マニュアルはなくても知りたい、気になる赤ちゃんの発達・発育

子供の発達

出産という大仕事を終えて、退院して一か月。赤ちゃんが小さいから外出する機会が減り、外と遮断されてしまう気持ちになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時にやってくるのが、新生児訪問です。

生後一か月の赤ちゃんのお世話は、初産ならば想像を絶する過酷さです。三時間おきの授乳におむつ替え、そして原因もわからず唐突に泣く赤ちゃんのお世話…。

自分に気を使っている暇はないのに外部の人がやってくるのは、正直な話少し断りたい気持ちにもなるかもしれません。

しかし!新生児訪問を受けて損をすることはありません!若干億劫な気持ちにはなりますが、今まで抱いてきた疑問や育児への悩みを保健師さんに相談するチャンスなのです!

母乳のことや睡眠のこと、疑問に思っていたことなど気になっていることを専門家に聞いて悩みをすっきり解消しましょう!

そもそも新生児訪問とは何をするもの?

新生児訪問とは、一体何なのか?その疑問から解決していきましょう!

新生児訪問とは、生後28日以内の新生児を育てている家庭へ保健師または看護師や保育士が訪問して、育児に関する疑問や相談を受ける事業です。これは厚生労働省の指導の下、母子保健法で定められています。

新生児訪問の日にちや時間が決まるまで

新生児訪問は出生届を役所に提出た後、ほどなくして役所から電話連絡が入ります。その時に訪問日時を決定します。

私の場合は退院から二週間前後、子どもが生後20日を過ぎたくらいの時に電話がありました。私の場合は保健師さんで、とても優しい声の方で話がスムーズに進み、電話をしていた時間は約5分くらいだったと思います。

お茶は出す?断れる?どの部屋に通そう…

新生児訪問となると、外部から家に人が来ることになります。そうとなると真っ先に気になるのが、掃除ではないでしょうか?お茶を用意するべきだろうか?どんなことを話せばいいだろう。どこの部屋に案内すればいいだろう…。

考え出したらキリがなくて、もういっそ断ろうとさえ思ってしまうかもしれません。断ってしまおうと思えば断ることは可能です。しかし極力断らない方がいいと、私の経験上思います。やはり不安や疑問を抱えたままの育児は過酷です。

自治体にもよりますが、新生児訪問が玄関先での質問に答えるだけでという地区もあるようです。お茶の準備もしなくていいようです。家に保健師さんが上がる場合は、いつも育児している部屋(リビングや、義理親との同居の場合は自室など)に通すと、保健師さんもいつも育児している環境を確認できるようです。

私の場合は義母が同居していましたがリビングに保健師さんをお通しして、夏の暑い時期だったので麦茶を出しました。

新生児訪問で行ったことと準備するもの

新生児訪問で必要になってくるものが、母子手帳です。というのも、赤ちゃんの身体測定をして母子手帳に記入してくれるのです。あと体の状態も見てくれて、保健師さんが諸々記入してくださいます。

あって便利なものは、育児日誌と普段の疑問や育児への不安をまとめたメモです。育児日誌はつける方とそうでない方がいらっしゃいますが、生後12か月はつけることをお勧めします。

授乳回数や尿や便の回数、睡眠時間や一日の様子等を書きこむものです。忙しい合間にちょっと書き込むだけですが、育児を振り返る時にとても便利です。そして思い出にも残ります。

疑問や不安に思ったことは、その都度メモしましょう!いざ新生児相談の時になってみると、メモをしておかなければあれもこれもと思っていた質問内容を思い出せない事態になりかねません!

実際の新生児訪問でのチェックポイント

では実際に保健師さんが新生児訪問にきて、どのようなことを行ったのかをご紹介したいと思います。

赤ちゃんの日頃の様子についてと身体測定

赤ちゃんが普段どのような生活をしているか質問を受けました。

具体的には授乳頻度と授乳後の赤ちゃんの様子(満足げにしているか等の様子を聞くことで母乳量が足りているかの確認をしていたんだと思います)や、尿や便の回数、どんな遊びをして板を聞かれました。

ここで母子手帳が必要になり、育児日誌が大活躍しました!

