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早めのケアが大事!赤ちゃんのデリケートな肌を守るあせも対策

2016/09/21

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赤ちゃんが頭やお腹などをかきむしっているのをふと目にしたり、気づくと肌が赤くなりボロボロの湿疹ができてしまっていたママも多いでしょう。

赤ちゃんは特に大人以上に汗っかきな上に、肌がとてもデリケートなのですぐにあせもができてしまいます。

特に、暑くなる夏の時期はあせもに悩まされる子も増えてきますが、どのようなケアをすればよいかよくわからないというママもいますよね。

あせもが一旦できるととてもかゆいし、肌も荒れてきて赤ちゃんは不快な思いをするので、できないようにすることや悪化させないことが大事です。

そこで、あせもの原因やできやすい部位、赤ちゃんの肌をあせもから守るための予防ケアやできた場合の対策ケアなどを紹介していくので、参考にしてできることから始めましょう。


あかちゃんってあせもができやすい?関係性を見てみましょう

あかちゃんによりよいあせもケアができるように、まずはあせものでき方やメカニズム、症状などあかちゃんとあせもの関係について知るところから始めましょう。

赤ちゃんは体温が高いくて汗をかきやすい…だからあせもができやすい

人の汗が分布される汗腺は、赤ちゃんも大人と同様に全身におよそ230万個もあります。ただ、赤ちゃんの方が大人より体が小さいので、汗腺が皮膚に密集していることになります。

更に、赤ちゃんの体は新陳代謝が活発で、平均体温も37℃前後と大人より高いため、より汗をかきやすい環境にあると言えます。

また、暑さを感じても自分で服を脱いだり、うちわで仰いでみたり、涼しい所へ移動することもできません。また、汗をかいても拭いたり着替えたりできないし、言葉が話せないので泣くことでしか汗の不快感を大人に伝えることもできません。

大人が赤ちゃんの不快感に気づかないと、赤ちゃんの体はどんどん汗が溜まって頭や体が汗で濡れた状態が長時間続くためあせもができやすいのです。

あせもができるのは、皮膚の細菌が関係している

あせもができる仕組みについては今のところはっきりと解明されていませんが、皮膚の細菌が関係していることはわかっています。

人の皮膚には健康には害のない細菌が常時住み着いていますが、汗を多くかくとこの常在菌の中でも表皮ブドウ球菌がすごいスピードで増えていきます。

そして皮脂や汚れなどと相まって汗腺をふさいでしまうことにより、皮膚に炎症が起きてあせもが発生するのではないかと言われています。

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赤ちゃんのあせも!できやすい部位が沢山あります

赤ちゃんのあせもができやすい部位というと、やはり一番多いのがおむつに覆われたおしりや腰回りでしょう。

おむつはおしっこやウンチで蒸れやすく、細菌も繁殖しやすいので肌が炎症を起こしやすいとされています。特に、腰のギャザーの部分は通気性が悪くかぶれやすいので注意が必要です。

更に、首周りは汗をかきやすい上にシワなどが間に汗がたまりやすいのであせもが出やすい部分でもあります。

頭もおでこや耳の周り、後頭部などに出やすく、髪の毛が多いと特に汗で濡れた髪が頭皮にへばりついてあせもになりやすい上にあせもができていても、髪の毛が隠れてママが見つけにくいので悪化しやすい部位です。

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また、特に新生児期のねんねの頃は、背中は汗をかいても常に仰向けだと布団に接しているため、通気性が悪く汗が乾きにくいのであせもができやすい場所でもあります。

他にも、両肘や両膝の内側は座ったり、ハイハイする時に曲げた状態になるので汗が乾きにくく痒がってすぐにあせもになってしまう場合もあります。

あせもの主な症状

汗が頭や首筋に大量に溜まった状態が長時間続くと、汗腺がふさがって表皮ブドウ球菌が増殖し、肌の表面に小さな透明のブツブツした水泡のような湿疹ができます。これは、「水晶性汗疹(すいしょうせいかんしん)」といいます。

