生後10ヶ月の赤ちゃんの遊びとおもちゃに悩む…育脳につながる関わり方

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2017/04/27

生後10ヶ月になると、そろそろ1歳のお誕生日も近づいてきます。泣いてばかり、寝てばかりだった赤ちゃんも、ずいぶんできることが増えてきましたよね。

ハイハイからつかまり立ち、伝い歩きと赤ちゃんの行動範囲はどんどん広がります。また、意思表示の方法も広がってきます。

この時期の赤ちゃんの脳は日々成長しています。五感に良い刺激を与えてあげることで、赤ちゃんの知能はますます伸びていきますよ。

赤ちゃんの育脳・知育につながる遊びや関わり方を知り、赤ちゃんの可能性をぐんぐん伸ばしてあげましょう。

生後10か月の赤ちゃんの身体の発達…伝い歩きもスタート

生後10ヶ月の赤ちゃんの体の成長を見てみましょう。体の大きさやできるようになることをチェックしてみました。

生後10ヶ月の平均体重・身長…男の子・女の子をチェック

生後10ヶ月の赤ちゃんの平均体重と平均身長を、男女それぞれみてみましょう。

  • 男の子…体重7.3~10.5キロ程度・身長68cm~77cm程度
  • 女の子…体重6.8~10キロ程度・身長66cm~75cm程度

男の子も女の子も、だいたい7キロ前後から10キロ前後の体重になります。また身長も70cm前後に成長します。

平均的な体重・身長を見ても、大きな子と小さめの子ではかなり差が出ていることがわかります。

成長曲線(発達曲線)から多少外れても、同じようなラインを描いて右肩上がりに成長していれば大丈夫です。

赤ちゃんの成長には個人差があるものです。体の発達も、心の発達も、育児書通りにいかなくて当たり前、ととらえましょう。

生後10ヶ月の体の発達…バンザイやバイバイなども可能に!

生後10ヶ月の赤ちゃんの体の発達・できるようになることをピックアップしてみましょう。

  • ハイハイが早くなる
  • つかまり立ちをする
  • 伝い歩きをする
  • バイバイ・ばんざいなどをする
  • 手先が器用になり、小さなものをつかめる
  • 力がつく
  • よじ登り・降りができるようになる
  • 手づかみ食べをするようになる
  • 手振り・指差しが始まる

生後10ヶ月の赤ちゃんの中には、ハイハイだけでなくつかまり立ちや伝い歩きなどを始める子も出てきます。

またバイバイやばんざいといった身振りの真似ができるようになり、パパやママの真似をして可愛い仕草を見せてくれることもあります。

ハイハイやつかまり立ちを重ねることで筋力がつき、よじ登り・降りができるようになってくる子もいます。

ここに挙げたのはあくまでも目安です。すべての項目ができている必要はありませんし、ハイハイよりつかまり立ちが先になる子も珍しくありません。

赤ちゃんによってできるようになることの順番は違ってきます。ママ友達や先輩ママ達の赤ちゃんが早くできるようになっても、気にせず我が子の成長を見守りましょう。

生後10か月の赤ちゃんの心・知能の発達…自我・言葉の芽生え

生後10ヶ月の赤ちゃんの心や知能の発達を見てみましょう。

  • 泣くことではなく指差しなどで意思を伝えようとする
  • 言葉の理解が進む
  • 言葉が出始める
  • 好奇心・興味が旺盛になる
  • 自己主張が強くなる
  • 音が出るものを喜ぶ
  • 体を使って遊ぶことを喜ぶ
  • いないいないばあっ!など不思議なことを楽しく感じる
  • ママにより強い執着を感じる
  • パパ・ママとそれ以外の人間の区別ができる

