気になる子供の癖などの原因と対処法!チックや吃音の出やすい年齢と特徴

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2017/03/22

気になる子供の癖もたまになら気に留めませんが、頻繁に爪をかんでいたり、チック症状、吃音が出ていたりすると、「どこか悪いのかしら?」と心配になります。

親が焦ってしまい、つい注意ばかりしてしまうと悪化させる可能性もあります。子供の癖は放っておいてもいいのか、それとも治すよう何かしたほうがいいのでしょうか。

チックや吃音の出やすい年齢もあるようです。様々な行動や癖の原因はどんなことなのか、またその対処法や気持ちの持ち方についてもお伝えします。

心配しすぎない!気になる子供の癖はいずれ治る

子供がいつもしている気になる行動や癖…一過性のもので一生治らないということはありませんので、まず安心してください。

変な癖から心配な癖まで、様々な気になる行動にママたちは悩んでいます。癖ですからやめなさいと言ってすぐやめれるものではないことは分かります。

でも、爪噛みやチック、吃音などは、愛情不足からくるサインだとか聞くと、自分を責めてしまうママもいるのではないでしょうか。

例えばチックですが、親の愛情や育て方が原因のように思われていますが、全くの誤解で親御さんのせいで発症しているわけではないんですよ。

確かに子供がストレス状態であったり、生活環境で悪い状態が続いたりすると、症状が悪化することはあるかもしれませんが、姫路市総合福祉通園センター北山新次所長のお話によると、指しゃぶりや爪噛みも成長に伴いほぼ100%治るとのことです。

わかりやすく症状別に分けて考えてみましょう。

  • 指しゃぶり
  • 爪噛み
  • 髪の毛を抜く
  • 歯ぎしり
  • 鼻くそを食べる
  • おへそをいじる
  • 性器をさわる
  • チック
  • 吃音

当てはまる行動がありましたか?どれも気になりますし、できることならすぐにでもやめて欲しいものですが、生理的に起こる行動ですからかえって気にしすぎはよくありません。

