新生児から使えるベビーラップの選び方!巻き方・使用法と人気商品

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2017/03/06

赤ちゃんとの生活が始まると、とにかく抱っこしている時間が多いのに驚くのではないでしょうか。

赤ちゃんって、こんなに置いては置けないものなんだな、と筆者は無知を痛感した覚えがあります。

そんな育児中の必須アイテムの一つが、抱っこ紐です。

様々な流行・隆盛を織り交ぜながら、多彩な商品が溢れている現代、どれを選べば良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか。

2000年代にはスリングが登場し一世を風靡していますが、実はスリングにも危険性が指摘されているのをご存知でしょうか?

今回はそんな従来の抱っこ紐の弱点を克服し、さらにスタイリッシュなライフスタイルを提供して海外では大人気のベビーラップをご紹介していきます。

どんなものなのか気になっている方も、使い方がちょっとよくわからないという方、どれを買うべきか悩んでいる方も、是非ご覧頂ければと思います!

従来品とどう違う?抱っこ紐を比べて分かる、ベビーラップの強み

既に色々な抱っこ紐が流通しており、たくさんの人が愛用している現在、新しいものが入り込むスキなどあるんでしょうか?

今あるもので十分なのでは、と思う方も多いことでしょう。

しかし、やはり従来品への不満や更なるニーズから生まれたことは確かです。まずは従来品を徹底検証してみましょう。

抱っこ紐の2大タイプ、キャリーとスリングを比較検証

エルゴ、アップリカ、ベビービョルンなど、最早商品名で呼びならわされている市販の一般的なキャリー型抱っこ紐(ここでは便宜上キャリーと呼称します)。

そして、ババスリングで有名なスリング。

抱っこ紐と言えばこの2タイプで迷われることが多いでしょう。両方使っているというご家庭も多いと思います。一般的に次のようなメリット・デメリット比較がされています。

メリット デメリット
キャリー 安定感がある
家族で兼用できる
重さが分散して疲れにくい
作りがしっかりしている
装着具が多く装着が面倒
自由度やバリエーションが無い
コンパクトにならない
やや重い
大きな赤ちゃん、小さな赤ちゃんだとサイズが合わない
スリング 手軽に使える
携帯が楽
洗濯できる
抱っこしたまま授乳ができる
おしゃれ
片がけなので肩に食い込み負担が大きい
布による窒息の危険性
横抱きによる窒息の危険性
股関節脱臼の危険性
両手は空かない 

どちらも持っているという人も多いかと思います。でも、気になるのはやっぱりデメリットです。どちらも不都合があるからこそ二つとも持っている状態になるのではないでしょうか。

流行のスリングは抱っこの仕方で脱臼の危険性が

見た目も厳つく人工的な作りのキャリーに比べ、スリングは「赤ちゃんに優しい」というイメージが先行していますが、実は危険性も持っており、小児科医などから警鐘を鳴らされ続けています。

一つは、赤ちゃんの骨格にそった「コアラ抱っこ」を推奨しているスリングメーカーもほぼ無く、開脚の状態で抱っこしないケースが多いために股関節脱臼を起こしやすいという点です。

両足をそろえた状態ですっぽりスリングに収まっている赤ちゃんはかわいらしいですし、抱っこも楽でスタイリッシュと良いことだらけに思えます。

でもそれは大人の側の都合であって、赤ちゃんの体には負担がかかっていたのです。特に月齢が低ければ低いほど、両足をそろえた姿勢は赤ちゃんによくありません。

眠っている赤ちゃんが両手を上げて足を開いた、いわゆるWMの形を取ることは有名ですよね。あれは赤ちゃんにとって楽でもあり、必要な体勢でもあるんです。

足はM字に開脚していること。両腕を使って抱っこしても、赤ちゃんは自然と大人の胴回りに足を回し、開脚の形をとっています。

歩くまでの赤ちゃんの足の骨格はM字です。それがだんだんと、ゆっくり真っすぐに成長していきます。

それまでに無理に足を伸ばしてしまうと、股関節を脱臼してしまうのです。

抱っこ紐で抱っこをする時も、できるかぎりこのM字開脚の体勢を取ってあげられることが大切ですが、現在一般的なスリングの使い方はそれができていないことが多いのです。

窒息の危険性も…顔を出さない・まんまる抱っこは危険!

