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赤ちゃんの言葉の発達を知ろう!言葉が出始める時期と特徴

2016/12/17

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産まれたばかりの時には、言葉を知らない赤ちゃん。いつの間にか言葉を覚え、私たちに色々なことを伝えてくれます。

赤ちゃんは、毎日の生活の中で言葉を知っていきます。

言葉を話すまでの発達の過程が分かれば、赤ちゃんの声からも成長を感じることができますし、言葉が出始める時期を知っていると、発達の段階を知る目安にもなりますよ。

今回は、0歳~1歳までの赤ちゃんの言葉の発達について紹介していきます。

月齢別!赤ちゃんの言葉の発達過程

赤ちゃんは毎日の生活の中で、言葉を少しずつ習得していきます。ここでは、0歳~1歳までの赤ちゃんの言葉の発達を、月齢別に見ていきます。

赤ちゃんの成長スピードには個人差があり、月齢で考えても多少のずれはでてきます。それぞれの子どもの成長をサポートするための参考にしてください。

【生後0~1ヶ月】泣いたり・笑ったりして気持ちを伝えます

快、不快の気持ちを、笑ったり泣いたりすることで伝えます。

お腹がすいている、おむつが汚れている時などは泣き、お腹がいっぱいになった、嬉しい、楽しいという時には、笑顔になったりします。

このころの赤ちゃんは、自分の気持ちを伝える方法が少ないので、赤ちゃんの様子をよく観察してママやパパが気持ちを理解してあげるようにしましょう。

【2~3ヶ月】クーイングが始まり、聞く力が高まります

機嫌がいい時に、クーイングと呼ばれる「あー」「くー」というような音をのどの奥でだすようになります。

目で物を追いかける追視の力も伸び、音の出る方へ顔の向きを変えたりできるようになります。ママやパパが話しかける声をよく聞いているので、たくさんお話をしましょう。

【4ヶ月】喃語がスタート!もっとおしゃべりが増えます

「あーあー」「あーうー」などの喃語がみられはじめます。クーイングと違い、多音節の声を発するのが特徴です。

最初の喃語は、母音だけを使って声を出しているので、クーイングとの違いが、少し分かりにくいかもしれません。注意深く赤ちゃんの言葉に耳を傾けてみましょう。

【5~8ヶ月】発音や発声が上達!子音を含む喃語が始まります

5ヶ月ごろからは子音を含む喃語が出てくるようになります。「まんまん」「なんなん」など同じ音を繰り返す喃語をたくさん発するようになります。

「ぱ」「ま」の音の発声が上手になり、聞き取りやすくなります。

この時期には離乳食も始まるので、口周りの筋肉や口唇、舌などが鍛えられ、どんどん発音が上手になっていきます。

また、自分から意図的に声を出し、人の注意を引こうとする動きもみられはじめます。

【9ヶ月】動作と行動が結びつき、コミュニケーションが広がります

「バイバイ」で手を振ったり、「いやいや」で首を振ったりするなど、簡単な動作をどのように使っていけばいいのかが何となくわかってきます。

普段聞いていた言葉と、求められている行動が結びつき、さらに言葉に広がりが見られます。

この段階では、赤ちゃんの動作に合わせて言葉を代弁してあげたり、言葉に合わせてできる動きを引き出してあげたりしましょう。

例えば、おもちゃを渡した時に首を振っていたら「いやいや、いらないよ」というようにしていきます。コミュニケーションも広がるので、赤ちゃんの動きを上手に活かしてあげましょう。

【10ヶ月~1歳】発音できる音が増え、自分の意志を伝えるようになります

自分の意志を音や手差しで要求するようになります。

赤ちゃんの口から色々な言葉がでるようになり、発音できる音も増えてきます。舌を使って「ちゃちゃ」「たた」などの音も出せるようになり、有意味言語の基礎がつくられていきます。