心や知能の発達は、体の発達にも現れます。言葉を理解して真似っ子をしたり、興味あるものを指さしたりできるようになるのです。

赤ちゃんはさらに好奇心が旺盛になり、さまざまなものに興味を示すようになります。

短い時間の記憶も育つようになり、より複雑な遊びが楽しめるようになってきます。その点を上手に利用して、育脳遊びをしてあげましょう。

自己主張が強くなってママが手を焼いたり、赤ちゃんが癇癪を起して困ってしまうことも出始めます。

生後10ヶ月の赤ちゃんの知能を伸ばす育脳遊び・しつけ

生後10ヶ月の赤ちゃんの知能や好奇心はどんどん成長しています。この時期に、赤ちゃんをスクスク伸ばす遊びや、未来につながるしつけをご紹介します。

生後10ヶ月の赤ちゃんにピッタリのおすすめ育脳遊び3つ

生後10ヶ月の赤ちゃんにピッタリのおすすめ育脳遊びを、3種類ご紹介します。

いないいないばあっ!
顔を隠してパット見せる「いないいないばあっ!」です。絵本も人気があります。慣れたら、カーテンのかげに隠れたママが飛び出す、なども喜びます。

赤ちゃんは「隠れた後にはママが出てくる」と覚えて、予測し、期待でドキドキわくわくしながら楽しめるようになります。変顔でも喜びますよ。

おもちゃはどこだ
赤ちゃんにおもちゃを見せてから、タオルで隠し「おもちゃはどーこだ?」と探させます。カップやバケツで隠しても良いでしょう。

タオルをめくったりカップを返す動作の練習にもなりますし、見えないおもちゃを探すワクワク感が楽しめる遊びです。

おもちゃはどっち?
まずおもちゃを赤ちゃんに見せてから、カップやタオルを2つ用意して片方でおもちゃを隠し、軽くシャッフルします。

その後、「おもちゃはどっち?」と訊ね、赤ちゃんに正解を見せます。赤ちゃんは予測することを繰り返し、考える力や記憶力を伸ばすサポートになります。

この時期の赤ちゃんは、出たり消えたりするものを興味深く見て、探したり次の行動を予測できたりするようになります。

最近話題になっている「ワーキングメモリ」を鍛えることにつながると考えられます。赤ちゃんも喜んでキャッキャと笑ってくれますので、ママも楽しみつつやってみましょう。

ワーキングメモリーとは、短時間に情報を記憶し、処理する能力です。筋道だった考え方や手順通りに物事をこなすことの基礎になる脳の力です。

赤ちゃんが日常のルーチンワークや言葉を覚える基礎力になり、将来的に国語や算数といった勉強の基礎力にもつながります。

まねっこ遊び…バンザイ・バイバイ・パチパチなどの仕草

赤ちゃんは、パパママの「ばんざい」や「バイバイ」などの仕草の真似ができるようになります。たくさん誉めて、たくさん真似をしてもらいましょう。

  • ばんざい
  • バイバイ
  • パチパチ
  • ばあ!
  • ぶーぶー
  • アワワワ

いろいろな仕草を赤ちゃんに見せて、「おもしろいな」という好奇心を育て、まねっこ遊びにチャレンジしてみましょう。

赤ちゃんによっては、なかなかまねっこをしてくれないこともあります。赤ちゃんが興味を持つものは、赤ちゃんによって違います。

今はまだママのまねっこに興味を持つタイミングではないだけかもしれません。あまりあせらず、赤ちゃんの興味が向いた時にトライしてみてくださいね。

話しかけ・会話・コミュニケーション…言葉の芽を育てよう

赤ちゃんは、この時期言葉の理解が進みます。周囲の人が話しかける言葉に、耳を傾けています。

赤ちゃんに話しかけてあげたり、会話ごっこをすることで、コミュニケーション能力を育ててあげましょう。

お世話の際に話しかける
赤ちゃんの離乳食やオムツ替え・着替えなどのお世話の時に、「美味しいね」「気持ちいいね」「今日はピンク色ね」など話しかけてあげましょう。
赤ちゃんの声にこたえる
赤ちゃんは、「ぶっぶ」「ばーばー」「まんまん」など、いろいろな声を出すようになっています。

それに対して「どうしたの?」「なあに?」「ぶーぶだね」「ママですよ」など、答えてあげましょう。

赤ちゃんの気持ちを代弁する
キャッキャと笑った時には「楽しいね」「面白いね」、よく食べている時には「美味しいね」「お魚大好きね」など、気持ちを代弁してみましょう。
挨拶をする
「おはよう」「いただきます」「ごちそうさま」「おやすみなさい」など、赤ちゃんの目を見て挨拶をゆっくり言いかけてあげましょう。

毎日繰り返すことで、赤ちゃんは言葉を覚えていきます。またしつけのスタートにもつながります。

手遊びをしてあげる
ママが赤ちゃんの目の前で手遊びをしてあげましょう。まだ赤ちゃんは自分でできない動作も多いのですが、ちょちちょちなど真似をすることもあります。
たくさん話しかけて育てても、早く話し始めるとは限りません。でも、赤ちゃんの心の中に言葉の種が貯まっていきます。

赤ちゃんの言葉が遅めでも、ママの話しかけや育児方法が悪かったわけではありません。赤ちゃんが話し始める時期には数年の個人差があります。

赤ちゃんに話しかけなければいけない、と思い詰めると、ママがつらくなってしまいます。ママができる範囲で構いません。

時には笑顔で話しかけられない日もあるでしょう。疲れて黙りがちな時もありますよね。そんな時は、無理をしなくても大丈夫ですよ。

ノーゴー行動…しつけスタート!「動作を止める」事を教える

生後10ヶ月くらいの赤ちゃんは、自己主張が強くなってきます。自分でやりたい、という気持ちも強くなります。

また好奇心も旺盛になるため、思わぬ行動に出ることもあります。中には、危険につながる行動や、ママにとって困る行動もあります。

歯が生えはじめ、歯茎がムズムズするためにママの乳首にかみついてしまう子もいます。そんな時は、「ノーゴー行動」で赤ちゃんを止めましょう。

ノーゴー行動(ノーゴー反応)とは、「積極的に行動をおこさない」ということを赤ちゃんに教えることです。知育のひとつとして注目されています。

赤ちゃんに行動をストップしてほしいときに使う反応で、赤ちゃんがしてはいけないことをした時に行います。

では、この時期困るママが多い、オムツ替えの時にひっくり返ってしまう赤ちゃんの止め方をご紹介します。

  1. おむつを替える前に、「オムツを替えようね」と話しかける
  2. おむつを替える
  3. 赤ちゃんが寝返りをしようとしたら、短く「ダメ!」と声をかける
  4. 声掛けは厳しい声で、赤ちゃんの目を見て行う
  5. そのとき、同時に赤ちゃんの足や腰などを手で押さえる
  6. 手早くおむつを替える
  7. 替え終えたら「えらかったね、がまんできたね」と笑顔でほめる

ノーゴー行動は、後になって言っても効果がありません。また、優しい声で諭すように言っても効果がありません。

いつもよりも厳しい声と素早い対応をすることで、赤ちゃんにも「動いちゃダメなんだ」「やっちゃだめなんだ」ということが伝わります。

ノーゴー行動を赤ちゃんにしつけとして覚えてもらうことで、よちよち歩くようになってからの危険から赤ちゃんを守ることにもつながっていきます。

車道への飛び出しや、水場への転落・熱いものに触れそうになった時など、緊急の際にママの声でちゃんと止まってくれるように、早めにしつけをスタートしたいですね。

絵本…視覚・聴覚だけでなく、五感をフルに刺激してくれる

絵本は、乳幼児期を通して子どもに与えたい知育アイテムです。生後10ヶ月の赤ちゃんの言葉や知的好奇心を伸ばすためにたくさん読んであげましょう。

絵本は、かさばらず大きな音もしないので持ち歩きにも便利なアイテムです。バスや電車などの公共交通機関を利用するときや、病院の待ち合い時間にも活用したいですね。

生後10ヶ月の赤ちゃんに与えたい絵本のタイプをご紹介します。まずは、赤ちゃんがひとりで読める絵本です。

厚紙絵本
この時期の赤ちゃんは、なんでも口に入れて確かめようとします。厚紙製の絵本なら、一人遊びのときにも安心して与えられます。
お面などの形をした絵本
お面など、赤ちゃんが手でつかんで遊びやすい形をした絵本もあります。次々にあらわれるおもしろいお面に、赤ちゃんも喜びますよ。
布絵本
布製の絵本なら、破ける心配もありません。また、鈴などのおもしろい音が鳴るものや音楽が流れるもの、タグなどがついた絵本もあります。