スリングの危険性のもう一つは、呼吸が阻害されてしまうことです。

布で口や鼻が塞がれてしまう危険性はもちろん、布の中にすっぽり入ってしまうと顔が見えないので、万一呼吸困難を起こしていても気づきにくい点も重大です。

さらに、有名な横抱きは赤ちゃんの呼吸を阻害する姿勢を取ってしまいます。

よく赤ちゃんは胎内にいる時と同じように丸く包まれると安心してくれる、と言われますが、胎内では赤ちゃんは呼吸をしていません。

背中を丸めて顎を引くまんまるスタイルは、外界に出て呼吸を始めた赤ちゃんの肺を圧迫し気道を塞いでしまうことになります。また、背骨を中心とした骨の成長にも反しています。

赤ちゃんの背骨は、大人と違ってC字の形をしています。成長に従ってS字になっていくのは確かで、小さい頃はC字に沿って抱っこしてあげるのが良いと言われています。

そのため、おひなまきなどでもまんまるが推奨されていますが、あまりにも強くやってしまわないように十分気をつける必要があります。

きちんと気道を確保して、呼吸ができるようにしてあげましょう。

諸外国では、スリングの横抱きを既に禁止しているところも多いのです。スリングライダーという商品は窒息の危険性があるということで日本でも回収されるなどといったことも起こっています。

スリングでの新生児の横抱きは非常に危険です。まだ芸能人などでやっている人がいたりと歯止めがかかっていませんが、その危険性をきちんと知っておきましょう。

新しい抱っこ紐の潮流、ベビーラップの強さは今までの良いところどり!

さて、今回ご紹介するベビーラップ、いいところはたくさんあるのですが、まずお伝えしたいのはこういった従来の抱っこ紐の弱点を大きく克服しているところです。

  • キャリーの安定感を持ち、スリングの手軽さを持つ。
  • 脱臼や呼吸阻害の心配のない体勢で赤ちゃんを抱っこできる。

もちろん、従来品の持つ良さはそのまま受け継いでいます。赤ちゃんをしっかり抱っこでき、抱っこしている側の負担も少ない。ベビーラップの良さ、詳しく見ていきましょう。

布一枚で密着度が高く安定した抱っこができる

ベビーラップはいうなればよく伸びる布です。これをぐるっと巻き付けて赤ちゃんの体を包み込み、抱っこする人にくっつけるわけですが、これが実に安定しています。

キャリーのようにごてごてと何かがついているわけでないので邪魔するものがなく、ぴったりと体と体をくっつけて抱っこすることができます。

歩いたり動いたりしても擦れたり揺れたりすることがほとんどなく、しかし柔らかい布に包まれているので圧迫感も強くはありません。優しく抱っこされているのと同じ感覚に赤ちゃんは安らぎます。

スリングと同じくらい手軽に持ち運べて使えるのに、スリングよりも密着度が高く安定していることも特徴です。

密着度が高いと重心が安定し、抱っこしている大人もとっても楽です。スリングと違って両肩、全身に重さを分散させることからも、一部が痛くなったりなどの負担がありません。

さらに密着度が高いと、抱っこしている人の体温や心音が赤ちゃんに伝わることもあって、赤ちゃんはとっても安心します。基本となるたて抱っこは赤ちゃんの顔がちょうど抱っこしている人の胸のあたりにくるのもちょうどよい具合です。

新生児から縦抱っこ、コアラ抱っこで姿勢も呼吸も安全

ベビーラップはスリングのように布を使いますが、顔を出して巻き付けること、そして開脚させ背筋もゆったりと伸ばし、赤ちゃんにとって楽な姿勢を取らせて固定することが基本となっています。

このため、従来品で危険性が指摘されていた、両足を揃えることによって起こる股関節脱臼および背中を丸めることで呼吸が阻害されてしまい、呼吸困難になるのを避けることができます。

赤ちゃんからしても、両腕を使った普通の抱っこと同じ感覚、同じ姿勢でいられるので、気持ちよく抱かれることができるのですね。

まだまだある、ベビーラップの良いところ…一枚布の強さ

たくさんあるベビーラップのメリットをまとめてみました。

【メリット】
  • 首座り前の新生児から使える(縦抱っこができる)
  • 密着度が高く、赤ちゃんは安心でママは疲れない
  • 両手が空く!だけど赤ちゃんは抱っこに一番近い感覚で包まれる
  • 赤ちゃんの呼吸を阻害しない、楽な姿勢を作ってあげられる
  • 一枚布なので畳んでしまえば持ち運びや保管が楽
  • 一枚布なので洗って干してのホームケアが楽
  • 一枚布なので巻き方によってバリエーションが豊富、長く使える
  • 一枚布なのでサイズを気にせず誰でも使える(一つあれば皆で使いまわせる)

