなくていい。
  • 伝えたいことは吃音があってもちゃんと伝える事。

話すことに引け目を感じなくていい事を伝えます。親が吃音にマイナスな気持ちを持たないように気を付けましょう。

また気持ちのストレスや不安(環境性・心因性要因)から吃音の症状がひどくなることがあります。

下の子が産まれた、引っ越しをした、学校で嫌なことがあったなどさまざまなことが当てはまります。思い当たる原因を1ずつ取り除いて対処していきましょう。

  • 下の子ばかりかまっているなと思ったら、2人になる時間を作る。
  • 上の子が話しかけてきたら、赤ちゃんのお世話をしていてもちゃんと聞く。
  • 普段から家庭以外でどんな遊びをしてどんな友達がいるなど会話をする。
  • 子供が好きな事で自信をつけさせる。
  • 家族とのスキンシップを多くとる。

たまには思いっきり甘えさせてあげる、ちゃんと話を聞いてあげることで自分は愛されていると実感し、心が満たされ安心できます。

日頃から話す時間を作ることで、些細な変化や異変に気付くことができます。吃音を自覚し、気が弱くなっていたら得意なことや好きな事をやらせて、たくさん褒めてください。

なにか1つ自信がつくと、消極的な考えが減っていきます。
1、2日で良くなるものではありませんので、長い目で見守りましょう。

それでも本人が気になる、治したいというのであれば各自治体のことばの教室や専門機関や言語聴覚士の指導を受けましょう。

子供のどんな吃音も大切なのは楽しく会話をすること

一次性吃音も二次性吃音も親や家族との関りでよくなっていく事が多いです。楽しく会話をする事で話すことに抵抗がなくなりますし吃音だと意識することもなくなります。

家族は始めこそしゃべり方が気になりますが、慣れてしまうと可愛らしく感じたりもします。

また吃音には波があるので最近どもらなくなったな、またひどくなってるなと感じる事もあるでしょう。

原因がわかっているのであれば取り除いてあげて、わからないのであれば気にせずスキンシップとりましょう。

伝えようとする気持ちを大事にしてあげて親や周りは温かくゆったりと見守ってあげることが親子にとって前向きな付き合い方です。

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