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妊娠後期の不安…羊水が少ないと赤ちゃんにどう影響するの?

2014/12/07

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ただでさえ不安な妊娠中。妊婦検査によって安心することも多くありますが、時には不安を大きくさせる結果がでることもあります。

その場で色々先生に聞けば済むのかもしれないのですが、お家に帰ってから段々気になってくるものなんですよね。「羊水過少」もそのうちの一つです。

いったい出産にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

どんな病気なの?

子宮内を満たす羊水が一定の基準より少なくなった状態をいいます。

通常の量は妊娠後期で500ml~700mlとされており、それより多い800ml以上が「羊水過多」、100mlより少ない場合を「羊水過少」と呼ぶようです。

羊水は受精後にお腹の赤ちゃんを外の刺激から守るためにつくられるものです。胎児の発育に関わっているため、少ない状態が続くと命が危険にさらされることがあるのです。

肺の発育がうまくいかず「肺低形成」という病気を発症してしまいます。この病気が原因で出産後まもなく亡くなってしまったり、死産になることもあります。

「羊水過少」はどうして起こるの?

お腹の中の赤ちゃんのおしっこの量が関係すると考えられています。羊水の量は、胎児が吸い込む量と尿として排泄する量のバランスで決まります。

赤ちゃんはお腹の中で羊水を飲み込み、また排尿するのです。

もし赤ちゃんに何か異常があったときには、この飲み込んだ分が排泄されずに羊水が少なくなり、バランスがくずれるというわけです。

この尿の減少の原因は、

  • 胎児の先天性異常によるもの
  • 胎盤機能がうまく働かないために起こる発育不全
  • 薬剤の使用

などが考えられます。また、破水によって子宮外に羊水が漏れ出しているときにも「羊水過少」の原因になるようです。

診断方法は?

超音波検査によってわかります。

  • 子宮内の壁と赤ちゃんの間にある羊水ポケットの距離が2cm未満になっている。
  • 妊婦さんのお腹を4つの領域に分けて、それぞれの羊水の量をはかって導き出す「羊水インデックス」と呼ばれる値が5cm未満である。

これらの条件が揃ったときに、「羊水過少」と診断されます。

治療法はあるの?

妊娠後期に「羊水過少」と診断された場合、赤ちゃんの健康状態に配慮し、心拍など十分に確認した上で分娩の時期と方法を決めます。

帝王切開の処置がとられることも多いようです。早い時期に認められた場合は、胎児の先天異常を疑う必要があり、胎児手術を行われることもあります。

しかし、検査の結果が出たときに医師から治療の説明が特にない場合は、経過を観察するにとどまることもあるようです。その後、通常分娩で出産したという人もたくさんいます。

それでも、自分と赤ちゃんの命に関わる出産のことです。心配なときは何度でも説明をお願いして、不安の種はなるべく少なくしておきましょう。

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