水晶性汗疹は、新生児特有のあせもの一種になります。かゆみや赤みがないので、あせもだとは思わず見逃しがちなので注意が必要です。

次に、生後3ヶ月以降からよく見られるのが、赤みを帯びぶつぶつした湿疹で「紅色汗疹(こうしょくかんしん)」と呼ばれます。

紅色汗疹は、一般的によく目にするあせもで、汗をかくと非常に強いかゆみを伴い、子供がかきむしるので気づきやすいと言えます。

痒みが我慢できずにかきむしると、湿疹に爪で傷がついて黄色ブドウ球菌が増殖して黄色い膿が溜まってしまいます。

それでもかゆみが収まらないので、掻いてしまうと膿が壊れて中から黄色ブドウ球菌が飛び出して、皮膚につくとまた炎症が広がってしまいます。

実は「冬」も注意が必要です

あせも=夏のみの皮膚トラブルだと思い込んでいるママも多いでしょう。しかし、最近では冬にあせもができる赤ちゃんもいます。

寒い冬は赤ちゃんが風邪をひかないようにと、何枚も厚着させた上に暖房や電気カーペットなどをつけて部屋を温めがちです。

大人が肌寒いと感じても大人より平熱が高い赤ちゃんには、ちょうど心地よい温度なのに服を着せられたり、エアコンをつけることで背中やお腹が汗ばみます。

皮膚の毛穴に汗が溜まって汚れとなり、炎症を起こしてあせもができてしまうのです。

まさか冬にあせもができるとは思わないので、背中などに赤い湿疹ができると感染症の症状なのかとか、皮膚病にかかったのかと焦って病院に駆け込むママもいるでしょう。しかし、診察の結果あせもだったというケースも増えています。

冬でも赤ちゃんは新陳代謝が活発で、汗をかきやすいので室温は大体22℃前後が適温です。生後3ヶ月以降は、冬でも洋服も大人より1枚少ない位でちょうどよく、靴下も室内であれば履かせなくても大丈夫です。

手足は多少冷たくても、お腹や背中などの体が温かければ、室温を上げたり厚着させる必要はありません。

また、外出時も外は寒いので日によってはアウターなどが必要ですが、暖房の効いている屋内に長時間滞在する場合はアウターを脱がせるなどして、体温調節をこまめにしてあげましょう。

あせもを作らないために「汗」に着目!あせも予防ケア

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あせもの原因は、大量に汗をかいた状態を放置することによって、表皮ブドウ球菌が増えたり、汚れや皮脂で汗腺が詰まることによります。

あせもを作らないためには、汗をかいた状態をできるだけ短くし、肌を清潔に保つことが大事です。

そのための日頃から気をつけるとよいことを紹介するので、あせもができないように実践していきましょう。

こまめに汗を拭く

赤ちゃんが汗をかいているようなら、こまめに湿らせたガーゼで汗を拭いてあげましょう。

この時あまりにガーゼをきつく絞りすぎると、拭く時の摩擦が刺激なって肌荒れを起こします。軽く絞ったガーゼで優しく拭いてから、乾いたガーゼで水気を押さえるようにして吸い取りましょう。

また、手首や首などにシワがあると汗をかいているかわからないですが、頭に汗をかいているようなら全身も暑いはずなので、シワのあいだも丁寧に拭いてあげましょう。

汗をかかせすぎない

暑さに耐えられるような健康な体を作るためにも、子供は積極的に汗をかいたほうがよいと昔はよく言われたものです。

確かに汗をかくことは、体温調節機能がうまく働くようになるし、汗腺も発達するのでよいことです。

しかし、あまりに暑い環境に置いておくのも、汗をかきすぎてあせもができたり、赤ちゃんにとっても不快なので適度な温度調節は必要となります。

窓を開けて涼しい風を入れたり、日差しが当たらないようにしたり、真夏日は冷房をつけて直接風が当たらない場所にベビーベットを置いたり、服の脱ぎ着で調節するなどして、工夫してみましょう。

通気性のよい服を着させる

特に肌に直接触れる肌着は、吸水性と通気性に優れた綿100パーセントのものを着せてあげることをおすすめします。

汗をよく吸ってくれますし、肌着と体の間の熱い空気を外に逃がしてくれるので涼しさが保てます。

タオル地の素材は肌触りがソフトで、吸水性も高いですが、保温性があるので体温がこもって暑く感じることがあります。夏場は綿が好ましいと言えます。

また、服も体にフィットしすぎるデザインだと体温を逃がす空間がなくなって汗が溜まりやすく、ズボンやスカートが小さいとゴム痕が残ってかゆみが増します。

できるだけゆったりとした作りで、動きやすいデザインのものを着せるようにしましょう。

服の枚数や素材に注意

赤ちゃんは大人より体温が高く、よく動きまわるので汗をかきやすいものです。大人が少し肌寒いかなと感じていても、赤ちゃんにはちょうどよい体感温度の場合もあります。

赤ちゃんが風邪ひくといけないと思って、大人と同じ枚数だけ服を着せたり、冬でもニットや裏起毛の温かい素材の服、長袖を着せると赤ちゃんは暑くて汗をかくことがあります。

