乳幼児は家の中での事故が多い!子供の手が届く距離の目安と事故防止策

コメント0
2017/04/17

子どもの事故は屋外での交通事故が一番心配ですよね。事故にあわないよう親も子供から目を離しませんが、住み慣れた家の中ではどうでしょうか…

大人目線では気がつかない危険箇所がたくさんあるんですよ。子供の手の届くところにあるものは全て事故につながりかねません。

赤ちゃんの頃はしっかりと対策をしていたという方も、子供が幼児になっていったら少し安心している部分はありませんか?

台の上の手の届く場所までの距離を具体的に知り、安全な場所を確認しておきたいですね。

年齢別の目安についてもお伝えしますので、誤飲、火傷、転倒などの事故予防に役立てくださいね。

家の中での子どもの事故は年齢によって変化する!

家の中での不慮の事故は、子どもの年齢によって注意の仕方が変わってきます。身長や運動能力に合わせて危険な場面が変わってきます。

床の上をハイハイしている赤ちゃんの頃は床の上のものはホコリでもゴミでも口に入れますし、つかまり立ちできるようになると転倒して頭をぶつけるようになります。

机の上のものに手が届けば、落とす引っ張る投げると、好き放題やってくれます。知恵が付いてくれば、台に登ったり、ベッドでピョンピョン飛び跳ねたりして油断も隙もありません。

幼児になっていくにつれて、そういった危険行為はエスカレートしがちです。

怪我だけで済まず、親と一緒にいて目を離した少しの間に誤飲や窒息、死亡事故に繋がるということもあります。このような場合親御さんは後悔してもしきれません。

そんな悲惨なことにならないよう、できる限りの対策をしておきたいものです。そのためには室内事故の原因などを知っておく必要がありますね。

不慮の事故が一番多いのは1歳児

可愛いさかりの1~4歳の乳幼児期の死亡原因のトップは不慮の事故だそうです。中でも1歳児の事故が最も多くなっています。

よちよち好奇心のままに歩き始め、行動範囲が広がる時期ですね。ママもパパも子どもの動きに不慣れということもあるかもしれません。

とにかくどこにでも行ってしまいます。階段があれば登る、浴室の水で遊ぶ、台所の家電のコンセントを引っ張る、下駄箱の靴を出す、ベランダの植物を引っこ抜く…

笑うに笑えないことになるかもしれません。階段から転落する、浴室のタメ水で溺れる、台所のポットをひっくり返してやけどする、靴墨を食べる、ベランダから転落する…

一歩間違えば、どれもこれも命に関わる大事故になってしまいます。歩き始めは特に目を光らせておかないといけないようですね。

年齢別、不慮の事故による死亡原因の特徴

愛知県の子どもの不慮の事故を例に挙げてみますと、0歳児の死亡原因トップは窒息です。1~4歳と、5~9歳は溺死となっています。

不慮の事故による死亡原因の特徴0417-2

子どもが活発に動く幼稚園、小学校のころは交通事故が半分以上を占めていますが、乳児期は家の中での事故が圧倒的に多くなっているようです。

1歳までは窒息事故が多く、異物を誤飲することで命に関わる事故につながっています。大人は気にもならないものが赤ちゃんには命取りになります。

よく聞くのが、タバコ、コイン、ボタン、小型電池、洗剤などがあります。また食品も注意が必要です。

意外なものではおつまみのピーナッツなどの豆類や飴玉、よく聞くお餅も喉をつまらせ窒息での死因に繋がります。

おもちゃも小さいものは口に入れますので危険です。どうしてこんなものを口に入れるのかしら?と信じられないようなものも口にします。

赤ちゃんにはそれが何かわからないため、本能的に舐めて口に入れて確認しているのです。やめなさいと言って通用するものではありませんので触れないようにしないといけません。

