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なかなか止まらない子供の咳が心配…これって小児喘息かしら?

2014/12/12

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子供の咳は、親として見ていて辛くなります。長引く咳の病気に「小児ぜんそく」があります。どういった症状があらわれるのでしょうか。原因とともにみていきましょう。

「小児ぜんそく」ってどんなもの?

咳が続いたり、ゼーゼー、ヒューヒューといった喘鳴がおき、発作的に呼吸が困難になってしまい、それが何度も繰り返される病気です。

1才から2才で発症することが多く、症状が落ち着くまで10年かかることもあります。

アレルギーの原因である物質に触れたり、様々な刺激を受けることで気管支を囲んでいる筋肉が反応し、そのたびに発作が起きます。

気管支の内側の粘膜は、はがれて神経が出ている状態になります。そのため、さらに敏感に反応してしまい、発作が何度も繰り返されるのです。

そのうちに気道が狭くなってきて、酸素が肺に届きづらくなります。これが呼吸をしにくくし、成人してからも呼吸機能が低いままになってしまうこともあるそうです。

症状が出やすいのは夜で、布団に入ってしばらくすると症状があらわれます。

赤ちゃんにおいては、発作によって息が苦しくなるだけにとどまらず、不機嫌になり泣きさけぶという事態に発展することもあります。

100人いれば3人がかかってしまうとされ、子供にあらわれる代表的な疾患の一つです。

なるべく早く治療を始めることで症状は改善されていきますが、最近は発症率も増加しているといいます。

「ぜんそく」になりやすいのはどんな子?

お父さんやお母さんが「ぜんそく」かどうか、というのは大きな要素になるようです。

家族にアレルギーの病気を持っている人がいると、生まれてから間もなくして赤ちゃんにも湿疹という形であらわれるようです。

お母さんの喫煙も見逃せません。妊娠中にタバコを吸うことで「ぜんそく」を発症する確率が高くなります。  

原因はどんなもの?

     
気管支に刺激が与えられることで「ぜんそく」はおこります。どういったものが刺激となるのでしょうか。

  • 呼吸器感染…風邪や気管支炎、インフルエンザなどにかかると誘発されます。
  • 激しい運動…運動している最中ではなく、運動後しばらくすると呼吸が苦しくなります。
  • 精神的なストレス…幼い心にも悩みは存在します。環境が急に変わったり、不安が重なると発作の原因となります。
  • 吸入性のアレルギー物質…ホコリ、ホコリの中にいるダニ、カビ、猫などの動物の毛、花粉などがあげられます。これを吸い込むことで発作がおこります。
  • 食べ物のアレルギー物質…卵や牛乳、小麦粉などを食べることで気管支が刺激されます。乳幼児期に特に反応が出やすいとされます。

発作を起こさないためにできること

発作の原因を知って様々な対策をとることで、「ぜんそく」は改善へむかいます。お家でできることには、どういったものがあるでしょうか。

環境を整えよう!

炎症を引き起こす原因として代表的なのは、ダニのフンや死骸を吸い込むことです。

普通に生活していても、わずかな量を吸い込んでしまっているのです。ダニが繁殖しにくい環境を作りましょう。特に気を付けたいのは寝室です。

  • 湿度を55%以下にする。…湿度計を設置してこまめにチェックしましょう。
  • 寝具にも掃除機をかけよう。…週に2回が理想的。ゆっくりと掃除機を動かすことでより確実に吸い込むことができます。
  • 空気清浄機を設置しよう。…吸い込む空気がきれいであることが大切です。
  • 禁煙しましょう!…家族に喫煙者がいる場合、例え換気扇の下で吸っていたとしても、壁に付着したタールにホコリが張りついてしまいます。ホコリを減らすためにも、自身の体のためにも、禁煙するのが得策です。
  • ペットは出入り禁止!…新たなダニの移動を防ぐためにも、寝室には入れないようにしましょう。
また、ペットを原因とするアレルギーの場合、その物質はペットの尿、唾液に溶け出し、空気中に漂っているものなので、毛だけ注意しても防ぎきれないということも覚えておきましょう。

体を鍛えよう!

自律神経を鍛えると、気管支も正常に働くようになります。そのためには、規則正しい生活をすること。

加えて、皮膚に適度の刺激を与え、体全体を動かすことが大切です。乾布摩擦をして、薄着を心がけましょう。

医療機関は早目に受診しよう!

「ぜんそく」の治療は、早く始めればきちんとよくなることが多いようです。乳幼児が発作を起こしてしまった場合には、速やかに医療機関を受診して、早くから対応してあげましょう。

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