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0歳赤ちゃんと遊びながらお話しできる「ベビーサイン」って何?

2015/01/16

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言葉を発することができない赤ちゃんとのコミュニケーション、みなさんどうしていますか?赤ちゃんが何をしたいのか、よくわからずに混乱してしまったり、イライラしてしまうことって結構ありますよね。

そんな育児の不安や悩み、イライラを軽減してくれるのが「ベビーサイン」と言われる赤ちゃんとのコミュニケーション専用のサイン。これを身に付けておくと赤ちゃんとのコミュニケーションがかなりスムーズに取れるようになり、子育てのストレスもかなり軽減できます。

でも、残念ながら日本ではこのベビーサインまだまだ一般的ではありません。そこで、ここではベビーサインの基本中の基本をご紹介します。

ベビーサインって何だろう?

手話と似ている?

ベビーサインは、主に手を使って自分の気持ちや要求を表す方法です。と言っても、ちょっとイメージしにくいので、手話やジェスチャーのようなものだと考えてみましょう。これなら、言葉を使わずにコミュニケーションが取れますよね。

ベビーサインは赤ちゃんでも簡単にできるように、ごくごく単純で簡略化されたサインであるのが特徴で、ここが手話とは大きく違うところです。赤ちゃんでも真似できる簡単な動作ばかりなので、初心者ママでも簡単に覚えることができます。

このベビーサインを覚えれば、赤ちゃんは自分の欲求を伝えやすくなり、ママやパパもそれを理解しやすくなるので、何がしてほしいのか全く分からない!なんてイライラしている人はぜひ実践してみましょう。

いつ教えればいい?

産まれたばかりの赤ちゃんはまだ自由に自分の身体を動かすことができません。ベビーサインは手を使ってやり取りを行うので、基本的には手の機能がある程度発達してから教えることになります。

一般的ベビーサインを教え始める時期は6~7か月くらいが目安とされますが、赤ちゃんの発達は個人差が大きいので、発達度合いを確かめながらベビーサインを教え始めるのがコツ。

赤ちゃんがスムーズにベビーサインを覚えるためには、

  • 両手の開閉がスムーズにできる
  • 両手を合わせる(合掌)ことができる
  • 一人でお座りができる(腰が据わる)

という成長具合が一つの目安になります。赤ちゃんがお座りをして、両手を使って遊ぶ様になったら、ベビーサインが習得できる頃合いです

ベビーサインには特に決まりはない!?

ベビーサインの最も初歩的なものが「おっぱい」のサイン。このサインは、片手をグーパーと開閉する、あるいはギュギュっと手でおっぱいを握る真似をするというものが一般的です。

実は、ベビーサインは手話のようにこの単語はこのサインという決まりはありません。同じものを表すサインでも、教える人や団体によってかなり差があります。

一般的なベビーサインはアメリカ式の手話をベースにしたものが多いのですが、特に決まりはなく、赤ちゃんに多い癖や手の動きを考慮して作られています。

要は赤ちゃんとママやパパの双方が理解できればコミュニケーションは取れるので、難しく考える必要はないというわけ。

ベビーサインは赤ちゃんとママ・パパ専用のコミュニケーションツールなので、お互いの意思の疎通ができることが第一条件。オリジナルのサインを作っても構いません。

ただ、一からすべてのサインを決めるのはかなり大変。ジェスチャーが難しい表現もありますよね。

だから、良く使われているサインを参考にした方が楽に教えることができるんです。赤ちゃんの様子を見ながらアレンジを加えてもいいので、基本のサインを覚いておいた方がスムーズに習得できます。

ベビーサインはアメリカ発

ベビーサインの多くがアメリカ式の手話をベースにしていますが、これはベビーサインがアメリカで生まれて広まったものだからです。

ただ、手話は国や地域によって差がありますし、アメリカのベビーサインには日本ではなじみのない動作もあります。そのため、本場アメリカ式のベビーサインを用いる場合と、日本風のアレンジを加えたものでは、サインが大きく違うということも結構あるんです。

「どうしてこれがこのサインなんだろう?」と疑問に思うものがあったら、自由にアレンジしても全然OK。

ただ、ベビーサインは基本的には赤ちゃんの欲求をストレートに表現し、未発達な赤ちゃんの手でも表現しやすいように考えられていますので、アレンジする際には赤ちゃんの手でも表現しやすいように注意してくださいね。

基本のベビーサイン

ベビーサインは赤ちゃんの欲求をベースに作られています。基本のサインは「おっぱい」や「もっと」、「おしっこ」など。

  • おっぱい…片手(両手)をグーパーと開閉する、おっぱいを揉むジェスチャー
  • もっと…指先をすぼめてちょんちょんとつける
  • おいしい…人指し指で片方のほっぺをぐりぐりするor手でほっぺを軽くたたく
  • 食べたい…片手を口に持って行く
  • おむつ…腰のあたりをポンポンと叩く

上記のようなサインが日本では広く使われていますが、他の動作を用いることもあるので、使いやすいものを選ぶ、あるいは作っていきましょう。

ベビーサインをうまく教えるコツ

まずはママが覚える

ベビーサインを身に付けるには、本格的に教える前から生活に取り入れていくのがコツです。赤ちゃんに本格的にサインを教えるのは6~7か月頃が目安ですが、ママがサインを出すのは早めが基本。