引っ張ったりしゃぶったり、赤ちゃんは五感すべてで絵本を楽しみますよ。

音の出る絵本
ボタンを押すとさまざまな楽器の音が出たり、いろいろな乗り物の音が聴ける絵本は、音が好きなこの時期の赤ちゃんにピッタリです。

次に、ママやパパと親子で一緒に楽しみたい絵本をご紹介します。

「いないいないばあ!」などの遊び絵本
いないいないばあ!のように、赤ちゃんが好きな遊びを題材にした絵本は大人気です。赤ちゃんも興味をもって見つめてくれるのではないでしょうか。
おもしろい言葉の絵本
「がたんごとん」「ぴっちゃんぽっちゃん」のような楽しいオノマトペがたくさん出てくる絵本は、赤ちゃんも大好きですよ。
はっきりとした絵・簡潔な内容の絵本
赤ちゃんはまだ起承転結のある複雑な内容は理解できません。はっきりとした絵と、簡潔な内容の絵本のほうが興味をひきます。
仕掛け絵本
絵が飛び出すなどの仕掛け絵本は破損しやすいので、誤飲事故の防止のためにもママと一緒に読みましょう。

福音館書店で発行している絵本には、この時期の赤ちゃんにピッタリなシリーズがたくさんありますよ。

  • 『0.1.2.えほん』シリーズ
  • 『こどものとも0.1.2.』シリーズ

図書館でも借りることができます。赤ちゃんと一緒に、お気に入りの一冊を探してみてくださいね。

知育玩具…赤ちゃんの好奇心をぐんぐん刺激するものを選ぼう

知育玩具は、赤ちゃんの興味を引き出すために工夫して作られています。月齢に合ったものを与えてあげましょう。

月齢に合っていないおもちゃは、誤飲などの原因になる場合があります。与えないように注意しましょう。

積み木・ブロックおもちゃ
生後9~10ヶ月健診でも、赤ちゃんが指先で積み木をつまみ、積み上げられるかなどをチェックします。赤ちゃんはこの時期手先がぐんぐん器用になります。

手先の作業は、脳の発達にも良い影響を与えます。積み木や大き目のブロックで遊ばせることでその力を鍛えてあげましょう。

オーボール・チャイムボール
赤ちゃんはものを転がしたり、投げたりして遊べるようになってきます。いろいろな形になるオーボールや、音が鳴るチャイムボールはオススメです。

ママと転がしキャッチボールをしたり、少し高めの場所に置いて這い上がりの練習をさせたりして遊びましょう。

鏡・ミラーつきのおもちゃ
この時期の赤ちゃんは、自分自身と他人の区別がつくようになってきます。鏡は、赤ちゃんの発達をチェックするのにも役立つオモチャです。

赤ちゃんが鏡を見ている時に、赤ちゃんのほっぺやおでこにシールを貼り、赤ちゃんが自分の顔に触れるかチェックしてみましょう。できれば自身の認識が進んでいます。

ラッパ
息を吹き入れて音を出すラッパのおもちゃは、赤ちゃんにとって息を吐きだす訓練になります。また赤ちゃんが大好きな「音」が出るので達成感も得やすいおもちゃです。

赤ちゃんは最初上手に音が出せないので、パパママがお手本を見せ、口に当てると音が出るんだということを学んでもらいましょう。

ピアノ・木琴などの楽器
叩いただけでも音が出るピアノや木琴は、赤ちゃんでも簡単に楽しめます。いろいろな音が出ることを感じてもらいましょう。
リモコン・携帯電話・スマホのおもちゃ
リモコンや携帯電話・スマートフォンは赤ちゃんにとってとても魅惑的なものです。でも実物をいたずらされると、ちょっと困ってしまいますよね。

そこで、リモコン型のおもちゃやスマートフォン型のおもちゃを与えてあげましょう。ママやパパの真似をして、操作のように触って遊びますよ。

実物
赤ちゃんにとってもっとも魅力的なのは、パパやママが実際に使っている日々の道具です。たとえば、ティッシュケースや調理器具はとても面白いおもちゃです。

ティッシュの空き箱に結んでつないだハンカチを詰めたものや、泡立て器・プラスティック製のボウルなど、安全な本物の道具をおもちゃに持たせてみましょう。

この時期の赤ちゃんにとっては、あらゆる刺激が「知育」や「育脳」に結びつきます。それほど、知能の発達が目覚ましい時期です。

赤ちゃんの好奇心や身体能力は日に日に伸びていくので、昨日まで安全だった場所や物が、急に危険になることもあります。

この時期の赤ちゃんにはいろいろな物を与えて遊んであげたいですし、誤飲や転落などの事故が起きないように注意してあげたいですね。

知育玩具には対象月齢が書いてありますが、その月齢になったのに上手に使いこなせなくても心配はいりません。

赤ちゃんの興味によって、見向きもしない場合があります。そういった時は、少し時間を置いてから、また遊ばせてみましょう。

一人遊び…赤ちゃんが自分でおもちゃを選び遊ぶ大切な時間

赤ちゃんにとって、ひとり遊びをする時間もとても貴重な成長の時間です。赤ちゃんがひとり遊びをしている時は、ママはそっと見守ってあげましょう。

この時期の赤ちゃんは後追いが激しく、ママはなかなか自分の時間や家事をする時間がとれないこともあるでしょう。

そんな時は、赤ちゃんがひとり遊びに夢中になっている時間を利用しても良いでしょう。

赤ちゃんに一人遊びをさせるときは、こまめに様子を見るようにしましょう。また、紐類や誤飲の危険がある小さなものなどは、手の届かない場所に片付けましょう。

ベビーゲートやベビーサークルで、脱走や転落などを防ぐことも大切です。赤ちゃんの安全をしっかり確認してから一人遊びをさせたいですね。

赤ちゃんは、急にひとり遊びを始めます。赤ちゃんひとりでも遊べる絵本やおもちゃは、手の届く場所に収納してあげると良いですね。

スマホやテレビを赤ちゃんに見せる時に気を付けておきたい事

スマートフォンやテレビ・DVDは、現代において育児をするうえで欠かせないツールとなりつつあります。上手な付き合い方をマスターしたいですね。

スマートフォン…あくまでも補助ツール!実体験にはかなわない

スマートフォンは、ほとんどのママが所有している時代になりました。また「絵本アプリ」や「しつけアプリ」など、育児向けのアプリもいろいろ登場しています。

たしかにスマートフォンは便利です。でも、赤ちゃんは視覚や聴覚だけで知能を養っていくわけではありません。

触れたり、なめたり、匂いをかいだり、五感すべてをフルに使って全身で刺激を受け、知能を育てていきます。

育児系アプリはとても便利なツールですが、それで赤ちゃんにすべての体験をさせてあげられるわけではありません。

外出時などに見せるなど、あくまでも育児の補助的なツールとして活用し、普段は本物のおもちゃや絵本に触れさせてあげましょう。

また、しつけツールの中には赤ちゃんに恐怖心を植え付けるものもあるようです。本来、しつけは「怖い思いをするからやらない」という考え方のもとで行うものではありません。

