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子育ては平等の落とし穴!平等だけでは兄弟喧嘩が増えてしまう?

2014/10/31

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妹や弟ができた途端、上の子が焼きもちをやいてしまうことってありますよね。赤ちゃん返りをしたり、下の子に意地悪したりと、お母さんに甘えたくてついつい目立った行動を取ろうとします。

下の子が生まれると当然手が掛かるため、以前と全く同じような生活を送ることはできません。上の子は、お母さんが下の子に掛かりっきりな姿をみていると、寂しさや嫉妬をおぼえるようです。

でも、お母さんは上の子も下の子も同じように愛情を注いでいます。そのため、どうしてこうも焼きもちをやくのかと困ってしまうことでしょう。

「子供たちに分け隔てなく接しているのに…。」と頭を悩ませる方は多いようです。

「平等」ではなく「公平」な子育てが必要

医学博士である中原和彦先生は、著書の中でその原因について触れています。

中原先生は、この「分け隔てなく」という点に疑問を感じているようです。お母さんは愛情だけでなく、子育てにおいても分け隔てなく平等に接しようと努めます。

愛情はもちろん分け隔てなく与えなくてはいけません。でも、子育ては「平等」ではなく「公平」にすることが大切だといいます。

例えば、

  • おやつを与える時に兄弟に全く同じ量を配るのではなく、年齢によって量を変えます。
  • 上の子より下の子の方が、体が小さいので、おやつの量もそれに合わせて与えてあげるのです。

「分け隔てなく可愛がらなくちゃ!」と思いがちですが、年齢が違えばあらゆる点において差が出てしまうのは仕方のないことです。

仮に、先ほどのおやつを、兄弟間で全く同じ分量与えたとしたら、下の子がお腹を壊すかもしれません。

年齢に応じて公平に接する方が、それぞれにとって都合がいいですし、兄弟仲もよくなるのです。

何もかも平等に子育てしようとすると、下の子が優先になることが多く、上の子は我慢ばかりしなくてはいけない状態に。こうなると、上の子は面白くありません。

下の子を生意気に思い、意地悪をしてしまうことも。下の子の世話だけでも忙しいのに、さらに上の子がそのような状態では、お母さんは常にイライラしてしまい、上の子を叱りがちに。

そうなってしまわないように、「公平」と合わせて昔から伝わる子育ての知恵も取り入れると良いそうです。

「長幼の序」の教え

「長幼の序」とは年長者と年少者の間に序列や秩序をもうけるべきだという教え。つまり、「年少者は年長者をうやまいなさい」ということです。

何だか堅苦しく感じる言葉ですが、この教えを上手く取り入れると、兄弟仲がよくなるだけでなく、子供たちの将来にも役立ちます。

年長者を敬う心を下の子がもてば、喧嘩は格段に少なくなることでしょう。

また、上の子も下の子に慕われることで、妹や弟に対して優しく接するようになり、責任感も芽生え、頼もしい存在となってくれます。

上の子を立てるのがポイント

「長幼の序」を子育てに取り入れるには、上の子をたてると上手くいくそうです。例えば、ちょっとしたお手伝いを上の子にお願いしてみてはどうでしょう?

「忙しいから、少しの間○○ちゃんを見ていてね。」と上の子にお願いし、ほんのちょっとだけ、上の子が下の子と一緒にいる時間を与えます。

時間はお子さんの年齢によって変わるかと思いますが、最初は本当に少しの時間だけ与えます。三十秒ほどでも構いません。

そうして上の子を、「ありがとう。お母さん助かるわ。」と沢山誉めてあげましょう。下の子には「お兄ちゃん、お姉ちゃんのおかげで待っていられたね。」と言ってあげてください。

また、喧嘩の際には、上の子に我慢をさせがちですが、まずは下の子を叱る方が効果的だといいます。

  • 下の子を叱り、上の子には「まだ小さいから許してあげてね。」などと声をかけます。
  • 上の子は叱られている妹や弟をみると、生意気だという気持ちよりも、可哀想だという思いの方がおこるようです。

それとは反対に、下の子が悪さをしたのに、自分ばかりが怒られていると下の子がとても生意気にみえてきて、優しく接するのが難しくなってしまうのだとか。

もし、上の子に注意するときは下の子の前では叱らずに、二人だけで話をしてください。

「下の子が上の子をバカにしたような態度をとってしまう」という悩みを抱えたお母さんがいるようですが、こうして上の子の面子を保ってあげることも大切だそうです。

また、叱った後は、お母さんの愛情が感じられるように、アフターフォローするとよいそうです。特に小さいお子さんは、抱きしめてあげたりすると効果的です。

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