NICUとは?入院中の赤ちゃんの特徴や面会方法、退院までの過ごし方

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2017/04/23

生まれてきた赤ちゃんが皆、母親と一緒に退院できるわけではありません。

妊娠37週目未満で生まれてきた赤ちゃんの中には、生命維持にリスクを抱え医療措置を必要とする子もいます。

そのような赤ちゃんは生まれてすぐにNICUという医療施設に入院し、病院で生活をする事になります。

もし、自分の赤ちゃんがNICUに入院となったら不安でたまりませんよね。

少しでもその不安を解消するためにNICUとはどんなところなのか、赤ちゃんはどう過ごすのかといった疑問を解決していきましょう。

また、NICUの独特な面会方法やそのルール、入院から退院までの過ごし方について紹介していきます。

NICUってどんなところ?24時間体制の赤ちゃんの治療室

NICU(Neonatal Intensive Care Unit)とは、新生児集中治療室と言われ、早産児や低体重児、先天性の疾患を持つ新生児が入院するところです。

GCUという治療室もあり、回復期中等度治療室(Growing Care Unit)と言いNICUほどの集中治療は必要ではない新生児や、急性期の治療が終了した新生児が入院するところです。

大抵は母親が先に退院をし、赤ちゃんだけが治療室での入院を継続させる事となります。

NICUの主な特徴
  • 24時間体制で治療を行う
  • 各種設備が充実しており、人工呼吸器・各種モニター・保育器など治療用設備が整っている
  • 当直医は他病棟との兼任をしない
  • バイオクリーンルームになっていて滅菌・消毒が徹底されている

NICUに入院する赤ちゃんの特徴と潜在リスク

では、赤ちゃんがどんな状況にあるとNICUに入院する事になるのでしょうか。またどんなリスクを抱えているのでしょうか。

NICUに入院する赤ちゃんの特徴

NICUに入らなければならない赤ちゃんは下記のような特徴があります。

  • 妊娠22週~37週目頃に生まれた早産児
  • 2500g未満の低体重児
  • 先天性の疾患のある新生児
  • 新生児仮死状態で生まれた新生児

在胎週数が短いほど体の機能が未発達です。しかし34週目以降に生まれた赤ちゃんは、肺機能も完成しほとんど正期産の赤ちゃんと変わらない体の機能を持っています。

成長や生命維持には問題がない事がほとんどですが、体重が少ないと入院するケースもあります。

2500gから4000g未満の正出生体重児と言いこのグラム数内ならほぼ問題がありません。しかし、2500g未満で生まれた赤ちゃんは低出生体重児と言い、NICUでの治療が必要になります。

また、1500g未満の赤ちゃんを極低出生体重児、1000g未満を超低出生体重児と呼びます。

生まれてすぐに先天性の病気が確認された新生児は、そのまま入院し治療を受ける事になります。

呼吸困難や循環不全で低酸素状態になっている新生児はすぐに入院する事となります。

低体重児の身体的リスクは多い

低体重で生まれてきた赤ちゃんは体の機能がまだ未発達のまま生まれてくるため、お腹の外で生きる事に上手く対応できません。また、妊娠後期に備わるはずの免疫や栄養も不足しています。

そのため、体の機能が上手く働かずに命に関わるリスクを抱えています。また順調に発達できずに疾患が起きたり後遺症が残ったりという危険性も孕んでいます。

呼吸が上手にできない
34週目未満で生まれた赤ちゃんは上手に肺呼吸するための物質「肺サーファクタント」の分泌が不足していて「呼吸窮迫症候群」が起こり呼吸が上手くできない場合があります。

また「未熟児無呼吸発作」と言って20秒以上の呼吸停止があったり、チアノーゼや心拍低下を伴う場合があります。

体温維持が難しい
低体重児は皮下脂肪が少ない事、体表面積が大きい事が理由で低体温である場合が多く、さらに体温調整をしにくい状態です。そのために温度調整ができる保育器の中で過ごします。
免疫力が弱い
妊娠後期に母親からもらう抗体が十分に与えられずに、免疫力が弱い場合があります。すると感染症に掛かりやすいリスクがあります。