「危険や不衛生を回避し、安全で快適な生活を送る」ために行うものです。親が率先して赤ちゃんに恐怖心を植え付けることは、しつけとは違うことを知っておきたいですね。

テレビやDVD…できるだけママと一緒に触れ合いながら楽しんで

テレビやDVDは、赤ちゃんに動物や歌など好奇心を育てるものを手軽に見せられる便利なアイテムです。上手に活用していきましょう。

テレビやDVDに子守をさせることは良くない、と従来言われてきました。確かに、長時間ママが赤ちゃんと関わらず、テレビばかり見せていることはおすすめできません。

ママが家事やトイレで赤ちゃんをどうしても一人にしなければならない時、おもちゃでひとり遊びしてくれない時などは、テレビやDVDにお任せしても良いのではないでしょうか。

私自身、雪かきをしなければいけない豪雪地帯に住んでいるため、息子たちが赤ちゃんの頃にはよく雪かきの間DVDを見ていてもらいました。

5分ほど雪かきをしては赤ちゃんの様子を見に戻る、といった調子で、だいたい30分ほどDVDのお世話になっていました。

では、ママと一緒に見るときはどうすれば良いのでしょうか。

ママが抱っこして見る
赤ちゃんは興味を示したものに触れたがるので、どうしてもテレビに寄って行ってしまいがちです。

目の健康のためにも適度な距離を置いて見たいものですよね。そこで、赤ちゃんを膝の上に乗せ、抱っこしながら一緒に見ましょう。

会話しながら見る
赤ちゃんはテレビに興奮したり、喜んで「あっあっ!」と声をあげたり、指さしたりします。

それに対して「ぞうさん大きいね」「新幹線はやいね」など、声をかけてあげながら、会話を楽しみましょう。

歌を歌う
乳幼児向けの番組では、赤ちゃん向けの楽しい歌をたくさん流していますね。ママも一緒に歌ってあげましょう。
ダンスする・踊る
歌のお兄さんやお姉さんが歌に合わせてダンスをする番組もあります。ママも赤ちゃんを抱っこしたり、両手をそっと持って一緒に踊ってみましょう。

赤ちゃんとの会話の方法やコミュニケーションの取り方がわからないママにとって、子供番組は良い会話のきっかけになります。

赤ちゃん向けの番組も、よく考えられて作られているので注意深く見ると楽しいものです。今しかない赤ちゃんとの時間を、ゆったりと楽しんでみてくださいね。

生後10ヶ月の赤ちゃんの身体能力や運動能力を伸ばす遊び

生後10ヶ月の赤ちゃんは、体の能力もぐんぐん伸びる時期です。日中活発に遊ぶことで、生活リズムも整っていきます。

ハイハイ遊び…ただハイハイするだけじゃ物足りない!

