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「子供の運動能力向上には、幼児期の過ごし方が大切!」なワケ

2014/12/16

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子供が生まれたら、「親としてできるだけのことをしてやりたい!」という思いは、きっとみんな一緒!

「あとで子供が困らないように…。」「少しでもみんなより早く始めることで差をつけておきたい。」と、早期教育に気持ちが傾いていくのは親とすれば自然な流れかもしれません。

お受験や、幼少期からの先取り学習・知育トレーニングなどに熱心になる親御さんたちの気持ちは、同じ親としてとてもよく分かりますが、幼児期こそ体を動かしてほしい!!

…なぜなら、幼児期の過ごし方がその後の運動能力に大きく関わってくるから。では、そのワケとはいったい何でしょうか?

運動能力の良し悪しは遺伝で決まる?

両親ともに足が速かった場合や逆にどちらも足が遅かった場合など、一般的には運動能力の良し悪しは子供に遺伝すると思われがちですが、実はそうではありません。

もちろん、骨格の形や大きさ、筋肉の質といったものは持って生まれたものがあります。

トップアスリートともなれば、たとえ同じだけ努力したとしても縮められない部分、いわゆる「生まれつき素質に恵まれているか否か?」の差は出てきます。

ですが、一概に運動能力と言っても素質だけで決まるものではないのです。

環境や本人の努力など、後天的な影響によって大きく左右される運動能力を「伸ばすも伸ばさないも本人(親)次第」であるということを覚えておきましょう。

幼児期に体を動かすということ

上の子が通っていた幼稚園は、一時期話題になったヨコミネ式という教育法をちょうど導入したばかりの頃でしたが、下の子の頃には完全ヨコミネ式。

「読み」「書き」「計算」に始まり、「音楽」「体操」と、一通り経験しました。我が子や他の卒園児を見ていて、その効果を一番実感しているのが「体操」、つまり運動能力面です。

幼稚園時代、毎日のようにブリッジや柔軟、側転などを日課のようにやっていた子供たちは、ある程度の得意不得意の差はあるものの、ほぼ全員できるようになります。

上達のスピードには個人差があったとしても、自分のスピードで必ず伸びていくのです。

そして倒立、逆立ち歩きなど、この時期に経験しなければその後もずっと経験せずにいたかもしれないことも。

だんだんできるようになる姿に子供たちの可能性というものを実感し、とても衝撃を受けました。そうしていく中で、「体を動かすことって楽しい!」と気づいた子たちも。

その中には、「体操がもっと上手になりたい!」と体操クラブに入る子やサッカーなどの他のスポーツを始める子など様々…。

もちろん、毎日やっていた柔軟もやらなくなると体は固くなりますし、体重が増えたことによって、以前はできていたことでもできなくなる場合もあります。

そうすると「じゃあ、幼児期にやっていたことは無駄だったのか?」と感じたり。

「こんなことができることが、後でどんな役に立つのか?」と、その必要性を見出せない方もいると思いますが、それは違います。

そのまま継続するも良し、他のことを始めるのも良し…。あとは本人(親)の選択の結果です。

できるようになった動きを生かしてもっと上を目指す子もいるでしょうし、他に得意なことを見つける子もいます。

その選択肢の幅を広げてあげるという意味でも、幼児期にいろいろな動きをしてみることは、とても有効なのではないでしょうか?

幼児期が運動能力向上に大切なワケ

一般的に、運動能力が飛躍的に向上するのは神経系の発達がほぼ完成し、動きの巧みさを身につけるのに最も適している9~12歳と言われてます。

また同時に、あらゆる動作を短時間で身に着けることができる「即座の習得」も兼ね備えたまさにゴールデンエイジ。

しかしこの「即座の習得」は、誰にでも平等に備わるものではなく、ゴールデンエイジを迎える前段階にいろいろな動作を経験し、様々な神経回路を形成していることが必要なのだそうです。

だからこそ、プレ・ゴールデンエイジである幼児期~小学生低学年までの時期に、多くの動きを経験し、体の動かし方を知ることが大切です。

文部科学省が提唱している「幼児期運動指針」の中で、幼児期に経験、習得しておきたい体の動きについて以下のようなことを示していますのでご紹介しておきます。

  • 3~4歳ごろ・・・体のバランスをとる動き・体を移動する動き
  • 4~5歳ごろ・・・用具などを操作する動き
  • 5~6歳ごろ・・・体のバランスをとる動き・体を移動する動き・用具などを操作する動きを、より滑らかに遂行できるようになるための複雑な動き

ただし、ここで示されている体の動きの習得は、特定のスポーツをやることにより得られるものというよりは、外遊びなど全身を使った遊びの中でも身に付けることができるものでもあります。

お子さんは外遊びを積極的にやっていますか?ぜひご家族で、体を動かす習慣を忘れずにいたいですね。

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