しかし母乳を飲む事で出生後も抗体を受け取る事が可能です。

母乳やミルクが飲めない
低体重児は哺乳力が弱く自分の力で母乳を飲めない事があります。その場合はチューブで母乳を胃に直接注入します。

カルシウムやリン、ビタミンD、鉄分などの栄養が不足している事もあり点滴で栄養を補う事もあります。

合併症を起こしやすい
体の機能が未発達なので合併症を起こすリスクが高くなります。循環器系疾患、呼吸器系疾患、血液疾患などの他、心不全や脳室内出血、肺出血のリスクも存在しています。
障害や後遺症を残す場合も
医療措置を行っていても体の機能の遅れや出生後の疾患により、後遺症が残るケースもあります。

NICUで赤ちゃんに会うには…面会方法や守るべきルール

NICUは厳重なバイオクリーンルームで、赤ちゃんのストレスがないように静かで落ち着いた環境になっています。

ですので、その快適な環境を保つためにNICUの入室には様々なルールが設けてあります。

NICUの赤ちゃんに会うための面会方法

母親はいつでも赤ちゃんに会う事ができます。母親も一緒に入院している時はもちろんですし、退院してからも会う事ができます。

ただし、赤ちゃんが保育器の中で過ごしている時期は抱っこができないので、触れたり話しかけたりする事しかできません。

ある一定の条件を見たし保育器から出る事ができれば、抱っこをしたりおっぱいから直接母乳を上げたり、オムツ替え、沐浴を行う事ができます。

赤ちゃんとの触れ合い方法や過ごし方については後ほどの項目で詳しく解説します。

NICUには厳しいルールがある

NICUにはその環境を保つために厳しいルールがあります。

NICUは誰でも入れるわけではない

NICUに入れるのは両親のみが基本です。病院によっては祖父母の面会も可能なところもあります。また、子供も入る事はできません。

入室の許可がない人が面会を希望する際には、保育器から出てコット(赤ちゃんベッド)に移行してからなら、ガラス窓越しに面会する事ができます。

徹底した消毒と、医療用の着衣の使用が原則
NICUに入室する際は、肘付近まで専用の石けんで手洗いし消毒を徹底します。

荷物はロッカーに預けなければなりませんが、カメラやビデオは持込できます。服の上から医療用着衣を着て清潔な恰好をします。

他の保育器は覗いてはいけません

NICUには自分の赤ちゃんだけではなく多くの赤ちゃんが過ごしています。中には本当に小さな赤ちゃんもいるでしょう。しかし気になっても、じっと見たり覗いたりしてはいけません。

NICUで赤ちゃんはどう過ごす?保育器の機能とケア

NICUの赤ちゃんは症状が軽症の赤ちゃん以外は、まず保育器の中で過ごします。その保育器は赤ちゃんにとってどのような場所なのでしょうか。

保育器は胎内と似た環境になっている!4つの主な特徴

赤ちゃんにとって生命維持に必要な環境である事と、胎内と同じような環境を保つ事で赤ちゃんが安全に過ごせるようにしています。

  • 赤ちゃんが体温を保つ事ができるように快適な温度を維持している
  • 蒸発による体温低下を防ぐために十分な湿度を維持している
  • 清潔に保つためにフィルターが設置されて埃や細菌の侵入を防ぐ
  • 赤ちゃんの呼吸しやすいように酸素濃度が高くなっている

赤ちゃんの体には様々な医療機器が付けられます

補液や薬を少しずつ投与する事ができる「補液ポンプ」、呼吸や心拍を観察する「呼吸心拍モニター」、赤ちゃんの呼吸を楽にする「人工呼吸器」などの各種設備が用意されています。

赤ちゃんの足の裏には「酸素飽和度モニター」が設置され、手足に栄養や薬剤の点滴を行うカテーテルが付けられます。口元には母乳を注入する挿管チューブや胃チューブが繋がれています。

いろいろな設備に繋がれている赤ちゃんを初めて見るお母さんは少し動揺してしまう事もありますが、これらは赤ちゃんが安全に育つために必要な設備なのです。

保育器の中でのおねんねの仕方

保育器の中では子宮に包まれているような感覚を保てるように、体を丸めて包まれているような体勢で過ごしています。

タオルやマットで子宮の壁のように包み込み、赤ちゃんの精神状態が健やかに保てるように工夫をしているのです。

また、お腹の中で聴いていたママの心音のような音を発するスピーカーを置いたりして、赤ちゃんが居心地の良いと感じる空間を作っています。

ママと赤ちゃんの心のケアにも効果的。保育器の中の赤ちゃんとのスキンシップ

一部の病院では、ある一定の条件を満たせば保育器の中の赤ちゃんを一時的に抱っこできる所もあるようですが、基本的には保育器の中にいる間は触れたり撫でたりするタッチケアを行います。

