妊娠したら歯医者に行っておこう!妊婦の歯科治療・健診

コメント0
2015/08/17

歯科検診や治療を受けている妊婦さん

先輩ママから「子供を産んだら歯が悪くなってしまった」という話を聞いたことはありませんか。

妊婦さんはつわりがありお腹も大きいので、歯医者さんに通うことはハードルが高いですね。妊娠期は歯が悪くなりやすいと分かっていても、躊躇してしまいます。

実は歯周病があると早産を引き起こすことが知られており、歯周病がある妊婦さんは通常の方より約7倍のリスクがあるといわれています。

虫歯は見た目で分かりますが、歯周病は素人がみてもよく分からないことが多く、放置されやすいのです。ママのためだけでなく子供のために、歯科治療・健診のおすすめです。

歯科検診へ行こう!妊娠時期ごとの注意すべき点

歯科医の問診票には、妊娠何ヶ月目なのか記入しておきましょう。妊娠初期でしたら少し治療期間をのばして、妊娠中期から本格的に治療するなど配慮してもらえます。

以下は妊娠時期ごとの注意点になります。

時期 注意点など
妊娠初期 妊娠2~4ヶ月、妊娠4~15週
まだ安定期に入っておらず、無理をすると流産などのリスク
歯科治療には向かない時期
妊娠中期 妊娠5~7ヶ月、16週~27週
安定期の時期で、歯科治療に向いています
歯のレントゲンの被爆が気になるときは歯科医に相談
基本的に防護エプロンをしての撮影で体に影響はないとされる
妊娠後期 妊娠8~10ヶ月、妊娠28~39週
出産間近になり、おなかも大きく同じ体勢での治療が辛い
だいたい妊娠8ヶ月ぐらいまでに治療を終わらせるとよい

歯科治療の麻酔については、局部麻酔なので母子への影響はないとされています。治療のことや胎児への影響など、不安なことは歯科医師に尋ねておきましょう。

母子手帳を持参して受付に!

母子手帳は子供の記録だけでなく、妊娠中のママの体調のことも記入できるようになっています。

「妊娠中と産後の歯の状態」というページがありますので、記録してもらいましょう。

また、子供の歯の状態も定期的にチェックできるページがあります。お子様が生まれて成長してからも、歯科医に持参して記入してもらうといいですね。

妊娠中の虫歯や歯周病を放っておくと後が大変!

つわりに負けず、毎日・毎食の歯磨きはできているでしょうか。妊娠して「歯ブラシを口に入れるのが辛い」という妊婦さんもいると思います。

妊娠して女性ホルモンが増えると、口の中の歯周病菌を増殖させてしまったり、歯茎が腫れる原因になったり、口内環境はただでさえ悪くなりやすいのです。

その上、歯ブラシを入れるのが辛いと毎食の歯磨きが億劫になり、さらに口内環境が悪くなるという悪循環になってしまいます。

妊婦さんはつわりに負けないで!頑張って毎食後の歯磨きを頑張ろう!

妊婦さんが虫歯や歯周病を放置すると、次のようなデメリットがあります。

歯のトラブル デメリット
虫歯 産後は育児でますます通えなくなり、ひどくなってしまう
虫歯菌が多いままだと、産後赤ちゃんに感染させてしまうおそれがある
歯周病 ひどくなると歯を失ってしまう
歯周病が原因でサイトカインという刺激伝達物質が発生、妊婦のお腹を収縮
早産の原因になることがある

このことからも、歯科で歯の健康状態を見てもらうことが大事だといえます。特に歯周病は早産の原因になることから、虫歯がなくても歯科で健診を受けましょう。

成人した日本人のうち、約8割が歯周病にかかっているといわれています。ゆっくり進行していくので、本人は気付かずに過ごしてしまうのです。

「自分は大丈夫」と思わずに、20代、30代、40代でも歯周病のことを頭において、歯科医師に診てもらいましょう。

妊婦さんでも口内環境をよりよくできる!歯科治療3つ

電話で歯科検診の予約をしたら、実際に診断してもらいましょう。妊婦さんも次のような歯科治療が可能です。

治療 治療内容・備考
歯石とり 歯石は細菌が他の成分とつながって固くなったもの
歯石を取り除くと、歯茎がはれる原因を減らすことができる
虫歯 妊婦でもレントゲン、麻酔、削り、詰め作業が可能
レントゲンは歯の部分のみ
歯茎への局所麻酔は胎児に影響する心配がない
歯周病 プラーク除去や、歯の状態を判断して抜歯などを行う歯周外科で治療する

妊婦さんはレントゲンの影響が気になると思います。局所的に歯の部分だけ写してくれるので、赤ちゃんやママの被爆を心配しなくても大丈夫です。

それでも念のため、歯科医師にしっかりと妊娠していることを伝えておきましょう。レントゲンのことだけでなく、治療中の体勢やつわりなどを考慮して治療してもらえます。

待合室から診察台まで、ゆっくりゆっくり進んで大丈夫です。治療中に具合が悪くなったら手を上げるなどして知らせましょう。治療を中断してもらえます。

些細なことでも気を付けて、赤ちゃんとママの健康を守っていきましょう。

親知らずの治療をしたい時はどうする?

親知らずの治療は抜歯することがあり、体にとても負担がかかります。歯科医師と治療方針を相談して、なるべく負担がかからないよう、延期も視野に入れておきましょう。

忘れがち?パパも歯科で健診を受けて治療しよう!

子育てはママだけでなく、まわりの方の協力が必要です。特に頼りにするのは、パパではないでしょうか。

身近な存在だからこそ歯の健康に気を付けてもらい、赤ちゃんに虫歯菌をうつさないようにという意識を共有したいですね。

赤ちゃんが生まれる前からパパにも歯科検診を受けてもらい、家族みんなで歯の健康を守っていきましょう!

妊娠中の歯科検診が、赤ちゃんの歯を守ることにつながる!

綺麗な歯を維持していると見た目がいいだけでなく、長く健康でいられます。歯が悪くなってしまうと、いつかは食べることも満足に出来なくなってしまうのです。

厚生労働省の平成23年歯科疾患実態調査では、20本以上の歯がある80歳の割合は38.3%となっています。

今からでも遅くない!80歳でも20本の歯を持つ「8020」を目指して日々ケアしよう!

歯石とりは3ヶ月に1回を目安にするといいといわれています。妊娠中での歯科検診をきっかけに、一生を通じて歯医者さんで歯のメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。

自分自身の歯を大切にすることが、赤ちゃんの虫歯菌感染のリスクを減らします!

歯の健康を守ることが赤ちゃんの健康にも繋がっています。ママの虫歯菌が少なければ、そのぶん子供の虫歯菌の感染を防ぐことができます。

デンタルフロスやキシリトールガムの使用も歯の健康に役立ちます。ママにその習慣がつけば、子供の歯が生えたときに伝えることが出来ます。

ママが自身の歯を大切にする姿勢が、子供に伝わっていきます。「体がきつい」という気持ちに負けないで、自分のためにも、赤ちゃんのためにも、歯のケアを続けてくださいね!

みんなのコメント
あなたの一言もどうぞ