とにかく、ただの良く伸びる一枚布、という点は大きいです。扱いも持ち運びもとても楽。そしてシンプルな形ゆえに多様な使い方が広がっており、今でも新しいものが開発されています。

そして見た目がかっこいいのもポイントです。慣れてくると、巻いているところも実にかっこいい!さっと布を取り出し、シュシュッと巻き付ける様子は、本当にスタイリッシュでクールなんです。

デメリットは日本ならでは。工夫と日本向け商品の検討を

もちろん、デメリットもあります。まとめてみました。

【デメリット】
  • 巻き方のコツを掴むまでちょっと使いにくい
  • 欧米で開発されたもののため、高温多湿の日本ではちょっと暑い
  • 長すぎるので外出先で使うときは端が地面についてしまうのが気になる
巻き方については、不器用な筆者が3日ほどで慣れたのでそこまで構えなくとも大丈夫です。後のほうで図解もつけてご説明しますから、是非チャレンジしてみてくださいね。

難点は、日本製でないというところです。欧米が主流のマーケットのため、それに合わせた布地や製品作りに特化していて、高温多湿の日本で使うとやや熱いんですね。冬はあったかくてとても良いです。

現在は日本に適したものを作ろう、という動きもあり、日本の会社が開発を進めていたり、日本人向けの製品を売り出したりもしています。後述の製品比較で検討してみてください。

それに、とても長い布なので、巻き付けるときにたいてい端のほうは床・地面についてしまいます。

欧米は室内でも靴を履いていたりとあまりこういったことを気にしないようですが、日本だと赤ちゃんに触るものだし、とちょっと気になってしまいますよね。

特に屋外で使う場合は、地面につかないように巻き方を工夫するか、布がついてもよい場所を選ぶ必要が出てきます。人手が二人あれば、こういったことは気にしないで済みます。

ベビーラップは値段も種類も様々。伸縮性と布地を大切に選んで

実際にベビーラップを試してみよう!という方、探してみると結構いろんな製品があるのにお気づきかと思います。どれを買ったらいいのか、と迷ってしまいますが、選ぶポイントを押さえていきましょう。

  • お値段
  • サイズ(長さ)
  • 伸縮性
  • 布地(厚さ・通気性・肌触り)

ベビーラップは色々なものが開発されており、一枚布にも関わらず一品1万円以上と、ものによってはかなりお値段が張ってビックリされることもあるでしょう。

リーズナブルなものでまずは試してみたい、と思われるかもしれませんが、やはりお値段があまりにも安いものはそのぶん伸縮性がなかったりします。

例えばおうちのバスタオルでベビーラップと同じようなことをしてみたとしても、なかなか難しいでしょう。何とか抱っこできたとしても、付け心地も悪く安定もしません。

ベビーラップの良さは、非常によく伸び縮みするところと、十分な長さにあります。ですから、価格は確かに大切ですが、この二つを外して選ぶのはおすすめできません。

おすすめのベビーラップ4選…できれば現物を見て購入を

お悩みの方に、オススメのベビーラップを4つご紹介しておきます。

【Boba(ボバ)ラップ】

ボバラップ
メーカー発祥国 アメリカコロラド州。日本HPあり。
値段 クラシックシリーズ 7,000円、オーガニックシリーズ9,000円
素材 クラシックシリーズ:綿95%、オーガニックシリーズ:オーガニックコットン95%
使用可能期間 新生児~16キロまで
長さ・重さ・幅 5m・575g・51cm(両端は細くなってます)
オススメポイント 値段・使いやすさともに一番使いやすく手に入れやすい、メジャーなベビーラップです。非常に伸びがよく、しっかりと巻くことができます。シンプルですがカラーバリエーションもあります。

【Didymos(ディディモス)】

ディディモス
メーカー発祥国 ドイツ。日本HPあり。
値段 10,400~21,800円
素材 オーガニックコットン100%(麻混、シルク混もあり)
使用可能期間 新生児~体重制限なし
長さ・重さ・幅 3.7m~サイズ選択可能・170g~・68~70cm
オススメポイント ベビーラップを世に送り出したドイツの老舗メーカーがお送りするこのベビーラップは、お値段も張るブランド品的な位置を占めています。しかし、デザインも品質も納得の一品ばかり。どうせ使うなら良いものを検討されてはいかがでしょうか。日本向け軽量・薄型のデザインも販売されています。