赤ちゃんを安心させるタッチケア

保育器の中で過ごす赤ちゃんはほとんどの場合抱っこができませんが、触れたり撫でてあげたりはできます。

赤ちゃんの温もりを感じ、触れた手から赤ちゃんへママの愛情をたっぷりと伝えてあげる事ができます。

お腹の中で聞いていた母親の声が聞こえると、赤ちゃんも安心してくれているような気さえもしてきますよ。沢山話しかけてあげるのが良いでしょう。

カンガルーケア

多くの病院では保育器を出れるようになってから始める所がほとんどですが、一部では保育器の中の赤ちゃんでもカンガルーケアを実施している病院もあります。

母親の胸の辺りで赤ちゃんを包むようにして、素肌が触れ合うように抱きしめます。

お母さんの心のケアだけでなく、赤ちゃんにも良い影響があり呼吸が楽になるなどのリラックス効果があると言われています。

保育器を出るとお世話ができる!コット移行の目安とその後の過ごし方

保育器で数日から数ヶ月過ごしながら、体重を増やし呼吸や体温調整が安定してくると保育器を出る事ができます。保育器を出たらコット(赤ちゃん用ベット)に移り、経過観察を続けます。

保育器を出る際の目安と赤ちゃんの様子

保育器を出る際は下記の基準を目安にしています。

  • 保育器内温度31℃前後で体温調整ができている
  • 呼吸が落ち着いている
  • 体重増加が順調である
  • 吸啜反射がある
  • 修正在胎週数が36週以上あり体重が1800g以上

赤ちゃんが順調に成長し体重が増加していて、呼吸停止が頻繁でなく安定している事が必要です。また体温調節ができる事、口から栄養を取れる事が条件として挙げられます。

コットに移る際の目安は各病院によって異なる場合があります。詳しくは、入院しているNICUで確認してください。

上記の基準については高知医科大学「未熟児の早期コット移床についての試み―コット移床のチェックリスト作成―P.41当院におけるコット移床のサイトを参考に記載しています。

コットに移行できるといよいよお母さんは赤ちゃんを抱っこする事ができます。

コットにいる赤ちゃんは体温維持を徹底するためにバスタイル数枚にしっかり包まっていて、必要に応じて毛糸の帽子を被っています。

泣いていれば抱き上げて、いつでも抱きしめてあげる事ができます。

授乳、沐浴、オムツ交換…看護師のサポートを受けて練習を始めます

保育器から出ると様々なお世話ができるようになります。授乳、オムツ替え、沐浴などを少しずつ経験していきます。

退院してからママと赤ちゃんが不安なく自宅で過ごせるように、少しずつ慣れていくためでもあります。

赤ちゃんのお世話をすると言っても、もちろんママができない日があっても大丈夫です。基本は担当の看護師がすべてお世話をしてくれます。

ママが面会に訪れていない時は24時間体制で管理してくれているので心配する必要はありません。

また、コット移行したと言ってもまだまだ小さい赤ちゃんもいます。そんな赤ちゃんは正期産の赤ちゃんよりもお世話が難しくコツが必要です。

お世話している間も呼吸の状態や体温低下に注意して気を配る必要性もあります。

お世話をする際には、担当の看護師のサポートを受けられます。赤ちゃんとの接し方やお世話の仕方、授乳方法について詳しく指導してくれます。

沐浴(お風呂)の練習をします
最初は看護婦さんがお風呂に入れている様子を見学しながら指導を受けたり、人形を使って事前練習をする事もあります。

お風呂のお湯や着替えは病院で用意してくれたものを使用します。抱っこの仕方や体の拭き方など細かい動作までしっかり教えてくれます。
オムツ交換の練習をします
オムツを替える練習は、特にうんちの時の交換方法や観察方法を教えてくれます。赤ちゃんの足にはまだ酸素飽和度・心拍用の器具が設置してあるのでコツが必要です。

オムツは市販で売っている新生児サイズよりも、さらに小さい特注サイズのオムツを使う事もあります。

直接おっぱいからの授乳を練習します
赤ちゃんの吸啜反射(乳首を吸う能力)と嚥下反射(母乳を飲み込む能力)が付いてきているなら、直接おっぱいから授乳する練習をします。