なんでも口に入れる赤ちゃんの時期は言葉で伝わるものではありませんから、「これは食べられないからダメ!」と怖い顔で手にしたものを取り上げるしかないでしょう。

「これを口に入れようとするとママが怖い顔で怒ることだからダメみたい」と感覚的に覚えさせましょう。丁寧に理屈を言ってては肝心の「食べてはダメ」が薄れてしまいます。

なにより窒息予防で一番大事なことは、赤ちゃんの手の届かないところに置くことです。引き出しも開けてしまう恐れがありますのでロックすることです。

床はいつも掃除を心がけてものが落ちていないようにマメに安全チェックすることです。この頃の赤ちゃんには何の罪もありません。大人がきちんと安全確保するしかないのです。

また、乳幼児期の溺死が多いのも特徴と言えます。これは海やプールで溺れたというものだけでなくお風呂場で溺れたというものも多いでしょう。

赤ちゃんは洗面器でだって溺れます。水の入った湯舟や洗面器を覗き込んで頭から水に突っ込んでしまいます。やはり目を離さないことが第一です。

でも一緒にお風呂に入ったらママもシャンプーしたりしますからずっと見ていられるわけでもありません。お風呂用の赤ちゃんチェアなどを利用すれば安心ですよ。

とにかく赤ちゃんは頭が大きく体のバランスが悪いんです。ちょっとのことですぐバランスを崩して転びますから気をつけてあげたいですね。

子供の事故というのは年齢に応じた対策が必要なことが分かります。年齢的な身体特徴や行動範囲を前もって把握して安全策を立てましょう。

危険を回避!年齢別、子供の手が届く距離の目安

「子供の手の届かない所に置いてください」という注意書き。幼児が触ってはいけないものにはこのような注意書きが添えられていますよね。

分かってはいても、何もかもロックのかかる所にしまうわけにもいきません。テーブル上に常備しているものもあるのが現実です。

子どもが台の上に手を伸ばして何か物を取ろうとした時、その距離が分かっていればそれ以上遠ざけていれば安全ということです。

その安全な年齢別の距離の目安についてお伝えします。

「台の高さ+手の届く範囲の距離」を合計したものです。

ただし、お子さんの成長には個人差がありますし、身長の問題だけでなく手の長い子もいますので、実際に試してみて距離を確認することが大切です。

産業技術総合研究所が実験から割り出した距離の目安をお伝えします。

  • 1歳 90cm
  • 2歳 110cm
  • 3歳 120cm
  • 4歳 130cm
  • 5歳 140cm

子供の事故防止 0417-1

安全な距離の目安を参考に机の上などに印をつけておくと、ついうっかり危ないものが置きっぱなしということはなくなると思います。

場所によって発生しやすい事故は違う!事前に対策しておこう

室内での事故は場所によって大体予測可能です。場所によって起こりやすい事故事例について知っておきましょう。

生活用品が小さな子どもには凶器に取って代わる危険が有ることを理解し、早め早めの対策をしておくと安心です。場所別に整理してみましょう。

  • リビング・キッチン
  • 寝室・ベランダ
  • 浴室・洗面所・トイレ

リビング・キッチンは切り傷・やけどに注意!

椅子から飛び降りたり、ソファで飛び跳ねたしているうちにテーブルの角で頭を打ったりします。サイドボードの扉や引き出しで指を挟むことも…

ガステーブルは危険です。取っ手のついた熱い鍋ややかんで火傷させないよう注意しましょう。スイッチも回して遊ぶようになりますので火事やガス漏れの危険が!