授乳時や授乳後の様子を聞いたのは、おっぱいの味に異常がないかの確認だと思います。

乳腺炎等のトラブルを抱えている母乳は味が悪く、赤ちゃんが飲むことを拒み場合があります。授乳後の様子を知ることで母乳量が満足に足りているかを知ることができます。

私の場合は完全母乳でミルクを一切口に入れてくれなかったので、ミルクで育児をなさっている場合は一回に飲むミルクの量を聞かれると思います。だから一度にどれくらい飲んで、飲むときはどれくらい飲まないときはどれくらい残ったかを伝えるといいと思います。

保健師さんが持参してきてくれるものとして、いろいろな資料は勿論、産院にあった赤ちゃんの体重を測る体重計も持ってきてくれます。普段体重を測らないもしくは測っていても大まかなものしかわからない状態なので、ここできっちりと細かな体重を知る機会になります。

身長計も同時に持参してくれると思うので、身長の把握もできます。身体測定はおそらく赤ちゃんの服を脱がせるので、そのつもりでいましょう!

赤ちゃんとの普段の遊びの様子ですが、どんなふうに関わっているかを聞かれました。どのように話しかけ、かかわりを持っているかを大まかに答えました。

育児に関しての話

ここではまず家族構成の確認があり、具体的に誰がなにを手伝ってくれているかの確認をしました。そうやって話していると、自分ばかり頑張っていると思いがちな育児も、家族の支えがあって成り立っているんだなと改めて思うことができます。

そしてここで普段からため込んだ疑問を保健師さんに聞いてもらう機会になります。普段からメモを取っていたことや気になっていることを存分に聞いて、もやもやを解消しましょう!

首の座り具合の確認や、寝返りについての話も少ししました。

母体の健康状態のチェックと仕事について

つい二の次三の次になりがちな、自分の健康状態。この機会に体のことを振り返りましょう。この時期は慢性的な寝不足で疲労がたまり、食事もおろそかになりがちです。

第一子の場合はすべてが初めてで手探り状態なので、尚更余裕がありません。これを機に、産後の自分の体の状態にも少し目を向けてみましょう!産後の回復状態も保健師さんとの会話の中でどういったものだったかを客観的に知ることができます。

そして母乳やミルクのことで悩んでいる場合は、ここでしっかり解決しましょう。ミルクの飲み具合がよくないように感じるならそれを相談すると良いです。するとミルクの種類やどこのメーカーのどんな形の乳首は試してみたか等の具体的なアドバイスを頂けます。

母乳の場合、授乳時に痛みがあったり赤ちゃんのおっぱいの飲みっぷり等の悩みも聞いてくれます。胸の張りや乳首が裂けてしまった等のトラブルから、乳腺炎の兆候まで色々なことを質問しましょう。

そしてママの職場復帰や仕事の有無に関しても話し合いをしました。職場に復帰するならどれくらいの時期に復帰の予定を立てているかや、パートをしたいなどの自分の意思を話して今後どうしていくかの目安を立てましょう。

母子手帳について

赤ちゃんが生まれるまでにしておきたい事の中に、母子手帳のチェックがあります。どのような内容が書かれているかの確認と、赤ちゃんの成長過程を薄っすらとですが知ることができます。

そしていざ子どもが生まれて母子手帳に記入をするときに、何らかの疑問を抱くと思います。書き方の不備や、成長曲線での成長の様子で不安があれば、保健師さんに聞きましょう。

母子手帳は今後の成長記録を録る、母親と子どもをつなぐ大切な記録になります。第二子を育てるときの参考にもなりますが、何より生まれてきた我が子との二人三脚の成長過程は子どもにとっても、子育てをする私たちにとってもかけがえのない宝になります。