指しゃぶりや爪噛みは心の安定剤の役割

幼稚園になっても指しゃぶりがやめられない…指の皮まで噛んでしまう爪噛みが心配…など、口に入るものですから衛生的なことも気になりますよね。

この指しゃぶりや爪噛みは、決して親の愛情が足りていないからということではありません。子供は子供なりに頑張っている時心の安定剤のような役割を果たしているんです。

叱られた時や構って欲しい時、落ち着かない時なんかに癖が出ます。大人だったら貧乏ゆすりをしたり唇を噛んだり舐めたりしますよね。

本人は無意識のうちに気持ちを落ち着かせようとして、自然に出る生理的な行動、動きなんです。

指しゃぶりに悩むママさんは多いと思いますが、割合で言うと1歳半の子供の30%が指しゃぶりをしています。3歳で20%、5歳で10%と就学前には大体治ります。

それに対して爪噛みは、1歳半の子供の0.2%に見られますが、成長と共に増加し、小学校高学年になると44%程度の子供たちが爪を噛みます。

思ったより爪を噛む子が多いのに驚かれたかもしれませんが、考え事をしながら爪を噛む大人もいますよね。

基本的には本人が体裁が悪くなって自然とやめていきますから心配はいりません。

このような癖は発達過程での一過性のものでいずれ100%治ります。ただ、本人がやめる気にならないとやめられません。

親がいくら注意してもすぐに治るものではにということを知っておきましょう。焦らず見守ってあげることが大切です。

「愛情不足だから抱きしめてあげて」というフレーズもよく聞きますが、その子が繊細だったり感受性が強かったりすると、ハグが効果があるとも言い切れません。

「人から見られている」ということを本人がわかった状態で、「恥ずかしいし、カッコ悪いからやめよう」という気になれば収まってきます。

タイミングを見て指先に絆創膏を貼ったりして、いつものように口に入れようとしてハッとして「やめるんだった」と気づかせるのも効果が高いと思います。

指しゃぶりの気になる歯への影響

指しゃぶりを長期間に渡っていつもしていると、歯が出っ歯にならないか気になるところです。

通常は好奇心の芽生えとともに4~5歳ぐらいでやめますが、習慣になってしまい学童期になってもやめられない子もいます。

生え変わりの時期、永久歯にになっても続けていると歯並びが悪くなります。前歯の上下で隙間が空いたり、出っ歯になったり、かみ合わせがずれたりします。

永久歯に影響が出る前に指しゃぶりをやめるよう言い聞かせることも必要です。歯科医院で医師から子供にちゃんと説明してもらうと効果的かもしれません。

親が無理やりやめさせようとすると反抗したり、他の癖に移行したりすることもありますのでしつこくせずに関心をそらしてあげることで様子を見ましょう。

無理に禁止せず興味を他にそらしてあげる

髪の毛を抜いたりするのは自傷行為と捉える方もおられるようですが、本人は気持ち良く癖のようになっているだけなので気にしすぎる必要はありません。

「はげてしまわないか!?」と心配ですが、行為を始めたら「やめなさい」と言うのではなく、「一緒に絵本見ようか」「公園へ行こうか」と他に興味をそらす声掛けをしてあげるといいですね。

他の癖についても同様で、おもちゃを手渡す、おやつに誘うなど関心を他のことに向くような対応をとってあげてください。

性器を触る自慰行為とも取れる行動は男の子にも女の子にもあります。これも大人は深く考えすぎてしまいますが、成長過程にはよくあることです。

触ってみたら気持ちよかったからやっちゃうということです。そこに大人の思うところの性的な意味合いはありません。

耳をほじっても鼻をほじっても「気持ちいい」という感覚を、思い出しては繰り返してしまうという状態です。

汚い手で触るとバイキンが入ってしまうよという注意はうながしてもいいと思います。あとは上手く気をそらして上げることです。

チックの原因は脳神経の問題でほとんど自然に回復する

子供にチック症状が出たら正直慌てますし、自分の子育ての仕方に問題があったのでは…と、とても不安になります。

ですが心配しないでください。決して親の責任ではないことがわかっています。日本では親の育て方を言われますがそれは誤解です。

チックは脳神経の問題で、先天性で発症しやすい子供がいて、さらに発症しやすい年頃も分かっています。癖とは少し違うようです。

3歳~5歳にチック症状が出やすく、一過性のものですが脳で分泌される伝達物質がバランスを崩すことが原因だと分かっています。

きょうだいが生まれたり、保育所や幼稚園に行き始めるなど集団生活に馴染めず、環境の変化で症状が出たり、強くなったりします。

チックの症状ですが、首から上に出る症状は基本的には薬を使わなくても数ヶ月で治ることが多いようです。

  • 瞬きを頻繁にする
  • 顔をしかめる
  • 小鼻をピクピクさせる
  • 口を歪める

目をパチパチ何度も瞬きをする症状は一般的に発見しやすく多いように思いますが、一概にチックといってもその特徴はいろいろあるので知っておきたいですね。

目をパチパチさせてる程度なら、周りは目のことにあまり触れずに自然に治るまで見守ってあげてください。

目のことを言えば言うほど子供は気になって、言われることがストレスになります。そしてますますパチパチ回数が増えることになり悪循環です。

また、8歳~9歳で症状が出る場合で、少し長引く「慢性チック」でも、思春期を過ぎる頃には治まってきます。

チック症状が肩や手足に広がるようなら病院へ

症状がなかなか治まらず、瞬きから顔全体をしかめる、首振り、肩をビクッとさせたり手をぴくつかせたりするようなら、日常生活にも支障をきたします。

本人の意思とは関係なく体が動くことから本人も不安でしょう。速やかに小児科医などの専門家に相談しましょう。

一過性のものは心配ありませんが、体の運動を伴う「運動性チック」が様々な部位に現れたり、言葉に症状の出る「音声チック」、またその両方が1年以上続く場合は迷わず病院にいきましょう。

咳払いや汚い言葉を繰り返す「音声チック」にも注意!

体の動作のチックの他にも言葉による「音声チック」にも気をつけておきましょう。良く咳払いをしている、フンフン鼻を鳴らすなんてことはありませんか?

