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赤ちゃんの便秘を防ごう!便秘予防と解消に役立つ6つのポイント

2014/12/23

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小さな子供の不調は、ママにとってとてもつらいことですよね。ロタウイルスやインフルエンザといった急性の病気も困りますが、体質的な不調も気になるものです。体質的な不調の代表のひとつが便秘ではないでしょうか。赤ちゃんや小さな子供の苦しい便秘、どのように対処すれば良いのでしょう。また便秘を防ぐ生活習慣をご紹介しましょう。

赤ちゃんの便秘とは

1-1意外に多い赤ちゃんの便秘

赤ちゃんは産まれてから半年くらいまで、ミルクや母乳だけを飲んで成長します。その後離乳食になっていきますが、ミルクや母乳も離乳食も、水分をたっぷりと含んでいますよね。便秘とは無縁のように見えますが、便秘になる子も少なくないのです。

大人では習慣的に便秘気味の人、旅行など生活リズムが変わることで便秘にかかる人、外出先のトイレでは排便できない人などさまざまな便秘症を抱えている人がいます。では、赤ちゃんの便秘はどうなのでしょうか。

1-2赤ちゃんによって違う便秘のバロメーター

実は、「これが赤ちゃんの便秘だ!」と断言できるような、はっきりとした症状はないと言っても過言ではないのです。赤ちゃんが便秘をしているかどうかは、その赤ちゃんによって判断基準が異なります。普段の排便と比べてみて、赤ちゃんの様子が明らかにおかしいようであれば、便秘と言えるでしょう。

では、どんな状態が便秘なのでしょうか。それを知るためにはまず、赤ちゃんが日頃どんな排便リズムを持っているのか把握することが大切です。赤ちゃんの排便リズムは毎日1回とは限りません。

  • 毎日3回も4回もうんちが出る
  • 2~3日に1度しか出ない
  • 3~4日開くが、出る日は1日何度も出る

というように、赤ちゃんによって排便リズムはかなり違います。他の子とはちょっと違ってもそれがいつものリズムであり、赤ちゃん自身が排便の時に痛がったり、普段の生活で苦しそうなそぶりを見せないのであればそれは便秘とは言えないのです。

1-3 赤ちゃんの便秘サイン

それでは、具体的にどんな状態になったら便秘と言えるのでしょうか。基本のサインは
赤ちゃんが排便時に苦しそうなことといえます。さらに便秘が原因と思われる不快感がある
ことも、便秘のサインといえるでしょう。

赤ちゃんが排便時に苦しそうだなと思えるサインには、どんなものがあるのでしょうか。

うんちをする時に、いつになく真っ赤になっていきむ。
うんちが出る時、痛そうなそぶりを見せる、泣く。
うんちが出た後、おしりの穴が切れて血が出る。うんちに鮮血がつく。
切れてはいなくても、おしりの穴が真っ赤になって痛そうに見える。

こうした状態であれば、排便が苦しいと言えます。うんちがしたい時は赤ちゃんがそわそわ落ち着かなくなるなど、ある程度ママに判るサインを出すことが多いのですが、便秘に苦しむ赤ちゃんは排便が苦しいため、泣いたりぐずったりすることも多いですね。

ただし生後しばらくの赤ちゃんは、便秘をしているわけではないのに真っ赤になっていきむことがあります。うんちの出が悪くないのであれば、成長にともなう自然な現象です。うんちの回数を毎日記録し、自然ないきみか便秘性のいきみか見極めると良いですね。

さらに赤ちゃんの生活をよく観察していると、便秘の時には見られない不快感を抱えていることが判る時もあります。

お腹を触るといつもよりも膨らんでいる。硬く感じる。
下腹が張っているような気がする。
いつもよりも食欲が落ちている。お腹が空いているはずなのに食べない。
気分が悪そうで、実際に吐く。
風邪気味でもないのに発熱した

こうした症状が見られたら、便秘のサインかもしれません。元気がなくなってきたと感じたら、食欲や排便回数をチェックするとよいでしょう。

赤ちゃんの便秘を引き起こす6つの原因

2-1ひとつではない便秘の原因

赤ちゃんが便秘になる原因はひとつではありません。いろいろな原因があり、複合的に便秘を引き起こしていることもあります。それでは、赤ちゃんの便秘原因にはどんなものがあるのでしょうか。

  • 母乳やミルクが足りない
  • 離乳食の進みが悪い・バランスがかたよっている
  • 運動不足
  • 生活リズムのみだれ
  • おしりに傷やただれがあり、いきめない
  • ストレス

