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赤ちゃんの口から血が!口の中が切れたときはどうすればいいの?

2014/12/29

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赤ちゃんの動きは予測不可能です。あっちでぶつかってゴツン!こっちで転んでゴツン!いつものことかなと思って油断していると、口から血が!これは慌てます。

口の中を切ってしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。

落ち着いてまずは確認!

流血しているのを見つけたら、まずは深呼吸。そして、「どこから出血しているのか」を確認しましょう。

たくさん血が出ているように見えても、案外軽い傷の場合もあります。口の中をよく見て、傷の様子を確認してから、医療機関を受診しましょう。

考えられるケガ

口の中のケガで考えられるのは、次のようなことです。

・上唇小帯裂傷
上の前歯から上唇の裏側にかけて、細い筋のようなものを「上唇小帯」と呼びます。小さい子は、転んだり、何かの拍子にここを切ることが多いようです。

・口腔内裂傷
歯で口の中を噛んでしまったときに、舌や頬の内側の粘膜が傷つくことがあります。出血が多く、傷が大きい場合には化膿などの心配もあります。

止血しながら様子を見よう!

清潔なガーゼで押さえるように、止血しましょう。5分程度で自然に止まるようであれば、それほど心配はいらないようです。

口の中の粘膜はやわらかく、傷がつきやすいですし、たくさん血が出ているように見えるのは、子どもの唾液が多いことも原因です。唾液に血が混ざって流れ出てきてしまうのです。

何科を受診すればよいの?

赤ちゃんの場合、小児科でも構いませんが、傷によっては歯科、口腔内科、耳鼻科などを受診する必要も出てきます。

口の中ということで、化膿や口内炎に発展した場合に食べることが困難になることがあります。そういった時には、抗生物質や鎮痛剤を服用したり、栄養点滴などの処置が施されます。

また、歯の脱臼やあごの骨の骨折があるかもしれませんから、軽症の場合もできるだけ早く医療機関を受診しましょう。

子どもと上唇小帯

ところで、上唇小帯とは一体どんな部位なのでしょう?あまりその存在を気にすることはないのではないでしょうか。ひだ状のこの部分は、顔面をぶつけやすい乳幼児はよく傷つけてしまうようで、出血も結構あります。

歯槽骨と呼ばれる将来歯が生えてくる部分と、上唇をつないでおり、上唇の動きを適度に制御する働きを担っているとされています。

お母さんが歯磨きの仕上げなどをする際に、ここに当たると嫌がる子も多いでしょう。上の前歯を磨く際には、この上唇小帯を指で押さえて歯ブラシがあたらないようにするか、右と左にわけて磨いてあげるとよいでしょう。

この部分は個人により大きさに差がありますが、太く目立つ場合には、「付着異常」と診断され、切開手術を行うこともあるそうです。これは、上の歯の真ん中に入りこんで歯並びに影響を及ぼすことがあるためです。

しかし、多くの場合、成長するにしたがって、歯茎の上の方に移動し目立たなくなるため、それほど心配はありません。

裂傷した場合にも、傷が小さければ縫合の必要もなく、自然治癒を待てばよいようです。

筆者の体験談

先日、0才の息子がテレビ台に顔面をぶつけた際、上唇小帯をざっくりと切ってしまいました。結構太かったので、日頃から気になっていたのです。それだけに、素人目にかなりの重症に見えてしまい、初めての出血に慌てたことも重なって、急いで救急窓口にむかいました。

しかし、母親の動揺とはうらはらに、その頃には出血も止まり、息子の様子も落ち着いていたのです。それで、看護師さんが申し訳なさそうに「それほど急を要さないようなので、小児科に回って下さい」と伝えてくれました。

小児科に向かったものの、「熱などで具合が悪いということでなければ歯科口腔科のほうがよいかも」といわれ、今度はそちらへ。名前を呼ばれるころには、自分でも「この子、特に問題ないかもしれない」と感じ始めていました。

案の定、先生には「小さい子にはよくあるんですよ。血も止まってるし、自然に治ります。薬も必要ありません。」といわれました。ホッと安心したとともに、あんなに血が出ても大丈夫なんだなと感心したのでした。

その後、1~2週間くらいで切れた部分は自然につながり、本人も特に気にしている様子はありません。

慌てず、冷静に専門医の指示を仰ぐのが、赤ちゃんにとってもお母さんにとっても大切なんだと実感した出来事でした。

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