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母乳育児をしている人は生理が始まらない?誤解の多い授乳と妊娠

2014/11/19

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母乳育児としている人はミルク育児をしている人に比べて生理が始まるのが遅いという意見や、出産してから生理が再開するまでの間は妊娠しないという意見は数多くあります。

が、これらは誤解が多いという事はご存知でしょうか?出産後すぐに次の子を考えている人にとっても、考えていない人にとっても、授乳と妊娠の関係について確かな知識を持っておく事が大切です。

母乳育児をしていると生理は来ないって本当?

母乳育児をしている人に比べて、断乳してミルク育児をしている人の方が生理の始まりが早いのは確かですが、授乳しているからといって生理が始まらないわけではありません。

授乳していても生理が始まる人もいれば、出産後1年を過ぎても生理が始まらない人もいます。

これは、小学生の頃から生理が始まっていた人もいれば、高校生になってから生理が始まった人もいるように、生理の始まりに個人差があるという事なのです。

母乳育児を続けている限り生理は始まらないということではありませんので注意しましょう。

授乳していると生理が始まりにくいのはなぜか?

  • 授乳中でも生理が始まる人はいますが、断乳している人に比べて始まりが遅い傾向にあることは確かです。
  • これは、母乳を出すホルモンに排卵を抑制する作用があるためです。

しかし、女性ホルモンが排卵を抑制する働きがあるのであって、排卵を止める力があるわけではないという事を理解しておきましょう。

授乳中でも生理が来てなくても妊娠はする!

出産する年齢が高齢化し、不妊治療に悩む人が増えている今、出産後すぐに次の妊娠を望む夫婦は大勢います。

そのため、母乳育児ではなくミルク育児を選び、産後すぐに断乳して生理の再開を早め、次の子の妊娠を考えている人は増えてきているのです。

しかし、ここで一つ注意しなければなりません。それは、生理がこないと妊娠出来ないというわけではないということです。

確かに、授乳している間は、プロラクチンと呼ばれる女性ホルモンの働きによって排卵は抑制されています。断乳してプロラクチンの分泌量を減らし、排卵を正常化させた方が妊娠の確立は高まるでしょう。

しかし、それは確立を高めるだけであって、授乳中のプロラクチンが大量に分泌されている時でも排卵していれば、生理が始まっていなかったとしても妊娠する可能性はあるのです。

生理が始まっていないからと避妊をしないでいると、望まない妊娠をしてしまう場合があります。すぐに次の子の妊娠を望み、生まれたばかりの赤ちゃんにはミルク育児を進めているのであれば問題はないでしょう。

しかし、妊娠を望んでいるわけではなく、まして母乳育児をしているのであれば、妊娠してしまえばその後、母乳育児は行えなくなってしまいます。

妊娠してしまうと、体は次の赤ちゃんのための体へと変化していってしまうので、授乳が出来なくなってしまうのです。

すぐに次の妊娠を望んでいるわけではないのであれば、生理が始まっていなかったとしても、授乳していたとしても、しっかり避妊しておくことが大切です。

母乳育児を取るか次の妊娠を取るか

高齢出産をした人、不妊治療の苦労の末の出産をした人にとって、「急がなければ次の子を妊娠するチャンスがなくなってしまう」と焦ってしまうことでもあります。

  • しかし、次の子を妊娠するために焦って断乳して生理の再開を早めようとしても、すぐに生理が始まる保障はありません。
  • まして、生理が再開してもすぐに妊娠する保障もありません。

もしかしたら、第一子を母乳でなくミルクで育てている事への残念さや、次の子を焦る気持ちがストレスとなって妊娠が上手くいかなくなっていることもあるのです。

妊娠から出産にかけて苦労した人であればあるほど、次の子が欲しいあまり焦ってしまうのは仕方ありません。

しかし、第一子に母乳育児をしながら、「今この瞬間の子育て」を楽しむという事は、今しか出来ないことです。

焦るあまり、「今ここにあるもの」を見落として後悔してしまわぬよう、慎重に判断していく事が大切です。

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