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どうして新生児は乳吐きをするのか?大量に吐くと心配なことも

2014/12/03

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乳吐きとは、授乳やミルクのあとしばらくして赤ちゃんが飲んだミルクを吐き出してしまうことです。多くの新生児の間に見られ、男の子の方により頻繁だといわれています。

乳を吐き出してしまうのが毎日続いていたり、一回に吐く量があまりにも多かったりすると不安に感じることもあると思います。赤ちゃんが乳吐きするのはどうしてなのでしょう。

乳吐きの原因、そして量や吐き方の様子などで要注意すべき点を解説していきましょう。

赤ちゃんの身体と乳吐き

乳吐きの原因として挙がるものの一つにはミルクまたはお乳の飲みすぎということがあります。

母乳の場合はどれだけ飲んでいるのか分かり辛いものですし、ミルクはミルクで与えるだけみんな飲んでしまいます。

赤ちゃんにとっての適量というものが、お母さんにはちょっと分かりにくいものですね。 

加えて赤ちゃんの胃は成人のように太くて中心から左方向へ湾曲しているものではなく、すとんと真っ直ぐな状態で一度にあまりたくさんのミルクを収めておくことが出来ません。

そんな時、横に寝かしたとき口からたらたらミルクがこぼれてきたり、勢いよくぴゅー!と吐き出してしまうことあるでしょう。

また赤ちゃんはお乳やミルクを飲むときに空気も一緒に吸い込んでいます。

寝かす前にげっぷを出させる意味は、この一緒に吸い込んだ空気を抜いてあげることであり、胃の中に空気が残ったままになっていたら空気を吐くのと一緒に吐き出てしまうのです。

別の原因としては「幽門痙攣」という状態になっていることが可能性として挙げられます。「幽門」というのは胃の中のものが食道に向かって逆流していくのを防いでいる場所です。

この器官が痙攣を起し、上手く働いてくれないと飲んだミルクが逆流して口からあふれ出るというわけなのです。

  • 乳吐きがあったときは必ず赤ちゃん本人の様子をよく見てあげてください。
  • 赤ちゃんの体調判断の鉄則、それは本人の機嫌がどうなのか、ということです。

もし大量に勢いよく吐いてしまっても、その後の本人の様子がいつも通りで機嫌がよければ、特に心配しなくてだいじょうぶです。

こういう時にはご注意を

毎日大量の乳吐きが続いてしまって心配になることは、エネルギー、栄養を充分に採ることが出来ない、または脱水症状になってしまうことです。

飲んだミルクを消化する前に吐き出してしまうのですからそれはご飯を一食抜くことと同じ意味になってきますね。

身体の小さな赤ちゃんにしっかり栄養が行き渡らないことは成長を考える面でも心配です。毎日必ず、一日複数回という状態であれば小児科を受診することをお勧めします。

また吐き出したミルク、お乳が黄色い色をしている、または血が混ざったように赤い色が付いている場合は胆嚢の異変や胃に何かの疾患があることが疑われるので注意しなければいけません。

一番警戒すべきなのは噴水のように勢いよく高くミルクを噴出してしまうことで、こんな場合は「幽門狭窄症」であるおそれがあるので手術をしないといけないこともあります。

先ほども挙げた幽門とは胃の出口に当たる部分で、この場所の筋肉がぶ厚くなって胃の内容物が十二指腸に入って行けないことが「幽門狭窄症」です。

この症状が確認できたら外科で狭くなった幽門を切り開いて通りをよくする必要があります。

赤ちゃんに麻酔をかけて手術をするのは不安でしょうが、現在の手法では切開する部分も小さく、術後もほとんど後が目立たないほどにすることが出来るので心配しないで医師の処断に頼りましょう。

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