このころになると、自分の名前に反応するようになり、名前を呼ばれると振り返ったり、笑顔になったりします。

赤ちゃんは大人の口真似をしながら明確な音を掴んでいくので、「まんま」と言ったら、「まんま、たくさん食べようね」など赤ちゃんの言葉を繰り返すようにしていきましょう。

1歳のお誕生日を迎える頃には、反復の擬態語・擬音語を使って、犬のことを「ワンワン」、車のことを「ブーブー」などと言えるようになり、15語程度の単語を覚えていきます。

毎日実践!言葉の発達を促す関わり方

赤ちゃんの言葉の発達には個人差があります。周りの友達と比べて不安にならなくても大丈夫ですよ。

赤ちゃんの言葉は、毎日の生活の中で少しずつ育っていきます。

  • 言葉を話さなくても、話しかける
  • ゆっくりはっきりと話す
  • 分かりやすい言葉で話す

これらのポイントを意識することで、子どもの言語発達を促すことに繋がります。では、詳しく見ていきましょう。

言葉を話さなくても、話しかける

産まれたばかりの赤ちゃんには言葉はありません。言葉を話さない時期でも、赤ちゃんは色々な音や声、物や人の様子を見て、自分の中に吸収しているんです。

例えば、パパとママの何でもない普段の会話や、ママの子守歌、自分に話しかける言葉などです。

毎日たくさんの言葉のシャワーを受け、赤ちゃんは言葉の基礎をつくっています。理解はできなくても、意識的に赤ちゃんに話しかけるようにしましょう。

絵本の読み聞かせや手遊びなども、有効的です。言葉の繰り返しがでてきて、絵や動きが分かりやすい、乳児・幼児向けのものを選びましょう。

これらは、赤ちゃんの興味を引きやすいようにできているので、新米ママでも安心です。親子でじっくりと読み聞かせたり、遊んだりする時間を作っていきましょう。

ゆっくりはっきりと話す

赤ちゃんは、普通に話すよりも少し高いトーンの、ゆっくりとした話し方に心地よさを感じます。

私たち大人もそうですが、早口で話している人よりも、ゆっくり落ち着いた話し方をする人の方が、安心感を得られますよね。

赤ちゃんもそういった雰囲気を感じやすく、大人の口の形や発音を真似しようとするので、ゆっくり、はっきりと話すことを意識しましょう。

保育園の先生のような、笑顔と優しい話し方をお手本にしたいですね。

分かりやすい言葉で話す

言葉を習得中の子供に難しい言葉をつかっても分かりません。産まれて間もない赤ちゃんならなおさらです。赤ちゃんには、分かりやすい言葉を意識して使うようにしましょう。

赤ちゃん言葉の「ワンワン」「くっく」などで話をすると伝わりやすく、子どもも真似しやすい単語になるので、今後のコミュニケーションにも繋がっていきます。

例えば「靴履いて出かけよう」という言葉を「くっくをはこうね」「くっくはいたら、お散歩だね」という具合に変換していきます。

こうすることで、単語一つ一つに意識をむけることができるようになるので、言葉への興味も広がっていきます。

また、ある研究によると、ママが赤ちゃんの言葉に対して積極的に反応した方が、そうでない場合よりも、言葉らしい声を多く出せる様になったそうです。

赤ちゃんが分かるような言葉を選んだり、赤ちゃんへのレスポンスを忘れないようにしたりして、言葉の発達を促しましょう。

言葉が遅れるのは、言語発達遅滞が原因かも…

発達のペースはそれぞれ違います。言葉の出始めや発音などが気になったとしても、成長とともに言葉も話せるようになってくるということが多いです。

しかし、12ヶ月までに喃語や指さしが見られなかったり、24ヶ月までに二語文がでてこなかったりする場合には、言語発達遅滞の可能性があります。

  • 耳が聞こえにくい…聴覚障害が原因
  • コミュニケーション能力の遅れが原因
  • 知的発達の遅れが原因
  • 発声発語器官の機能障害が原因
  • 診断は専門機関で!個に合わせたサポートが力を伸ばします!

