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「これさえあれば」の読書のメリット!子どもに勧める意味とは

2014/09/29

読書には、子どもに必要なすべてが詰まっています。活字離れ、正しい日本語が理解できていない若い世代が問題視される中、2000年代ごろから積極的に読書の時間を取り入れる小中学校も増えてきています。

その成果も現れていて、図書館を習慣的に利用する子どもの数も伸びているようです。では、どんどん本を読んでいくと子どもはどのように変化していくのでしょうか。

心を育てる、センスを養う、言葉、感情の表現

読書のメリットは何よりも第一に「日本語の習得」です。なんだかおかしな言い方ですが、先に述べたように近年では大学生でも、てにおはがちゃんと分かっていなかったり、慣用句や辞令句の意味を理解していない人も多いくらいです。

日本人の日本語習得は、冗談ではなく深刻な問題なのですね。子ども向けでもそれ以外でも、書籍の形で世にあるものはすべて「正しい日本語」であることを目指しています。なので本を読む、文章に触れることで自然に正しい言葉の使い方、順序を覚えられます。

さらに物語で読む利点として、熟語や漢字の意味を知らなくても「前後の状況を考えたら、なんとなく分かる」ということなのです。あらかじめ字や単語だけ覚えるのより、この類推しながら読む、というやり方が、読解力を鍛え知能が発達する刺激を与えてくれるのです。

こうして早くから物語の読書に触れることはとても大切で、成人してからシーンに合わせた言葉遣いができるかどうかは、それまでの読書の量が物を言うと言ってもあながち間違いではありません。

さらに「物語」という面で利点を挙げると、想像力やクリエイティビティを養うことにも繋がります。例えば漫画と比較してみましょう。すべてが絵で表現してある分非常に状況が分かりやすいのですが、そのために「考える」「想像する」という行為が妨げられてしまっています。

対して文章で触れると、出てくる人、街、事件そのものがどんな状態なのか、何が起きているのかを、活字を追いながら自分の想像力で補わなければなりません。それを繰り返していると、新しい何かを想像する、クリエイティブという力も同時に伸びていくのです。そうして鍛えられることによって、様々なことを感じる心、感受性も育っていくのです。

子どもに本を、の前にまずは親

活字離れが進んでいるというくらいですから、子育て世代には「まず本など手に取らない」というお父さんお母さんも多いはずですよね。「子どもには読書がいいから」と聞いて、「じゃあ、本を読みなさい」と自分の子どもに言ってみても、まず子どもは本を読んだりしませんよ。

親子関係の大前提、親の嫌いなことは、子どももしない。親が読まない本は、子どもも読まない。何故なら親が本を読まない家庭には本があるはずがないですから、子どもが本から縁遠くなるのも当たり前ですよね。

なので今こそお父さんお母さん、本を読んでみませんか。時間がない、興味がない、などなど言わないで、いっそ絵本や昔話などをどうぞ。なぜこれらをお勧めするかというと、短いからです。短いお話はすぐ読めます。

最近は大人のための絵本なども話題になっていますし、昔話も改めて読んでみるとびっくりするくらい面白いです。「なにこれ!?」というようなタイトルや結末のものが多いですよ。お父さんお母さん世代にこそ、「読んで面白い」体験をしていただきたいと思います。

何かと面白くない世の中ですから、さっと読んでふっと力が抜けるような、そういうものを探しに絵本の棚を除いてみませんか。張り切ってベストセラーに取り組まなくてもいいんですよ。

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