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赤ちゃんの発達には必要不可欠な腹ばいの効果と正しいやり方!

2014/11/20

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「ハイハイ」と言う言葉を聞いて思い浮かぶのは、赤ちゃんが両手足を使い、体を持ち上げて動いている姿ですよね。でも、ハイハイには二種類あるのをご存じでしょうか。

一般的に思い浮かぶ姿は「高ばい」と言います。もう一方のハイハイは「腹ばい」といい、お腹を床につけたまま這って動く姿を指します。

親としては「高ばい」や「立っち」を早く出来るようになってほしいと願いますが、この「腹ばい」もとても大切な過程であると言われています。

発達の順序は決まっている

アメリカの人間能力開発研究所は、赤ちゃんの発達について研究を行っており、優れた実績をあげています。

この研究所の理学療法士であるグレン・ドーマン博士によると、赤ちゃんの運動能力を発達させるためには、適切な順序を踏まなければならないそうです。

  • 赤ちゃんにとって最初の運動は、寝た状態で手足をバタつかせること。
  • その後、腹ばいが出来るようになり、高ばいへと移行します。
  • こうした流れを踏むことで、最終的に歩くことができるようになるのです。

どの過程も飛ばすことなど出来ません。もし、こうした流れを無視してしまえば、歩くことができなくなってしまうと言われています。

子供を思うあまり、「早く次のステップへ」と心配になることもあるかと思いますが、赤ちゃんが十分に体を動かしてから移行させてあげなくてはいけないようです。

腹ばいは軽視されがち

日本免疫病治療研究会会長の西原克成先生は、育児書などで高ばいの方ばかり注目され、腹ばいが軽視されていると著書の中で示唆しています。

赤ちゃんにとって、最初に重力を感じる体験となるのが腹ばい。初めて腹ばいをする時の赤ちゃんは、頭を持ち上げるのも一苦労。

見ていると、少し可哀想な気さえしてしまいます。でも、こうして重力を感じながら、自力で動くことを学ぶのはとても大切なことだそうです。

腹ばいの必要性

なぜ腹ばいが大切なのかと言うと、それは腹ばいが免疫力を高めるからだと西原先生は示唆しています。腹ばいをすることで、赤ちゃんの免疫系に関係する器官が刺激されるのだとか。

また、グレン・ドーマン博士によると、腹ばいと高ばいは歩くことへの過程としてだけでなく、脳のプログラミング全体にも必要不可欠であるとしています。

どちらか一方の過程だけでも、十分に行われずに成長した場合、運動能力だけでなく、学習能力にも強い影響を与えることが分かっています。

腹ばいの効果的なやり方

腹ばいをしている赤ちゃんは、とにかく辛そうで、ついつい腹ばいの手助けをしたくなってしまいます。堅い床の上で腹ばいをさせると、体が思い通りに動かないため、赤ちゃんが泣きだすことも。

そんな姿をみていると、「床ではなく、もう少し柔らかいマットや布団の上でさせた方がいいかしら…。」と考えてしまいます。

しかし、西原先生によると、堅い床の上が一番良いそうです。柔らかいマットの上で腹ばいをさせたとしても、あまり効果がないのだとか。柔らかいマットの上では、重力をしっかり感じることができません。

少し可哀想な気持ちになるけれども、堅い床で重力と闘いながら、思いっきり腹ばいさせてあげる方が、赤ちゃんの発達にとって効果的だといいます。

腹ばいを思いっきりさせてあげよう!

高ばいだけでなく、腹ばいも同じくらい大切な発達過程。

なかなか高ばいに移行しないと、親としては不安になることもありますが、腹ばいも大切な過程だということを知っておけば、安心して見守ることができるのではないでしょうか。
  • 発達過程において、どれか一つが大切というわけではありません。
  • どれも欠かすことができないものです。

焦らずに思いっきり腹ばいをさせてあげましょう。

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