意外にたくさんあって驚きますよね。それでは、ひとつずつなぜ便秘を引き起こしてしまうのか見てみましょう。

2-2母乳・ミルク不足で起きる便秘

赤ちゃんは産まれた日からどんどん成長を続けます。あっという間に体重が1キロ増え、産まれた時の倍まで増えていきます。それに合わせてミルクや母乳を飲む量もどんどん増え続けます。

ミルクは成長に合わせて1日に飲む量の目安が判りやすいですね。体重増加や月齢に合わせ、忘れずに増やしていきましょう。不安なのは母乳です。母乳はママの体調によって分泌量が変化し、質も変わります。

完母や混合栄養でも母乳の割合が高い場合、便秘が続くようなら母乳不足を疑ってみましょう。新生児期のように飲む前後の体重を計ると確実に分泌量が判ります。もしも母乳が足りていないようなら、ミルクを足すなどして必要な量を補いましょう。

ミルク授乳の場合も、汗やおしっこの量が増えると水分が不足することもあります。夏場暑い時期や、逆に冬場エアコン・床暖房などで暖め過ぎている時は、ミルク以外に白湯やほうじ茶・麦茶などで水分を補給してあげるとよいでしょう。

2-3離乳食の進み具合・バランスが原因のケース

最近はアレルギーへの配慮から離乳食のスタートを遅くした方が良い、という栄養士さんや保健師さんもたくさんいます。またアレルギーを恐れるママも少なくありません。そこで離乳食がどんどん遅れがちになってしまうと、今度は便秘になりやすくなります。

繊維質やタンパク質など、必要な栄養を月齢に合わせてしっかり食べないと、便秘の原因になります。離乳食が遅れ気味で便秘を起こした場合は、下痢や発疹に注意しつつ少し離乳食を進め、量も増やしてみましょう。

離乳食をスタートしても、まだしばらくはミルクや母乳で栄養を補う必要があります。母乳不足にならないよう、やはり注意しながら様子を見てあげたいですね。

2-4運動不足・生活の乱れも便秘原因に

大人でも一日中座りっぱなしで運動不足になると、便秘になりやすいですよね。赤ちゃんも同様です。赤ちゃんは寝返りやはいはいを覚え、どんどん動きも活発になってきます。動けるようになってくると、体も運動を必要とします。しっかりと遊ばせるようにしましょう。

また生活の乱れも便秘の原因になります。生活リズムを作ってあげることは、ママの大切な役目のひとつです。しかし生活リズムが崩れて寝る時間が短くなったり、食事の時間がまちまちになると、自律神経がしっかり働かなくなります。

こうした乱れは腸の活動にも影響を与えるので、便秘になりやすいのです。運動不足は生活リズムの乱れとも大きく関わりますよね。早寝早起きを心がけ、毎日できるだけ同じ時間に食事や散歩・お昼寝などを組み込むよう、生活リズムを整えてあげましょう。

2-5お尻の傷やただれも原因に

赤ちゃんはとても神経質です。お尻に傷ができていたり、おむつかぶれなどでただれていると、いきんだ時に痛みます。そこでいきめなくなり、便秘になることがあるのです。うんちかな、と思った時に泣く場合は注意してあげましょう。

またおしっこの時も、しみるので泣くことがあります。おむつ替えの時に注意して観察し、赤くなっているようならケアが必要です。お茶を含ませたカット綿で拭いてあげると予防になりますよ。ただれがひどいようなら病院へ行きましょう。

2-6ストレスも便秘を引き起こす

意外に知られていないのが、ストレスが原因で起きる便秘です。私たちもストレスや緊張が原因でお腹の調子が悪くなることがありますよね。心因性の便秘や下痢を繰り返す、過敏性腸症候群という病気もあります。

赤ちゃんにとっては、あらゆることが刺激になります。暑さや寒さ、洋服のチクチクやママのイライラ、兄弟喧嘩や夫婦喧嘩などです。どんなストレスが便秘を引き起こしているかをつきとめるのは難しいかもしれません。

しかし、生活習慣を見直し、リズムを整えてしっかり食べているうちに、ストレスも軽減されていきます。ママ自身がストレスをためないよう、赤ちゃんと心穏やかに過ごせるように、パパともしっかり話し合い、育児の連携をとれると良いですね。

赤ちゃんの便秘を解消するテクニック

3-1早めに気付こう!赤ちゃんの便秘

赤ちゃんの便秘を予防するためのテクニックは、便秘の原因と組み合わせてご紹介しました。

月齢・年齢にあった授乳量・離乳食を与える。
生活リズムを整え、体もしっかり動かす。
お尻の傷やただれに注意する。
赤ちゃん・ママともにストレスをためないように心がける。

