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35歳からの出産はちょっと違う…知っておくべきリスクとは?

2014/10/31

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30歳を過ぎての初産が当たり前になってきた昨今。35歳で妊娠し、出産するということも珍しくなくなってきました。

しかし、そこには確実にリスクも存在しています。それでも赤ちゃんが欲しい女性のために知っておきたい知識をまとめてみました。

35歳からの妊娠とは

統計上、医学上の面で、35歳以上で妊娠、出産することは「高齢出産」と言われています。

以前は30歳を目安としていたものが35歳に引き上げられた理由は、女性の社会進出や晩婚化によって初産の年齢が30歳以上であることが多くなってきたためです。

35歳になった途端に出産に伴う危険度があがるわけではなく、30歳をこえたら徐々にそのリスクは高くなるものと覚えておきましょう。

初産婦だけでなく、一度出産を経験した経産婦も例外ではありません。

母体に関してはリスクは低くなるものの、生まれてくる子供に関していえば染色体異常などのリスクは同様に高いと考えられています。

高齢出産のリスク

では、どういったことがリスクとしてあらわれるのでしょうか。

流産

すべての妊娠において、自然流産率は10~15%なのに対して、35歳以上を対象にするとその確率は20%といわれています。

流産の原因は染色体異常ともいわれ、それが加齢により発生しやすくなることが一因とされます。ただ、若い世代でも10人に1人は経験することで、自然の摂理であり、100%の予防策はないそうです。

先天異常

こちらも若いから安心というわけではありませんが、35歳以上になると発症率が高くなるという調査結果が出ているようです。とくにダウン症など染色体異常によるものは、加齢の影響が大きいとされています。

妊娠高血圧症候群

むくみや蛋白尿、高血圧などの症状がありますが、特に高血圧が心配されます。

年齢を重ねたことによる卵巣や血管などの内臓機能の低下に加えて、妊娠という大きな体の変化が高血圧を引き起こすと考えられます。

また、

帝王切開

体力面に加え、産道や子宮口が硬いこと、妊娠高血圧症候群などのリスクの発生などで難産になることが多いといわれています。そのため、早い段階で医師側も帝王切開をすすめることがあるそうです。

産後の回復の遅れ

難産だった場合は産後の回復が遅れますが、年齢が高いほど体力も落ちるためさらに遅れが顕著にあらわれるようです。

妊娠率の低下

妊娠すること自体も難しくなってくる年齢です。20代と比べると、37~38歳では急激に妊娠力が下がるそうです。また、40代では不妊が60%をこえ、自然妊娠は少なくなるようです。

避けられない卵子の老化

高齢出産のリスクには、卵子の老化が大きく関わっています。

男性の精子は日々新しく作り出されますが、女性は胎児のときにすでに卵子をもっており、受精するのを待つ間に年齢とともに劣化していくのだそうです。

そして、それが不妊を招き、先天異常を起こりやすくしていると言われているのです。

でもメリットもある!

こう見てみると、高齢出産のハードルはかなり高いことがわかります。しかし、悪い面だけではありません。個人差はあれど、20代では実現できないであろうメリットもあるのです。

精神的な余裕

  • 豊富な人生経験と鍛えられた精神力が味方をし、安定した精神状態で出産に臨めることが多いようです。
  • その後の育児においても、「自信がない」と感じる20代前半の母親に対し、「こんなもんでしょ、なんとかなるさ」とゆったり構えることができるのが30~40代の母親の強みです。

経済的な余裕

  • 体力的には足りない部分もあるかもしれませんが、それを補うのが経済力です。
  • 託児施設に預けることもできるし、高性能のベビー用品を手に入れることもできます。それは、育児の負担を和らげてくれる強い味方となるでしょう。

若返り効果

  • 妊娠中は女性ホルモンが多くなり、お肌がツルツルになることもあります。
  • また、「自分はリスクが高いんだ」と自覚することで食生活や体調管理に力を入れるようになり、体の機能が改善して、結果的にお産が軽く済むこともあるそうです。

35歳という年齢に限らず、妊娠や出産には不安がつきまとうもの。

それを「どうしようどうしよう」と思い悩んで過ごすのか、リスクを認識し「じゃあ、今すべきことはなんだろう」と行動にうつるのかで、妊娠生活が変わります。

我が子と一体になって過ごせるせっかくの機会です。前向きに、むしろ楽しむつもりで十月十日を過ごしたいですね。

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