まだ口が小さかったりすると上手く乳首をくわえられない赤ちゃんもいるので、その際は小さな哺乳瓶を使って搾乳した母乳を与えます。

NICUに入院する赤ちゃんへの授乳方法については次項で詳しく説明します。

NICUの母乳育児。冷凍母乳を届ける日々と直接授乳の試練

NICUに入院している赤ちゃんとママにとって授乳は困難の連続でもあります。しかし、母乳育児は栄養・免疫ともに優れていて、母子関係の形成の上でも重要なものです。

ですので、NICUでは積極的に母乳育児を支援してくれます。早産児・低体重児にとっての母乳の役割とその授乳方法について説明します。

母乳育児の不思議な力と低体重児へのメリット

体の機能が未発達の赤ちゃんの母親からは、その赤ちゃんに適応した母乳が分泌されると言われています。

日本助産学会でも、早産児・低体重児は免疫力も弱く栄養不足で生まれてくるので、母乳はどんな高価な薬よりも優れた高機能食品なのだと言っています。

  • 早産した母親から分泌される母乳には、未熟な赤ちゃんに必要な成分がより多く含まれています
  • 母乳には抗体が豊富に含まれていて、免疫力を高める事ができます
  • 新生児・乳児消化管アレルギーの予防効果があると言われています
  • 未熟な腸の機能を発達させ、早期に栄養を取り込む事ができます
  • 栄養価が高い上に、消化スピードにも優れています
  • 壊死性腸炎・後天性感染症の発生を減少させる効果があります
  • 網膜症の予防効果があります
  • 認知能力・視覚能力を向上させる効果があります
  • 体の成長を促し再入院のリスクを減少させます

早産での母乳育児は搾乳から始まるケースがほとんど

早産児・低体重児にはチューブで初乳を与える事になるために、出産直後に看護師による搾乳が始まります。

その後、母乳の分泌が急速に増加し胸の張りや傷みに襲われる事もあります。その際は看護師がマッサージや搾乳を行ってくれます。

母乳がスムーズに出てくるようになれば、病院で搾乳機を借りて母乳の分泌を維持していきます。

母乳を哺乳瓶に搾乳しそのまま赤ちゃんのいるNICUへ持っていくことができます。

母親が退院したら冷凍母乳を届ける日々が始まります

母親が退院すると今までスムーズにいっていた母乳の受け渡しは難しくなります。搾乳した母乳は冷凍して病院へ届けます。

搾乳は自宅で3時間おきに行いますが赤ちゃんが側で泣いているわけではないので、なかなか起きられない事もあります。

寝過ごしてしまった時には、おっぱいがパンパンに張れて痛みを伴う場合もあります。定期的に搾乳しないと母乳の分泌量がどんどん減少してしまう事もあります。

目指すは直接授乳!直接授乳を開始する時期と目安

直接母乳は哺乳瓶からの授乳と比べても利点が多くあります。

衛生面から言っても直接授乳で新鮮な母乳を与えるほうが良く、赤ちゃんの酸素飽和度の低下が直接授乳の方が少ない事が分かっています。

直接授乳を開始する時期は、赤ちゃんに吸啜反射と嚥下反射が備わってくる修正在胎週数34週目頃が目安です。

無呼吸発作が発生する事もあるため担当の看護師のサポートを受けながら練習をはじめます。

しかし、初めから赤ちゃんが上手に飲んでくれるとは限りません。口が小さく深くくわえられなかったり、十分な量の母乳を飲めていない場合もあります。

上手くいかない場合でも焦らず少しずつ慣れていく事が大切です。看護師からの指導を受けながら、抱き方を変えたり、吸わせ方を工夫したりして直接授乳をできようにしていきます。

無理はしない!赤ちゃんと離れて過ごすママの自宅での過ごし方

母親はほとんどの場合赤ちゃんよりも先に退院する事になります。

切迫早産から入院しているお母さんは特にそうですが、家に着いた途端に張りつめていた思いが一気に溢れ、どっと疲れが出てしまう事もあります。現実に戻りやっと今の状況が冷静に理解できたというお母さんもいます。

無理をせずNICUにいる赤ちゃんと上手に関わっていくために心得るべき事をまとめました。

無理は絶対しない。体調管理に気を付けて

本来なら自宅で体を休めるべきですが、病院と自宅の往復にかなり体力を使います。さらに精神的にも辛い状況に置かれているので、疲労やストレスも溜まりやすくなっています。

