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今日の献立は?バランスのとれた食事を子供にとらせるための工夫

2014/09/20

お子さんの好き嫌いに頭を悩ませているお母さんは多いかと思います。特に野菜は多くの子が苦手としています。東京家政大学非常勤講師で管理栄養士の資格を持つ加藤初枝氏は、子供の好き嫌いについて著書の中で言及しています。

彼女の提案する調理時のポイントや食べさせ方について、いくつか取り上げてみました。また、周りの主婦の方が実際に行っている工夫、そしてお子さんの反応なども紹介していきます。

好き嫌いを決定付けるもの

そもそも、食の好き嫌いはなぜ起こるのでしょうか。食の好き嫌いは遺伝的な要因よりも、大方その人の経験によるものだそうです。また、味・匂い・食感などに不快感を抱くことだけでなく、食べた時の感情も好き嫌いに影響します。

執拗に急かされて食べたものや、無理矢理食べさせられた経験などのせいで、嫌いな食べ物が決まってしまう可能性があるようです。好き嫌いをなくそうと思ったら、調理の仕方だけでなく、楽しく食事をすることも大切なのです。

嫌いな物は繰り返し食べさせる

子供の嫌いな食材をついつい避けてしまいがちです。「どうせ残すのだから…」と思い、気がつけば子供の好きなものばかり食べさせてしまっているかも。でも、経験が味覚に影響することから、嫌いなものこそ繰り返し食べる必要があるそうです。

子供が嫌いな野菜ナンバーワンはやはりピーマンではないでしょうか。ピーマンの苦みが原因で嫌いになってしまうようです。でも、こうした野菜も繰り返し食べていけば、おいしいと感じるようになると言います。

子供の頃は嫌いだったけれど、大人になってから食べることができるようになった食べ物ってありませんか?これも、繰り返し食べたことが影響しているそうです。

調理の仕方で食材のクセを抑える

子供に嫌いなものを繰り返し食べさせるのは、とても大変なことです。そのまま出しても、決して口に運ばないことでしょう。子供が食べることができるよう工夫する必要があります。

野菜を食べやすくするための調理方法を知っておけば、きっと役立つのではないでしょうか。これらの方法にしたがって調理すれば、野菜のクセを抑えることができるようです。

① (肉、ハム、ベーコン、油揚げ、削りガツオ、シラス干し)など、うまみのある食材と一緒に調理する。
② しっかり茹でて灰汁をとってから使う。
③ ごく少量使う。
④ 細かくして原形が残らないようにしてから使う。
⑤ 油で揚げる。
⑥ ダシをきかせる。
⑦ (ごま、醤油)などの香ばしい香りを利用する。

周りの主婦に聞いた調理の工夫

上記に挙げた調理方法の他に、実際に家庭でおこなっている調理の工夫について取材してきました。お子さんのリアクションはどうだったのかも交えながら紹介します。

・キャラクターの力を借りる。

幼稚園のお弁当日では、子供が楽しんで食べることができるよう、いつもキャラ弁を作っています。ある日、茹でて柔らかくした人参を、なるべく薄くスライスし、パーツの一部として使いました。

人参は嫌いで、どんなに小さく切っても必ず見つけてしまう我が子。「きっとこの人参もお箸でよけてくるんだろうな…」と思っていたのに、帰ってきたらびっくり!綺麗になくなっていました。

でも、隣のお友達にあげた可能性もあるので娘に確認してみると、「人参かわいいから食べたよ~」と何気ない表情で答えてくれました。それからは、なるべく野菜をキャラ弁のパーツに使うようにしています。

・お菓子にまぜる

家でよくお菓子を作ります。ある日、テレビで野菜スイーツというものがあるのを知りました。そのテレビをみるまで、野菜を使ったお菓子といえば、人参ケーキくらいしか思いつきませんでした。

でも、そのテレビを見てから、様々な野菜スイーツに挑戦してみました。お菓子と言っても、子供に食べさせても体に負担がかからないよう、少ない砂糖で作り、バターや牛乳たっぷりにならないよう工夫しています。

お菓子に混ぜる時は、オレンジと人参、ごぼうとチョコレートのように、それぞれの野菜と相性のいい材料を組み合わせます。野菜に合った組み合わせで作ると、子供は野菜があることすら気付かずに食べてくれます。

子供時代の食生活は将来に影響する

6~12歳までに経験した味覚は、その後の食生活を大きく左右するそうです。年齢を重ねてから、若い頃よりも和食を好むようになる方が多いのは、子供時代にそれらを食べてきたから。

中年以降になってから、こうした和食を好んで食べることは、生活習慣病などの予防になるようです。子供がいつまでも健康に毎日を過ごすことができるよう、少しずつ野菜に慣れさせることが大切なのかもしれません。

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