服を足す前に汗をかいていないかチェックしましょう。

乾燥に注意!刺激に敏感になるので保湿も忘れずに

あせもができやすい夏は、湿気があるし汗をかいて肌が湿っているので保湿は必要ないと思われがちです。しかし、特にシャワーで洗い流したり、入浴後の肌は夏でも乾燥しやすいものです。

でも、かさつくと刺激を受けて肌がかゆくなったり、肌のバリア機能が弱まってあせもができやすくなります。

入浴後などは、保湿クリームやローションを薄く塗って肌を潤してあげましょう。

髪の毛と爪を短くすることも大事です

髪の毛が多いと熱がこもって汗が出やすく、汗を大量かいて濡れた髪の毛が肌に触れる時間が長いとかゆみが増して、あせもがひどくなります。

また、あせもができていても髪の毛で隠れて見つけにくいのも難点です。特に夏場は髪の毛を短くしておくとよいでしょう。

また、爪について。かゆみがあると赤ちゃんは我慢できず、無意識のうちに掻いてしまいます。すると爪であせもを掻き壊して炎症がひどくなったり、膿んだりするなど悪化して治りが悪くなります。

爪はこまめに切り、先が尖らないように角ができないように、丸くしてやすりをかけておきましょう。

どうしても掻いてしまう場合は、少しの間だけでもミトンをしておくことも考えましょう。

こまめなおむつ交換を心がけてあげて

お尻や腰周りはおむつに覆われているので、肌着をこまめに変えたり汗を拭いても十分ではありません。おしっこをしていなくても、汗をかいていれば太ももや腰周りのギャザーも汗で濡れていることがあります。

おしっこで濡れていなくても、着替えする時などはおむつも一緒に新しいものにするなど、おむつ交換をこまめにすれば汗も予防にもなるし、赤ちゃんもさっぱりとして気持ちよく過ごせます。

あせも対策とケアの方法

あせもができてしまったら、とにかく肌に刺激を与えない事と肌に汗を残さないことが大切になります。

上記の予防ケアもそのまま続けながら、しっかりと対策していきましょう。

肌はこすらずに洗う

あせも肌は刺激にとても敏感なので、入浴する際は肌を刺激しないように気をつけることが大事です。

まずお湯の温度。熱いとあせもにしみて痛みが出たり、かゆみが増す場合があり赤ちゃんが嫌がります。逆に冷たすぎると赤ちゃんはまだ体温調節が上手にできないので、体温が急激に下がって体を冷やし風邪をひくこともあります。

夏は特に大人が少しぬるいかな?と感じる38℃が適温です。冬はさすがに寒いので、40℃位にしてみましょう。

また、湯船に入れると体が温まって血流がよくなりますが、あせものかゆみが増すことになるので特に夏は入れるなら短時間にし、あせもが悪化している時はシャワーのみにして様子をみましょう。

そして体や頭を洗うときはタオルなどでゴシゴシこすると、肌を刺激してあせもが悪化してしまいます。

また、お湯のみで石鹸を使わない方が肌への刺激がなくて逆に良いのでは?と思うママもいるでしょう。しかし、お湯のみでは毛穴に溜まった皮脂やほこりなどの汚れがしっかり落とせず、清潔に保てないので逆にあせもを悪化させることになります。

入浴する時だけは、石鹸やシャンプーをきちんと使いましょう。石鹸を泡立てて、手のひらに泡を載せて、擦らないように円を描きながらマッサージするような感じで優しく洗ってあげましょう。

泡が残っているとかゆみやかぶれの原因となります。特に頭を洗うときは耳のうしろやオデコの生え際などは泡が残りやすいので、泡がなくなるまで繰り返しシャワーですすぎましょう。