3~4か月頃になって生活のリズムができてきたら、まずはママが生活の中にサインを取り入れてみて。おっぱいのサインは1日に使う回数が多く、また単純で真似しやすいので、まずはおっぱいのサインから実践してみるのがおすすめ。

赤ちゃんにおっぱいをあげる際に「おっぱい飲もうね」などと声を掛けながら、サインを出すようにします。

ママがサインを習慣づけることがベビーサイン習得の近道なので、まずはママが自然にサインを出せるように、徐々に慣らしておくといいですね。

生活の中で自然に覚えるのが基本

ベビーサインはあくまでも赤ちゃんの生活を中心に考えます。だから、無理に多くのサインを覚えさせたり、普段ほとんど使わないようなサインを教える必要はありません。

サインがたくさん使える子が身近にいたりすると比べてしまいがちですが、ベビーサインの数については最小限でOK。たくさん覚えたから賢いとか、えらいというわけではありません。

ベビーサインを教える際に大事なのは、そのサインでママやパパときちんとコミュニケーションが取れるかであり、サインを使うタイミングや使い方がきちんとわかっているかという点。

どんなに多くのサインを出せても普段の生活に関係ない事ばかりだったり、使い方を間違って覚えていては意味がありません。サインを使ってきちんと意思の疎通ができるようになること、これがベビーサインの一番の目的であることは忘れないでくださいね。

自然と実践できているベビーサイン

最近になってベビーサインという言葉が目立つようになってきましたが、実は日本では昔から似たようなことは行われていました。

たとえば、「いただきます」や「ごちそうさま」の時の合掌。これはご飯の「はじまり」と「お終い」を意味をしていますよね。

赤ちゃんはママやパパの「ごちそうさま」を聞きながら成長し、次第にこれを真似するようになります。だからおなかがいっぱいになった時、何も教えていないはずの赤ちゃんでも自然と手を合わせることがあるんです。

そのため、日本では「お終い」のベビーサインとして、合掌を用いることがあります。

このように普段の生活習慣の中で身に付いたサインがあれば、それをそのままベビーサインとして利用しても構いません。

サインが出なかったら

ベビーサインを覚える速度やサインを出せるようになるまでにかかる時間は赤ちゃんによって大きく違います。

サインがなかなか出ないと不安になったり、落ち込んだりするママもいるようですが、サインが出ないからと言って心配することはありません。

もともと、赤ちゃんの成長は個人差が大きいですし、サインに対する興味もまちまち。気長にゆっくりと教えていき、まずはママやパパのサインが理解できるようにしてあげて。

また、サインがなかなか出ないからと焦って教えるのは禁物。複数のサインを一度に教えたり、きつく叱ったりすると赤ちゃんは混乱してしまい、サインを覚えるどころではなくなってしまいます。サインを嫌いになってしまうこともあるので要注意。

ベビーサインは使えればとても便利なものですが、使えなくても赤ちゃんの成長にはなんら影響しません。「使えるようになればいいな」くらいの大らかな気持ちで教えていくのが一番のコツです。

ベビーサインって本当にいいの?

ベビーサインで言葉の発達が遅れる?

ベビーサインを用いると言葉の発達が遅れるのでは?こんな不安を抱いているママも多いようですが、ベビーサインでやり取りをしたからと言って、言葉の発達が遅れることはありません。

ベビーサインを不安に思っているママの多くは、サインのみでやり取りをすることで会話が減ることを懸念してしますが、そもそもベビーサインは黙ってサインだけでやり取りするものではないんです。

ベビーサインはママやパパがサインを出す時には、必ず喋りかけるのが鉄則。サインだからといって黙ってやり取りをしているわけではないんです。

喋りかけながらベビーサインを出すことで、赤ちゃんはサインと言葉を結び付けて考えるようになり、より早く言葉を覚えることができるようになります。そういった意味では、言葉の発達を手助けしていると言ってもいいですね。

ただ、ママやパパが赤ちゃんのサインだけで動いてしまうと、自発的に喋る機会が減ってしまうことはあります。そのため、赤ちゃんが喋れるようになったら、サインと一緒に声を出す癖をつけていったほうが安心ではあります。

基本的にはママやパパが喋りながらサインを出していれば赤ちゃんも自然と発声するようになるので心配はあまりありません。喋りかけながらサインを出すように徹底しておきたいですね。

ベビーサインがあればパパも育児がしやすい?

パパの中には、赤ちゃんのお世話はしたいけれど、何をどうしたらいいのかわからず、その不安から積極的に子育てに参加できない人も多いよう。

どうして泣いているのか、機嫌が悪いのかわからずに四苦八苦した経験があるパパも多いのではないでしょうか?

でも、パパがベビーサインを覚えておけば、赤ちゃんの欲求もわかりやすくなりますよね。おっぱい(ミルク)とおむつの二つだけでも明確に分かれば、パパの不安もかなり軽減するはずです。

そして、不安がなくなればパパも自信を持って育児できるようになってきます。ママにとっても、パパが積極的に育児に参加してくれるのは嬉しいもの。

パパの育児参加にも一役買っているベビーサイン。興味のある人はぜひ取り入れてくださいいね。

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