つかまり立ちや伝い歩きが始まる子が出始めますが、この時期の赤ちゃんの基本的な移動手段はハイハイですね。

ハイハイをたくさんすることで、赤ちゃんは腕や背中・胸などいろいろな場所の筋肉が鍛えられます。

ハイハイが楽しくなるような、そして体をたっぷり動かせるような遊びをしてあげましょう。

ハイハイまてまて
ハイハイする赤ちゃんを、「まてまて~」と追いかけます。つかまえたら、赤ちゃんをこちょこちょくすぐってあげましょう。

赤ちゃんは追いかけられることで興奮し、一生懸命逃げようとします。ママにとっても良い運動になりますよ。

坂道ハイハイ
フラットな場所でハイハイし慣れた赤ちゃんは、傾斜がついている場所でもハイハイができるようになってきます。

段ボール箱などを利用して少し傾斜をつけた場所でも、赤ちゃんをハイハイさせてあげましょう。

ママ追いかけっこ
ママの腰にタオルやスカーフなどを挟んでぶらさげ、赤ちゃんの前をハイハイして逃げます。

赤ちゃんに追いかけてもらって、追いかけっこの楽しさを学びながらハイハイをたくさんしてもらいましょう。

外遊び…できるだけ毎日の日課に組み込んで、外の空気に触れて

外遊び(散歩や公園遊び)は、毎日少しの時間でも構わないのでぜひ生活に組み込んでほしい習慣のひとつです。

歩くことのできない赤ちゃんも、ベビーカーで外へ出ましょう。外気に触れ、さまざまなものを見聞きするだけでも赤ちゃんにはよい刺激です。

  • 抱っこしてブランコなどに乗ってみる
  • 靴をはかせてつかまり立ち・伝い歩きをさせてみる
  • 芝生の上にお座りさせてみる

冬場や酷暑の夏など、外にお散歩へ行きにくい時期もありますね。そんなときはお買い物へ一緒に行ったり、児童館や子育て支援センターなどで遊んでみましょう。

児童館や図書館など公的な施設でも、民間の企業・団体が運営しているベビールームでも、赤ちゃんとママが楽しく過ごせるイベントなど工夫をしています。

いろいろな場所に出かけることで、ママも煮詰まりにくくなりますし、赤ちゃんにも刺激になりますよ。ママ友づくりにもおすすめです。

赤ちゃんとの外出は大変で面倒…と感じていても、慣れてくると楽に外出できるようになってきます。

赤ちゃんにも外出を慣れさせ、またママ自身も慣れるように、そして赤ちゃんの運動の時間を充分補えるように、できるだけ毎日外遊びに連れて行ってあげましょう。

よじ登り・降り…転倒や落下の危険を防ぎながらチャレンジ

ハイハイが上手になってきた赤ちゃんは、平坦な場所だけでは満足しなくなってきます。傾斜のついた場所や、ちょっとした段差などでよじ登りをさせてみましょう。

赤ちゃんは頭が重くバランスが悪いので、ちょっとしたことで頭から転んでしまうことがあります。

よじ登りをさせるときには目を離さず、落下や衝突で怪我をすることがないように見守ってあげましょう。

  • 段ボールなどで作ったゆるい傾斜
  • 座布団やクッション
  • 折りたたんだ布団

こういった場所で、安全に留意しながらよじ登りをさせてみましょう。

よじ登りが上手にできるようになってきたら、今度は後ろ向きにずり降りることを練習させてみましょう。

赤ちゃんの体に優しく手を添えて、足のおろし方などをサポートしてあげましょう。

よじ登りやずり降りは、興味を示さない場合むりにさせる必要はありません。

活発な赤ちゃんに外遊びや追いかけっこをさせることに疲れてしまった時など、ママ自身の身体を休めるためにも楽にできる方法を見つけてみましょう。

つかまり立ち・伝い歩き…赤ちゃんの一歩先におもちゃを置いて

つかまり立ちや伝い歩きが始まった赤ちゃんは、興味のおもむくままにどんどん行動範囲を広げていきます。

赤ちゃんの好奇心をくすぐってあげれば、つかまり立ちや伝い歩きができる時間や距離も伸びていきます。

赤ちゃんが手を伸ばして届くか届かないかという場所に、赤ちゃんが大好きなおもちゃなどを置いてあげましょう。

おもちゃを振って誘ったり、音の出るおもちゃを使うなどすると、赤ちゃんの興味はますます強くなりますよ。

つかまり立ちや伝い歩きが始まったばかりの時期は転倒しやすいので、無理はさせず、転倒しても危険がないように周囲を確認しておきましょう。

そろそろ手押し車などでも遊べます。ストッパーがついていないタイプのものは、体重がかかって転んでしまうこともあるので、見守りながら遊ばせましょう。

パパの育児への関わり方を知って、赤ちゃんと仲良くなろう

赤ちゃんはずっと一緒にいるママだけでなく、パパのことも「身近な人」と認識できるようになってきます。いっぱい遊んで、仲良くなりましょう。

パパにやってほしい遊び…赤ちゃんが喜ぶアクティブな遊び

赤ちゃんはハイハイやつかまり立ちができるようになり、体にしっかり筋肉がついてきます。

これまでは「ふにゃふにゃで怖い」と感じていたパパも、遊んであげやすい時期に入ってきたと言えるでしょう。

また、「たかいたかい」や「いないいないばあ!」などの遊びに、きゃっきゃと声を出して笑うなど楽しいリアクションも返してくれるようになります。

普段はママと遊ぶことの多い赤ちゃんの心を、パパならではの楽しい遊びでしっかりゲットしましょう。

高い高い
赤ちゃんは首や背中・腰までしっかり据わってきています。そろそろ高い高いで遊んであげましょう。

ゆっくりとパパの目線より高くあげるだけでも赤ちゃんは喜びます。激しくゆさぶったり上下に揺らすことは危険なのでやめましょう。

飛行機ブーン
赤ちゃんを腕だけで横抱きにして、そのままパパが部屋の中を歩き回ります。「飛行機だよ~ブーン」と実況しながら、高い目線を体験させてあげましょう。
飛行機ブーン(脚バージョン)
仰向けになったパパが両足をそろえ、ひざ下を床に対して平行に伸ばします。そこに赤ちゃんを腹這いで乗せ、両手で支えて脚を上下させます。

アクロバットな動きに、赤ちゃんも大興奮しますよ。バランス感覚も養えます。赤ちゃんがずり落ちないように気を付けてくださいね。

滑り台からおっとっと
パパが体育座りをし、膝から下に向かって赤ちゃんを支えながら滑り台をさせます。

最後にパパの足首をきゅっと上向きにあげ、そのまま足の力と両手で赤ちゃんを持ち上げます。「おっとっと~」と言いながらやってあげましょう。

高い高いからのおっとっと
高い高いをして、一番高い場所からおろす時に「おっとっと~」と言いながら軽くよろめき、赤ちゃんを抱きとめます。

ふらふらっとした動きから、しっかり抱きとめられるまでのドキドキ感で、赤ちゃんも大興奮しますよ。

あまり激しく揺さぶることは危険です。赤ちゃんの安全を考えて、激しく赤ちゃんを揺さぶったり、放り投げるなどの行為は絶対にやめましょう。

揺さぶられっこ症候群は、首が据わっていない赤ちゃんの胸をつかんで激しく揺さぶることで起きるとされていますが、この時期も注意しましょう。

パパができる育児協力をチェック!少しずつでも関わって

毎日遅くまで仕事をして、帰宅も深夜になってしまう…そんなパパは、なかなか育児に参加できずにいるかもしれませんね。

育児をバックアップする政策はいろいろ進んでいるといっても、現場ではなかなか受け入れられていないのが現状です。

最近では育児休暇をとったり、子育てに力を注ぐパパに対して職場の風当たりが強くなる「パタニティハラスメント」も問題視されています。

そんな中で、パパができる育児協力について考えてみましょう。

休日の赤ちゃんのお世話
パパのお仕事がお休みの日は、積極的に赤ちゃんのお世話をしましょう。

  • オムツ替え
  • 着替え
  • ミルク授乳
  • 離乳食作り
  • 離乳食を食べさせる
  • 入浴
  • 寝かしつけ

すべてをこなすことは難しいかもしれませんが、できることから始めてみましょう。

ママの一日を理解する
丸一日赤ちゃんのお世話をして過ごしてみると、いかにやることが多く、気が抜けず目も離せないのか理解できるのではないでしょうか。

ママにとって、パパがママの大変さを理解してくれることはとても嬉しく、心強いことです。大変さが理解できれば、自然と感謝の気持ちもわいてきますよね。

育児を「手伝う」という意識を捨てる
育児はママの仕事ではありません。パパとママが協力して行うべき仕事です。

パパが「ママの仕事である育児を、休みの日くらい手伝ってあげる」という意識では、ママの気持ちを逆撫でしてしまいます。

ママの立場に立って考えてみる
ママは買い物も気軽にできず、コーヒーも落ち着いて飲めない生活です。おしゃれもおざなりにせざるを得なくなり、ストレスが募っていきます。