咳払いが最もよく見られる音声チックの一つですが、甲高い突然の奇声や汚い言葉罵り言葉などを発するものもあり、社会生活が困難な症状に悩まされることがあります。

こちらも本人は無意識にしてしまうことで悪気はありません。子育ての仕方が悪いとかそういう問題でもありませんのでご自身を追い込まないようにしてくださいね。

いくつか複数の運動性チックと音声チックの両方が出ていて症状が1年かそれ以上に継続している場合は「トゥレット症候群」と呼ばれ、脳の機能障害とされています。

このトゥレット症候群は重軽症合わせて1000人に1人くらいのさほど珍しくない病気のようです。

治療法ですが、様子を見ましょうと放置状態であったり、心理的な病気と間違われて心理治療だけに頼っていることもあるみたいですね。

子供の成長の波や、緊張や興奮といった感情の変化、家庭環境の変化で症状も変わってきますから、副作用とのバランスを見ながらの薬物治療が適切のようです。

心因性ではないかと疑う傾向がありますが、脳の神経伝達物質が分泌される時のバランス異常が原因ですから適切な診療・治療を受けさせてあげましょう。

本人や家族、友達など周囲が気にしないで日常生活を送れるような処置が望ましいですね。

他にも、もし「トゥレット症候群」と診断された場合、注意欠陥・多動性障害(ADHD)や学習障害を合併することがありますので注意する必要があります。

症状がひどく長引くようでしたら、医療機関で専門の医師に発達障害や学習障害の合併症がないかも合わせて相談しましょう。

幼児期の吃音(どもり)は発達途上のものということも

青年期にもなっての吃音は、病気や精神的ストレスなどが原因とはっきりわかる「獲得性吃音」と言われ、乳幼少期の吃音は、原因のはっきりわかっていない「発達性吃音」と言われます。

症状としては、言葉が出にくく、言葉が詰まったり引っかかるという状態です。「コップ」が「コ、コ、コップ」とか「コーーップ」という言い方になったりします。

この子供の吃音の原因ははっきりしておらず、遺伝的なものや体質、そして環境的要因が重なって発症するのではと言われています。

幼児期の吃音は、吃音になったり上手く言える時もあったりで、波があるので判断がつきにくいもののようです。

半数は自然に治りますが、半数は治療に取り組むことになります。何かおかしいと気になったら重症化する前に言語聴覚士に相談するといいですね。

上手く話せないだけの子供独特の喋り方の場合もありますので、神経質にならずに大らかな気持ちで様子を見守ってあげてください。

吃音を指摘されればされるほど子供は焦ってしまい悪化します。本人が気にしないで済むようにしてあげましょう。

子供が言おうとしていることをまとめて「○○こうしたいのよね」と助け舟を出してあげたり、イエス・ノーで答えられるような質問に切り替えてあげたりしてみてはいかがでしょうか?

子供が焦らず安心して話せる雰囲気作りを心がけてみてください。お母さんが「もう一回言い直してごらん!」などと急き立てないことです。

子供の癖は焦らず見守ることが大切

子供のありがちな癖から心配な癖までお伝えしました。親はよその子との違いに一喜一憂し、つい過剰な反応をしがちですがそれも愛ゆえです。

指をしゃぶったり爪をかんだりするのは気持ちを落ち着かせようとバランスを取るためにしていることで、成長の証です。

子供なりに不安や辛さを乗り越えようと頑張っているんです。癖をやめなさいという代わりに話を聞いてあげたり一緒に遊んであげたりして気を紛らわせてあげてください。

心配なチックや吃音も、昔言われたような「愛情不足」や「親の育て方のせいで発症する」ものではないということを知っておいてください。

母親や父親が「自分のせいではないか」と思うあまり、子供との関係性が悪くなり、かえって治るものも治らなくなります。

癖を直させようと無理に細々いうのではなく、さりげなく興味や関心を他に移してあげて「自然と治る」とゆったりと構えて見守ってあげてください。

余りにも長期にわたって症状もひどい場合は、専門の先生に相談して治療にあたりましょう。

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