子どもを叱ったり注意する時は、「危ないからダメ!」と必ず危ないことをしたその時に怖い顔でピシャッと叱ることがポイントです。

子どもが「かなりいけないことをしてしまったんだ」とドキッとするくらいでないと、何度でも繰り返してしまうことになります。

「そんなことしたら火傷しちゃうからだめですよ~」などとぬるい叱り方では子どもは危険なことなんだと感じられません。命に関わるようなことは怖い顔で厳しい口調で注意してくださいね。

あと、見落としがちな炊飯器。炊き上がる途中、蓋から勢いよく出る水蒸気も触れば火傷します。しっかり手の届かない距離を考え台の奥におきましょう。

流し台の下の扉も開けられると中に包丁など危険物がいっぱいです。洗剤や除菌剤などの誤飲にも気をつけましょう。薬品関係の安全管理は徹底したいところです。

また、家庭用ウォーターサーバーも各家庭に結構普及しています。熱いお湯が出るものもありますのでサークルで囲うなどして子どもが触れられないようにしましょう。

食事中もふざけて立ち歩いたりすると箸で喉を突いてしまったり、寝転がって飴玉を食べていてツルッと喉をつまらせたり…お行儀が悪いとろくなことはありません。

【安全対策】
家具や机の角にぶつかってもケガを防ぐ、角に簡単にはめるられる「コーナークッション」「コーナーガード」といったものもあります。

赤ちゃんに扉や引き出しを開けられないためには、粘着テープで簡単に取り付けできる留め具「多目的ストッパー」「引き出しロック」などが便利ですね。

寝室・ベランダは窓や柵からの転落対策を!

誤飲事故は、なんでも口に入れる1歳位までが一番多くなっています。厚生労働省の病院モニター報告で寄せられた誤飲事故ではタバコが一番多いと発表されています。

タバコを吸うパパママは、タバコ、ライターもしっかり隠しておいてくださいね。空き缶を灰皿替わりにしていて子どもが誤って飲んだ例もあります。

ママのピアス、ヘアゴム、化粧品なども要注意です。クッションビーズなども口からだけでなく気が付けば耳や鼻の中に入っていたなんてことも…

私の娘も3歳の時耳かきしてあげていて、耳の奥に何かキラッと光る小さなものを発見。奥すぎて取れず耳鼻科に行ったことがあります。小さなビーズが出てきました。

何故か鼻にビー玉を入れたという近所の男の子もいました。穴に何か入ってしまうという意味のわからないことをしでかすお年頃なんでしょうか…(笑)

後で笑えるような大事に至らないことならいいのですが、窓際、ベランダは特に命に関わる転落につながります。踏み台になるようなものは絶対置かないよう細心の注意をしましょう。

【安全対策】
寝室ではベッドを窓際に設置すると転落事故につながります。サッシロックをするといいですね。

他にもスツールやメイクボックスなども踏み台になってしまいますので部屋に置かないようにしましょう。

ベランダではエアコンの室外機の位置を柵から離しておきましょう。また、頭を柵の間に挟む可能性もありますので簾をつけてガードするのも一つの方法です。

浴室・洗面所・トイレなどの水回りは溺水、誤飲に注意!

洗濯に再利用するためにお風呂の水を抜かずに置いておく家庭も多いと思います。先にも書きましたように、少しの水でも顔を突っ込んでしまうと溺れてしまいます。

赤ちゃんは頭が大きく重くバランスが悪いため、水音が気になって覗き込んで転落なんてことは有り得ることです。床も滑りやすく歩き始めは目が離せません。

熱いお湯の場合はやけどもします。シャワーも勝手に触らないように気を付けないといけません。

最近のドラム式の洗濯機は投入口が低いため子どもが興味半分に入りやすく危険です。洗剤類も色が綺麗で触りたくなりますし、飲みたくなったりもしますよね。

綺麗な容器に入っていたりいい香りがしたりする洗剤類はについては「綺麗な色だけどこれは飲んだら毒だからね!」「絶対飲んだらダメよ!」とキツく言っておきましょう。

トイレではトイレットペーパーを全部引っ張り出してトイレを詰まらせるといったことも考えられます。便器を舐めることもありますので子どもを一人にしないことです。

【安全対策】
洗剤類の置き場所は必ず高い位置か、ロックをかけて収納しましょう。ドラム式洗濯機の扉やお風呂の扉も子どもが人では開けられないようにしましょう。

床が滑るようなら滑り止めのマットを利用して転倒を防ぎましょう。ママがシャンプー中に子どもが横で溺れるということもありますので子どもの様子に注意しましょう。

その他家の中のいろいろな場所の具体的な安全対策法については、こちらの記事に詳しく載っています。

▼安心できる部屋作りについてはコチラも参考にしてみて!