パパが同じように自分の時間や自由を極端に制限され、24時間緊張を強いられる生活に追い込まれたらどんな気持ちになるでしょう。ママの気持ちを想像してみてくださいね。

早く帰れた日にお風呂や寝かしつけを代わる、おむつが汚れているようならママには声をかけず自分で手早く交換するなど、ちょっとしたことがママには嬉しいのです。

育児のメインスタッフは、どうしてもママになりがちです。でもパパも、「手伝い」ではない気持ちを持つことが大切ですね。

育休から職場復帰するママに、パパがしてあげられること

この時期に入ると、お仕事を育休していたママが職場復帰したり、そろそろ新しい仕事を探し始めるママも増えてきます。

ずっと働いていたママにとって、長く職場や仕事を離れてからの復帰はとても不安なものです。

パパは、同じように会社に通い仕事を持つ社会人として、その不安を受け止め、悩みを聞いてあげましょう。

  • 赤ちゃんが体調不良になったときはどうしよう
  • 保育園の送り迎えに遅刻しそう
  • 家事・育児と仕事の鼎立が難しそう
  • 急な出張の際はどうすればいいの
  • ブランクを乗り越えて育休前と同じように働けるだろうか
  • 育休前の実績はちゃんと評価されるだろうか
  • 育児しながらスキルを活かした仕事はできるだろうか

家事・育児の分担や赤ちゃんの体調不良時・保育園の行事の際など、パパと事前によく話し合っておくべきこともあります。

パパは軽く受け流すのではなく、いずれ自分にも関わってくる大切な話と受け止めて二人できちんと考え、話し合いましょう。

二人だけでは解決できない不安もありますよね。そんな時は、こういった機関も参考にしてみてくださいね。

全国職業相談センター
http://jobsoudan.com/second/woman.html

孤独に悩むママに、仕事が忙しいパパがしてあげられること

赤ちゃんはキャッキャと笑ったり、ママの真似をしたりいろいろな反応や表情を見せてくれるようになりますが、まだおしゃべりができるわけではありません。

動きが活発になるため、ますます目が離せなくなります。毎日赤ちゃんとふたりきりで日中を過ごすママは、社会とうまく交われず孤独を感じていることも少なくありません。

そんなママの気持ちを理解し、一番に手を差し伸べてほしいのがパパです。ママの孤独さを知り、育児がいかに大変なものかを理解してあげましょう。

ママがなぜ孤独な気持ちになってしまうのかを知るには、休日を一日、赤ちゃんとふたりきりで過ごしてみることがおすすめです。

この時期の赤ちゃんのお世話は重労働です。パパにとってはたまの休日の気分転換になるかもしれませんが、ママは365日、休むことなく向き合わなければなりません。

そのことを念頭に置いて赤ちゃんと過ごしてみると、大変さが理解できるかもしれません。ママは育児と家事、人によっては仕事も抱えてこなしているのです。

パパがママのためにできることをピックアップしてみました。

話を聞く
ママ自身、今の自分にとって何がつらいのか把握できていないこともあります。聞いてくれる人に話をするだけで、心の整理がつくこともあります。

赤ちゃんとふたりきりで過ごすママにとって、パパとの会話時間は大人との会話を楽しむ貴重な時間です。その日あったことなど、話を聞いてあげましょう。

休日にママを外出させてあげる
パパのお休みの日に、ママをひとりで外出させてあげましょう。美容院に行ったりショッピングを楽しんだり、友達とお茶をしたりさせてあげましょう。

自由な時間を過ごせることは、ママにとってとても嬉しいことです。パパも赤ちゃんとたっぷり遊べる良いチャンスですね。

自分も育児のメインスタッフという気持ちを持つ
「手伝うことはない?」とママに声をかけるパパは意外と多いようです。でも、ママにとってこれは禁句。

パパにとって育児は手伝うべきものではなく、自主的に行うべきものです。おむつ替えや遊びの相手など、ママに言われなくても積極的に取り組みましょう。

ママが大変と感じているお世話を受け持つ
ママにとって、どんなお世話が一番大変かは個人差があります。遊ぶこと・離乳食・入浴・寝かしつけなどが一般的かもしれません。

ママと話し合って大変だと感じているお世話があったら、休みの日だけでもいいのでパパが受け持ってあげましょう。それだけでママの気持ちはかなり楽になります。

赤ちゃんの心は、一番触れ合うことの多いママの影響を大きく受けながら育っていきます。

パパとママが互いを認め合い、支え合って尊重しながら育児に取り組んでいる家庭なら、赤ちゃんもきっとパパのことが大好きになってくれますよ。

赤ちゃんとの生活に悩むママに知ってほしい解決方法&対策法

赤ちゃんとの生活は、楽しく笑ってしまうことも多い一方で、心配なことや困ることもたくさん起こります。そんなお悩みを抱えるママのための解決策や対処方法を見てみましょう。

1.赤ちゃんとのコミュニケーションの取り方がわからない

我が子を産むまで赤ちゃんとまったく触れ合ったことがない、というママは近年少なくありません。

少子化が進んで子どもが少なくなり、社会的なつながりも希薄になっているため、兄弟や近所の子供たちと触れ合いながら成長することも少なくなっていますよね。

そのため、赤ちゃんとの触れ合い方・関わり方がわからないことは珍しいことではありません。

母親といえども、赤ちゃんの扱い方が急に上手になるわけではないのです。コミュニケーションの取り方がわからないことは、決して恥ずかしいことではありません。

赤ちゃんとコミュニケーションをとる方法をいくつかご紹介します。

絵本を読んであげる
赤ちゃんにいろいろな絵本を読み聞かせてみましょう。赤ちゃんの好奇心をくすぐる絵本が見つかれば、赤ちゃんの方からリアクションを見せてくれます。
赤ちゃんの喃語に相槌を打つ
赤ちゃんの喃語は、だんだん単語らしくなってきます。赤ちゃんの発する声に、相槌を打ってみましょう。

「なあに?」「鳥さんかな?」「ワンワンだねえ」など、ママがその時感じたこと、見えたものなどを答えてあげれば大丈夫ですよ。

一緒にテレビを見る
赤ちゃんがテレビを見ている時間は、ママも一緒に寄り添ってみてみましょう。赤ちゃんは指差しをしたり、声を出してリアクションを見せてくれるかもしれません。
手遊びや歌を歌う
何を話しかければいいのかわからないときは、赤ちゃんの目を見ながら手遊びや歌を歌ってみましょう。