これらの項目について詳しく見ていきます。

耳が聞こえにくい…聴覚障害が原因

通常の発達であれば、周りの人の声や会話などを聞きながら言語を習得していきます。

しかし、ことばの入力である聴覚に障害があると、ことばが歪んで聞こえたり、くぐもってきこえたり、小さく聞こえたりします。

また、言語習得のためには、音の刺激を受けた脳の器官が発達していく必要があります。

音が聞こえにくいと、外部からの音声の入力や脳の発達が遅れてしまうため、言語に遅れが表れることがあります。

聴覚障害のある赤ちゃんの特徴は以下の通りです。

【聴覚障害の赤ちゃんの特徴】

  • 大きな音へ反応しない
  • 名前やおもちゃの音への反応が薄い
  • 口の形ばかりに注目している

コミュニケーション能力の遅れが原因

自閉症に代表されるコミュニケーション能力の発達の遅れによって、言葉を発したり、相手を意識したりすることが難しくなり、言葉の発達が遅れることがあります。

自閉症は、後天的なものではなく、中枢神経に何らかの問題が起きたことが原因であると考えられています。

自閉症の赤ちゃんの特徴は以下の通りです。

【自閉症の赤ちゃんの特徴】

  • 目で合図を送らない
  • 笑わない
  • 抱っこを求めない

知的発達の遅れが原因

知的障害による言葉の理解や語彙力に遅れが原因で、言語発達にも遅れが生じてきます。

知的障害の原因は、ほとんどが明らかになっていません。分かっているものとしては、先天的な染色体異常、出産時の酸素不足などのトラブル、乳幼児期の高熱などがあります。

知的障害のある赤ちゃんの特徴は以下の通りです。

【知的障害の赤ちゃんの特徴】

  • 泣かない
  • 笑わない
  • 好き嫌いが激しい
  • 睡眠のリズムが整わない

発声発語器官の機能障害が原因

脳性麻痺や口蓋裂などのように、発声発語器官そのものに麻痺や形態の異常がある場合、話しことばに遅れが生じます。

口蓋裂は先天性異常の一つで、手術や言語訓練によって改善が望めます。他の合併症が生じている場合には、医師と連携し治療を進めていきます。

脳性麻痺には、聴覚障害や視覚障害などの感覚障害が合併することが多いため、さらに言語の発達の遅れに影響がでてくると考えられています。

脳性麻痺のある赤ちゃんの特徴は以下の通りです。

【脳性麻痺の赤ちゃんの特徴】

  • なかなか首がすわらない
  • 反り返る
  • 白目をむく
  • 身体に力が入り緊張している
  • 身体がぐにゃぐにゃで力が入らない

診断は専門機関で!個に合わせたサポートが力を伸ばします!

もしも、言葉の発達に遅れや不安を感じるようでしたら、一度専門の機関に相談してみるようにしましょう。

乳幼児検診でも相談することができますが、小児科や地域の療育相談などに話をしても力になってくれます。

言葉の遅れは色々な要因が重なり合っていることが多いので、早い段階から医師や看護師、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などとの連携が必要です。

早い段階でリハビリを開始することで、言語能力や聴覚能力の回復や習得に繋がっていきます。

成長の喜びを大切にしましょう

赤ちゃんが言葉を覚えていくのは早く、意識しなければ、あっという間に過ぎてしまいます。

忙しい子育ての中でも、赤ちゃんが成長する喜び感じられるように、一日一日の変化を大切にしていきましょう。

保育園や幼稚園など、子供が集団で過ごすようになってくると、友達と比較して言葉の遅れが気になるママも出てくるかもしれません。

それぞれの成長には個人差があります。一番重要なのは、周りの子と比較し、悲しむことではなく、自分の子どもが最大限の力を出せるように応援してあげることです。

パパママや家族が自分の側で一緒に笑っていてくれたなら、赤ちゃんも安心してのびのびと成長していくことができると思います。

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