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ベビー専用の石鹸を使おう

あせもの時に使用する石鹸やシャンプーは、弱酸性で無添加のベビー専用のものを選びましょう。赤ちゃんは大人と比べると肌の層が薄いので、肌が弱いため少しの刺激にも敏感に反応してしまいます。

大人用の弱酸性のものでも、赤ちゃんにとってはまだ刺激が強いため、できればしばらくベビー専用のものを使ってあげることをおすすめします。

また夏になると、肌に清涼感があるミント系のものや唐辛子成分入りの発汗作用が強い入浴剤を使うという家庭もあるでしょうが、こういった入浴剤は、赤ちゃんの肌には刺激が強すぎるので使うのは控えましょう。

ただ、柿の葉やどくだみといった植物には肌に炎症を鎮める作用があります。

柿の葉エキスが入った入浴剤もしくは、柿の葉を10分位水で煮出した汁を入浴剤として湯船に加えるのはあせもにも良いのでおすすめです。

肌に優しいタオルや寝具を

お風呂上がりに体を拭くタオルは、まず肌触りが滑らかで肌に優しいものを選びましょう。 あまりにふわふわのものは、毛並みが肌を刺激してかゆみを感じることがあります。細かく織り込んであってさらっとした感触のタオルがおすすめです。

ガーゼ生地だと肌に優しいですが、洗濯を繰り返したり長時間外に干すとカチカチになって、肌を傷つけることになります。

ガーゼ生地のタオルはこまめに交換するか、柔軟剤を使って干しても固くならないようにしましょう。

また寝る時に使用する布団のシーツや枕カバーも、タオルと同じように肌を刺激しないものを選ぶようにしましょう。

寝ている時は特に子供は汗をかきやすいので、吸水や速乾性に優れた素材がおすすめです。また最近話題の涼感タイプ敷パットや枕カバーは、ひんやりして気持ちよいので試してみるとよいでしょう。

こまめに汗を拭く&患部をシャワーで時々洗い流す

あせも上から汗をかくと刺激が強くなってますます患部が痒くなって、我慢できずに赤ちゃんはかきむしります。

あせもを悪化さないためにも、こまめに肌の状態をチェックしながら早めに汗を拭いたり、シャワーで時々は患部を洗い流してあげましょう。

外出時は、携帯用スプレーボトルを持参して水を入れて患部に吹きかけるなどして、あせもの上に長時間汗が残らないように気をつけましょう。

また、あせもが広がっている時は暑い場所への外出は控え、屋内の涼しい場所で過ごすように心がけましょう。

あせもが悪化している気が…病院受診の目安を知っておいて

肌に赤い炎症が見られる軽いあせもが悪化すると、赤いぶつぶつした湿疹ができ、湿疹を掻き壊すと黄色い膿が溜まって患部が広範囲に広がります。

赤い湿疹ができるとかなり強いかゆみが出てきて、大人でもどうにも我慢できずについかきむしってしまいます。赤ちゃんなら尚更我慢できないので、掻き壊しては黄色い膿が飛びちり、広がっていくという悪循環に陥ります。

こうなると、色んな対策をしてもすんなり完治はしないものです。また、長期間を経て治っても、皮膚組織が破壊されているのでシミのような痕が残ってしまうこともあります。

あせもの赤い湿疹が2、3日おさまらないようなら、早めに皮膚科を受診しましょう。皮膚科では色々な塗り薬やひどい場合は飲み薬が処方されます。

症状に合った薬を処方してもらうわけですが、肌質によって合う合わないが出てくる場合もあります。

皮膚科でどういった性質の薬か、どのような時にいつまで使えばよいかなどを細かく聞いておくようにしましょう。

あせもには「早め早め&こまめなケア」が必要です

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あせもは一度できると治りにくく、また悪化しやすいので、まずはできないように早めから予防ケアをしてあげることが大事です。

そしてもしできてしまったら、できるだけ悪化させないように早め早めに、そしてこまめにケアする必要があります。

赤ちゃんの肌は大人以上にデリケートで汗をかきやすいため、あせもができやすいものです。更に肌が荒れてかゆかったり、痛かったりして不快でも赤ちゃんは自分ではどうすることもできません。

手がかかって大変ですが、あせもの予防対策ケアは、日常生活を通じて比較的簡単にできることばかりです。大切な我が子の肌を守るためにも、肌状態をこまめにチェックしながらケアしてあげるように心がけましょう。

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