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お風呂の度に綿棒でグリグリはNG?赤ちゃんの耳の正しいケア法

2014/12/30

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赤ちゃんの体はいつも清潔にしておきたいと思いますよね。耳もそう。お風呂に入って丁寧に洗った後、水が入っているかも…と綿棒をグリグリと突っ込んできれいにしています!という方、ちょっと待って!

赤ちゃんのためを思ってしていることが実はトラブルの原因となっている可能性があります。耳の正しいケア法を学んでいきましょう!

耳のケア、どうしてる?

耳のケアの仕方って誰も教えてくれないものです。だからといって自己流でしてしまうと思わぬトラブルになることも。

これって実はNGだった!

お風呂に入ったあとに、毎日耳の中を綿棒でグリグリとお掃除してOK!と思っていませんか?これは耳垢を耳の奥に押し込んでしまっているだけ。

耳鼻科の検診で何か病気があるわけではないけれど「耳垢がたまっていて鼓膜が見えない」状態の子供はとても多い
そうです。

耳掃除って楽しくてついついやってしまう、ちょっと濡れているみたいだから念入りにやってしまうという方は注意が必要ですね。

実は耳のトラブルは掃除を全くしていないよりもやり過ぎによるものがほとんどなんです。

こんなトラブルの原因に

先ほどのように耳垢がつまってしまっている状態だと耳がよく聞こえない状態になりやすいですよね。完全にふさがった状態では耳鼻科でも耳垢を取るのが大変だそうですよ。

また毎日触ってしまうことで外耳に傷がついて菌が繁殖してしまうことがよくあります。特に赤ちゃんの皮膚は薄くお風呂上がりで傷つきやすくなっているのでグリグリなんて禁物。

正しいケア法を知ろう!

ではどうケアしていけばいいのかをみていきましょう。

耳垢の役割

そもそも耳垢って何なのでしょうか?全く必要ないもの?

・耳に入ったゴミやホコリを吸着させ、線毛の働きで外に出す(自浄作用)
・耳の奥が乾燥しないよう保湿し皮膚を守る(潤滑作用)
・免疫抗体が含まれていて菌の繁殖を防ぐ(抗菌作用)
・独特の苦みがあり虫の侵入を防ぐ(防虫作用)

こんなにいろいろな役割があるなんてご存知でしたか?耳垢があるってなんだか不潔な気がして取り過ぎてしまうことで耳の病気になる可能性を増やしてしまっているんですね。

お風呂上り

お風呂に入ったあとに赤ちゃんの耳の中が濡れているようだと気になってしまいますよね。でもお腹の中にいた時にはずっと羊水の中にいたんですからそれほど気にすることはありません。

耳の穴ではなく外側の濡れた部分をタオルでふき取るだけ で大丈夫。もし中が濡れていても体温で自然に乾いていきます。

耳垢の取り方

耳の中を見てすでに耳垢でびっしりふさがってしまっている場合には自分で取らないようにしましょう。無理に取ろうとすると周りの皮膚を傷つけてしまいます。

そうでない場合には赤ちゃん用の細い綿棒か、やわらかいシリコンの耳かきなどで耳の穴の入り口から5mm位の部分をそっと掃除しましょう。

中の方に見えている耳垢まで取りたくなりますが、顎を動かすことで耳垢がだんだん外に押し出されるんです。見えている耳垢もそのうち外側へ出てくるのでそれまで我慢。

この掃除は週に1度もすれば十分。くれぐれも1cm以上奥に突っ込んでしまわないように気を付けてくださいね。

耳垢のタイプは?

耳垢にはカサカサした乾性のものと少しべたっとした湿性のものの2タイプあります。日本人には乾性のタイプである人が8割以上と多いそうですが、遺伝によりタイプが決まります。

どちらのタイプでも耳のケア法に大差はありませんが、湿性の場合は綿棒の方がより耳垢を取りやすいようです。

耳がなんだか臭いんだけど…

赤ちゃんの場合、耳の中にお腹にいた時に羊水の中にあったゴミが入ってしまっていることがあるんですって。

見えてしまうと気になりますが、たくさんある場合には自分で取るのはなかなか難しいので耳鼻科で取ってもらうようにしましょう。

また、まだネンネの赤ちゃんは向き癖によっていつも下になっている耳の方が蒸れやすくて臭いの原因となっていることも。どちらか一方だけという場合には反対向きで寝かせるようにしてみましょう。

できれば耳鼻科で

耳垢を取ってもらうだけで耳鼻科に行くなんて…と躊躇してしまいませんか?でも大丈夫!

耳垢の除去は医療行為!

耳垢は放っておいても完全につまってしまうようなことにはなかなかなりません。自分で取ろうとしてトラブルになってしまうよりは半年に1回程度でもいいので耳鼻科で取ってもらう方が賢明です。

しかも耳垢の除去は立派な医療行為なので保険もきくんですよ!耳鼻科ではむしろ「自分で取らないで」と指導しているところも多いほどです。

耳垢水でふやかして

ここで実際にどのように耳鼻科で耳垢を取るのかをご紹介します。

うちの娘が中耳炎になった時に耳の中を見てもらったら鼓膜に少しゴミがついていると言われたことがありました。

そこでもらったのが耳垢水(じこうすい)というもの。耳の中に垂らして耳垢をふやかして取りやすくするためのものです。

これを3日間朝晩耳に入れて5分程度垂れないようにじっとする…ということを繰り返しました。冷たいまま入れてしまうと刺激が大きすぎるのでひと肌程度に温めてから使います。

その後、耳鼻科で暴れないようにネットでグルグル巻きにされて、しかも3人くらいに押さえつけられて耳垢の除去完了。しっかりふやけてすでに鼓膜からはがれていたので、痛みもなく暴れることなく取ってもらうことが出来ました。

耳垢がたくさん詰まってしまった場合にも同じように耳垢水を使って取りやすい状態にしてから除去ということになりますね。娘の場合は痛みがなくてラッキーでしたが、相当痛い可能性もありますのでそうなる前に何とかしてあげたいものです。

思わぬ怪我の原因に

自分で耳掃除をしてしまうと掃除中に上の子が突っ込んできて耳の中に怪我をさせてしまったという事故も十分にあり得ます。

もっと大きくなってからは耳かきが気持ちいいからと子供が自分でしてしまうことで、思わぬ怪我に繋がります。

家で耳掃除をするなら必ず安全に配慮して、子供が綿棒や耳かきを手にすることが出来ないように注意しましょう。

何事も「適度」が一番

私もそうですが、耳垢が見えていると全部取りたくなってしまいますよね。でも耳垢は悪者ではないということが分かっていただけたと思います。

これからは見えている耳垢に「耳を守ってくれてありがとう。役目が終わったら出てきてね」という気持ちをもってちょうどいいところで耳掃除をやめるように心がけたいですね!

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