子供の健康な歯の虫歯予防対策と、虫歯になった場合の進行止めの方法

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2017/05/09

虫歯が初期段階であれば削る事はせず進行を防ぎながら、歯科医の指示で経過を観察する事があります。

歯を削るとその失った歯は元に戻らない上に子供に過剰なストレスが掛かるため、できるだけ治療をせずに進行を防ぐ処置をする場合がほとんどです。

子供の虫歯は初期の段階で発見し、進行させないように対応することが重要なのです。

子供の虫歯との向き合い方や、虫歯になってからでも遅くない「ママがしてあげられる進行止めの方法」などをご紹介します。

【健康な歯】虫歯予防が大事!治療法や予防法について

子供の歯はどんな健康な子でも虫歯になる可能性は十分にあります。また、虫歯ができてしまった子供でもこれから何も対応しないという訳にもいきません。

口の中にはミュータンス菌が存在している訳ですから、他の健康な歯もこれから虫歯になる危険性も十分に考えられます。

少しでも多くの歯を健康に保つためにママが行うべき予防法をご紹介します。

フッ素を上手に取り入れると効果的!

虫歯菌が歯を溶かし始めていても、口の中では常に唾液による修復作業が行われています。その唾液の働きを助けてくれる物質が「フッ素」です。

  • 虫歯菌の活動を抑える
  • 溶けたエナメル質の修復を手伝ってくれる

こういった働きがあるので、唾液とフッ素の力で歯の強度を高めていく事が重要になってきます。

馴染みの歯科医で通院習慣をつけよう!フッ素を塗って歯を強くしてあげて

歯医者さんが嫌いな子供は多いですが、工夫を凝らして無理なく通院できる歯医者さんを見つけましょう。

病院の雰囲気に慣れさせたり、担当の先生に優しく声掛けをしてもらったりして、少しずつ慣れさせる事が大切です。始めての来院は挨拶するだけでもいいのです。

怖いイメージを植え付けないようにしながらストレスなく通院できる環境づくりが重要です。

定期的に歯医者さんへ通い「フッ素塗布」を受けさせましょう。フッ素塗布は3カ月に1度程度行うように指導する歯科医が多いようです。

継続してフッ素塗布をすれば、歯はどんどん強くなります。 相談すればブラッシング指導や、歯磨きでは落とせない蓄積してしまった歯石をとってもらう事もできます。

専門的な指導をしてもらうことで、子供の口内環境を少しずつ改善できます。

歯医者さんで「シーラント」をしてもらって予防!

シーラントとは主に奥歯の表面の溝が複雑で虫歯になりやすい箇所に、白いプラスチック状のものを上からカバーするように埋め込んで、虫歯を予防する方法です。

溝を埋めることで歯に汚れやカスが蓄積するのを防ぐことができます。乳歯にも処置をすることは可能ですが、虫歯になった歯にシーラントはできません。

その場合は永久歯が生えてきたら、早めに対応してあげると効果的です。

【既に虫歯あり】虫歯になってしまったら?自宅でできる虫歯の進行予防

虫歯ができてしまってからでも、諦めずに自宅でママができる対処法は沢山あります。

虫歯になった歯はそれ以上に悪化しないように進行を止めることも重要ですが、他の健康な歯が虫歯にならないように引き続き虫歯予防を行うことも忘れてはいけません。

自宅でできる進行予防法について食事の仕方と歯磨きで改善すべき点を説明します。

虫歯になりやすいお菓子となりにくいお菓子について

お菓子を食間にちょこちょこ食べたり、ダラダラと少しずつ食べたりすると虫歯ができやすくなります。

お菓子や食事の際の食べ物のカスや糖分が口の中にある時間が長ければ長いほど、口の中が虫歯になりやすい状況になります。

口内環境は歯磨きで清潔に保つ方法の他、唾液の分泌で口の中を健康な状態に保つことができます。この唾液が正常に働かないと虫歯になりやすい口内環境になってしまうのです。
食事の仕方と虫歯の関係

口の中はアルカリ性を保つことで健康な状態でいる事ができますが、食べ物が入ると口の中が酸性に変化します。

この酸性である状態が虫歯ができやすい口内環境です。

食べ終わった後に唾液が分泌し続けるとまたアルカリ性に戻ってくれるのですが、アルカリ性に戻る前にまた食べ物を口にしたり休憩なくちょこちょこと食べ続けていると、口の中が酸性のままの状態が続きます。

また、食べ物に含まれる糖分は口内を酸性にしている時間が長くなります。いちばん虫歯になりやすいのは、糖分が含まれているお菓子をちょこちょこ食べ続ける行為なのです。

虫歯を予防するには時間を決めて食事をすませ、1日3食の食事の他、おやつの機会を1~2度に抑え長い時間食べをさせない事です。

また、よく噛む子どもは噛まない子どもに比べて虫歯になりにくいと言われています。よく噛むことで唾液の分泌が増えるからです。

唾液は口内環境を正常に保ち、健康な状態に回復する作用があるので、できるだけ唾液の分泌を促す事でも虫歯の予防に繋がります。

虫歯になりやすいお菓子は?

市販のお菓子のほとんどは虫歯の原因になる糖分が入っているので、虫歯になりにくいお菓子というのはないですが、歯の表面にくっつきやすかったり、長い時間口の中でモグモグするお菓子はさらに虫歯になりやすいと言えます。

『グミ・チューインガム・あめ』などは歯の表面の溝や隙間に残りやすく、口の中に長い時間残留するお菓子です。

歯にこびりつきやすく、ダラダラ食べてしまうお菓子は極力避けましょう。

食事の摂り方についての見直しを!