母子手帳には今後3年間の検診等の記録を録る欄もあります。この再確認しておくのもいいかもしれません。何かわからない事があれば母子手帳に書き込んでいると保健師さんが確認してくれます。

支援センター等の施設の紹介

子どもが第一子で、人込みが苦手だったりママが少し人見知りの場合は人が少ない保健センターをお勧めします。

上の子は身体を動かしたくてうずうずしているけど、公園へ行くとなると生まれてまだ数か月の下の子を一緒に連れていく勇気がない。そんな時こそ支援センターを利用しましょう!いろんな方がいますし、保育士も複数人います。

家にはないおもちゃで遊ぶことも可能で、お友達もできる交流の場です。

保健センターだと常に複数人の保健師さんがいらっしゃいますし、タイミングがよければ貸し切り状態ということもあります。ただし保健センターでは様々な行事が行われているので、行事の確認をしてから出向きましょう。

保健師さんもですが保健センターには赤ちゃんの体重を測るための体重計があるので、体重の増え具合が気になる場合は保健センターにお散歩に行ってみると気分転換になりますよ!

外に出ることで赤ちゃんもママも気分転換しよう

赤ちゃんが少し大きくなって来たら、利用する方が増えてくる児童館などの施設を保健師さんが紹介してくれます。

赤ちゃんを連れて遊びに行ける場所は、どうしても限りがあります。そして赤ちゃんが小さければ小さいほど、ママは家にこもりがちです。

そうなってくると、だんだんとストレスが溜まってきて、イライラしたり悲しくなったりとよくないスパイラルに陥りがちです。

そこで、保健師さんの勧めてくれるであろう支援センターや保健センターには、首の座らない赤ちゃんも受け入れ可能なようにべビーベッドがスタンバイされています。

新生児訪問で産後の自分の身体と赤ちゃんの様子を客観的な視点で知りましょう!

赤ちゃんに抱く疑問はみんな一緒

育児は主観的になりがちです。自分はこうしているけどほかのママや赤ちゃんはどんな毎日を過ごしているのかや、赤ちゃんの身体の発達等気にしだしたら気にした分だけ気がかりなことがわんさか湧いてきます。

それはママが赤ちゃんを大切に思い愛している証拠です。

でも心配になりすぎて、育児書を読み漁ったりネットで調べたりしてしまい時に落ち込むこともあるでしょう。成長曲線の下の方にいるけど大丈夫だろうか、首の座りが遅いようだけど大丈夫だろうか…。気になるとつい調べてしまいますよね!

大丈夫、みんなやってますよ!

今はネットがあるので、どんな情報も手軽に手に入るようになりました。しかしそれがママたちの首を絞めてしまうことがあるのは事実です。

新生児訪問で私が感じたのは、ネットで比較するよりプロの方たちにお話を聞く方が全てにおいて力があると感じました。やはり文字だけのものよりも、何人もの赤ちゃんとお母さんとのケアを行ってきた保健師さんや保育士さんに直接お話を聞くことは、説得力が違います。

人の目を見て、肉声でのアドバイスに勝るものはありません。

そして身内ではできない親子を客観視した意見もありがたいものになります。保健師さんは普段頑張っている人には「お母さん、とっても頑張ってらっしゃいますね!」と褒めてくれます。それがどうしようもなく嬉しいのです。

ママは毎日全力で頑張っている!褒めてもらって当たり前です

育児はして当然と思いますが、やはり褒めてもらったり認めてもらうことは、ママも人としての喜びを感じます。

二の次三の次となっている自分の身体も、客観的に分析してもらうことで少しや休ませてあげなくてはと思い返すこともできます。産後どれだけ立ち上がりがよくても、出産そのものは相当な負担が体にはかかっています。たとえ安産だったとしても、それは変わりません。

新生児訪問で、改めて自分の身体と我が子の今の状態をプロの方から分析して頂いて、今後の生活の組み立ての参考にして大切な乳児期を思い出いっぱいのものにしましょう!

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