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いろいろ多様なアトピー治療法うちの子どもにはいったい何を?

2014/06/23

免疫過剰反応としてのアレルギー疾患は、日本に特有の現代病と言われています。アトピー性皮膚炎も、様々なアレルゲン保持体質、遺伝的要因、生育環境などから起こると考えられていますが、潜在的な患者も含めて、日本人の2人に1人までがその素因を持っていると言われるほど、症状や現れ方は人それぞれ。

それだけ症例が多くて、悩んでいる人が多いものですから、いざ自分のお子さんがアトピー性皮膚炎を発症した時に、一体どんな治療をしてあげたらいいのか、迷ってしまうのではないでしょうか。

アトピーの症状は、表皮の乾燥により肌のバリア機能が壊れることで、身体が免疫反応を起こしている状態です。湿疹や痒みは、肌が炎症を起こしているために現れるものですが、その炎症こそが身体が行っている免疫そのものなのです。

アトピーの治療に最も広く勧められているのは、抗炎症作用のあるステロイド剤治療なのですが、炎症はそもそも身体の免疫が働いている証明でもあるので、炎症を抑えてしまうと、せっかく働いている免疫まで抑え込んでしまうことになりますね。

なので、アトピーの根本治療を考える上で、ステロイド剤の使用を見直そうという意見も、今では多数挙がっています。しかし、1、2歳のお子さんに痒みを伴う湿疹が現れている時、ステロイドを使わず痒いままでいさせるというのは、さすがに酷というもの。

抗炎症剤は急性の症状を快癒させるという大きな効果が期待できますので、身体が小さく、体力も伴わない幼児期には、ステロイド剤の使用も選択肢の1つと捉えておくべきでしょう。

また、皮膚のバリア機能が壊れてしまうのは、表皮の保湿作用が失われているのが原因ですので、乾燥を防ぐためのワセリン塗布などで皮膚の保湿をはかりつつ、自然治癒力に状態をゆだねるという方法もあります。

しかし白色ワセリンは石油由来の塗布剤なので、中には副作用で肌荒れが亢進してしまうケースも。小さなお子さんに対して、そういった問題が心配される時は、ホホバ油などの天然成分のオイルを使ってみるのもいいでしょう。

表皮はもともと、皮脂腺から皮脂を分泌して肌を保護しているものですが、ホホバ油の油脂の構成は、人の皮脂の構成と非常に近いものであり、そのため人に使っても、身体がびっくりしないですむという利点があるのです。

小さなうちは、直近の問題解決のためにステロイドを使用しつつ、体力が付いてきたら自然治癒を高めるための保湿療法へ。さらに食事を改善することで、身体そのものの抵抗力をつけていくように工夫するのが、お子さんの負担も少なく済むでしょう。

段階を追った対処が必要になりますので、専門家の判断を定期的に仰ぐことも重要です。医師でなくても、信頼できる保健士さんや栄養士さんなどのネットワークを作っておくのも、お子さんのためにママが出来る最善のこととお勧めしたいです。

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