食べる時間と食べない時間をしっかりとるという事も大事です。

だらだらと1日中食べ続けるような生活が、最も虫歯を悪化させる原因です。

物を食べない時間を作ることで、食事中に進行した虫歯を治療する時間が確保され、私達は虫歯にならずに済むのです。

子どもにおやつを食べさせる時は、「おやつの時間」というものをきちんととり、決しておやつを与えて遊びながら食べさせるような事はしないようにしましょう。

特に注意しなければならないのが、飴やチョコなど口に入れて遊びやすいお菓子です。

飴なら大丈夫だろうと思う人は多く、外出先や移動の車や電車の中で頻繁に飴を与えてしまうことがあると思います。

確かに、ケーキを食べさせるよりは、飴を4つでも5つでも与えた方がカロリーは少なく体には健康的ですし、おやつを食べておとなしくしている時間も長くなるので、飴はとても効果的です。

しかし、虫歯の面から考えると、長時間舐めている飴は、それだけ長時間口の中で虫歯が進行している状態になってしまうため、痛みや歯に穴があくなど虫歯が悪化しやすいのです。

おとなしくさせる為に、あるいはカロリー面で心配がないからと、飴やチョコなど簡単に口に入れられるおやつを頻繁に与えないよう注意しておきましょう。

虫歯の進行止め!家での歯磨きにはデンタルフロスがおすすめ

大人用のデンタルフロスは薬局などで簡単に購入することができますが、子供用のデンタルフロスはなかなか見かけない場合が多いかと思います。

今は子供用品の専門ショップでも扱うようにもなってきましたが、近場に売っているお店がない場合は、通院している歯医者さんで相談してみてください。

小児歯科のある歯医者さんであれば、子供用のデンタルフロスを購入できると思います。

歯磨きでは届きずらい歯と歯の間は、虫歯ができやすい所です。フロスを使って汚れやカスをしっかり取り除きましょう。

きちんと歯磨きしているのに虫歯ができてしまったら、歯磨きでは届かない箇所で虫歯が発生している可能性もあります。

特に、一番奥の歯の隙間を重点的に意識してフロスをしてあげると良いでしょう。

3.歯磨き粉は歯科医のおすすめを使う

子供用の歯磨き粉は提供しているメーカーも種類も多くて迷うところですが、一番良いのは通院している歯医者さんでお薦めしている歯磨き粉を使う事です。

専門家の目線から選別して効果の高い歯磨きを推奨しているので、近くの薬局に行ってどれにしようか迷ってしまうなら、少し値段が高くてもお薦めされた歯磨き粉を使ったほうが効果を期待できます。

むろん、すでに虫歯になってしまった子供に使うなら尚更ですね。毎日の歯磨きをより効果的にするためにも、品質が良いものを使いましょう。

仕上げ磨きは、フッ素コート用歯磨き粉を使う

子供の仕上げ磨き用に、スプレー式やジェルタイプのフッ素コート用の歯磨き粉が市販でも多く販売されています。

その多くは研磨剤や発泡剤が無配合のものがほとんどで、口をすすぐのも少量で済むので手間も掛かりません。

一度歯磨きしたのにまた磨くの?と子供に嫌がられることも多いですが、親がしっかり磨き残しなどをチェックし、最後にフッ素入りの専用歯磨き粉を使ってフッ素ケアをしてあげます。

そうすることで虫歯の進行を防いだり、健康な歯の虫歯を予防できる口内環境へ改善することができます。

また、4歳頃を過ぎて「フッ素洗口液」を使うことができるようになればより効果的です。

洗口液を口に含みブクブクぺーをするだけなので、フッ素がより口の中にとどまりやすくなります。口をゆすぐことができるお年頃なら、ぜひ活用してみてください。

面倒くらがりな子どもは慣れるまで大変かもしれませんが、もうひとふんばりして子どもの歯を守ってあげましょう。

▼仕上げ磨きを怖がる理由についてはコチラも参考にしてみて!

▼仕上げ磨きのコツについてはコチラも参考にしてみて!

神経まで広がると、治療が必要…小さい子の虫歯の治療方法

まだ子供が小さいうちはどうしても治療を嫌がり、上手くできない事がほとんどです。

歯科医の独特の音や、口の中に機械を入れたりするのは大人でもちょっと恐怖心がありますよね。子供ならなおさらです。

子供が治療を嫌がる場合は、定期的に濃いフッ素を塗布することで進行を抑えていきます。

フッ素を塗布し続けると歯の再石灰化が進み治療をせずに済む場合もありますが、虫歯がそのまま広がってしまうようであれば治療を行う必要も出てきます。

進行して悪化した虫歯は治療が必要!

乳歯の虫歯は放っておくと進行が早く、神経まですぐに広がってしまいます。

虫歯はその進行度合いによりC1~C4まで区分分けされており、それぞれによって虫歯の治療方法も変わってきます。

歯の根や神経の方まで虫歯が進行してしまっている症状であれば、本格的な治療が必要です。根の先に膿を溜めてしまったり歯並びを悪くしてしまったりする前に、神経を抜いたり抜歯をする事もあります。

  • C1・C2:進行性の虫歯→詰め物や被せ物での虫歯治療
  • C3:高度進行性の虫歯→神経の処理が必要。
  • C4:重度の虫歯→ほとんどが抜歯をしなければならない

親や祖父母みんなでできる子供のための虫歯予防

子供の虫歯予防のためには、自分の口内環境もきちんと管理するのも大切です。

親も定期的に歯科検診を受け、虫歯のない口内環境を保つことでも子供の虫歯を予防することに繋がります。

それからママだけではなくパパはもちろん、子供がよく接する機会ある方、例えばおじいちゃんやおばあちゃんにも理解を深めてもらい、周囲の大人は徹底して虫歯予防に努めたいものです。

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