2.夜泣きがある・寝かしつけがいつも長時間になってつらい

夜泣きや寝つきの悪さでに悩むママは少なくありません。毎日長時間寝かしつけをしなければならないと、ママも疲れ果ててしまいますよね。

生後3ヶ月位までの赤ちゃんは昼夜逆転を起こしますが、この時期の赤ちゃんは昼夜逆転ではない理由で夜泣きを起こします。

夜泣きを解消するためには、夜泣きの原因を知る必要があります。夜泣きの理由はよくわかっていない点も多いのですが、考えられるものを挙げてみます。

睡眠リズムが整っていない
朝いつまでも寝ていたり、夜遅くまで起こしていると睡眠のリズムが整いません。その結果、体内時計もきちんと作動しなくなります。

まずは早起きをさせ、毎日同じ時間(できれば夜9時まで)に布団に寝かせるようにして、睡眠リズムを整えましょう。

昼寝のし過ぎ
お昼寝が長引き、午後の昼寝が15時を過ぎてしまうようだと、夜の寝つきが悪くなります。

お昼寝は午前・午後の2回にし、午後のお昼寝は15時になったら起こすようにしましょう。

昼間の運動不足
昼間ハイハイなどでしっかり運動したり、お外遊びで刺激を受けることで赤ちゃんは疲れて夜よく眠れるようになります。

運動不足だと、大人と同じように夜の寝つきが悪くなることがあります。

夕食が遅すぎる
夕食(3回目の離乳食)が寝る直前になると、お腹がもたれて夜しっかり眠れない可能性があります。

夕飯は、就寝の2時間前までには食べさせられるように時間を工夫してみましょう。

部屋や布団が暑すぎる
赤ちゃんはとても暑がりです。布団や服を着せすぎると、不快感で泣いてしまうことがあります。

背中や首筋に触れて汗ばんでいるようなら、1枚脱がせてみましょう。

抱っこやおっぱい(添い乳)で寝かしつけている
寝付くために睡眠前に行うルーティーンを入眠儀式といいます。入眠儀式が抱っこやおっぱいになっていると、夜中に目覚めたときにも求めて泣かれる可能性があります。

自分の指をしゃぶったり、背中をトントンしてあげる・ママの手を触るなど、寝たままできる入眠儀式に変えてみましょう。

乳児疝痛を疑ってみる
いろいろと試しても夜泣きがおさまらない場合、乳児疝痛という腹痛が起きている場合があることが最近わかってきました。

ロイテリ菌という特殊な乳酸菌を摂取することで改善するという説もあります。小児科などで相談してみましょう。

一時的に激しく泣くようなら、具合が悪い可能性があります。体温を測り、全身症状がないかチェックしてみましょう。

3.イライラ・ストレスが強く、赤ちゃんにあたってしまう

ママのイライラやストレスが強くなり、一方で赤ちゃんの自己主張も強くなって、ママがつらくなってしまうこともありますね。

その結果、赤ちゃんにあたってしまうこともあるかもしれません。でもそれは、多くのママが同じように感じているフラストレーションです。

まずは、「赤ちゃんにあたってしまう自分は母親失格だ」という自責から、自分を許してあげましょう。

「理想のお母さん」でいる必要はありません。赤ちゃんのお世話を毎日こなし、家事をこなしているだけでも本当に大変なことです。

赤ちゃんにあたってしまうことがあっても、気持ちが落ち着いたらぎゅっと抱っこしてあげましょう。数回あたってしまったくらいでは、赤ちゃんの将来に影響することはありません。

赤ちゃんにイライラしてしまったときは、自分をクールダウンさせるためにも少し距離を置いてみましょう。少しの時間離れても、育児放棄にはなりません。

赤ちゃんの周りに危険なものがないかだけをしっかり確認したら、赤ちゃんが視界に入らない場所でお茶を飲んだり、甘いものを口にしたりして一度深呼吸しましょう。

赤ちゃんにあたる前に怒りをおさめることは、ちょっと難しいかもしれません。そんなときは、あたってしまった後でもいいので、クールダウンの時間を持ちましょう。

一日に何度もあたってしまう、実際に手を挙げてしまうようなら、ママ1人で解決できる状態ではありません。パパや外部の人に助けを求めましょう。

  • ママやパパの両親
  • 保健師さん
  • 子育て支援センター
  • 育児110番(エンゼル110)【0800-5555-110】

こういった人々や機関に助けを求めてみましょう。

【エンゼル110】は、森永乳業が行っている育児の相談サービスです。月曜日から土曜日まで、フリーダイヤルで相談に乗ってくれますよ。
http://www.angel110.jp/