などがポイントです。

では、実際に便秘になってしまった時は、どうすれば解消できるのでしょうか。便秘は気付かないまま放置しておくと、出にくくなってしまうこともあります。熱や嘔吐などの強い症状が出る前に、できるだけ早く対処してあげましょう。

赤ちゃんの便秘に早く気付いてあげるには、やはり普段の排便ペースをしっかり把握しておくことが大切です。できれば授乳の回数や睡眠時間・排便などを記入できる育児日記をつけていると、もしもの際に安心です。多少面倒ではありますが、子供が大きくなった時、とても良い思い出になりますよ。

またおむつ替えやお着替え・お風呂の際、赤ちゃんのお腹などをマッサージするように触り、普段と違う点が無いか毎日チェックすることも大切です。産後のママは赤ちゃんの変化に対してとても敏感になるようホルモンが働くので、「ママの勘」はとても有効なんですよ。

3-2便秘解消テクニック

ネットなどでもよく見かけるのが、お腹を優しくマッサージしてあげる方法です。大人でもお腹をのの字にマッサージするだけで、お腹が動いて便秘が解消されることがありますよね。赤ちゃんでも同じです。お腹を圧迫しないよう、優しくマッサージしてあげましょう。

また綿棒浣腸もよく知られている方法です。ベビー用の綿棒にベビーオイルを染み込ませ、綿棒の先の綿球が隠れるくらいまでをお尻の穴に入れ、優しくこしょこしょしてあげます。

お尻の周りを刺激するだけで出ることもあります。おむつを替える時、カット綿やコットンにぬるま湯を含ませ、お尻の穴周辺を優しくなでるという方法も効果的です。動物のお母さんは、赤ちゃんの排便を促すとき、お尻をなめてあげるそうです。それと似たような効果が期待できますよ。

3-3病院に行くタイミング

  • 赤ちゃんが発熱したり、吐いた。
  • お腹がぱんぱんに張っている。
  • ミルクの飲みが悪くなった。
  • これまでにない期間うんちが出ていない。

といった状態の時は、すみやかに病院へ行きましょう。市販の浣腸もありますが、対象月齢があります。つらい症状が強い場合はただの便秘ではないケースもあるため、素人判断はせずに早めに主治医に診せてくださいね。

またうんちの中にかすかな血が一筋だけ、一度かぎりついたくらいなら次まで様子を見ても大丈夫ですが、うんちにかなり鮮血がついているようなら大きな傷ができている場合があります。雑菌が入ると化膿することもあるので、やはり病院へ行った方が良いでしょう。

便秘を防ぐための食生活あれこれ

4-1生後半年までの赤ちゃんの場合

生後半年までの授乳が主な赤ちゃんの場合、やはり授乳量に気をつけることが一番です。お風呂上りやお出かけ後・寝覚めに白湯や麦茶などで水分を補給し、水分不足を防いであげましょう。

この月齢の赤ちゃんには、まだ果汁を与える必要はないと言われています。果汁の味はとても濃く、美味しいので、離乳食をスタートした時淡白な味のものを受け付けなくなることもあります。便秘解消のために飲ませる必要はないでしょう。

ただ、どうしても便秘気味で困る場合は、マルツエキスがおすすめです。マルツエキスは麦芽糖から作られた、水あめのように飲みやすい便秘薬のひとつです。最初に使用する際は主治医に相談し、用法用量を守ってくださいね。

4-2離乳食が始まったら

離乳食がスタートしたら、下痢や肌症状を観察しつつバランスよくステップアップさせていきます。1ヶ月以上10倍がゆばかり食べさせていた、というママの話も聞きますが、それでは栄養がかたよりますし、便秘になりやすくなります。

便秘が気になる際は、きのこ類や海藻を上手に使って繊維質をプラスしましょう。海苔は使いやすくてオススメです。味付けではないものを選び、良くほぐしてから使いましょう。のどに貼りつくと危険です。

また、粉末寒天をおかゆに混ぜて炊いたり、ぬめりがたくさん出る昆布をおかゆと一緒に炊くこともおススメです。我が家ではこれでかなり便秘が解消されました。さつまいもやれんこんといった根菜類も繊維質が豊富です。

ヨーグルトと納豆は、特におすすめしたい食材です。大人でもヨーグルトと納豆を毎日食べることで、便秘解消にかなり役立ちます。納豆はひき割りを選ぶと、ママの手間が省けますよ。冷凍できるので、1パックあけたらラップに包んで小分けし、冷凍しておくと良いですね。

赤ちゃんの便秘は、赤ちゃんの成長や生活リズムのバロメーターのひとつです。便秘を放置していると、詰まった状態が習慣化してしまうこともあります。生活習慣や食事内容に気を付けて、快便習慣を身につけてあげたいですね。

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