無理をせずに疲労が蓄積してしまった場合は家でゆっくり休む事も視野に入れましょう。

おっぱいの管理と搾乳を続ける

搾乳をしていても赤ちゃんが直接吸っていないために、母乳の分泌が減少したり母乳が詰まってしまったりします。

少しの変化でも担当医に相談するなど、適切な対応が必要です。病院のサポートを受けながらしっかりケアしていきましょう。

自分を責めたりせずに赤ちゃんには会える時に会えばいい


NICUに毎日通わなくてはいけないという決まりはありません。時には家でゆっくり過ごす日があってもいいのです。

会いにいかないのは愛情不足なのではないかと自分を責めて、無理に病院へ通うお母さんもいますが、無理は禁物です。

母親が倒れてしまっては元も子もありません。赤ちゃんは安全な場所でしっかり保護を受けています。心配や不安を溜め込まずに余裕を持って赤ちゃんと向き合いましょう。

NICUはいつ退院できる?その目安は出産予定日前後が基本

赤ちゃんが退院できる日はいつなのかと不安になる事も多いでしょう。赤ちゃんがどの程度成長すれば退院できるのでしょうか。

赤ちゃんが退院できる条件と目安

  • 妊娠37週目にあたる日程を過ぎた頃
  • 体重が2500g以上である
  • 合併症がない(または重症ではない)
  • 呼吸が落ち着いている
  • 直接授乳ができる など
大抵は本来の在胎週数が正期産を過ぎれば、赤ちゃんの体も安定してきます。その前後が退院の目安になる事が多いようです。

また、母親の精神状態が安定しているかどうかも目安のうちです。自宅でしっかり子育てできる健康状態にあれば退院可能と判断されます。

退院後の不安の乗り越え方と赤ちゃんとの自宅での過ごし方

今までは保護を受け看護師のサポートの元で赤ちゃんのお世話をしてきましたが、退院後は自分で解決していかなければなりません。母親に不安があって当然です。その場合にはどう対応していけば良いのでしょうか。

退院後は何が大変?自宅に帰れても不安や悩みは意外と多い

今まで赤ちゃんを守ってきた酸素飽和度を知らせる設備や心拍数を監視する設備がなくなると、不安に感じるお母さんも少なくありません。

入院中は、無呼吸発作があったり心拍が低下するとアラーム音がなるようになっていて、ひとつの目安として赤ちゃんの様子を見れていました。

しかし帰宅後にそれがいきなりなくなると、赤ちゃんの様子が心配で不安とストレスに苛まれる事もあります。

その場合には、赤ちゃんの動きを監視してくれるベビーモニターをおすすめします。乳幼児突然死症候群を予防するために作られた海外の製品で、赤ちゃんの動きが止まったときにアラームで知らせてくれます。

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☆ベビーセンス 乳幼児用モニター 【価格】19,000円

また、入院時には常に看護師が隣に寄り添い一緒に見守っていてくれていました。その環境がいきなり変わってしまい、1人で不安を感じてしまうお母さんも多いです。

「母乳はしっかり飲めているだろうか」「なぜ泣き止まないのか分からない」といった悩みに対して大きな不安と恐怖を覚えてしまう事もあります。

そのような場合には、電話相談を活用してください。

NICUには24時間受け付けてくれる電話サポートがあります。小さな事でもいいのです。人に話をするだけでも心が落ち着く事もあります。

赤ちゃんとお母さんの事はNICUの看護師さんたちが一番よく理解してくれています。いつでも優しく相談を受けてくれるはずですよ。

退院ができたとしても、自宅での処置や観察が必要な赤ちゃんもいます

在宅人口呼吸を行う赤ちゃんや、チューブによる経管栄養を必要とする赤ちゃんもいます。

自宅での処置や観察が必要である場合には退院前の数日間を母子同室で過ごし、退院後のシミュレーションを行います。退院後はパンフレットや説明書をもらい、適切に対応できるように指導を受ける事ができます。

その場合には電話サポートや訪問サポートが充実している事がほとんどです。

NICUは赤ちゃんを大きく育て守る場所。沢山の愛情を注ごう

NICUは赤ちゃんを大きく強く成長させるために必要な場所。お母さんと離れていても、医師と看護師の温かな愛情に包まれて安全に生きています。

だからお母さんも精神的に抱え込まずに、自分の体も大事にしながら優しく見守ってあげれば良いかと思います。保育器越しからでも沢山の愛情を注いであげましょう。

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