【Moby Wrap(モービーラップ)】

モービーラップ
メーカー発祥国 アメリカカリフォルニア州。日本HPなし、代理店を通じて購入可能。
値段 7,344~8,640円
素材 綿100%
使用可能期間 新生児~15キロまで
長さ・重さ・幅 5.5m・重さと幅は不明
オススメポイント 日本HPが無く詳しいセールスをしていないのが弱点ですが、リーズナブルなお値段とパステルカラーのバリエーションが魅力です。一方向だけに伸びるストレッチ素材はオリジナルです。

【北極しろくま堂】

へこおび ベビーラップ
メーカー発祥国 日本 日本
値段 4,968~7,560円 11,880~19,440円
素材 綿100% 記載無し
使用可能期間 生後2週間~14.9キロまで 記載無し
長さ・重さ・幅 4.5m・273g・38cm サイズバリエーションあり
オススメポイント 日本独自の兵児帯(へこおび)にヒントを得た独自商品で、短めで日本人に使いやすい仕様になっています。お値段もかなりリーズナブル。柄も日本独特な織りのものが多く、とても素敵です。普通のベビーラップの巻き方ができない時もありますので注意が必要です。 全てが日本製というのが最大のメリットです。高温多湿の日本でも使いやすいよう、織り方や布地にも日本独自のアイディア満載。バリエーションは少ないものの、柄も可愛いです。お値段は張りますが、全てを兼ねそろえた最強のベビーラップと言えるかもしれません。

いずれもネットショップなどで手軽に注文し購入することができますが、できれば実際に見てから選ばれることをお勧めします。

直営店を持っているところもありますし、百貨店で取り扱いがあることも。

お近くにあればお試しください。

基本の巻き方をマスターしよう!ベビーラップの巻き方3種を解説

いざ使うとなって一番困るのが、巻き方です。本当にまっさらな一枚布がお手元に届くので、初めて手にすると実に戸惑います。説明書は付いているものの、外国語製だったりしてわかりにくかったり…。

メーカーごとに動画で巻き方を公開しているところも多いのですが、今回は簡単なイラストにして基本的な巻き方を解説していきます!

だいたいどのメーカーのものでも可能な巻き方をご紹介していきますが、メーカーによっては巻き方が違うケースもあります。その場合は各メーカーの説明書や動画をご参考ください。

ベビーラップインストラクターに学べばより安全

いかがでしたか?イラストを見ても、巻き方解説の動画を見ても、本当に心地よい抱っこを実現するためには練習の必要があります。

抱っこ紐での事故は実は結構多く、これに関してはベビーラップも例外ではありません。安全に使用するためにも、巻き方の練習は是非行ってください。

1人ではやっぱり心もとないな…という人のために、最近では全国各地でベビーウェアリングの講習会などが行われています。

そこで直接インストラクターからベビーラップの使い方や選び方などの指導を受けることもできます。

数は多くないですが、もしお近くで開催されるようなことがあれば、是非お出かけになってみてくださいね。既に使っている、という方でも、もっと上手に多様にベビーラップを活用することができるようになりますよ。

パパもママも、おじいちゃんもおばあちゃんも皆で赤ちゃんとぴったんこ

ベビーラップは、一枚あれば家族一緒に使用できる優れものです。両手が空くので家事も楽にこなせます。

人の体格や赤ちゃんの大きさを選ばないので、エルゴやベビービョルンなどの一般的なダッコ紐では身体に痛みが出てしまう方でも、ベビーラップならフィットして楽になったりという体験談はよく耳にします。

一枚あれば巻き方ひとつで誰にでもフィットするため、ママだけでなくパパにもスタイリッシュに使ってもらえます。家族で協力すれば巻くのも簡単ですよ。

セカンド抱っこ紐としても、出産祝いにもオススメです。サイズや赤ちゃんの大きさ・体重を選ばない上に、生後すぐに使うことができるので贈りやすくもありますよ。

赤ちゃんとの絆づくりに、密着感と安心感を与えるぴったり抱っこはとても有用です。いつも抱っこしていなければならない苦痛の時間よりも、楽ちん抱っこで嬉しい時間を過ごしていただければと思います。

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