4.ママが体調不良の時などに頼れる人・預ける場所がない

ママが体調を崩してしまったり、冠婚葬祭など急用でどうしても赤ちゃんのお世話が難しい時、近場に預かってくれる親族がいないととても不安ですね。

パパやママの親族を頼ることができない場合、ママひとりで抱え込んでしまうととてもつらいですよね。

そんな時は、公的・私的なサポートを活用してみましょう。

  • 託児サービス
  • ベビーシッターサービス
  • 病児保育

急用ができてから申し込むのでは間に合わないこともあります。普段から探しておき、一度利用しておくと安心ですよ。

ママがストレスで煮詰まってしまう前に、託児などを上手に利用して息抜きをすることは、赤ちゃんのためにも大変良い事です。

無理を押し通して我慢をし続けることが「よいお母さんの条件」ではありません。上手に息抜きをしながら、のんびりママも成長していきましょう。

赤ちゃんの発達・病気など、気になるポイントを解消・解決

赤ちゃんは生後10ヶ月になると、さまざまな成長を見せます。他のおうちの赤ちゃんと比べて、不安になることもあるのではないでしょうか。

1.赤ちゃんの発達の遅れが心配…不安はかかりつけ医に相談

この時期、赤ちゃんによってはハイハイからつかまり立ち、そして伝い歩きと動きに大きな成長が見られます。

また指差しが始まる赤ちゃんやバイバイなどができるようになる赤ちゃん、言葉が出始める子もいます。

一方で、なかなかハイハイが始まらない赤ちゃんや、パパやママの真似をまったくしてくれない赤ちゃんもいます。

赤ちゃんの成長や発達は非常に個人差が大きく、マニュアル通りに進むわけでもありません。よその子より発達が遅めと感じても、あまり心配はいりません。

赤ちゃんの発達や成長の遅れが気になる場合は、9~10ヶ月健診で医師や保健師さんなどに質問してみましょう。

検診がない自治体にお住いの場合は、予防接種のついでなどにかかりつけの小児科で訊ねてみましょう。

育児書や育児雑誌のように順を追ってできることが増えていく赤ちゃんばかりではありません。ハイハイよりつかまり立ちが先になる子もいます。

我が家にも、まったくの健常児ですが3歳過ぎまでほとんどしゃべらず、集団行動もできなかった息子がいます。今はごく普通の小学六年生に成長しています。

その息子とまったく同じように成長したにもかかわらず、3歳ころからできない事が表出しはじめ、「自閉症」と診断された息子もいます。

両者の違いは、生後10ヶ月の頃を比べると「目が若干合いづらい」という点くらいのものでした。

近年注目されている発達障害は、主にコミュニケーション能力に問題が生じる障害です。

赤ちゃんに社会性が備わってくる年齢に達しないと、判断が難しいことも少なくありません。

もし発達障害が将来的にわかったとしても、子どもに適した療育を受けさせたり、生活環境を整えることで成長をサポートすることができます。

不安を感じたときはママひとりで抱え込まず、客観的に判断してくれる医師や子育て支援センターのスタッフなどに相談してみましょう。

2.赤ちゃんの病気が不安…赤ちゃんは病気をして強くなります

赤ちゃんは生後半年を過ぎたころから、ママからもらった免疫が切れ始めて病気を経験し始めます。

最初の病気は赤ちゃんによってさまざまです。

  • 突発性発疹
  • ノロウイルス感染症
  • RSウイルス感染症
  • アデノウイルス感染症
  • ロタウイルス感染症
  • 急性中耳炎
  • 手足口病
  • ヘルパンギーナ
  • 風邪症候群
  • インフルエンザ

多くが感染症で、外の世界との関わりによって感染します。赤ちゃんと外出したり、託児や保育園に入れることでうつされることも少なくありません。

でも、病気が怖いからと言って赤ちゃんを外の世界から遮断することは、赤ちゃんのためにはなりません。赤ちゃんは病気を経験して免疫力をつけていきます。

赤ちゃんが病気になってしまっても、ママが悪かったわけではありません。誰でも病気を経て大人になっていくのです。

大切なのは、赤ちゃんを病気にしないことよりも、病気になったときにいち早く気付いて対処してあげることです。
  • 体温
  • 排便リズム
  • うんちやおしっこの様子
  • 顔色
  • ご機嫌
  • 食欲
  • 元気

こういった点に日ごろから注意し、少しでも「おかしいな、元気がないな」と感じたら信頼できるかかりつけの小児科医に診てもらいましょう。

3.赤ちゃんの事故を防ぎたい…身近な事故の原因を知っておこう

この時期に赤ちゃんを思い切り遊ばせるとき、気を付けたいのが思わぬ事故です。赤ちゃんの成長は目覚ましく、思いがけない事故につながることがあります。

命に関わる事故が起きることも考えられます。赤ちゃんの育脳に欠かせない「遊び」をたっぷり楽しませてあげるためにも、生活の中にひそむ危険を回避しましょう。

落下
ハイハイや伝い歩きが始まると、赤ちゃんの行動範囲は無限大に広がります。ちょっとの段差なら乗り越えて、どこまでも進んでしまいます。

階段からの落下やベビーベッドからの落下は非常に危険です。ベビーゲートなどで危険な場所からの落下を未然に防ぎましょう。

引っ張り
テーブルクロスやバッグのベルトなど、だらりと伸びたものに赤ちゃんは興味を示して引っ張ります。

引っ張ってテーブルクロスや荷物を落としてしまうと、赤ちゃんが怪我をすることがあります。行動範囲内に引っ張れるものがないか注意しましょう。

誤飲
赤ちゃんは、ママが親指と人差し指で作った輪を通るサイズのものは飲み込んでしまう可能性があります。

薬や洗剤・電池といった毒性の強いものや、ピンや画鋲・カギなどそのものが危険なものなど、赤ちゃんの手と目が触れない場所に保管しましょう。

もの投げ
赤ちゃんは掴んだものを投げてしまうことがあります。硬いボールやマグなどは、投げて窓やテレビなどを割る可能性もあります。

赤ちゃんが投げて危険なものは、赤ちゃんの手が届かない場所に置きましょう。

4.しつけの仕方がわからない…ノーゴー反応を試してみて

まだ言葉をきちんと理解できず、しゃべれない赤ちゃんにもしつけは必要です。では、どのように躾をすればよいのでしょうか。

赤ちゃんは、さまざまな困った行動を起こします。

  • オムツ替えでひっくり返る
  • なんでも口に入れる
  • どこにでも行ってしまう
  • 離乳食中に立ち上がる
  • おっぱいに噛みつく
  • 食べ物(離乳食)やスプーンを投げる
  • テレビなどをバンバン叩く

すべてのことを赤ちゃんに禁止することは難しいでしょう。たとえば、なんでも口に入れることは、赤ちゃんにとって知能の発育に欠かせない行動です。

こういった困った行動は、生後10ヶ月の赤ちゃんにとって必要なものと、禁止したいものとに分けて考えたいですね。

  • なんでも口に入れる
  • どこにでも行ってしまう
  • 離乳食中に立ち上がる

こういった行動は、赤ちゃんの手に触れない場所に危険物を片付けたり、柵を設けて入れないよう距離をとるなどして防ぎましょう。

またバンボなどの抜けにくい椅子を食事に使ったり、抜け出し防止用のベルトを活用するなどしましょう。

  • オムツ替えでひっくり返る
  • テレビなどをバンバン叩く
  • おっぱいに噛みつく
  • 食べ物(離乳食)やスプーンを投げる

こういった行動は、この記事でもご紹介した「ノーゴー行動」を活用して禁止しましょう。

赤ちゃんが困った行動に出たら、赤ちゃんの手や体をすぐにママの手で押さえ、赤ちゃんの目を見ながら強めの声で「ダメよ」と伝えます。

やってはいけないことをきちんと教えることも、赤ちゃんの育脳には欠かせません。「言ってもわからない」ではなく、根気強く伝え続けましょう。

生後10ヶ月の赤ちゃんは育脳シーズン!たくさん関わろう

生後10ヶ月の赤ちゃんは、体の能力も頭脳も成長してできることがこれまで以上に増えてきます。

赤ちゃん自身の好奇心や興味・自分でやりたいという自我を上手にくすぐって刺激してあげることで、何気ない毎日の暮らしが育脳・知育へつながっていきます。

赤ちゃんの好き嫌いや興味も、発育と同じように個人差があります。多くの赤ちゃんが気に入るものでも、我が子は気に入らないということもあります。

知育玩具や知育ゲームに興味を示さなくても、気にする必要はありません。もう少し成長すれば、興味を持つ可能性もあります。

我が子には我が子の成長や発達のペースがあります。毎日の遊びの中で、我が子のペースをつかんでいきましょう。

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