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赤ちゃんはなぜ口に物を入れるのか?口に備わる意外な感覚

2014/11/07

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赤ちゃんの特徴として、触れたものは何でも口に入れてしまう所があります。

大人から見ると、手当たり次第口にいれる行為は衛生面を考えてもすぐに止めさせたい行為に思えるでしょう。しかし、赤ちゃんが物を口に入れるのには理由があるのです。

赤ちゃんだけが持つ独別な能力

産まれてからしばらくの間、赤ちゃんは外部からの刺激をあらゆる部分で同時に認識出来る力が備わっています。

例えば、大人であれば同じ形のものを見分ける時、目で見て視覚情報を元に見分けていきますが、赤ちゃんは目でなく舌で見分ける事が出来るのです。

これは共感覚といって、触覚刺激から受けた情報を視覚情報としても共有する事が出来る能力なのです。この力が備わっているのは基本的に赤ちゃんの時だけです。

共感覚は成長と共に消えていき、そのため大きくなると口に物を入れる事がなくなるのです。

このように、赤ちゃんが何でも物を口に入れるのは、私達が目で見て触ってそのものの情報を得ているのに対して、まだ目が良く見えず、触って判断する力のない赤ちゃんは、舌を使ってそのものの情報を得ているのです。

稀に、大人なってからも共感覚が残っている人がいて、色を見て数字を感じる、あるいは数字を見て色を感じたり、温度を感じて色を感じる人もいるのはこの為です。

赤ちゃんの思いのままに生活させる事が大切

  • 共感覚に限らず、赤ちゃんには赤ちゃんだけが持つ特別な能力があります。
  • 未熟な赤ちゃんがお母さんのお腹の外で生きていく為に備えられた力です。
  • これらは産まれてしばらくの間しかない一時的な能力です。

これを大人の偏見で止めさせたり、「これが常識」という事を押し付けようとしてしまうと赤ちゃんの能力を潰してしまいかねません。

物を口に入れることも含めて、赤ちゃんが無意識に行っている行為は衛生面や安全性を確保してあげた上で、赤ちゃんが思うままに行動出来るよう見守ってあげる事が大切です。

舐める事で世界を感じるのが赤ちゃんの常識

物を舐めて認識する、自分の体を舐めて自分の存在を知るという事は、大人になってしまった私達には想像も出来ない事でしょう。

しかし、赤ちゃんはお母さんのお腹の中に居る時から、手や足を舐めて自分の存在を確認しているのです。

産まれてから指しゃぶりをしたり、手当たり次第物を舐めたりするのも、舐める行為を通して物の形、触感、状態を認識しているのです。

赤ちゃんは新しい物を認識するには、目で見て手で触れ、舐める必要があります。

大人の常識から見ると、目で見て手で触れれば十分かもしれませんが、赤ちゃんには舐める行為も大切だという事を理解してあげましょう。

但し、何でも口に入れても良いわけではありません。汚れているものはもちろんの事、小さなものも喉を詰まらせる原因になります。

何でも口に入れて確認する事は認めてあげつつも、口に入れて危険な物は赤ちゃんから遠ざけておくように注意しておきましょう。

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