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弱視治療はスタート時期が肝心?3歳からのハッピーな眼鏡ライフ

2014/12/02

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みなさんは、お子さんの視力について考えてみたことがありますか?

ねんねの頃から、おもちゃを目で追うことができたり、ママが呼ぶ方を見ることができれば、ほとんどのママたちは「子供の目が見えている」ことに安堵。

次に心配するのは成長後の「近視」のこと…ではないかと思います。

でも実は、「その前にぜひ気をつけてあげたいことがある」ことを、ご存知でしょうか?それが「弱視」です。実例(A君のケース)をもとにご紹介したいと思います。

片目の弱視の場合、見落とされやすい?!

現在多くの自治体では、3歳児健診の一次検査として、家庭での簡単な視力チェックとアンケートを行い、対象者のみ保健所で再検査が行われるという形での視力検査が実施されています。

通常、この3歳児健診で何も見つからなかった場合、次に発見できるチャンスは就学前健診ということになるのですが…。

A君ママが、A君の様子からちょっとした違和感を感じ始めたのは3歳児健診後、しばらく経った頃のこと。

片方が斜視(物を見ようとする時に、片目は正面を向いていても、片目が違う方向を向いてしまっている状態)ではないか?

と感じたことがきっかけで眼科を受診した結果、「遠視性の不同視弱視」だということが分かったのだそうです。

両眼の屈折度数に大きな差がある不同視弱視の場合。

屈折度数の大きいほうの目(A君のケースでは左目)にきちんとピントが合わないために、その目は使われていない状態になり、視力が発達しません。

また同時に、両眼視機能(両眼で立体的にものを見る力)の発達も十分でないことも先生から言われたのです。

この時のA君ママのショックはきっとはかりしれないものだったのではないでしょうか?

眼鏡をかければ弱視は治る…でも?

でもA君の場合は、発見が早かったことが何よりの朗報でした。

先生からも、「8~10歳ごろまでの視力が発達する時期に、眼鏡をかけてピントを合わせた状態にしてやり、しっかり目で見ることができたら視力は出てくる。」と言われたのですが、ここからが複雑な親心…。

「弱視は、眼鏡をかけることで治る!」という先生の言葉が明るい光となっていいはず。

なのに、「これから幼稚園に入るというのに、今から眼鏡だなんて…。」という新たな感情が湧いてきて、A君を不憫に思う気持ちがとても強くなったのだそうです。

確かに、可愛い盛りの時期に眼鏡をかけさせないといけないことは、親にとってとてもつらいことであることは想像できますよね?!

また、「言って聞かせることの難しい男の子に、きちんと眼鏡をかけさせることができるのか?」という心配もあるでしょう。

実際、弱視治療の経過は、「眼鏡をきちんとかけられるかどうか?」にかかっている、と言っても過言ではないと言われています。

A君の眼鏡ライフがハッピーになったワケ

まずは、A君にとても似合う眼鏡を購入するところからスタート!

毎日使うものですから、軽くてストレスにならないこと、また強い度によるゆがみや、厚いレンズによる外見上の違和感ができるだけ少なくなるようなレンズ選びも大切です。

最近は大人顔負けのオシャレな眼鏡もどんどん出てきていますので、せっせと試着してよく似合うものを選んであげられると楽しそう!

  • A君の場合、かけた本人も、見ていた家族も、想像以上に眼鏡の似合っている姿に嬉しい驚きだったそうですよ。
  • そしてそこに一緒にいたA君のお姉ちゃんの「世界一可愛い眼鏡だね!」という一言…。

「こんなに小さいうちから眼鏡なんてかわいそうに…。」と思っていた両親の心配も、A君の不安も一気に吹き飛ばしてしまうかのような素敵な言葉ですよね!

同時に、A君ママがA君に伝えたこと、それは…「この眼鏡はお薬と一緒なんだよ!」。

「風邪を引いたり病気になった時はお薬を飲んで治すよね?それと同じで、この眼鏡をかけることで治るんだから、頑張ってかけようね!」と一生懸命伝えたと言います。

その結果、一度も嫌がることなく、またお友達にからかわれて嫌な思いをすることもなく、A君は眼鏡をかけることができました。

治療を始めた当初は矯正視力も0.4程度であった左目が、数カ月でしっかり視力が出るように!!今ではばっちり1.5の視力があるそうですよ。

スタート時期が遅くなっても諦めないで!

A君のように早期に弱視が分かった場合は経過が良いので治療による効果が期待できますが、中には10歳になってスタートしてもトレーニング次第で治療の効果が得られることがあるようです。

ただ、遅めのスタートの場合、

  • 眼鏡をかけることによる不便さやストレスを感じやすく、抵抗を感じてしまう
  • 周りの子たちの心無い言葉に傷つけられてかけられなくなってしまう

などのケースがありますので、フォローを忘れずに!眼鏡をしっかりかけられればきっと、効果が出ますよ!!

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