幼い兄弟たちだけに留守番させるのは危険!

兄弟二人なら少しくらいはお守りをしてくれるかなと、上の子にお守りをお願いすることも危険なんです。

下の子も寝ているし、お兄ちゃんお姉ちゃんが見てくれるから大丈夫だろうと少しの時間でも外出することはやめておきましょう。

幼い兄弟が赤ちゃんに良かれと思って、風邪をひかないようにと掛け布団をしっかりかけすぎて窒息してしまうといった事例も考えられます。

他にも後ろからついてきていることを確認せず、お兄ちゃんがドアを勢いよく閉めてしまい下の子の指を挟んだなど、何が起こるかわかりません。

兄弟に怪我をさせてしまった上の子の気持ちを考えると、事態を把握できているかも怪しいですし、何より自分自身を責めるでしょうからかわいそうです。

不慮の事故とは、ふと気の緩んだ時、おおちゃくした時、大丈夫だろうと怠慢な気持ちでいる時に発生します。

兄弟が仲良く一緒に遊びながら怪我をさせるなんてこともよくあることですから、目配りを欠かさないように気をつけたいですね。

子ども目線で家中を点検!年齢に合わせた安全対策で事故回避

安心できるはずの家庭での不慮の事故、日常生活の様々な場面を推測しながら思いつく限り予防したいものです。子供の命を守ることは子育ての根本です。

子どもの年齢に合わせた予防が大切です。ハイハイの時期、つかまり立ち、よちよち歩き、行動が活発な幼児期など、それぞれに危険箇所が違います。

うちの息子は3歳の頃、リビングのガラス窓が付いたタイプの扉で、正面からぶつかっておでこでガラスを割ったことがありました。今思い出しても背筋が寒くなります。

おでこが赤くなり、たんこぶだけで切れることはなかったんですが、心臓が止まるほどの衝撃でした。それから子どもの背丈までのガラスに全てクッションシートを貼りました。

少々の擦り傷、たんこぶ、鼻血などは子どもの勲章みたいなものですが、大怪我や命に関わるような事故は絶対に避けたいものです。

各ベビーメーカーから、工夫を凝らした赤ちゃん用安全グッズも多々販売されています。年齢別に気を付けないといけない内容も変わってくるので注意してくださいね。

赤ちゃんを見ていられないときは、ベビーサークルやフェンスを使ってそこから動けないようにするのが一番安全性が高いと思います。

安全チェックリストを作って日々家の中を点検してみるといいですね。見落としをなくすためには各部屋別に点検表やチェックリストのメモを貼っておくといいかもしれません。

メモの一例

  • 子どもの台の上の手の届く距離を知る
  • 各部屋の床に小さなもの、危険なものはないか確認する
  • 子ども手の届く扉はロックする
  • 窓を開けられないよう安全ロックをする
  • 窓やベランダからの転落防止のフェンスの設置
  • 感電防止のコンセントのキャップカバーをつける
  • 床が滑りやすければ滑り止めのついた靴下を使用する
  • 電化製品のコードも引っ張れないよう対策する
  • 家具の角にカバーを付ける
  • 危険と思われる時はベビーサークルで隔離する

各家庭の生活の違いで、他にも対策が必要なこともあると思いますのでひと部屋ひと部屋注意して安全かどうか確認してみてくださいね。

赤ちゃんの特性を知り、大事に至る前に怪我をさせない環境づくりを心掛けたいですね。各部屋に危険性はないか、もう一度子どもの目線になって確認してみましょう。
みんなのコメント
あなたの一言もどうぞ